4日目 モンテネグロ1日ツアー参加<前半>

■ツアー出発

 今日はツアーの集合時間があるので早めに起きて朝食をとる。いつものようにパプリカ、ズッキーニ、マッシュルームのいためたもの、スクランブルエッグ、パン、チーズ、ハムをいただく。ヨーグルトにフランス製のサワーベリージャムをいれたらとてもおいしかった。
 昨日インフォメーションのおじちゃんにすすめられたようにホテルの朝食をバックにこっそり、というのは勇気がなくてできなかった。昨日かったパンがあるから大丈夫よね。

 このホテルには日本人客も結構いて朝食の時間にはちらほらみかける。時々私たちにまで「おはようございます」と挨拶してくれる人がいるので「おはようございます」とかえす。そしてその中の一人のおばさんと話をした。
 彼女はツアーできているらしく、クロアチア国内を周りここドブロブニクに3日滞在し、今日はボスニア・ヘルツェゴビナのモスタル(世界遺産)を訪れ、サラエボに行き、その後サラエボからトルコ航空でイスタンブール経由で関空に帰るらしい。期間は13日くらいといったかなぁ・・・、しかしこのツアーに60万円ほど費やしたとのこと。私たちはすべて自分たちで手配したのかって聞かれて飛行機の経由地等スケジュールときかれた。昔はよく一人旅をしたといってた。私はプリトヴィツェの天気が心配だったのできいてみたら「いいお天気で暑かった」とのこと。寒いと思っていたので予想とは違ったけれど天気がよければ暑いとのこと、それは悪い知らせではなかった。

 ツアーは朝7時50分前にホテル前に集合だ。このツアーはミニバスで行くので少人数のツアーとなる。バスにのりこむ。このホテル以外にもプロチェ門とヒルトンホテルでお客さんを拾って全員集合した。

 ほとんどが西洋人。あとで話しを盗みききしたかんじカナダのバンクーバーから来ている人、オーストラリアからきた夫婦。あとわからないけれど西洋人が主で、日本人は私たち以外に20代前半〜半ばくらいの女性2人組がいた。あと多分東南アジアの華僑の人かなぁ、英語が非常にうまいアジア人夫婦もいた。あのペラペラ話す英語からするとアジア在住ならばシンガポール人かあるいは海外で暮らしているかのどちらかもしれなかぁと勝手に想像する。ツアーは英語でおこなわれる。なので基本的には皆英語を理解する人たちだろう。といっても一番下手そうなのが私たち日本人だけどね。ちなみに若い女性2人組は英語がお得意のようだった。発音はあんまりうまくなかったけれど英語を話すことに慣れているかんじ。またまたぬすみぎきしたところどちらかの人はトルコで9ヶ月間働いていたそうだ。この後はベルギーとかフランスとかを車を運転してまわるらしい。学校を卒業して海外で働いた経験あり、まとまった時間を利用してヨーロッパ数カ国を周遊しているといったかんじだろうか。私たちはこの二人と交流することはなかったがブロガーだそうなのでどこかのブログにモンテネグロ旅行がアップされているかもしれない。「ツアーのグループの中に日本人がいました」とか書かれてたらおもしろい(笑)

 ガイドのお姉さんはかわいいクロアチア人。彼女の話す英語はわかりやすかった。運転手はとても若いスリムな男性。さわやかイケメン。20代前半だろうか。後で発見するが運転手は同じバスではないが同じ路線のガイドさんと恋仲のようだった。あとで再会して抱きしめ会っていた(←仕事中です)

■出発

 今日の目的地は主に2つ、モンテネグロのコトルとブドゥバ。それ以外に数ヵ所写真撮影のために停車する場所があるらしい。最初の目的地はコトル。車はドブロブニクの空港を通り過ぎて少しするとクロアチアとモンテネグロの国境へとたどりつく。

 陸続きの国境はわくわくする。車に乗る前にあらかじめパスポートをガイドさんに渡しておいた。パスポートがないとモンテネグロには入ることができないからだ。といってもそれほど国境越えに手間がかかるようには見えなかった。一日のうちにかえってくる旅行だからだろうか?

↑トランクの荷物をチェックされている乗用車の人達。結構厳しいのかな?

■コーヒーブレイク

 モンテネグロに入ってすぐのところにガソリンスタンド兼ショップ&コーヒー飲めるところ、みたいなのがある。すべてのドブロブニクからモンテネグロに旅行に行く人はここにとまっているように思えるほどツアー客でにぎわっていた。中には日本からきているクロアチアツアー13日間とかのツアー旅行の大きなバスもとまっていた。このツアーではクロアチアを主にしてモンテネグロやボスニア・ヘルツェゴビナのモスタル(世界遺産)をバスでまわっていくのだろう。そういう長い旅行はうらやましいなぁと思いつつ今朝の日本人のおばちゃんとのお話を思い出す。やっぱり60万円のツアー料金はちょっと無理かな。

 ここにはつながれていない大きな犬が2匹いた。とても人懐こく、コーヒーブレイクに降りたお客さんによって行って遊んでもらっていた。この場所で飼われているのだろうか。自由に歩き回り、時々道路をこえた山に入る(トイレのため?)ので道路を渡るときはみているこっちがハラハラする。車はものすごい勢いで通っているのに少しも急いで渡らないんだもの。車が犬を見つけて減速してくれるけれど夜とか危ないんじゃないかなぁ〜。どうか、交通事故には合わないでほしいなあ。

 ユーロのない私たちにはこのコーヒーブレイクはとても長く感じた。ユーロも持ち合わせていてコーヒーも大好きでって人には楽しいひと時かもしれない。先ほどの日本人女性は西洋人ツーリストと楽しそうにお話している。いいなぁ。しかし「まぜてぇ〜」って行く勇気は私にはない。

↑コーヒーブレイクの場所
↑そのとなりのミニマーケット。車用品もたくさんあった
↑日本ではあまり見ない、とっても縦に細長い木がたくさんあった
↑となりの敷地。犬が寝ている。のどかだね
↑時代を感じる車
↑仲良しわんちゃん
↑ガソリンスタンド。綺麗なので新しいのかもね
↑私たちのミニバス
↑他のバスの運ちゃん達。彼らはここで同業者とおしゃべりブレイク
 このバスは日本からのツアー客用だった

■出発

 やっと出発の時間がきた。何のためのコーヒーブレイクかわからなかったけれど終わったので出発だ。コトルまでの道のり、ところどころガイドのお姉さんが説明してくてる。よくでてくることば、ツーリスティック ディスティネーション。旅行目的地という意味だと思うがつまりこのあたりには旅行者に人気の場所がたくさんあるということだろう。確かにね〜アドリア海は財産のように思う。とても綺麗で青い。そしてこのあたりの土地はまだ最大限に観光地化されていなくていいのだろうねぇ。わかる〜。しかし日本から遠すぎ〜。私がヨーロッパに住んでいたらこのあたり、そしてクロアチアからもっと足を延ばしてモンテネグロ、マケドニア、・・・といってみたいと思うもん。やっぱり日本からそれだけのために来るなら世界遺産とかとのセットアップがいいよね。

 世界遺産といえばコトルは世界遺産に登録されている。同じくドブロブニクからツアーでいけるボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルも世界遺産。だからどちらかに行くとしたらと考えて結構迷った。コトルはドブロブニクに少し似ていて要塞都市であるけれど、自然の地形を生かしてもっと入り組んだ場所にある、ドブロブニクよりもより静かな場所だという情報だった。そしてモスタルはトルコの影響を強くうけたイスラム色の強い都市。私がもしトルコにいったことがないのならばモスタルがとても魅力的に思えたかもしれない。アジアを除くイスラムの国は多分トルコしかいったことがない。がしかしトルコのイスタンブールでみたイスラム建築の美しさは印象的だった。だからトルコ的なイスラムを感じたければトルコに再度行きたいと思った。

■写真撮影

 最初の写真撮影スポットに到着。時刻は9時50分頃。ガイドのお姉さんは色々説明してくれたんだけど私が聞き取れなかったのと覚えていないということで日本に帰ってきてから調べた。海に浮かぶ二つの島があり、すぐ下の写真に写っているのが聖母マリア教会。これは人口の島で作るのが大変だったというようなことをガイドさんがいっていたのはかすかに覚えいている。もうひとつの島がすぐそばにあるのだが一緒に写した写真がなかった(ガーン)、二番目の写真の左側に緑濃い木々の茂っている小島がそれです。その島はセントジョージ島というらしい。聖母マリア教会へは近くのペラスト村からボートで渡れるようだけれどこのツアーでは写真撮影のみ。時間があったらこういう小島にはわたってみたかったな。

 コトル湾は海であるのだけれど内陸へ入り組んだ地形をしているために波はほとんどなくその水面は鏡のように映し出す、それを堪能できる写真スポットだった。こんな穏やかな海もあるんだね。色はアドリア海の青い色をしている。

 るるぶに「岩礁のマリア教会」として載っていた。るるぶによると、コトル湾に浮かぶ小さな島には、15世紀小さな岩礁で漁師が聖母のイコンを発見し聖なる土地として十字架をたてた、その後住民たちは岩などを沈めて少しずつ埋めたてやがて島ができあがったという伝説が残っているらしい。17世紀には教会が完成、内部は絵画で埋め尽くされているとのこと。

↑聖母マリア教会
↑左にみえる小さい小島がセントジョージ島。
 山のふもとの集落がペラスト村だろうか
↑透き通った青い色をしている
↑穏やかな海
↑海が穏やかだからこそ水面に近い位置に集落があるのだろうね
↑写真スポットは右の場所。おおきなバスが通り過ぎているところが道路
↑手袋や暖かい靴下、帽子などの毛糸製品を売っている。
車が陳列棚となっている
↑アクセサリーも売っている
↑モンテネグロとかかれたお土産。ユーロを持っていたら書いたかったなぁ
↑山が鏡のように映し出されている
↑おっと、聖母マリア教会とセントジョージ島が一枚に映っている写真があった
↑聖母マリア教会のアップ
↑遠めに二つの小島とべラスト村。

■世界遺産コトルへ向かう

 綺麗な風景を堪能した後バスはコトルへと出発した。行きはコトル湾をぐるっと回ってコトルまでいく。帰りはフェリーを利用してショートカットするらしい。地図をみるとわかるがこのショートカットは大きい。

■コトル観光

 コトルでは現地のガイドさんが30分案内をしてくれた後に2時間の自由行動となるらしい。コトルに到着。歩いてコトル旧市街のメインゲートまでいく。そこで現地ガイドさんと合流。私たちツアー以外にももう一つのツアーの人達と一緒にまわるらしくしばし待つ。

 この日は天気がよくて日差しが強かった。とてもまぶしい。ドブロブニクのガイドさんもコトルのガイドさんもサングラスをかけている。二人とも顔見知りではないけれどサングラスをかけたまま会話をしてそのまま終了する。日差しの強い場合はそれが普通なのだろう。コトルのガイドさんは始終サングラス着用だったのでどんな顔だかわからなかったが結構渋いサングラスだった。髪型は金髪で根元からのウェーブヘア。ラフな白いシャツに小さな皮のショルダーバックでちょっとウエスタン風かと思いきやなぜかサングラスはおじさんサングラス。そういうのがはやっているのだろうか・・・。結構美人なんだと思うんだけど。ちなみにドブロブニクのお姉さんのサングラスは日本でも最近はやっている大きいトンボサングラス。

 ガイドさんがいっていたけれどクロアチア語とモンテネグロの人が話す言葉はかなり近くてお互いに意思疎通ができるらしい。それって便利ねと思った。日本は漢字を共用している部分があってもお互いに意思疎通ができるほどの外国が存在しないからね。

↑コトル旧市街の城壁。ドブロブニクの城壁と雰囲気が違う

■旧市街観光

 ツアーの人も揃い観光が始まった。コトルのガイドさんがメインゲートからはいって次々と説明をしながら案内してくれる。ツアーで地図が配られたがコトルの旧市街もまた小さいので地図がなくても大丈夫そうだった。

 コトルのガイドさん綺麗な英語でわかりやすいのだけどツアー人数も多くて声が少し小さめなのであまり聞こえなかった。

↑旧市街へのメインゲート、西門(海の門) ここから入る
↑入ってすぐの時計塔 Town Clock Tower
↑入ってすぐの広場 オルジャ広場というらしい
↑ミュージアムらしい ユーロがないので入らず

■Pima Palace

 初めはメインゲート入ってすぐの広場で説明をしてくれてその次はPima Palaceという場所に移動した。旧市街にはPalaceというのがいくつもあるのだがこれは有力者?お金持ち?の邸宅ということらしい。

↑とても味のある建物
↑東南アジアの租界の西洋風建物にもみえなくもない

■聖トリフォン大聖堂

 そして聖トリフォン大聖堂。2つの鐘楼をもつカトリックの大聖堂。この鐘楼は1667年の地震で崩壊し後に修復されたが時期が異なるためにことなった外観になっているらしい(私の英語ヒアリングが正しければ)。写真のみとる。

 ガイドさんについて大勢で説明をきいているときに物乞いがやってきた。クロアチアに旅行に来て一度も物乞いをみかけたことがなかったのでどうどうとやってくる物乞いに驚いた。それほどしつこくはないけれどそれほどあっさりもしていない。ガイドさんが一度断ってもすぐには帰らないでガイドさんが無視して説明を続けてちょっとしたらあきらめてどこかに行くという感じ。自由行動のときも物乞いがやってきた。ここ聖トリファン大聖堂でも遠くから私めがけてやってくる物乞いがみえたので逃げた。

↑聖トリフォン大聖堂
↑右の鐘楼は2009年 ↑左の鐘楼は809年
↑奥には山がみえる ↑右が物乞いのおばちゃん
↑二つのドアはWC。 トイレ使用は無料だが中に係の
 人がいるのでチップを払う婦人多し
↑郵便局。
モンテネグロもクロアチアと同じくポストは黄色のよう
↑美味しいんだろうね〜この顔(笑) ↑水たまりに運搬用の三輪車
↑お土産もの屋さん
↑アイスクリーム屋さん、クロアチアのアイスに似ている
↑銀行。日曜日なのでお休みだった
↑なつかしい感じの三輪車

■聖ニコラ教会、聖ルカ教会

■路地裏散策

 自由行動になって、さっきの限られた時間ではゆっくり写真がとれなかったので今まで回ってきたところを写真をとり直し、そして今度は歩いていない場所を歩いてみることにした。本当や山の上にある城壁から旧市街を見下ろすととても綺麗という情報を下準備中に得ていたので登りたかったのだけれど30分の現地ガイドさんのツアーを終えると自由行動時間が約1時間ほどしかなかった。山に登って降りてこられるとは思えなかったのであきらめた。

コトルの路地裏はドブロブニクとはまた違った雰囲気で楽しかった。白亜のイメージが強いドブロブニクの旧市街よりもコトルはもっと色が濃いかんじ。ネガティブにいうならばコトルの方が壁や石畳がくすんでいるあるいは汚れている感はあるけれど好みの問題でもあるかと思う。がしかし綺麗さでいうとドブロブニクの方が大分上だと思った。コトルの旧市街は道が綺麗ではない。水がこぼれていたり、ごみがあったりそして臭いにおいもした。物乞いもいるし同じ世界遺産の旧市街でも雰囲気も環境も違うようだった。かといってコトルにいってがっくりってことは全くないし、ドブロブニクからこんなに近いのに地形が異なるために見える風景も全然違って楽しいと思った。

 

↑この先にはなにがあるのかな?楽しい! ↑ちょっと怖いドア
↑こんな細い道もある ↑運搬用の道具が置かれていた
↑見上げてみる
↑黄色い壁で雰囲気の少し違った場所もあった
↑お花が咲いていました。桔梗かな
↑先が狭くなっている路地 ↑消火栓のようだ
↑暮らしている人の生活が少しみえた ↑手すりにライオンのようなものが

■雰囲気変わる

 細い路地の散策もどんどん進んでいくと広場のあるあたりとは建物の雰囲気が違うような場所になってきた。建物の壁が黒かったりはがれていたり、窓や扉も壊れているのでは?と思うようなものもあった。多分ただ古くなっているだけのようだと思うが建物の壁が変わると一気に雰囲気が変わると思った。人通りはすごく少なかった。危ない感じは全然なかったけれど、ここは旧市街の表立っていない質素なエリアなのかなと思った。そういえばガイドブックにコトルは「自然の要害に囲まれた立地で外敵に破壊されることなくその姿を現在に留めている」と書かれている。古くなった外壁は大昔からあるものなのかな。

↑人が一人たっていた ↑こんなドアもあった
↑壁が黒くなった建物 ↑素敵な路地。
↑ドアの向こうに階段発見
↑お土産物屋さん ↑ユーロを持ってたら買い物できたのになぁ
↑倉庫のドアかな? ↑窓
↑これはカーテンと呼ぶべきものなのか、それとも
 外にあるから違うのか
↑とても古い感じがする
↑工事作業中のようだった ↑民家をのぞき見
↑壁と壁の間の物干しスペース ↑飲み物のケース。近くにカフェがあるのかな?
↑柱の落書き
 全く読めないけれどハートがいくつか見えるね
↑テーブルクロスのかけられた小さなテーブルも見える
↑かわった水道 ↑年季を感じるけれどパラボラアンテナがあり窓も開い
 ているから住んでいるのだろうね
↑パラボラアンテナに物干しロープに。生活感のある空間
↑かなり古い
↑たぶん教会の裏側かな ↑一応地図みたいなものもあるようだ
 路地もこうやって門があるとかっこいい
↑わたり廊下といえばよいのかな ↑少し明るい場所にでてきて一安心
↑いまいち暗い雰囲気の写真になってしまった ↑ありゃりゃ、修理が必要でっせ

 古くて恐怖を感じるような場所の中に、時々こぎれいなお土産もの屋さんなどがある不思議な場所だった。見終わると城壁の出口まできていた。といっても入ってきた西門(海の門)ではなくて、地図によると北門(リバーゲートRiver Gate)のようだ。ここはひっそりとしている。通行人もまばらだ。がしかし外にでるとリバーゲートといわれるように川がながれていてその水が清流で美しい。賑やかな西門もよいけれどこういった自然のある姿が私は好きだ。

↑川にかかった橋と北門
↑城壁。ドブロブニクの城壁と色が違うのは使っている石が違うからだろうか
↑北側の城壁の外は川になっている
↑川にかかった橋の上から城壁をみる
↑川の水。透き通っていて底までみることができる
↑透き通った水
↑旧市街の奥にそびえる山にも旧市街の城壁が続いている。
 ぜひともここに登りたかったが時間がなく登れなかったのが残念だ
↑山。地図によると真ん中の建物がOld Power Stationらしい。
↑Power Stationの周りにはたくさんの車が停まっている

■北門から旧市街へ再度入る

 北門付近の雰囲気を味わって、また旧市街へ入っていった。猫とワンちゃんがいた。写真は「おまけ編」に載せるが猫ちゃんたちはここでものびのびと生活しているようだった。ただここコトルは同じ世界遺産であってもドブロブニクと違って少しにおいがするようだった。猫ちゃんたちが汚したあとだと思うのだけど、それを町の住民が水で流している姿をみた。なるほどだからさっき水たまりみたいなのがあったのか。そして猫ちゃん達の匂いなのかわからないけれどなにかにおいがするようだった。ドブロブニクでもたくさんの猫をみかけたけれど水たまりはなかったし、変なにおいもなかった。何が違うのだろうか。

 さっき速足でみた教会をもう一度みる。しかし中には入らなかった。ユーロを持っていないのでなにかと不便である。外で待っているはずだった相方をみると赤ん坊をつれた物乞いにお金をせがまれている。しかし相方は物乞いは自分が食べているチョコレートがほしいのだと思ったらしく、それを少しちぎって物乞いに与えていた。物乞いはチョコはももらうけれど欲しいのはお金、さかんに「マネー、マネー」といっているのだけれども相方にはそれが「お金をください」といっていると理解できなかったらしく「チョコをもっとよこせ」と思ったらしく再度チョコを与えている。これじゃ自分の食べる分なくなっちゃうじゃないか?とでもいう顔をしている。お互いにミスアンダスタンディングな光景がかわいそうになって私がとめた。チョコを与えたくないのに与える一方とチョコがほしいわけではないのにチョコをうけとり肝心のものが得られず不満なもう一方。そんなの見てられないわ〜。

 この旧市街は物乞いがいるのが問題におもえる。ドブロブニクと比べるからだろうけれどドブロブニクには物乞いが一人もいなかった。だからここはほんの数人の攻撃的ではない物乞いがいるだけで不快感を覚えてしまう。西洋人はユーロの小銭を物乞いに表情ひとつ変えずにわたしていた。きっと日本人には物乞いに小銭をあげるという習慣がないから過敏に反応してしまうのかもしれない。

↑八端十字架の立つ聖ニコラ教会
 コトルの教会の中では新しい建物だそうだ
↑聖ルカ教会 このあたりは人通りが多くて写真を
 撮るのも大変
↑聖ルカ教会と後の建物 ↑聖ルカ教会近くのオープンテラス席
↑聖ルカ教会と後の建物
↑レンタカーの看板もおしゃれだ ↑ドアの上で植物がお出迎え
↑どこか忘れてしまったけれど教会のよう ↑壊れているようにみえるけれど使ってるのかな

■バスへ戻る

 そろそろ時間になってきたので西門から外に出てバスにもどることにした。西門をでるとこんな狭い場所にどうして?と思うような超巨大な客船がとまっている。ここは海であるのだから不思議なことではないのだがここがそんな深さがある場所には思えなかったのでこんな巨大な船が入れるのかとびっくりした。船にはBALMORALとかかれていた。帰国してから調べたけれどBALMORALというのは豪華クルーズ船の名前でこれに乗って世界旅行や各地のクルーズに行くことができるそう。YouTubeで動画みたけど楽しそうだった〜。私もこんなの乗れるようになりたい!って思ったけれど船酔いが心配だわ。これだけ大きな客船なら揺れも少ないのだろうけれどサイパンでの船酔いを思い出したらとても船にのる気分じゃなくなるな。船酔いって克服する方法ないのかしら?

↑門の目の前に停泊している巨大客船 こんな間近でみたのははじめて
↑でかいだろ〜
↑対岸にある建物たち、ホテルとかだろうか?
↑海とは思えないくらい穏やか。それはここが本当に湾の一番奥だから
↑コトル湾に向かって左手にも山が連なる
↑旧市街とその後ろの山
↑最初に来た時にもみた風景。左側の城壁。

後半へ続く

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