バリ旅行記 4日目

■チェックアウト

 今日は最終日。こんなに素敵な場所ですごせるのも最後かとおもうと悲しくなってくる。 昨日は私も妹も体調不良だったので朝はゆっくりして9時くらいに起きた。荷物をまとめたりしていると朝食が11時半で終了なのに11時15分になってしまった。こんな美味しいバイキングもしばらく食べられないんだし今日こそはカレーとミソスープを食したい!と思って急いでレストランまでいったけれどカレーはなかった。あー、やっぱり思い立ったが吉日なのね(涙)ミソスープとご飯と、ミックスオムレツなど沢山とったら、案の定食べられなかった。 バナナとチーズとヤクルトをこっそりくすねて、パンもくすねたかったけれど、そこまでするのも気が引けたので、開き直って「パンを部屋にもって帰りたい」とウェイターさんにいったらサランラップにつつんでくれた。うれしい。やっぱりこそこそするのはよくないわね。

■クタのDFSへ

 チェックアウトして荷物をフロントに預けてクタまで出発した。DFSまで日本人ならタクシー無料サービスを利用して優雅にタクシーでいった。  ギャレリアは島で一番大きいDFSらしい。スパもあるので私はそこにでも行こうかとおもったけれど めちゃ高くてやめた。表記が全部USドルとか日本円なんだよ。スパって日本のガイドブックに載っているところでも、1500円くらいなのに、ギャレリアでは4000円〜で全く高いにも程があるよ。免税品はもちろん免税なんだからその部分が安くなるんだけど、それ以外のバリの工芸品などのお土産ものなんて、外で売っているものの3倍以上したりした。空港なみの高価さだ。貧乏性の私はあまりにも高いので買う気が起きなかった。妹はグッチのポーチみたいなのを4万でかっていた。学生なのになんでそんなの買えるのだろうって思い、そして社会人の私がなんでなにも買えないんだろうとかふと思ったけれど、ブランド物に興味がないということだろうと自分でそう理解しておいた。4万円って安くない。私はそのお金があったら中国国内旅行に使う方がいいと思うもん。

ブランド品免税店 工芸品コーナー 可愛いけれど高いんだよね

■ マタハリデパートへ

 ギャレリアのすぐ隣は歩いていける距離にマタハリデパートというデパートがある。デパートだけどギャレリアよりは安いだろうとおもっていってみた。中にスーパーがあってそこでは日本食もおいてあった。天ぷら粉とか調味料とか天津よりもそろっているかも?とすら思った。そして天津より安かった。天津の方が住んでいる日本人は多いはずなのになあ。買い物をしていると日本人の姿とあとは欧米人が結構多かった。きっとバリ在住の外国人はこのスーパーで食品をかっているんだろう。微妙に英語と日本語が書いてあったりした。レジの人も英語が話せる人もいた。スーパーも衛生的で色々そろっているから外国人はこういうところがいいだろうね。お土産にお菓子を買おうとおもったんだけど、ローカルチックなのは結構すくなかった。外国人好みのものが沢山おいてあるから、逆に全然バリらしさが感じられない。 ローカルなお菓子も中国で売られているのに限りなく近くて、やっぱりアジアだなぁと思った。そういえば私が買ったココナッツミルクの袋には中国語が印刷しているものもあったなぁ。英語がわからないから中国語をみて理解する悲しい自分に気づかされたけれどね。

マタハリデパートの中庭

■バリ人の少年

 レジをでたらすぐテーブルがあるのでそこで休んでいたら、となりのバリ人に「Are you from Korea?」 ときかれた。日本人だといったら、その人は日本語を話始めた。 YUDIという男のコでインドネシア訛りが激しいけれど日本語はかなり上手い。旅行会社みたいなところで働いているらしい。だから日本人のお客さんと接する機会が多くてそれで日本語がこんなにうまいみたいだ。そして彼のとなりでご飯を食べていたIANという男のコも彼のお友達らしい。途中から会話に参加した。「バリのどこどこいった?」とか、「某旅行会社H〇Sを利用したら高いからかわいそうね」とか 「今度遊びにきたら私の車で案内してあげる」とか、そんな話で特別危険な人物と判断する機会も、 よい人だと判断するだけの材料もなかった。見たかんじは二人とも背が私達よりも低くて若い少年で、 悪事を働くというイメージとは全く結びつかないけれど、やっぱり日本語が上手で話しかけてくる人すべてを信用してついていくのは危険だ。話を無視したりつまらないーなんて感じ対応するのは失礼だけど、ノリノリ!って雰囲気なのもよくないなあと色々考えながら話していると、 「そうだ!バリの春巻きがあるよ!食べなよ!」とだしてくれた。 それはさっきまでIANが食べていた春巻きの残り。春巻きは美味しそうで食べたいし、もし善意でバリの春巻き食べてみて!ってくれたならそれを断るのは申し訳ない。 でももし悪い人達だったら睡眠薬が入っていて…なんてパターンにぴったりと当てはまる。 とりあえず、食べない方がここは無難。とりあえずおなかがいっぱいだからと軽く断った。 そしたら彼らもおなかがいっぱいだといって「食べてみて」とすすめる。 ずっと遠慮しあいをしていたんだけど最後には結局IANと半分こにしようということになってしまった! 半分かー、あの半分の部分に睡眠薬が???と思ったけれど、「美味しそう!」とか喜んでいた妹はおなか一杯で食べれないということなので、ここは私が賭けに出るしかなと思った。もし何かがはいっていたら妹は無事でどうにかなるし、半分はIANが食べるんだから、それを信じて食べてみよう。なんにもないかもしれない。 結果は…大丈夫だった。とりあえず即効派の犯罪グループではなさそうだった。ちょっと安心。 それでも、ごはんを食べるところとか買い物するところに案内してあげるといってくれるんだけど、案内して高いお金を出させてマージンをとるとか、それともあとでガイド料を要求されるとか、 あるいは案内するといって変な場所につれていかれるとか、色々と危険な要素は考えられるのでまだ安心はできなかった。目の前にいるこの少年達はとてもよい人そうなんだけど、、、、 人の善悪を判断する術をもっていない自分がかなりもどかしかった。

■バリの少年達と買い物へ

 結局、バリの漢方薬ジャムーとサロンを買いに行く予定にしているといったら、売っているところと食事をするナイトマーケットがすぐ近くなのでつれていってくれることになった。タクシーと歩く、どっちがいい?ときかれたけれど、タクシー代を発生させるとまた損得の問題がでてくるし、歩いていくことにした。途中果物をうっている人がいて買ってくれそうになったけれど、大丈夫といって断った。 本音は色んなもの食べたりしたいけれど、よく知らない人にお金をだしてもらうのはやっぱりよくない。 近道があって途中日本の仏壇を作っている工場も通った。そこは完全日本向けの仏壇を作っているそうだ。

民家 鶏が歩き回っていてのどかな風景

 ナイトマーケットはすぐ近くだった。まだ夜ごはんには早かったので人はいなかった。屋台でアイス・チャップル(かき氷)をおごってくれた。流石に屋台の人と協力して睡眠薬注入はないだろう。安心して美味しくかき氷を頂いた。かき氷は中に果物が入っていてすごく美味しい。シロップも粘り気がなくて甘いジュースのようだ。中国のかき氷より100倍美味しいぜ。

ナイトマーケッ入り口の売店
かき氷の他に果物と飲物を売っている
これがアイスチャンプル(かき氷)
インドネシア語でチャンプルとは混ぜるという意味だそう
わかりやすいネーミングだ

■バリの漢方薬ジャムー

 それからバリの漢方薬ジャム-を買いに行った。ジャム-に関しては、その効能上仕方ないのかもしれないけれどこの少年達はかなりセクハラな発言をする。日本人は開放的だから大丈夫、そんな話になれているのかもしれない。これを飲んだらボインになるとか、男の人は30分たってもまだ××だとか。 女性が興奮するとか、女性の×××のためにだとか。セクハラな話題がいやだった。 ジャム-の相場がわからなかったし、売っているおっちゃんは英語は話せないみたいだったし、 マージンをとるだとか高く買わせるとかよくわからなかった。とりあえず妹が5万ルピアの売値を4万5千にまけてもらってダイエット効果のあるジャム-を買っていた。私は天津にいてジャムーはないけれど漢方薬はすぐ手に入るから買わなかった。

ジャムーを売っている売店 色んなジャムーの種類がある

■サロン

 それからサロンを買いに行った。一枚は一昨日ウブドにいったときにマーケットでかったけれどあと数枚欲しかった。サロンも色んな柄があるけれどシンプルな色を選んだら日本でも充分に着れるしね。もし着なくなったとしてもテーブルクロスにすることもできる。  最初に入ったお店はみたからにレゲエだった。ここにもサロンがあるっていわれたんだけど あってもレゲエっぽいんだろう。こんなのは欲しくないんだけど…と思ったけれど、 NOといえない日本人、とりあえず入ってみた。そしたら「ちがう?」ってYUDIがきいてくれたので、 ちがうみたいということで、お隣のお店に行った。そこには可愛いのがいくつかあった。おばさんもちょっとは英語話せる。5枚選んで値段交渉。このサロンはいいものだから5枚で30万ルピアだという。 日本円だと4000円くらい。一番高いサロンでも普通は3万ルピアくらいだから、それはちょっと高すぎる。5枚を3枚にして再度値段交渉。3枚だったら19万5千だというので、私は5万から始めた。 おばさんは「5万は絶対無理、18万ならいい」という、それから計算機をとりだして、私の値段を上げて、 向こうの値段を下げて、で結局は9万ルピアで成立した。言い値の半分だからあんまり成功とはいえないけれど、あとの3人を待たせているし、暑くてとりあえず適当な値段になればいいやという感じだった。 めちゃくちゃぼったくられたらやっぱり案内してくれたYUDIとIANを疑うことになってしまうし、 そこにマージンがあるのかないのかを確認するためにも適当な値段交渉は必要だった。 適正価格といえるかどうかはわからないけれど、ぼったくりまではいっていないのでよかった。

細い道なのだけど車とバイクの通行量が多い
道を渡るのも一苦労だ。
いきなり大きな大木


■ナイトマーケットで夕食

 買い物に時間をくってしまったので急いでご飯を食べることにした。ナイトマーケットの入り口でYUDI 揚げ物をかってきてくれた。納豆を揚げたものと、バナナをあげたもの。それからどのお店に入るかと 色々迷っていたお店の前でつったっていたんだけど、そしたら日本人の浅野忠信似のお客さんがいて「このお店が一番美味しいよ。僕らも今きたばっかりだから一緒に食べようよ」といわれた。YUDIとIANくんたちにつれてきてもらっているのに、そこで日本人とつるむわけには行かない。ごめーん一緒には食べれないよ。食べたらすぐに出発しなきゃならないし軽く断っておいた。 その人達は色が白いのでサーファーじゃないっぽかったけれど旅行者なんだろうか?実は本当に芸能人?  結局その日本人の入っているお店の隣にはいった。そこはバリ人の元モデルさんと香港人の旦那さんが経営している中華料理のお店だった。でもバリ人コックがつくるので、バリの料理もある。 お魚の甘酢かけとナシ・ゴレンと蛙の足のから揚げと空心菜の炒め物を食べた。YUDIとIANも一緒に 食べるのかと思ったけれど、彼らは一緒には食べなかった。あくまでも案内してくれただけだったみたい。 YUDIは他のお店の方に行ってしまったし、IANは自分でスープとご飯を他のお店からもってきて、 それを食べていた。そして一緒に食べてとすすめたけれど、もうおなかいっぱいといってスープと ご飯しか食べなかった。律儀なんだろうか。

お魚の甘酢がけ、中華なんだけど日本人好みの味つけ かえるちゃんの足。
関節とかふくらはぎ?とかリアルだった
ぼけててみにくいけれど、これがナシ・チャンプル
ナシはご飯、チャンプルは混ぜるの意味。
白飯と野菜、豆腐、卵、お肉等色々はいっている。
ナイトマーケット
夜になったら日本人とバリ人でいっぱいになる

 二人で食べるにはちょっと多かった。魚は大きな鯛みたいな大きさで、美味しかったけれど二人では 食べきれなかった。蛙も妹はお気に入りだったけれど私はあしの関節とかリアルな蛙ちゃんは、 味見するだけで満足だった。空心菜は中華っぽくなくてあっさりした炒め物だった。 中華は中華でも香港人だから、普段たべる北方の中華とは全然違うんだな。YUDIがかってきてくれた揚げ物も美味しかった。納豆の揚げ物も納豆臭さはないし、バナナも美味しかった。

■バリの少年とお別れ

 食べ終わって私たちは今いるクタからジンバランのホテルまでもどってそれから空港にいかなければならなかった。距離にしては全然離れていないんだけど、知らない土地で何かあったら心配だし、 それに妹の航空券とパスポートの名前が違っているいう小さな問題もあった。早めに空港にいって待つくらいの方がよいだろうと思った。あまってしまった料理をYUDIとIANは「日本にもって帰って!」というので、絶対食べる時間もお腹の空腹もないとわかっていたけれどお持ちかえりのラッピングしてもらった。YUDIとIANは飛行機で引っかかったら空港の人にあげたらいいよ、ってわらっていた。空港の人が見ず知らずの人からもらった食べかけの魚を食べるのかどうかはわからないけれど…。
 帰り際、元モデルの奥さんが「いつ日本に帰るの?」と話し掛けてきた。「今日これから帰る」といったら、「また来年ね!」といってくれた。もうモデル業も引退しておなかもちょっとだけお肉がついているけれど、やっぱりきれいだ。バリ人にしては色が白めだし何より姿勢がモデルだった。たっているだけで様になるというのはこれのことだ。  それからYUDIとは「またバリでお目にかかれることを楽しみにしています」と握手をしてお別れした。彼はきっとその言葉を何回も発してきたのだろう。IANは道路まででてタクシーを呼んでくれた。メーターがあるかちゃんと確認して行き先を告げてくれたみたいだった。すごくやさしい人だった。なんか半日だけど買い物とご飯につきあってくれて、最初は睡眠薬入っているんじゃないか?ってずっと疑っていたけれど、本当は善意で案内してくれたということがわかって申し訳ない気持ちとあわせて感動した。

■ジンバランへ戻る

 ジンバランまではタクシーで10分ちょっと。2万ルピア内でいける。 タクシーはお金を払うのにもたついているとすぐにメーターがあがってしまう。中国でもそうだけど、中国にいるときはとまった時点のメーターの金額しか私は払わないけどこっちは英語でそのことをいうにもその能力もないし、仕方なく払っていた。 それで変な200とかの端数が出てしまったんだけど、それのおつりを頂戴といっていたら、 ホテルのボーイさんがきてくれて、おつりをチェックしてくれた。私がその端数のおつりが 欲しいのがわかったら1000で返してくれた。200のおつりだから800なんだけど、 小さいのは持ち合わせていないんだろう。まあラッキーだけどでもとまったときはもっとすくなかったんだから1000が返って来て当然というのもあるんだけど。  荷物をとりにいって再度タクシーへ。今到着したばかりのお客さんがうらやましかった。 こんな高級リゾートホテルにずっといられるはずがないというのはわかっていはいるんだけど、 それでもずっといたいと思ってしまう。お金をだしたらとまれるんだけど、貧乏性の私は そんな勇気がないからねー。今度バリにきたとしてもここにとまれるんだろうか…。かなりあやしい。 ボーイさんは、「また来年会いましょう」といって送ってくれる。心の中で本当に近いうちにくるからねと思ってバイバイした。一度訪れたところに再度訪れたってことは私は今までになかったけれど、 バリに関しては日本から安くいけるし、マリンスポーツを楽しめるという点で、またバリに来るというのもそれほど非現実的ではなかった。ドイツのローテンブグクで仲良くなったトルコ移民のお友達とは「次にあえるのは10年後くらいかもねー」といってさよならしたけれど、もう会うことはないだろうなと簡単に悟られた。ドイツは日本からも遠いし、そして国際線の発着するフランクフルトやミュンヘンからも遠い。気軽にいける場所じゃないんだ。その点バリでは、バリは何度目ですか?ってきかれるくらい、日本人がなんども訪れるところなのだ。これから帰らなきゃならないとブルーになるけどそれだけが救いかもしれない。

■空港へ

 ジンバランのホテルから空港までは10分ちょっとだ。空港内を循環するのにお金がかかるらしく、そのお金もタクシー代に請求された。合計2万ルピア。その運ちゃんは、今日DFSに行くときに乗った運ちゃんだったらしく私たちのこと覚えていてくれててびっくり。私のほうからみるとバリ人の顔、とくにおじさんは区別つきにくくて全然覚えていなかった。ごめんよー。  空港にはマックがあった。世界のマックで食べるという目標があったので、バリでも食してみたかったんだけど時間がなかった。出発ロビーがわからないからマックのお姉さんには、出発ロビーはどこですか?って教えてもらったよ。買い物しなくてごめんね。ロビーが目立たなくてわかりにくかったの。  中に入ったら空港のお兄さんが誰かが置いていったのだろう、日本の漫画雑誌をぺらぺらめくっていた。 私のモーニングもホテルのレセプションにおいて行ったけれどここの人達にあげてもよかったな。 搭乗手続きをするところはすごくすいていた。どこかわからないなーと思っていたら、お兄さんが 「NARITA」と叫んでいたのでそこにいった。とっても笑顔の可愛いお兄さんだった。ビバリーヒルズの 主人公とディランを足して黒くしたような人だった。私たちの苗字が同じだから姉妹ですか?とか バリは始めてですか?とか話しかけてくれる。日本語もちょっと話せる。バリの人は日本語が話せる人が多くて本当にびっくりする。出国審査の顔つきの怖いおばさんも「ア・リ・ガト」とつたない日本語でいってくれるし暖かさを感じる。空港で残った現地通貨を処理しようかと思ったんだけど 値段設定がべらぼうに高くてまた買うのをおくしてしまった。一つサロンをとめる留めがねを買ったんだけどそれも2万9千ルピアでサロンがゆうに1枚買える値段だった。やはり空港は高すぎるね。

■停電!

 トイレにいっていたらいきなり停電した。びっくり!!1分くらいで一部復旧して、10分くらいで完全に復旧した。飛行機に遅れがでるかと思ったけれど全然影響なくて、これまたびっくり。停電して飛行機が飛ばなくてバリから帰らなくてもいいわぁ!なんて喜んでいるひともいたけれど、私はバリから日本到着したその日の飛行機で中国にもどらなきゃならないし、そのチケットを買いなおさなきゃならないかとおもったらぞっとするよ。GWで中国日本間も高くなってたんだもん。そして上司にバリに行くことは内緒で日本に帰るとしかいっていないしさ、それがばれるとあわせる顔がないよ。  待合ロビーは日本人でいっぱいだった。行きの飛行機は人が全然いなかったんだけどGWをずれてまでもバリに来る人がこんなにもいるんだね。殆どが学生か若い社会人、あとは新婚旅行さんだろうけれど。機内に入る入り口でチケットをチェックしているのはなんとあの搭乗手続きをしてくれた笑顔のお兄さんじゃないじゃないか!?さっきバイバイしたのにまた会えるなんてうれしい!!っていうかそれが仕事なんだろうけれど。せっかくだから写真とりたいわぁと思って、機内へ搭乗する人達がすいたころに写真撮ってくださいといった。意外にも喜んでいた。よんでいないけれどお友達も一緒にはいって4人で写真をとった。そしたらE-MAILアドレスを書いてくれたので、私たちもアドレスかいて交換した。メールなんて長い間続きはしないとわかっているけれどうれしかった。お友達も「またはやくバリにきてくださいね」といってお別れしました。

■再びガルーダインドネシア

 荷物が増えたときようにカートをもってきていたんだけど、それを飛行機の座席の上の棚に載せようとしたらとめられた。だめなのは知っているんだけど、カートに乗っけている荷物はガムテープがなくて封をしていないんだよ。ビニールテープでカートと一緒にくくりつけているだけだった。だからカートから外したら箱はふたが開いてしまう、ということで私は上に乗せられないなら他のところに保管して欲しいとお願いしたんだけど、場所がないから足元に置いてといわれた。足元に置けなくはないけれどそしたら足の置き場がない。それ以外にも手荷物はもってきているし、飛行機はほぼ満席であいている場所もない。明日の朝までこの席で過ごすんだから足の置き場は確保しなきゃ、頑張ってアテンダントさんと交渉していたんだけど、そのアテンダントさんかなり英語が下手だった。それで男性のアテンダントさんが途中から替わって日本語で話かけてくれたんだけど、その人も日本語はその一言だけで通じない!そして英語も普通に上手くなかった。東京からデンパサールまでのアテンダントさんは流暢な英語を話していたのにどうしたことかとおもったけれど、あとから知ったんだけどこの飛行機はジャカルタ経由で彼らはジャカルタまで飛ぶ国内線のアテンダントさんだったんだよね。だから英語がそれほど上手くはなかったんだ。私も英語は充分に話せないし、あんまりできないもの同士頑張って話していたんだけど、男性のアテンダントさんは私の意味はわかってくれたみたいで、箱をカートから外してビニールテ−プで封をしてくれた。それで無事に頭上の棚に収めることができた。ちょっと体格のよいアテンダントさん、やさしい人で素敵だったわぁ。そして最初の女性があとでジュースを配ってくれるときに、私たちの顔を示して、またまたインドネシア語なまりのつたない英語で「ビューティフル」といってくれた。こんなに沢山の日本人が乗っててもちろんうちらより美しい人は沢山いるし本気で美しいっていっているんじゃないのだけど、コミュニケーションしてくれようとしてくれるのはうれしいね。ちなみにガルーダインドネシア航空のアテンダントさんも美人が多い。男性もチャーミングだった。

■ジャカルタで乗り継ぎ

 ジャカルタまで1時間ちょっとで、ジャカルタで1時間乗り継ぎの時間がある。飛行機は変わらないから降りても降りなくてもいいんだけど、耳がきもちわるかったので降りてちょっと歩くことにした。 インドネシアの首都であるジャカルタの空港もみておきたかったし。ジャカルタの空港は各国から乗り入れているだけあって大きかった。夜だったから空港の人も少なかったんだけど、通りかかった人も何人かは「こんばんはー」と日本語で話しかけてくれる。笑顔でHiなんて人もいるし、本当インドネシアの人は人懐こいんだと思ったよ。トイレは空港のわりには綺麗でなかった。デンパサールの空港のトイレの法が綺麗だった。耳の気圧の変化に順応していなくて気持ち悪いのが直らないから、耳抜きして直した。一度耳抜きするとずっとしなきゃならないってきいていたけれど、ずっとあのまま7時間なのは耐え難い。自然に順応するのが一番なんだけど、体調とかによって違うのだろうかごくたまに耳が気持ち悪くなる。一度だけすごく耳が痛いときもあったなあ。

ジャカルタは首都だからやっぱり大きい
ずっと続く通路の両脇にお店が並ぶ
お店のウィンドウに可愛いお人形発見!
コーヒーを売っている

 さっき降りた飛行機に乗るためにはもういちど待合ロビーに入って、そこで搭乗をまたなきゃならなかった。ロビーに入るのにパスポートと搭乗券が必要だった。よく考えたら空港に残っている他の人が摩り替わって飛行機にのることも可能なんだね。今回はみかけなかったけれど、もし飛行機においている荷物のなかにパスポート忘れてきてたらどうするんだろうね。  飛行機にのったら、さっきのフライトアテンダントさんと違う人達だった。さっきの体格のよい素敵な男性はいなくなっていた。ビューティフルといってくれた綺麗なアテンダントさんもいない。お別れをするまえにいなくなるなんて寂しいー!でもちょっとかっこいいアテンダントさんと「スラマッマラム」と挨拶できたのでまあいっか。夜もふけていて流石に眠かった。機内食はジャカルタにつく前にでていたんだけど、もう一度サンドウィッチとビーフジャーキー(だと思う)がまわってきた。寝ている人が多かったので殆どの人が食べていない。私はチーズのサンドウィッチを食べた。前に座っていたサーファー君たちは一生懸命隣の女のコに話しかけていたけれど、眠たくなったか静かになった。

 朝はもう一度機内食がでた。そしてもう一度カップ入りのジュースがでた。ガルーダ航空ではいつもあのジュースがでるのだろうか。
 昨日飛行場で停電したにもかかわらずフライトもおくれず時間通りに成田に到着してしまった。いつもCAの飛行機で遅れるのが当たり前に慣れているからちょっと新鮮だ。ああ、成田についてしまったな。今日中には天津に帰るのだ。中国行きはいつものCAだった。私の場合乗国際線乗り継ぎで日本に入国出国することなくそのまま出発ロビーまでいけてしまう。ただ出発まで4時間くらいあったのでそとにでてもう一度搭乗手続きをすることにした。妹とお別れするのに入国もしていない変な場所ってのも寂しいしね。成田の1階の到着ロビーでボーっとバリの思い出について話しながら座っていた。空港を歩く人たちをみたり、テレビで日本を外国人向けに紹介しているのを見たりした。私にとっては日本はかなり新鮮だ。半年に1度くらいしか帰ってこられないし、働かなくてよい非日常の世界だ。天津が自分の仕事と生活がある現実の世界になっている。だから天津に帰ったらきっと現実を否が応でも感じてしまうのだろう。成田ではまだ私はおコンビニでおにぎりを買って食べることができるし、水道水をそのまま飲むことができる(飲まないけれど)。日本の漫画を買うこともできるし、まだまだわくわくしていられるところだった。願わくば日本でもうちょっと今回の旅をかみしめてから天津へ戻りたかったなぁ。

 今回の旅はもう一度行きたい旅だった。今まで行った中でいくつかの場所はもう一度行きたいって思ったけれど、その中でもう一度行ける可能性が一番高い国でもあった。北京からジャカルタまで直行便がでているし、今度はそっちからいってみようかしら。ジャカルタはまた全然違う雰囲気だろう。華僑の人も沢山いるし、英語ができないわたしも中国語でもうちょっと大きな態度ができるかな?

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