2度目のバリ旅行記

日時 2005年9月30日〜10月6日
旅程 北京ー(成田経由)−デンパサール
デンパサールー(関空経由)−北京 (全てJAL利用)
同行者 なし
目的 期間限定でバリで働くU子訪問もかねて2度目のバリへ
費用 チケット7000元
感想 ちょうどテロにあった意味深い旅行だった
1日目 (移動)夜 デンパサール着
2日目 SPA クタの街(テロの日)
3日目 バロンダンス ヌサドゥアでマリンスポーツ ドリームランドビーチ ウルワトゥ寺院 ケチャダンス クタ
4日目 スミニャクで買い物 デンパサールで買い物 ウブドのテガララン クタ
5日目 キンタマーニ高原 タナロット寺院 デンパサール市場 クタ
6日目 クタ観光 クロボカン、スミニャックのビーチ クタ 夜飛行機
7日目 (移動)夕方 天津の家に戻る

9月30日(土) バリ出発の日

■北京空港へ向かう

 5時の北京空港行きバスにのるために4時に起床。またまたつらい早起き。
昨日作った2合も炊いて作ったおにぎりをもって出発!5時のバスに乗り北京空港まで所要時間は渋滞しなければ2時間15分でつく。8時25分の飛行機だから2時間前のチェックインとなると6時半くらいについていなければならない。初っ端から計算を間違えていた。本来ならば4時半にでるべきだったのだ。渋滞もしていないので早く着くかなーなんて思っていたら空港高速道路のゲートから空港までのほんの数キロがすごい込んでいた。事故でもおこったんだろか。このときになってやっと自分が時間を勘違いしていることに気づく。結局少し送れたくらいで着いたので間に合ったけれどハラハラした。何度も飛行機に乗っているのに時間を計算間違いするなんてちょっと反省した。
 今回はJALの成田経由。最終目的地バリのデンパサール空港まで搭乗手続きを済ませた。JALカウンターは北京空港でもちゃんと日本語しゃべれてすごいと感心したけど、もしかしてこれってみんな知っている?国慶節だということもあって北京空港はすごく込んでた。早めにセキュリティーチェックした方がよさそうだと思って買物もせずいってみたらすごい列だった。並んで周りの人をみていた。西洋人さんは仕事で中国来てて国慶節だから国へ買えるのかな?中国人の人は海外旅行かな?異国人カップルは中国で出会ったんだろうか・・・、などと考えていた。一番興味を引かれたのはアメリカ系黒人男性とインド系の女性のカップルだった。セキュリティーチェックのところに一人づつじゃなくて二人でいったので夫婦のようだった。インド系の女性は顔だけみるとアラブ系なのだけど普通の格好だったので私はインド系だと勝手に判断した。でも話している言葉が英語が母国語の人のようだったので、私の勝手な想像ではインド系の家系で家族でアメリカに移り住んで彼女はアメリカで生まれ育った、英語が母国語でそして黒人の男性と知り合って結婚した、のだと判断した。背が高くて綺麗な人だった。私はいつもこの場所にいるとき一人だけど、これが一人身ということなのかなとふと思った。もし家族がいたら一緒にセキュリティーチェックや入国審査を受けたりするのだろう。結婚ってそういうことなのかしら?と考えた。すると「JAL○○便の成田いき」と声が聞こえてきた。もう私のフライトは優先的に進まなければならない時間になってしまっているようだ。ひぃー、こんなに込んでいるのは中国だけだよ、と当たり前のことを心の中で思ったりした。

■北京ー成田便に乗る

 成田までは3時間20分くらい。JALの飛行機に乗るのは本当に久しぶり。たぶん4年前に乗った天津ー名古屋便が最後だろう。それ以外では一度ANAにのってあとは中国系。だからフライトアテンダントさんに日本語で話しかけられると結構緊張してしまう。なんて答えたらいいんだろうって日本人なのに考えてしまうよ。中国語だったら応対って結構簡単なんだよね。飲物は?ってきかれたら「ジュース」とかそれだけ答えたらいいし、氷はいりますか?ってきかれたら「いる」「いらない」とあとは「謝謝」でおわり。日本語だったら、「ジュースください」なのか「ジュースお願いします」か、氷はいりますか?には、「いらないです」といったらぶっきらぼうだから「結構です」といったほうがいいとか、「はいどうぞ」と渡されたときに「ありがとうございます」といったら丁寧すぎる感もするけど「ありがとう」だけじゃ無礼なかんじもするし商売人でもないけど「どうも」っていうかとか。考えすぎだって自分でも思うほどつまらないことを色々考えていた。となりの人と話したりしようかなぁと思ったけど、左となりのビジネスマンさんは40歳すぎているようで、20代の若者女性がいきなり話かけるとよくない?と思って黙っていた。右隣は一見若そうだったけれど実はこちらも40歳くらいだった。ずっと小説を読んでいて、読み終わったらすぐに体勢はまっすぐのまま寝ていた。食事のときもずっと。後からアテンダントさんが食事をもってくるかききにきたけれどいらないといっていた。大学教授か研究職の人にみえるけれどビジネススーツだったのでわからない。

■成田空港にて

 成田に着陸。日本に降り立つといつもどきどきするのだけど今日は経由なのであまりどきどきしなかった。デンパサールまでのチェックインはしているのだけど私は送りたい郵便荷物があったので一度入国することにした。するとさっきの大学教授見たいな人が列に並んで誰かと楽しそうにはなしをしているではないか。会社の人だろうか。じゃやっぱり一般企業で働いているのかな・・・。出国して晴れて私は日本の地に足を踏み入れた。郵便局がわからないのでとりあえず宅急便のところへいってみる。値段をきくと高い。やっぱり宅急便だから。申し訳ないと思いながらも宅急便の人に郵便局ってないですか?ってきいて教えてもらった。自分のお客さんにならない人にこんなに丁寧に教えてくれる日本のサービスって本当に素晴らしいと思う。中国では絶対ありえないだろうからね。郵便局で用をすませてちょっとだけお買物。大好きな週刊誌モーニングを買った。それからやっと昨晩頑張って作った2合のおにぎりを食べた。機内食を食べていたんだけどデンパサール行きの飛行機は午後16時20分発だ。お昼ごはん代わりにだべることにした。というか食べないと荷物は重いし腐らせてしまうかもしれないからだ。こんなことなら何も持ってこなくて高いけど空港で日本食を食べた方がよかったかしらなんて思ったけれどめげないめげない。このおにぎりだって日本から送ってきた日本のお米をつかってるんだぜ!と励ましながら沢山たべた。おにぎりを食べていると日本人のおばさんが「すいませーん」と話しかけてきた。娘から持たされている携帯の使い方がわからないらしい。アドレス帳に入っている「パパ」をよびだしたいそうだ。なぜ父じゃなくてパパなんだろうと思ったけれど、私が日本の携帯を使いこなせる今時の日本人女性に見えたという点で許してあげよう。私もまだまだ普通の日本人の若い子に見えるのね。実は日本の携帯なんてもう3年半も使っていないけれどでもアドレス帳からパパを探し出すのは簡単だった。よかったよかった。そのおばさんは無事パパに電話もできたし一件落着。それからバリにいる今回の訪問者U子に電話をしてみることにした。一応今日の何時につくというのは一方的に知らせてあるけれど迎えにきてくれるのか、それとも私が一人で赴くのかホテルのことも決まっていないし電話することにした。

■成田ーデンパサール便

デンパサール行きは16:20発22:25分着だ。所要時間は7時間と5分。日本との時差は一時間だけど中国との時差は0時間。成田からデンパサールに行く人はそれほど多くないようで飛行機はそんなにこんでいなかった。大体カップルか夫婦なのだけど3人席になった私のとなりにカップルがきたらどうしようかとびくびくしていたけれど誰もこなかったのでよかった。やっぱり一人身の私はラブラブカップルと一緒に7時間5分をすごすのはちょっとつらい。この飛行機もJALなのだけど席にテレビがついているタイプで感激だった。ジェニファーロペスがでている「モンスター・イン・ロウ」と「ゴットファーザー」鑑賞した。日本語吹き替えだから言葉の問題もないしよかったよ。アルパチーノって若いときあんなに綺麗な顔だったなんて知らなかったわ。もちろん今の彼もかっこよくてすきだけどね。食事も最高でしたよ。初めてバリにいったときはガルーダインドネシアでいったんだった。食事の内容はわすれてしまったけれどでもJALの食事はおいしかった。食事の後にコーヒー、紅茶、緑茶のほかに味噌スープもあるし。味噌スープを私は飲んだよ。具はなくてまさしくスープってかんじだったけれど美味しかったよ。
 デンパサールに着く時間が段々せまってきたけれどなんだかあんまりどきどきわくわくしない。それは今回が2回目だからだろうか。1度いったことがあるところを再度訪れるのは実は中国に続いてバリがはじめて。もちろん再来の理由はU子ちゃんがいることなんだけどそのU子とこあんまり連絡がとれていないのもあってわくわくの感情もでてこないのだろうか。

↑夕暮れ時、飛行機の中から

■バリの香がするデンパサール

 デンパサールに無事到着した。飛行機をでるとバリの香りがした。これはバリ独特のにおいだ。中国にもないし、他の東南アジア(っていったことがないけど)とも違うような気がする。ああ、バリに着たんだなぁと思いながら足は早足。なんたって時間が遅いからね。22:25着ってかなり不便だと思う。こんな遅い時間じゃ迎えに来てもらう人にも悪いし自分も疲れるじゃない。入国ビザの値段が下がっていたのでうれしかった。前は25ドルくらい払わされたように記憶しているけれど今回は10ドルでよいと。そうだよね。それくらいじゃないとぼったくられた気がしてならないよ。それから荷物をとる。がその荷物がすごく時間がかかった。全然こなくて30分くらいずっと回るコンベアを眺めていたいいかげん疲れた。人を待たせていると更にイライラしてくる。周りをみてみると皆まっているようだから私だけロスバケしたわけじゃないけどそれにしても時間かかりすぎ。ふとみると前回勝手に荷物を運んでくれて500円くれといってきた従業員がいた。ああまだ働いているのね、最近もそんなアルバイトしているのかしら?

■空港にて出迎えるU子と対面

 やっとこさ荷物をうけとりいざ外へ。U子を発見した。飛行機がちょっと遅れたのもあって1時間くらい待たせてしまったようだ。ごめんちゃい。それからU子のお友達(バリボーイ)とそのお友達(同じくバリボーイ)と一緒にその人のお車で街の方へいった。U子とは1年半ぶりくらいの再会。実は関係はかなり深く長いつきあいなのだけど、住んでいるところが遠いためあまり会う機会がないのだ。実は今回連絡とれなかったらU子に会いにきたのに会えずじまいで一人旅になる?とか思っていたのでとりあえず会えてよかった。それから一人だけお腹がすいているというU子のために食べるところを探しにいった。もう12時近いしやっているお店はかなりすくない。マックにいくというのだけれどしまっているマックも多くてかなり街(クタ)をぐるぐると回って私はつかれた。お腹は飛行機の中で食べてあまりすいていないし、それよりも早くホテルにいって落ち着きたいってかんじだけどまあ仕方がない。ぐるぐると回るのにつきあって結局クタビーチの側の24時間あいているマックへいった。それで食べていたら雨が降ってきて止むのを待ったりして結構遅くなった。ホテルはU子の自宅のすぐ隣の安いところをとってくれているそうなんだけどこんな遅い時間にチェックインで大丈夫なのかと思ってしまうよ。
 結局旅行のハイシーズンでもないし有名ホテルでもないので時計の針が次ぎの日にきてようが普通にチェックインができた。サヤン ビーチホテルというこじんまりとしたところ。バンガローとスイートとデラックスがあるそうだけど、一番安いバンガローは満室だったそうでスイートにとまることに!人生初スイート!と期待したけれど部屋自体は普通のお部屋とかわらない。きっとバンガローと比べてスイートなんだろうね。でもお部屋はかわいくてきにいった。水周り汚いことの多い中国のホテルに比べたら全然綺麗だった。部屋も広々としていて1階のその部屋は部屋の外にテーブルと椅子がならべてあって外からみるとちょっとした一軒屋のようにもみえたりする。常夏の必需品エアコンもついているし、タオルがバスタオルと足マットしかないのと、歯ブラシとスリッパがないのがたまにキズかもしれないけれどそういうものはすぐに安く手に入るので気にならなかった。
 U子達とは遅いのでとりあえずお別れした。一応U子の携帯番号は持っているので電話をかけて連絡しようということにした。彼女は仕事で日曜日しかお休みはないみたいだけど夕食食べたりはできるだろう。私も眠たいので早くお風呂に入ってねよう。

■お風呂でハプニング

もしかしてよくあることなのだろうか。お湯の出もよいしるんるん気分でお風呂にはいっていたら足をすべらしてすってんころりん!?この浴槽端っこのカーブがかなり緩い。だからそこで足を滑らす人がかなり多いと私は想像する。後ろにズテッと転んでしまって右手の肘をお湯とお水がでてくる蛇口にかなりの勢いでぶつけてしまった。痛かったんだけどぶつけてしまったのが頭じゃなくてよかったと思う。がその瞬間蛇口がとれてしまった。壁にくっついている部分がまるごと取れてしまったのでお湯とお水がとまることなく噴出してしまった。応急処置もできない。あっという間にお風呂場は水浸し。これは元の栓をとめてもらうしか方法がないのでとりあえず急いで着替えて電話してきてもらった。シャワーが壊れたとしか私の拙い英語では表現できなかったので、何も道具も持たずにきた工事のおじちゃんだけど、シャワーの状態がただの「壊れた」状態じゃないのですぐに「ちょっとまって」とでていった。それから他の人がきてその人もみてからすぐ「ちょっとまって」といってしまった。その間ずっと水とお湯はでっぱなし。それからさっきのおじちゃんがきて、上の部屋に移動してといわれた。ああよかった、弁償といわれなくて、そして私はもういちどお風呂に入れるのね・・・。おじちゃんは「日本人か?」ときいてきた「そうだよ」っていったけれど予想通りそれから会話が続かなかった。でもおっちゃんがとてもいい人だということはその笑顔からつたわってきたからね。それに弁償とも言われなかったし(やっぱりこれが大きい?)かくして私は1階から2階の部屋に移動した。2階はベランダがついているし眺めもよかった。肘いたかったけどラッキーだったわん。1階では修理の音が聞こえててきて心の中でごめんねと思いながら私は明日のために早く寝ることにした。

↑これがハプニング発生の浴槽。
カーブが緩やかすぎるのが問題!
↑お風呂とトイレは結構ひろい。
歯ブラシセットがないので注意。
私の部屋にはなぜかボディーソープがなしで
シャンプーが2個あった
←これが新しくかえてもらった2階の部屋
プーさんのベットカバーだった。

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