3日目 <前半>

■今日の旧市街

 朝起きるとまずバルコニーにでる。今日も綺麗な旧市街の光景が待っていた。写真をとる。最高だねこれ。

↑まだ旧市街の城壁に太陽が当たっていない
↑ホテルの上の階。上の階にはバルコニーはない
↑マイナス一階のバルコニーたち
↑城壁に太陽があたり明るくなった

■朝食

 ドブロブニクのホテルはちゃんと朝食のついているプランで予約をとっていたのでホテルで朝食を食べた。このホテルは3つの建物からなっているためにちょっと複雑な構造になっている。私たちの泊まっている部屋はマイナス一階。レセプション(フロント)は3階にあり、1階の端っこからもカードキーがあれば出入りすることもできる。もし3階から入ってきたならマイナス一階まではまず0階までエレベーターでいって、それから違う場所にあるエレベーターに乗ってマイナス一階までいかなければならない。ビーチはさらにその下の階になっている。複雑なつくり。
 朝食をいただくシャリーンレストランはマイナス一階にある。ということは私たちの部屋と同じ階。だけどエレベーターで行くならば上に一階のぼって歩いてもう一つのエレベーターあるいは階段でマイナス一階に降りるようだった。あるいはマイナス一階の階は個々の部屋にバルコニーがついているのでそこをでて通路みたいになっている(つまり外)を歩いていってもレストランのオープンテラスに到着する。そこからの来客もレストランは受け付けているようで実際そこを歩いてレストランへ行っている西洋人もみかけたけれど、そうするにはバルコニーにでる窓をあけっぱなしにしなければならないので私たちはエレベーターを使っていった。ちなみにその通路は外部の変な人がはいってこないように監視カメラが設置してあった。

 さて朝食の話しだけど、朝食はビュッフェスタイル。しかし料理の種類も多くどのおかずも冷えてたりぬるくなっていたりしない。西洋なのでハムやチーズの種類が多いのは予想していたけれど野菜のおかずもおいしいのがちゃんとあったのでよかった。私が好きだったのはパプリカのオイル炒め、ズッキーニの炒め物、マッシュルームの炒めたものが美味しかった。あとスクランブルエッグもおいしくて毎日食べた。ウェイターさんの態度も気品があるかんじ。私たちの席の給仕をしてくれたのは白髪のおじちゃんだったけれど紳士的だった。東京の人口は何百万人ですか?っていきなり聞かれたのはおどろいたけれど(笑)

↑ハム、チーズ、ソーセージ、パプリカ、フライドポテト、マッシュルーム、
 スクランブルエッグ。どれもおいしくて満足!
↑優雅なビュッフェスタイル
↑レストランも外の席がありそこからはアドリア海とすぐそばに、そして遠くは
旧市街の城壁をみることができる。最高のロケーションだ。

■プライベートビーチ

 日中は泳いでいる人が結構いる10月初めのアドリア海。泳ぐまではしないにしても私もこのホテルの砂浜のないプライベートビーチに降りてみて日光浴というのをちょっとだけしてみようじゃないか!

 この時間にビーチに出てきている人はいなかった。ほとんどの欧米宿泊客はまだ朝食をたべているかあるいは夢の中かのどちらかだろうか。アジア人は多分この時期に泳ごうとは思わないのじゃないかなと思う。

 しかしビーチのそばは暖かくて気持ちがよかった。デッキチェアに横になってしばしゆっくりする。さいこ〜。こうやって何にもしないでのんびりする日を旅行中につくれたらいいなぁと思いながらも貧乏性な性格、西洋人のように長いバカンスの習慣のない日本の慣習を考えるとあんまり実現しそうになかったりした。さあて、のんびり日光浴も終わりにして観光に出発する準備をしよう!

↑エレベーターを下りるとまずシャワーがでてきた
↑ビーチへ続く階段
↑これはなんだかわからなかった。
↑さっきのなんだかわからないものはこの石垣の内側にある
↑じゃじゃん!これがプライベートビーチ
↑ウッドデッキにねそべって気持ちいいだろうねぇ
↑大きな船もみえる
↑海だけど浜辺のビーチではないのでこういうのがついている
↑海の中も砂はなく石ばかりのようだ
↑城壁をみながら泳ぐこともできる
↑無人島ロクルム島がこんなにも近くに感じる 泳いでいく人とかいるのかな
↑ウッドデッキにてつかの間のくつろぎを楽しむワラシの足
↑こちらはプール
↑色んな施設がありそうだ
↑この中は室内なので暖かい。ここで寝そべってもいいようだね
↑途中から泳ぎにきた夫婦、でもすぐに帰っちゃった

■ツアーの確認

 今日の予定は午前中にスルジ山にのぼり、午後はゆっくり城壁巡りだった。そして今日でそれらの必見観光ポイントの観光を終わらせられそうなら、明日は一日ツアーに参加しようと思っていた。スルジ山へ行くケーブルカーがクロアチア独立戦争のときに破壊されてしまっていたままだったのだがそれが比較的最近再開して今は山まですぐに登れるということで時間的にも大丈夫そうだった。

 ということでまずホテルのフロント付近にあるツアーの紹介をみてみることにした。最近はエクスカーションというみたいだね、一日の日帰りツアーは毎日あるようだったが明日はどこの場所に行くツアーがあるのだろうか?
 気になった、コルチュラ島&ストンのツアーとお隣の国モンテネグロに行くツアーについてきいてみた。コルチュラ島&ストンは昼食とストンでのカキ、あと場所がききとれなかったけれどどこかの場所でのワインのテイスティングもついているそうだ。それに対してモンテネグロは世界遺産であるコトルとブドゥバという初めて聞く場所を訪れるそうだ。こちらはランチが含まれていないので350KNと安い。どちらかに申し込もうと思ったけれどどちらか迷った。今回は島にいかないのでコルチュラ島というクロアチアの島にもいってみたい、ストンは塩田とカキが有名な場所でこれも魅力的。モンテネグロもドブロブニクからとても近い隣国でコトルは世界遺産でもある。どちらもとても捨てがたい。とりあえず今日観光をしながら考えて後でまた申し込むことにしようか。そう思って本日の観光に出発した。

■スルジ山へ

 手持ちのガイドブックが作成された時点ではケーブルカーは壊されたままだったのでケーブルカーの乗り場については書いていなかった。ホテルのレセプションに聞く。クロアチアは英語がよく通じる国なのでなんでも聞くことができてとてもすばらしい。これが英語が通じない国で日本語の情報も持ち合わせていなかったら旅は数段と難しいものになっていると思う。

 地図をもらって出発。ケーブルカー乗り場まで10分ほどでつくようだ。ただ階段があるので実際はもっと時間がかかったように思った。

↑バニェビーチを見下ろしながら道を進む 今日も泳いでる人達がいる
↑島、船、青い海、すべてがパーフェクトにマッチしている

■ケーブルカー

 できたばかりのケーブルカー乗り場のようでとてもきれいだった。次のケーブルカーがでるまでに人間観察してすごす。とてもかわいい少女がいた。何人か全然見分けがつかないけれどとても愛らしい。私の好きなダークなブラウンのやわらかそうな髪に、ちょっとたれ目風。服もおしゃれでくすんだオレンジ色のシャツにスモーキーなグレーのスパッツ。グレー地にキティちゃんのついた靴下。薄いピンクのスニーカー。派手でなくて、でも子供らしく可愛い部分もある。センスがいいなぁと思った。ちなみに彼女のお父さんの髪型はスキンヘッドだったのだが、彼女が大すきで仕方ない!って感じだった。そりゃそうよね。すごく愛らしいもの!

ケーブルカー
往復チケット70Kn×2=140Kn

↑できたばかりのケーブルカー
↑まじかわいい!
↑女の子の弟、すやすや〜、弟よね?

■ケーブルカーに乗る

↑家々が立ち並ぶ。
 こういうところの部屋を借りている旅行客もたくさんいるようだった
↑城壁が段々と遠くなっていく
↑降りていくロープウェイにすれ違う
↑アドリア海
↑住宅地域を過ぎるとあとは山
↑ロクルム島がよくみえる
↑旧港にはいっていくボート

■スルジ山へ

 ケーブルカーに乗って山の上まで到着した。降りてすぐが展望場所で旧市街がみえるのだけれどその場所から写真をとるとケーブルカーの電線が写真にはいってしまう。もっとよい写真撮影スポットがあるはずだ。他の場所を探して散策してみた。
 ここは山になっているので車や徒歩で登ってくる人もいるようだった。そこは旧市街とは全然違う雰囲気で姿は見えなかったけれど動物の糞らしきものがあった。

↑旧市街にいては見えない景色だったろう
↑こんなところにも集落?があるようでびっくりだ。
 住むとしたら不便が悪そうだけど車があったらそうでもないのかな?
↑十字架とクロアチアの国旗
↑よくわからなかったけれどお墓…だろうか?
↑まわりに結構高い山
↑遠い海をのぞむ
↑ロクルム島
↑これがドブロブニクの旧市街。オレンジ色の件はもう書かなくていいね(笑)
 実際肉眼でみるとこんな色に近いと思う。

■内戦の資料館

 歩いてみると資料館の入り口のような物がでてきた。入ってみると中は内戦の資料館のようだった。入り口のチケットを売っているおじさんは英語で中にビデオがあるとか上には綺麗な景色が見える場所があるとか説明してくれたのだけれど英語の説明書きが少ない資料館だった。ほとんどがクロアチア語でときどき英語があるかんじ。これから充実させていくのかもしれないけれど内容は興味深いものだったので英語の説明があるとより理解ができてよかっただろうと思う。

 日本に帰国してから他の方の旅行記をみているとこの資料館はかつてのケーブルカー駅を使っているとのこと。なるほどどおりで建物が古く暗い雰囲気があるのだろう。特に展示室に使われていない部屋は肝試しにぴったりなくらい怖い。しかしだとするといつ建てられたものなのだろうか?壊れた感があるのは内戦のときに破壊されたということか?きになる。

資料館(2人分)
チケット20Kn×2=40Kn
(チケットを買うとポストカードがもらえる、しかしシリアスすぎて誰に送ればよいかわからない)

↑資料館の中
↑小窓からの風景。新市街がみえる。
↑こういうかんじ。古く暗い雰囲気たっぷり。夜だと恐ろしく怖いだろう。
↑この階段を上ってくと屋上にいけ、そこからまた綺麗な景色が見える。
 この奥の部屋とか明らかに使われていない空間。
↑今は平和なドブロブニク。これからもずっと平和でいてね
↑右側を望むと新市街。右の湾がグルージュ湾だろう。
 写真ではよく見えないけれどたくさんの大型ホテルが建っている。
↑屋上の囲い。落書きと破壊された感が残っている。
↑雄大な山をバックに咲く紫のお花。チコお気に入りのショット
↑山と草と木

↑電波塔 ↑読めないので何かわからなかった

■ナポレオンの十字架

 ロープウェイのすぐ近くに白い十字架がみえた。これはナポレオンが贈ったという十字架だそうだ。独立戦争で壊されたロープウェイ、白い十字架、遠くに見える堅い城壁で囲まれたドブロブニクの姿…、こんな綺麗な町に内戦の歴史があるなんて…平和の願う気持ちが強くなる。

↑青い空に白い十字架。極めてシンプル

■下山

 スルジ山での眺望を思う存分満喫して、写真もいっぱい撮って旧市街へと降りていくことにした。この絶景いつまでも眺めていたいけれど午後には城壁巡りで城壁の上から旧市街の町並み、裏道での生活、そして青い海を眺めるこれまた絶景の観光が待っている。世界は広いんだ〜前に進まなきゃ(笑)ロープウェイは早くてあっというまに山のふもとへと降りてしまった。これから旧市街の方へ向かう。

■ブジャ門より旧市街へ

 ロープウェイ乗り場から下山していくとブジャ門にたどりついた。あれ?こんなところにも門があったのか?と思ったが(←予習不足)ピレ門みたく混雑していなくてなかなかよさそう。早速入ってみる。こちらは高台になっているので旧市街の裏道の雰囲気をいきなり楽しめる。

↑これがブジャ門。こみあっていないのでよいかも
↑城壁の外には駐車場がある。外の世界は現代の車社会

↑味のある路地裏を大通りまで降りていく ↑変わった形の家ねと思えば煙突か
↑所せましと並べられたオープンテラス席 ↑こちらもオープンテラス席
↑素敵な路地にはエアコンの室外機がたくさん ↑大道芸人さん写真撮影中

 その後ピレ門の方へ向かう。オノフリオの大噴水の前にオウムがたくさんいた!オウムを観光客の腕にのせてくれる人がいる。ちょっと前に何かのショーがあったのだろうか?

↑オウムを手にのせた男性、誇らしげ?
↑こちらは男性の肩にのってしまっている
↑オウムってこんなにカラフルなんだね。
 向こうのおじさんの衣装もそれに負けていないが(笑)

■オルハンで昼食

 昼食はカジュアルに食事を楽しめるとガイドブックに書いてあった「オルハン」に行ってみた。昨日着いたときの昼食もオルハンを考えていたのだけど、重たいスーツケースがありピレ門から階段をおりてたどりつくオルハンにはいくのをやめたのだった。
 オルハンはピレ門の近くなのだけれどちょっと探しにくいところにある。しかし静かに食事をする場所としてはぴったりかもしれない。

↑前菜としてでてきた魚のパテ、アンチョビ、パプリカ他。
 パテは好き嫌いが分かれるかもしれないが私はパンにつけて美味しいと思った
↑タコのサラダ、ガイドブックには70Knと書かれていたけれど80Knに値上がりした
 よう。 ドブロブニクはクロアチアの中でも物価が高い。 
↑ブラックリゾットとはイカスミのリゾット。イカも具として中にたくさん入っていた
↑オルハンのテラス席からはこんな風景がみえる
↑カヤックに乗る人達がやってきた
↑タンクの中に荷物を詰めて載せ準備をする
↑いってらっしゃ〜い

オルハン(昼食2人分)
タコのサラダ     80Kn
ブラックリゾット   85Kn
ミネラルウォーター 20Kn
前菜とパン      20Kn
            205Kn

■アイスクリーム

 ドブロブニクではツーリストは皆アイスクリームをたべている。若い人も子供もおじちゃんもおばちゃんも。そんなアイスクリームのポピュラーな町で私たちもアイスクリームをたべない理由はない。

 ピレ門のすぐそばのDUBRAVKAでアイスクリームを購入。スタンダードな大きなのコーンにアイスクリーム2種で16Kn、大きなコーンにすると18Knのようだった。

↑クロアチアのアイスは美味しい

DUBRAVKA(アイス2人分)
アイス普通のコーン 16Kn
アイス大きなコーン 18Kn
             34Kn

アイスをたべてしばらくピレ門でゆっくりする。ここからは城壁と青い海が見える。人もたくさんいて人間観察も楽しい。

男性に写真をとってくれと頼まれた。噴水と一緒にとってほしいというので全体が入った方がよいのか?ときいてみると「おまかせするよ、君はプロフェッショナルだと思うから」と言われた。一眼レフカメラを首から下げているとプロフェッショナルにみえるようだ。私は…ものすごくアマチュアなんだということを告げるタイミングもなく写真を撮った。自分が使ったことないコンパクトカメラで他人を撮影して、とれた写真は絶対プロフェッショナルには思えないだろう。がしかし仕方ない。プロフェッショナルも上手にとれないこともあると思ってくれるか、それとも私はアマチュアだったと思ってくれるか。どちらかわからないけれど自信をもって撮影できないのに期待されてなんだか悪い気がした。

後半へ続く

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