3度目のタイで初タイ験 2日目

1日目 関空→ハノイ→バンコク(バンコク泊)
2日目 ワットアルン→カオサン→フアランポーン駅→カオサン→クッキングクラス(バンコク泊)
3日目 カオサン散策→チキンライス→ツアーでアムパワー水上マーケットへ(バンコク泊)
4日目 ジムトンプソンアウトレット→アソーク→ベンジャロン焼→デパート→足つぼマッサージ→ルーフトップバー→エラワンの祠(バンコク泊)
5日目 ホテルで朝食→チェックアウト→ウィークエンドマーケット→デパート→ホテル荷物受取→空港→ハノイ→(機内泊)
6日目 早朝に関空着

■朝食買い出し

朝食はついているのだけれど、めずらしいものはスイカとドラゴンフルーツだけで、パンやシリアルしかないので近くを散策がてら買うことに。
プロンポンの駅周辺にはたくさんの朝食売りがでていた。
こちら側にも、道路を挟んだ向かい側にも。
だけど、朝食を売る屋台は向こう側の方が多いように見えたので向こう側に行くことに。
具体的には、ナラヤのあるあたり。

手前にはデパートがあるわけだけれどこの時間はまだ開店していないので、早くから開いているお店に入るかこういうところで買うしかない。
現地のお金は持っているわけだけれど、昨日着いたばかりで値段がわからない。
HOW MUCH IS THIS?ときくと、外国人丸出しで多少騙される危険もあるので、よーく観察して値段の書いているお弁当を売っている屋台をみつけた。
タイ人の人が買い物する姿も目撃し、金額も再確認できたので、その中でおいしそうなものを一つ購入。

ホテルの朝食エリアはとてもゆるい感じがする。
持ち込んだお弁当と、朝食のフルーツと飲み物をとって朝食とした。
誰かが監視しているわけでもないし、このエリア実は夜になっても飲み物を飲む人が使っているみたい。
夜はもちろん食べ物はないのだけれど、お湯とコーヒー他飲み物は常時置いてあるみたいなのだ。
勝手に飲んで使った食器を置くエリアに移動させておけば、朝になって朝食担当の人が片付ける、というシステムになっているようだった。
それでゆるいなと思ったわけ。

     
 ↑BTSの高架から見下ろしたところ。
朝・昼ごはんには困らないくらいたくさんの屋台だった。
   ↑交差点。
     
 ↑これが購入した朝ごはん。おいしかった。
 真ん中にすごくぺらぺらの透明レンゲがついている。
   ↑いろいろあったけど金額が書いてなくて買えなかった。


■友人と合流

10時になって友人のKさん登場。
今日は一緒に観光に付き添ってくれるみたい。

毎度のことなのだけれど、バンコクに暮らしているKさんと、バンコクを旅行地として楽しもうとする日本人の私との間には感覚の隔たりがあり、
それが私の観光スケジュールに影響をもたらすわけだけれど、今回もそんな感じだった。
大きな問題はないけれど、昨日まで二人の間でこういう予定だったものが、Kさんのところで夜の間に勝手に変わっていた、ということが起きるし、
私もスケジュールをギリギリまで決めていなくてあいまいなところもあり、早く決めておいた方がお互いのためだったかなと反省した。

この日は来ていきなり、紙を渡された。
そこには私の今日、明日、明後日の予定が書かれていて、スポットの地図なども手書きで書いてあった。
几帳面に書いてくれてありがたいのだけれど、
この時になってはっきりと、今日だけが一日付き添ってくれて、明日明後日は付き添いはなしということが明確になったし、
今日Kさんと一緒に行く予定になっていた場所が、勝手に後日私が一人で行く場所に変更されていたりして、最初からわかっていたら行き方などもっと詳細に調べてきてたのに・・・と思わずにはいられなかった。

とはいえ、部屋にはwifiもありipadも使えるので、まあそこは臨機応変に調べていこうと思った。
Kさんに毎日ついてきてもらうことが、私にとってもベストなことではないし、
タイも3度目でバンコクは便利な場所なので大きく困ることもないだろう。

私は私でアムパワーに行くことに昨夜やっと決めたわけなので人のことはとやかく言えない。
Kさんにそのことを告げてとりあえず今日の観光へ出発する。

いきなりのスケジュール変更だったので、観光用の一眼レフを持って出発!

■ワットアルンへ

まずは、BTSでサラデーンまで、そこからボート乗り場は近い。

このボート、切符買ったりするところが込み合ってその点がいまいちなのだけれど、ボート自体はとても心地よい。
ボートは、普通の移動に使われるボートもあるし、観光用にタイ語と英語での説明をつけてくれているツーリスト用もある。

前回は日本人の友人とツーリスト用ボートに乗ったんだったな。
今回も友人が私のために、英語での観光案内のつくツーリスト用にしてくれたみたいだけど、アナウンスの英語はタイ語っぽい話し方をするのと、拡声器?を使うので少しもききとれなかった。
あれは残念。

だけどチャオプラヤの景色はやはり素敵で、いつみてもいいな~と思った。

ボートからワットアルンが見えてきた。


が、


えーーーーーー!

改装中だった。

大がかりに・・・。



今回はワットアルンに行くって決めてきたのに、
一気に行く気が覚めてしまって、ワットアルンでは下船しないで次の目的地カオサンに行くことにした。

ツーリスト用のこのボートに乗った。
これが改装中のワットアルン。ああああ
この改装中の状態では、近くまで行く気になれなかった。
川沿いの建物をみてまわれるのがこのボートの楽しみ。
途中で降りてお寺をみる観光客も多そうだった。
のどかな風景もあれば、ビルのある風景もある。
中州のように川の真ん中にあった。
乗り降り場にはかならず大きなタイヤがついていたね。
コンクリートの建物は病院。
こちらも何とかの乗り降り場。
ポップな感じのビルと足元にはタイのお寺。
このポップなビルは何のビルなのかな?
お客さんが大勢降りたので一番端の席に移動。
時間があればツーリストボートが行くエリアだけではなくてもっと北のほうまでボートで行ってみたいと思った。
ボートの乗り降りするところ。
派手なので見過ごす危険性も少ないね。
ボートの中の大きな広告。
   ボートの中。ツーリスト用は旅行客で込んでいる。

■初カオサン

カオサンとはバックパッカー向けの安宿や旅行社のつらなるエリアのことで、
もともとはカオサンは一つの短い道のことだったのだけれど、今ではこの一帯のエリアのことをいうみたい。
どこのアジアのシティにいっても、こういう安宿街、西洋人の多く集まるエリアというのがあるのだけれど、ここもそのような通りの一つ。

だけど昼間に行った私の感想としては、意外と整然としていて雑多な感じは少なかった。
カオサンで宿をとるとうるさくて眠れないよ、と聞いていたけれど、昼間はしーんとしている。

友人Kさんに言わせると、昼間のこの時間は、西洋人にとって時差ぼけで眠たくなる時間なんだ。
だから彼らはこの時間帯は静かで夜になったら騒がしくなる。それは仕方のないことだ。

ということだった。
なるほどー、面白い!(笑)

ボートを降りたところ。外国人観光客の姿が多い。
まだカオサンのカオスな感じはないエリア
かつて要塞だったみたい
これは、なんだっけな。
カオサンへ向かう道での交差点。
中華な看板も目立っている。
廃墟、って言うほどでもないけど、黒くなったビル。
THE タイ!な落書きアートを発見
このビルの隙間にあったのかな、小さな市場をみてみた。
外国の生活が垣間見れるので海外で市場をみるのが好きなのだ。
Kさんに市場みたいといったら、その辺りの人にきいてくれた。
小さな市場だったけれどお店は開店していた。
日常の食料品や日用品が売られていた。
暗かったのでうまく撮れず残念。
市場は生活感があってやっぱり好きだな。

■カオサンエリア

 Kさんといろいろ話しながら歩いてカオサンまでやってきた。
Kさんのことは実はあまり知らないのだけれど、言語学習に熱心なために海外に暮らす外国人の知り合いは多いみたい。
私もそのうちの一人なのだけれど、私が日本人である以外は、中国大陸の知り合いが多いみたいで、時に彼女らがバンコクに遊びにきたりすることがあるみたい。以前にバンコクに来た中国の友人の話もしてくれた。その話をきいていると、中国大陸から来る旅行者も、自由な個人旅行をする人が増えたように思えた。若い女性が自分で計画たてて、チケット購入して、ネットで安い宿をとって、という風にしてバンコクにやってきているみたいなのだ。バンコクに数日滞在したあとはタイの他の地に自分で移動していったり。アクティブだなぁなんて思った。

 カオサン到着。

 ドライフルーツを買ったお菓子のお店。
すごくたくさんの種類のお菓子を扱っていた。
バス停のあるセブンイレブンのとなりにあってわかりやすい。
 
魚の大胆なフライが目に留まった。
食後の談話かな
これからカオサンを散策。わくわくするなぁ。
この先に今回利用した日本人経営の旅行社「ジパング」がある。
このあたりはお洒落なレストランやカフェが多い。
西洋人旅行者がのんびりと過ごしていた。
マッサージ店。タオルの形がユニーク。
こちらもお洒落なレストラン。
スターバックスもタイでは青い壁に!
Kさん曰く他にも黄色の建物のスタバがあるとか?

■ランチ@カオサン

Kさんは何を探しているのかというと、以前彼の中国の友人がバンコクに遊びに来た時に、探して紹介してあげたホテルを探していた。
友人はそこに泊まり良い印象を持ったらしいので私にもぜひ見せたいと思ったのかもしれない。
そこは、カオサンでも少し奥まった場所にあるのでそれほど騒がしい感じはしなかった。
Kさんによると、金額も1000バーツ一晩くらいで、私の泊まっているホテルとほぼ同じくらい。
だけど、おそらく部屋は私の泊まっているところよりは狭いだろう、とのこと。

その他にリバービューのいいホテルもあるんだ、ということでそこも連れて行ってくれた。
チャオプラヤ川ではないのだけれど、小さな川があってそれに面してホテルの部屋がある。
なるほど素敵な場所。ホテル自体もかわいらしい。
ここもいいなと思った。

これがリバーサイドの宿。エントランスもかわいい。
客室からも川がみえるだろう。
リバーはリバーでもチャオプラヤーとはまた違った雰囲気。


ランチは、さっき紹介してくれたカオサンのホテルのすぐ傍にある西洋っぽいレストランにした。
こういうのって西洋人旅行者価格で少しお高いのではないのかなとふと思ったけれど、お腹もすいていたのですぐそこに決めた。

食べたいものはパッタイ。
パッタイも大好きなタイ料理の一つ。
今晩はクッキングクラスだけれどパッタイはメニューになかったはずなのでかぶることはない。

Kさんはタイ人だけれど華僑なので中国系の料理を普段は食べているらしい。
ここではチャーハンみたいなもの頼んでいたかな。
そして何もいわずにビールも。
お昼からビール飲む人だったっけ?と思ったけれどあまり記憶にないのでよくわからない。
私の飲み物はココナッツ。

このお店とても雰囲気がよいのだけれど、外の席はハエが煩わしくまとわりついてくるのでそれを振りはらうのに忙しかった。
パッタイはとてもおいしい。
大体この手のお店は、外国人のツボを押させているというのかな、美しい盛りつけだし、外国人が好むタイ料理メニューは全部そろえてあるし、そしておいしい。

Kさんには、色々お世話になっているのでここは私が払う。
「私が払いますよ」といったら1ミリの戸惑いもなく快諾だった(笑)
はい、本当にお世話になっていますから!

     
 ↑飲み物はやっぱこれでしょう!ココナッツ!     ↑お洒落な感じにまとまったチキンのパッタイ。
 豆腐が黄色だった。
     
↑外のエリアは中庭みたいになっていて雰囲気がよかった。    

ランチ@Rambuttri Terrace&Coffee Blossom
トムヤムチャーハン(Kさん) 120バーツ
ビール(Kさん)          75バーツ
パッタイ             100バーツ
ココナッツジュース        70バーツ
合計               365バーツ

■お寺@カオサン

すぐ隣がお寺だったのでみていくことに。
最初の部分は中国寺ぽかった。

そして隣の寺院は外にでてまた入るのだけれど、こちらは人がひっきりなしに出入りしている感じだった。
Kさんに聞いてお参りしてみた。

自分が思う金額を入れて(たぶん20~100バーツくらいかな、エラワンの祠では一律50だったと思う)、お線香を8本、黄色い蝋燭1本、花輪を2つ手に取る。
それからお参り。

ガイドブックによると最初はそれを全て手にした状態でお祈りする、ってことだったけれど、そういう細かい指示はKさんからなかったのでそれらしくしてみた。

隣には仏像のある広い空間。こちらでもお参りした。
敬虔なタイの人の間にいると自分も敬虔な人になった気分になる。
タイの人が実行している、「タンブン(徳を積む)」、これも良いものだなと思った。

中国寺院の方。金色でゴージャス。
中国寺院だと思うのだけど、
色合いが少しヒンドゥーぽくもある、と思った
お供え
お供え用
DONATIONをしてお供えをうけとる。
お線香をあげる。
こちらが皆さんが拝んでいるところ。左の奥の建物には仏像。

■フアランポーン鉄道駅

次はタクシーでフアランポーン駅に行った。
もともと私はあまり興味はなかったのだけれど、行くと興味がでてきた。

鉄道の駅って、なんとなくわくわくする。
列車に対して特別に興味は持ってないのだけれど、大きなターミナル駅だとか、国際列車の発車する駅だとか考えただけでわくわく!
この時はバターワースの文字が見えた。マレーシアのバターワース。ペナン旅行の時に知ったその地名。
そんなところまで続いている鉄道。一つの列車に乗ったら(もちろんチケット購入は必要だが)別の国にまで行くことができるなんて。

こういうのは島国日本育ちの人にしか覚えることができないドキドキ感かもしれない。
例えばロシアの人は、モスクワ鉄道にのって1週間でモスクワー北京移動のことを思い浮かべて、楽しい感覚にならないのかもしれない。
それは、隣の芝は青いということか。

Kさんによると、大学生のころこの鉄道を利用したそう。
その時大学までの移動は列車しかなかったそうで、学生の登下校に合わせたダイヤだったらしい。
Kさんが大学生の頃というと、30年くらい前のことだね。
BTSはいつ頃できたのだろう。

で、Kさんがフアランポーン駅に私を連れてきた理由というのが、
フアランポーンから日帰りでホアヒンに行くことをお勧めしていたのだ。
ホアヒンはバンコクからほど近くにあるリゾート地でとてもきれいなところだろう。
日本人の間では知られていないのだけれど、友人の一人がホアヒンで結婚式に参列していた写真をFACEBOOKに載せていたのでそれをホアヒンっていう素敵な場所があることを知った。

だけどそこはリゾート地なので、一人でそういうところにはあまり行きたくない。
そういう心情ってわかってもらえるかなって、一応Kさんに説明してみたのだけれど、大丈夫鉄道にのってホアヒンにいってその日のうちに帰ってくるんだよ。といわれた。
伝わったような伝わっていないような。
ま、理由はともかく、今回はリゾートへの日帰りは想定していなかったし、一人旅だということもあるのでホアヒンには行かないとKさんには言った。
それでも念のためなのか、今後のためなのか、鉄道駅にはつれてきて案内してくれた。

フワランポーン駅  
チケット販売カウンター
そんなに込み合っている様子ではなかった。
いつでも大混雑の北京駅を思い出す
この先がプラットフォーム
遠めの図
   構内にいた警備員?警察?
広々としている。
  駅なので公衆電話がたくさんあった。
街中ではやはり公衆電話はあまりみかけなかったな。
 トイレのところにあった占いマシーンのようなもの。
占い師インパクトがあるね。
 
こちらはプラットフォーム
マレーシアのバターワース行きらしい
列車を利用予定の僧侶さん
上に同じく
  すごく変わった椅子に思えた。
 バンコクからSUNGAI KOLOK間を走るようだ。  
どの列車もまだ出発まで時間があるのか、
混雑している感じはなかった。

■明日の予定

 カオサンは特に旅行者の多いエリアなのでたくさんの小さな旅行代理店をみかけた。そういうところで明日のアムパワー行きのツアーに申し込んだらよいのではないか、とKさんに言ったのだけれどここで申し込んだら明日自分でカオサンまで来ないといけないし、わざわざ旅行代理店に出向く必要なく、ネットで予約は完了するといわれた。
確かに最近のその手の予約は便利になってきてネット上で申し込んで、支払いもクレジットカード入力して完了!というのは多くなってきている。私もまあ大丈夫かな・・・と思った。

 フアランポーン駅も大きな鉄道駅なので旅行代理店があるようだった。そこでも、明日のツアーは申し込めるのじゃないかな、とKさんに言ったらここは鉄道で発着する旅行の取り扱いのみだ、といわれた。

 じゃあネットで予約しなきゃ。しかしどうやって??ホテルに戻ったらwifiがあるので自分のipadで検索できるけれどそれじゃ夜になってしまって明日のツアーには到底間に合わない。どこかでネット検索できるかな?と探してみたら駅構内にそういう場所があった。

■ネットカフェ

 小さなエリアだけど誰もいなかった。つまり料金が高いということだ。しかし、仕方がないのでささっと検索してツアーにめぼしをつけた。
日本語ガイドがつくのはとても高い。英語のみのツアーの大体倍額。なので英語を話すガイドがつくツアーにした。
時間がなかったのでひとつ見つけた日本人が経営している旅行店が扱っているツアーの問い合わせをすることにした。

 Kさんが電話してくれたのだけれど出たのが日本人だったので私がそのまま対話。まずは私一人の申し込みなので、私以外に申込者が1名以上いて全員で2名以上になっているか(でないと催行されない)を他の旅行代理店の申し込み状況を確認して連絡するということで電話を切った。
 それから明日催行するということが決定しているとのこと連絡があった。
で申し込みをしたい、ということになったのだけれど、申し込みは支払いが完了して初めて申し込みになる、といわれた。
まあ至極当たり前のことなのだけれど、そのために弊社まで来てくださいと。
旅行社はさっき行ったカオサンにある。さっき行ったばかりなので、どうしてもっと早く頭がまわらなかったのだろうと悔やまれる。
そのほかの方法は?ときいてみたけれど、弊社の銀行口座に振り込んでいただければといわれたけどタイに銀行口座ないし、銀行に行って振込みというのもなかなか難易度高そう。
これは仕方ない。さっき行ったばかりのカオサンに舞い戻って支払いと申し込みをするしかない。

お高いネット料金を払ってもう一度カオサンへ。
タクシーで行こうとしたのだけれど、タクシーがあまりなくてトゥクトゥク運転手に話しかけれた。
カオサンまでといったらめちゃ高い。すぐ隣にタイ人のKさんがいても払うのは私と思っているのだろう。
外国人はトゥクトゥクに乗ることが好きだということがわかっていて、とても高い料金を提示するのだ、とKさんは言っていた。
私は興味なさげに、運転手に断った。

■カオサンアゲイン

 タクシーの中でKさんに少しだけタイ語を教えてもらう。タクシーに乗ったとき「○×まで行って下さい」の言い方。
やはりどんなときも正規料金にするには多少の現地語が必要だと強く認識した。
今度くる時は必ず前もってタイ語を勉強してから来ようと心に誓った。

■旅行店ジパング@カオサン

 さっき通ったばかりのカオサンのとおりにジパングはあった。入ってみるとさっき電話にでてくれた日本人女性。早速支払いをして申し込みする。タイ語も話せるしバンコクになじんでいるみたいなので気になって「長くすんでいるのですか?」と聞いてみたのだけれど「そうですね、もう長いです。」と具体的年数は聞けなかった。ま、何十回も聞かれている質問だろうなと思いながらも、そういうことが気になる自分がいることを再確認する。

アムパワーツアー代金 650バーツ

ジパングトラベル
http://zipangutravel.com/

■シーロムクッキングクラスへ

 いい時間になってきたのでシーロムクッキングクラスへの移動を開始した。カオサンから歩いてボート乗り場まで行ってボートでオリエンタルまで。
オリエンタルはあのマンダリンオリエンタルのすぐ隣で、3年前に一泊したので懐かしさを感じた。特に気に入っていたのが、ホテル内のレストラン「ベランダ」でゆったりした時間の中ですごしたこと。チャオプラヤー川の川の流れと音を背景に、のんびりとそして上質のタイ料理をいただきながら過ごしたあのなんともいえない感覚がとてもお気に入りだった。前回は日本人の友人と一緒に利用して、今回は私一人なのでレストランの利用はどうかなぁと思ったけれど、もし時間があれば一人でも訪れてみたいなと思った。

ボートでオリエンタルへ
ベランダでのんびりしている人の姿があり、いいなぁ~と思った。
ぶれてるけれど、素朴な家屋の風景もよかった。

 シーロムクッキングクラスへは本来ならばチョンノンシーの駅から歩いていく予定だったのだけれど、その方法でも駅から徒歩15分はかかるみたいなので、こちらのオリエンタルの方から歩いていく方をKさんが選択した。そっちのほうが徒歩の距離が短いということは決してないのだけれど、チョンノンシーまで移動すると遠回りになるみたい。

 だけど結構距離があった。クッキングクラスには必ず15分前には到着してくださいと書かれていたので少し焦る。
あとどれくらいかかるのだろう?とKさんに聞いてみたら、行ったことがないからわからない、と。
私が迷わないようについてきてくれたのだけれど、なんかのんきな回答に思えたなぁ。まあ、案内してもらっているのに文句は言えないけど。

■クッキングクラス 

 やっとクッキングクラス到着!なんとか間に合ってよかった!Kさんにはお礼を言いここでさよなら。どうもありがとう!

 夜のクッキングクラスは2クラス同時開催のようで、少し準備に手間取っているようだった。しばし待って始まった。
 荷物をロッカーに預けて、配られたエプロンをつけて、そして席でしばし待つ。調理は別の部屋でするのでその準備をいましているようだった。

       
 ↑結構奥まった場所にあるシーロムクッキングスクール    ↑植物が美しく配置してある。  
     
↑こちらが始まる前に待つ場所&出来上がった料理を食べる場所    ↑壁に飾ってあったホーロー皿。かわいい。  
       
 ↑席においてあったランチョンマットとVery Thaiという本。    ↑調理はここで一列になって行う。
コンロは使っていないときは籠の蓋がかぶせてある。
 
       
 ↑本を開くと、マクドナルドタイバージョン      


 私の席のメンバーは、香港人の若いカップル一組に、香港人の一人で参加している同年代っぽい女性一人だった。途中から遅れてきた韓国人3人組も加わった。日本人は私一人。ちょっとどきどきしたけれど、みんなフレンドリーでよかった。

特に香港人の若いカップルがムードメーカーでめちゃよかった。女性は少し控え目な感じで、でもとってもキュートで賢さも兼ね備えているかんじで、男性の方はきっとまじめなんだろうけれど、みずから発話して盛り上げようとしてくれる、そういう根っからのエンターテイナー精神?には本当に感服する。そういうことができるのって香港人男性の特徴のような気がする。台湾人も結構そうかも。

私は一人だったからどうしても話す相手がいないことが多いけど、彼らが日本についての質問や話をなげかけてくれるので、孤独を感じることもなかったし、私がいるときは英語で会話してくれて一人だけAWAYな感じにならないように配慮してくれてた。そういうのが自然にできる人たちで本当尊敬もできたし、よい人たちだったなと思った。

さて、肝心のクッキング。メニューはこんな感じ。

①トムヤムスープ
②パッタイ
③PHANEANGカレー
④グリーンカレー
⑤STICKY RICE WITH MANGO (もち米とマンゴーのデザート)

この5品を作るわけだ。

■いざクッキング

①ココナッツミルクとタマリンドペースト手作り

まずは料理で使うココナッツミルクとタマリンドペーストを手作りした。

ココナッツミルクはすでに用意されていたココナッツの繊維?かな、これを手袋をつけてもみほぐし、それにお湯を加えて漉したものがココナッツミルクとなる。揉みほぐしてお湯を加えての作業を2回した。

タマリンドは二種類あるらしい。ペーストにするものはそのうちのひとつで、お湯につけておくだけでよいそうだ。

次にデザートで使うもち米。伝統的な籠をつかったスチームでもち米を蒸して、その後ココナッツミルクにつけておくそうだ。そうするともち米がミルクを吸収するとのこと。これはシェフが説明してくれて、スタッフが作ってくれるみたい。

     
↑これをビニール手袋でもみもみする。    ↑揉んだココナッツは籠に入れお湯を入れてミルクとなる。
それを二回繰り返す。 
     
 ↑もち米を蒸すところでお米の種類をシェフが説明してくれる。   ↑もち米を籠のスチームに入れるところ。 
 普通の炊飯器で炊いてもよいですよとシェフが言っていた。

次にトムヤムスープの作業に入っていく。
夜のクッキングクラスはマーケットツアーが含まれていないのでマーケットで実際にタイの野菜やハーブについての説明を受けることはできないのだけれど、代わりにクラスの途中で説明をしてくれるとのことだった。
シェフも材料をみんなにまわして見せてくれるし、説明はとてもわかりやすかった。マーケットツアーがない夜のクラスでもタイ野菜とハーブについての知識はつけられるので安心だ。

トムヤムスープで使うものを準備していく。
調味料、材料の説明を受けた後はシェフの指示に従ってカットする。そしてそれがすべて終わると隣のコンロのある廊下へ移動して一列に並んでクッキングなのだ。

英語に自信がなくて・・・という日本人は多いかもしれないけれど、中学生程度の英語がわかれば大丈夫なような気がする。それに語学力というよりはコミュニケーション能力の問題だと思う。英語でシェフの説明をわかろうとする気があれば、単語が少々わからなくても意味は入ってくるだろうし、周りの人がしていることを見ながら真似していけば大丈夫。シェフも皆に眼を配っていてくれる。それにやはり英語が苦手な人はいるからなのか、私たちのシェフは広東語、韓国語に関してはキーフレーズは身につけているようだった。たとえば、よく使われる材料であるえびがでてきたとき、「広東語ではハハーですね」とかいった風に。
シェフの口から日本語があまりでてこなかったのは、このクッキングクラスには日本人の参加者はまだまだ少ないからかもしれない。韓国語はたくさんでてきてたので韓国人の参加者が多いのかな。韓国人は香港人やシンガポール人に比べると英語は苦手だしね。
そういえば、同時開催の隣のクラスでは西洋人が多かった。

     
 ↑野菜や調味料などの材料一式。必要なときに適宜説明してくれる。    ↑自分用の包丁とまな板(手前)と、カットした材料を載せるお盆(奥)
     
 ↑シェフの指示で各自カットしたトムヤムスープの材料。
レモングラス、カフィアライム、ガランガルジンジャー
   ↑調味料:ライム果汁、ナンプラー、チリペースト
     
 ↑鍋の中にはお湯(水かも?)が入っている。ここからスタート   ↑材料を入れてトムヤムスープぽくなってきた。
 トマトの皮がはがれたらできあがりだって。 
     
 ↑トムヤムスープ。
 飾りつけのコリアンダーと赤いペッパーを載せて。
   

 出来上がったトムヤムスープをいただく。
最初の部屋に戻って自分のスープをいただく。クラスでは基本的に自分で食べるものを自分で作るので、好みの辛さに仕上げたり、また食べられないものがあって入れなかったとしても大丈夫なわけだ。
韓国の人は辛いものが得意なようで、チリをたくさんいれたりしていた。
 トムヤムスープはすごくおいしかった。シェフに言われたとおりにカットして材料投入して混ぜて、ってすごくシンプルな作業だったのに、こんなにおいしいものができあがるなんてすごいと思った。シェフ曰く、皆が作れるようにできるだけ作り方はシンプルにしてあるといっていた。だけど基本というものあるみたいなので、そこだけ抑えていれば、こういう風においしいタイ料理が作れるわけだ。

②パッタイ

次の料理はパッタイ。お昼に食べたばかりなのは、クッキングクラスにパッタイが入っていないと思い込んでいたから。
ちょっと時間が近すぎだけど、、、でもパッタイ大好きだからいいわ、ばんざーい(笑

     
 ↑パッタイの材料。卵、韮(ねぎでもよい)もやし、硬い豆腐。
調味料は、パームシュガー、ナンプラー、みじん切りにんにく、ピクルスみたいなもの、炒ったピーナッツ。
   ↑さまざまな野菜たち。日本では手に入らないものも結構あった。
しょうがやライムは普通ので代用すればよいとのこと。
ナスも見たことがないものが結構ある。
     
 ↑パッタイ用の調味料。パームシュガーとピクルスみたいなもの。    
     
 ↑チキンと豆腐をいためて卵をいれたところ。このように卵はいつもドライな状態にいためないと料理が水分でべしゃべしゃになるそうだ。    ↑パッタイのヌードルはへらの端を使ってかき混ぜるとうまく火が通ると教えてもらった。
     
 ↑昼間のレストランほどの美しさはないが、まあまあでしょ?!    


③PHANEANGカレー

この日は木曜日でカレーが2種類ある日だった。普段はカレー1種類みたい。
PHANEANGカレーってあまりなじみがないけれど、どんなカレーだろうか。わくわく。

     
 ↑PHANEANGカレーの材料はこれ。少なくてびっくりだね。
 細切りにしたカフィアライムの葉、タマリンドペースト、パームシュガー、ナンプラー、ロングビーン(長ささげ?)
   ↑油とレッドカレーペースト、そしてチキンを入れて。
     
 ↑ココナッツクリームを投入。そして炒める。その後ロングビーン。
ロングビーンは火が通るのに少し時間がかかる。
   ↑PHANEANGカレー出来上がり。
ココナッツクリームが入っているのでまろやかでおいしい。
このカレーかなり好きかも!

PHANEANGカレー出来上がり。
このカレー、めちゃおいしい。日本でもタイでもあまり食べたことのない種類だったのだけれど、まろやかで好きになった。

④グリーンカレー
 これは、一番のメインかもしれない。なぜならば、グリーンカレーのペーストからすべて作るから。

 ペーストは石臼で作る。この石臼がタイ料理においてとても重要だと言う話をシェフがしてくれた。
現在はカレーは買ってきたカレーペーストで作ることができるけれど以前はすべて石臼で作っていた。だからタイ人の男性がお嫁さんを選ぶとき、まず石臼をプレゼントしてそれをうまく使いこなしているか(石臼からよい音がでているか)によって、料理の腕前がわかり、そして結婚相手に選ばれるといういう話だった。タイ人の女性は石臼がうまく使えないと結婚できないとかなんとか?!
 シェフは今でもこうやってカレーペーストから作るカレーはとてもおいしいといっていた。確かに、フレッシュで香りがぜんぜん違った。
でも石臼は重すぎて・・・、みんな少しずつ分担してしてみたけれど、かなりの重労働だった。

     
 ↑まずはペーストにする材料の説明をうけて、それらを小さく刻む。    ↑次に石臼でさらに小さく、つぶしていく。
 この石臼がとても重たくて力がいった。
     
 ↑香辛料:黒こしょう、クミンシード、あとなんだっけ?    
     
 ↑カレーペーストができたらフライパンに材料を入れて調理開始!
 にんじん、チキン、バジル、タイのナス、フィンガージンジャー
   ↑シェフが必要な材料を入れてくれる。
     
 ↑いいかおり~。
 いつもより長めに火にかけるとドライタイプになるそう。
   ↑グリーンカレー出来上がり。 ドライタイプなのでスープ的ではない。ペーストから手作りしたカレーはやはりフレッシュで香りがよい。

グリーンカレーはペーストを作るのに手間がかかりすぎるけれど、ペーストから作ったカレーは一段とおいしい。
家庭ではいまやペーストを購入して作ることが多いみたいだけれど、レストランではどうなのだろうか。すごく気になるところ。

⑤STICKY RICE WITH MANGO (もち米とマンゴーのデザート)

デザートは4番目のグリーンカレーが出来上がったときに、「じゃじゃーんプレゼントですよ」って盛り付けられたものが出てきた。
なので自分で作った感はないけれどおなかもいっぱいになってきたし、カレー食べてデザートも一緒に食べれられる方がいいや!ってことで大歓迎だった。

今回もち米とマンゴーのデザートをここで作ってから、旅の間のデザートと言えばこればかり食べていたような気がする。
ココナッツミルク味のもち米に塩っぽい味が入っていて、それがとっても絶妙でそしてマンゴーはいつでもおいしくて、やみつきになるのだ!

     
 ↑美しくカット&盛り付けられたデザートに仕上がっていた。     ↑この鮮やかなお花が加わることで優雅になるよね

すべてのメニューが終了して、皆で記念写真を撮ったりしてクラスが解散した。
このクラスとっても楽しかった。シェフも参加者もフレンドリーで、皆でタイ料理という共通の話題をシェアしながら料理に取り組むのって本当に楽しい。シェフの説明もわかりやすくてためになったし、タイ料理についての理解が深まったと思える。
私としては、勉強している英語を使ってシェフや参加者と会話もできて、それも有意義だった。
またバンコクに行くことがあったら絶対参加したいと思った。
ネットでいろいろ調べて、口コミもよくてお高くないこのシーロムクッキングクラスにして大正解だった。やっぱり口コミは役に立つね。

クッキングクラス 900バーツ

シーロムクッキングクラス
http://www.bangkokthaicooking.com/

■BTSでホテルへ戻る

BTSの駅まで歩いている途中、さっきクラスで一緒だった香港人カップルとでくわす。一緒にBTSまで歩いていくことに。
彼らは本当に感じのいい若者だった(年寄りくさい発言?)

英語でいろんなことについて話した。最近日本に旅行して京都を観光してとてもよかったといっていた。彼女が着物をきて撮影した写真もみせてくれた。彼女は香港で先生をしているそうで、だから今は夏休みなのだって。

海外旅行について話をしたけれど、私のことすごくうらやましがられた。あなたは日本というすばらしい場所に暮らしていて、そしていろんな国へ旅行に行ったことがある、と。
私は(そうね、だけどあなたたちより年上だから人生経験長いのよ)と思ったけれど年の話は出さないことにした(笑)

あなたは英語も上手だ、といってくれたので「日本人は英語が下手なのよ」と言ったら、「前回日本に言ったとき日本人に道を尋ねたりすると、英語ができないのだけれど一生懸命教えてくれようとしてくれて、その姿に本当に感動したんだ」と言ってくれた。
ありがたい。英語は下手だけれど、日本人の親切心はそういうところに現れていると思う。そこをありがたく思ってくれる彼らに、またそんな言葉に私もうれしくなった。

彼らと楽しい会話をしながらBTSの駅まで到着した。そこでお別れしてホテルへ戻る。彼らはペニンシュラホテルに泊まっていて、もう明日帰国なんだって。リッチなホテルだけど短い滞在なので忙しい生活を送ってるのかもなぁと思った。
一緒のクラスになれて楽しかったよ!

■ナラヤで買い物

ホテルに帰る前に最寄り駅のナラヤへ。今回はジムトンプソンアウトレットに行くつもりだったのでナラヤでの買い物はどちらでもいいかな~と思っていたのだけれど、せっかくなので何か少しだけ買って帰ることにした。今使っているもので気に入っているものは、カードケースとエプロン。それぞれ新しいものを買って、あと布バックのピンクでかわいらしいのをひとつかった。ピンクが若々しすぎるかと思ったが気にしないことにした。それはナラヤの魅力であり、若作りとかではないからね。

NARAYA
布バッグ、カードケース、エプロン 694バーツ

ホテル 1000バーツ(1泊)

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