7日目 プリトヴィツェ散策、ザグレブへ移動

■起床

 今日は小雨が降っている、霧もあり少し寒いかんじ。公園散策時には天気になってほしいなぁ

■朝食

 朝食へ行く途中エレベーターの中で50代と思われる日本人3人と一緒になる。彼らの会話をきいていると車でここまできているようで今日出発するみたいだ。その中の男性に英語で「地下までいくのですか?」と尋ねられる。私日本人ですが、という意味をこめて「一階まで」と日本語で答えた私は国際人失格だろうか?

 朝食は昨日2度食事をしたホテルのレストランでビュッフェ形式だった。昨日のウェイター君も勤務していた。夜遅くまで働いて朝も早そうだから大変な仕事だなと思った。がしかしクロアチアの沿岸部ではない場所でこれほどの産業のある場所はきっとないだろう。このあたりに暮らすひと、あるいはこの場所で職を得ている人というのはラッキーなのかもしれない。

 朝食のビュッフェはなかなか美味しかった。牧畜のさかんな内陸というだけあってベーコンなど種類が多い。しかもとても大きなベーコンもあった。

↑パン、バター、サラミ
↑お皿からはみ出しそうな特大ベーコン。
 これほど大きいのは日本でみたことがない
↑チョコボールシリアルが美味しかった。
 今までのホテルではシリアルはあってもチョコボールがなかった
↑食べ終わったテーブルを片づける昨日のウェイター君。
 よくみると白シャツの後がはみ出している(笑)

■チェックアウト

 チェックアウトをして荷物をホテルに預ける。ホテルには預ける部屋があるのだけれど「荷物を預けたい」というとその部屋の鍵をかしてくれる。そして自分で預けたり荷物をとったりをする。これって監視の人もいないので危ないのではと思ったがそこに預けた。多分悪い人は少ないのだろう。

 フロントでザグレブまで行くバスの時刻をきく。私は午前中散策して午後2時くらいのバスでザグレブに行けば夕方には着くのでそこでゆっくりお土産の買い物や食事をしたいなと思っていた。しかしバスは4時半しかないようだ。ええ本当なの?きっとスプリット等からザグレブに行くバスが経由しているんじゃないかなと思いながらとりあえず散策に出発することにする。

 そして忘れてはいけない、昨日買ったチケットをホテルで記入をしてもらう。そうすることで昨日のチケットで今日も入場することができるのだ。これはホテルに宿泊する人の特典みたいだ。

■公園散策

 今日は昨日と違うルートを散策することにする。昨日は上湖群だったので今日は下湖群を主に散策する予定。ガイドブックをみていると日帰りの人は主に下湖群を散策するらしく上湖群はリピーター向けと書かれていた。上湖群はプランクトンの関係で下湖群よりも濃い色をしているらしい。

 まずはじめにバスでST1にいってそこから歩いて散策を開始することにする。バスが出発するまでの間地図をながめていると濃い髪の色の西洋人カップルがやってきた。女性は私に「When the bus go?」ときいてきた。なぜ私に?と思ったが彼女は私の背後から話しかけてきたから私の顔をみていないのだろう。東洋人=旅行者=バスの発車時刻を知らないという図式が私の顔をみていないために成り立たなかったのだろう。それとも私の着ているモッズコートが作業員っぽかったか?もちろん私は「I dont know」と答える。それ以上は話したくても口からすらすらでてこない。

↑鴨ちゃんたちは今日も水辺で戯れている
↑雨がふったりやんだりと天気が悪かったので景色ももやがかかったよう
↑こういう草にかこまれて小川みたいにみえるのも素敵
↑木の橋がかけてあったけれど渡れるかんじではなかった
↑水が本当に透き通っていて底のごつごつとした石がよくみえる

 歩いていると西洋人の小学生達にまぎれた、まぎれもない日本人の少女一人と目があって驚いた。年は小学校3年生くらい。黒髪のおかっぱ頭。目の感じからして中国人や韓国人っぽい感じが少しもしない。かなりの確率で日本人だと思うのだけれどなぜ西洋人にまぎれて一人でいるのだろうと思った。そして私の出した答えは、親である日本人夫婦がクロアチアで働いているために現地の学校に入っている。今日は現地の学校の遠足でプリトヴィツェ公園までやってきた。こんな感じだろうか?

 あとでボートを待つときにこの軍団と一緒になりもっと詳細なことが推測できるようになるのだが、彼らは英語をみんな話しているので日本で言う「アメリカンスクール」系の学校の生徒のようだった。ほとんどが西洋人だが中にアラブ系の男の子もいた。アジア人はさっきの女の子一人だった。生徒の年齢がかなりばらばらなので小学校、中学校と一緒にきているのだろうか?男の子が「Your country」という言葉をつかって同級生と話ししていたので見た目的には同じ西洋人も色んな国出身なのだろう。日本人の女の子も現地の学校に入るよりもアメリカンスクールやインターナショナルスクールに入る方が理にかなっているように思う。今後ずっと現地で暮らすならともかく、混血ではなく日本人である彼女は現地語を習うよりも帰国してからあるいは今後の海外転勤にも対応できる英語での学習ができる学校に行く方がよいに決まっている。女の子はお友達と一緒にいたけれど声はこちらまで聞こえてこず日本人かどうかは判明しなかったけれどおかっぱ頭が日本人形みたいなおとなしい感じの子だった。西洋人にまじった東洋人一人の彼女、小さすぎて彼女はまだ何も意識していないだろうけれど、同じく外国で外国人として暮らした経験のある私には頼もしくもあり、応援したくなるかわいい存在であった。

↑Milanovacki Slap
↑滝を横からみるかんじ
↑縦で写真をとってみるとこんな感じ
↑湖の向こう側にある滝をみる。こういう小さな滝はたくさんある
↑湖の周りのこういう道を歩く
↑下湖群といっても水の色は濃いと思った
↑湖の際。落ち葉や土?などが端に蓄積している。が汚い感じは全くない
↑次はこういった沢のようなミニ滝がでてきた
↑ミニ滝を一部に入れて撮影
↑こういう場所では流れが停まっているような写真がとりたくて撮ってみる
↑手持ちで撮ったわりには自分では納得の写真
↑ちょっと違うけれど似たような場所が黄龍にあったような…
↑国立公園でなければ足をつけて楽しみたいような場所だね
↑山と山に挟まれた川のようにみえる
↑水の中の枯れ木
↑映っていないけれどこの左側に木でできたトレイルがありそこを歩く
↑山肌はどこも黒い岩。ところどころ紅葉した木が生えている
↑看板には「GAVANOVAC JEZERO(カヴァノヴァツ湖)」と書かれている
 公園の右端の方に位置している
↑緑色の湖
↑ここでもマスが自由に泳いでいる
↑緑色の湖に紅葉の色が彩りをそえているよう
↑黄色の紅葉が綺麗だった
↑鴨さんたちも近くにいた
↑泳ぎがとっても上手
↑今度は高い所から見下ろす地形になった
↑かなり高低差がある ↑このあたりは緑が生い茂っている

■プリトヴィツェ滝

 やっとここプリトヴィツェ国立公園のシンボル、プリトヴィツェ滝にたどりついた。源流プリトヴィツェ川からコロナ川にそそぐ国内最大の滝らしい。愛称はヴェリキ・スラップ。

↑これがプリトヴィツェ滝。水しぶきが遠くまで飛んできていて迫力がある
↑もう一枚
↑近くにはよれないので少し前に記念撮影用の台がある。
現地の子供たちが撮影していた
↑下から見上げてみる。しぶきが冷たい

 その傍に山に続く階段があった。そこには看板があってなにやら観光地点があるとかいていある。階段は山につくられた階段なので急だし誰も行き来をしていないのだけれど私は気になるのでいってみることにした。相方はつかれるからいかないというので下で待たせて私は一人で山の階段を上って行った。

 着いた場所はさっきの大滝を上から眺められる場所だった。といっても手の届かない場所に木の小枝が蔓延っていて写真の邪魔になる。なのでものすごくすばらしい場所かというとそうでもないけれどこの後下に降りずに山の上を歩く道を通ることにしたのでここに登ってきてよかったのだと思う。

↑ビューポイントの角度はよいのだけれど木の枝が邪魔なのよね
↑雨のためか滝のためか空にはもやが ↑ここからだと滝を対等な位置からみることができる
 下からは見上げるしかない

滝を観終わってそのあたりの紅葉の撮影をした。山の上はおもったよりも紅葉の落ち葉がたくさんあり今までの場所とは全く雰囲気が違った。せっかくのぼってきたので色々堪能したいわ〜と思って写真撮影をしていると下から相方がやってきた。疲れるからのぼりたくないと言っていたのに自分からのぼってきてどうしたんだろうと思ったけれど、なかなか戻ってこないので自分は置いていかれると思ってここまできたようだった(笑)確かにね、旅行に興味がない相方は下調べもしていないしガイドブックも持っていないし英語も全然できないしはぐれたら大変なことになるだろうからね(笑)

↑落ち葉のじゅうたんをひいたようだった
↑雨がふったあとでみずみずしい?紅葉だった

 さて次に進もうかと思ったときに下におりてきた道を引き返す以外にこの山の上からおりないで進む道があるようだった。戻る道はあまり興味がそそられなかったのでこの山の上の道を進んでみることにした。ルート的にはプリトヴィツェ滝から下湖群のミラノヴァツ湖やカバノヴァツ湖の背後にある山の上の道をボート乗り場P3まで歩く道だった。

 この道は山の上なので湖から遠いのだけれども上から見渡せてよい道だった。おまけに道がよくて歩きやすい。そしてすれ違う人がほとんどいないのもよい。下の道は人が多くて込み合っている。なかにはとてもゆっくりあるくのに夫婦二人で横に並んで歩くために後からきた人がぬかしたいのに抜かせなくてこんでしまっているときもあった。もっと気候のよいときはたくさんの人がいて大変なのだろうなと思う。

↑崖のような場所であったりもするが綺麗な景色が見える
↑木、山、湖、草、魚、鴨、自然が一杯の国立公園だ
↑さっき通ってきた場所を山の上から見るのも楽しい トレイルも見える
↑遠くからみても湖の青い色には驚かされる
↑日本のガイドブックによく載っているような写真 ↑ちょっと寒かったけれどこの時期にしかない紅葉
 がみられてよかった
↑岩場がありここには真っ赤な紅葉があった 遠くに小さな滝がみえる
↑奥にはまたもう一つの湖がある
↑紅葉の赤と湖の青のコントラストが美しい
↑遠くの山までみえる。国立公園はかなり大きい ↑赤を入れずにオレンジの紅葉だけにするとやわら
 かい感じになるね

 途中ボブという名前のついた大きな犬をつれたカップルとすれ違う。犬にボブという名前がついているというのは日本語でいうと犬に「太郎」とか「ケン」などといった人間の名前をつけるようなかんじかな。この道は人があまり通らないのでボブはつながれていなかった。標識によると本当は犬を放してはいけないということになっているがこの道ではきっとめったに人とすれ違わないのだろう。大型犬のボブも思う存分ハイキングができてきっと楽しいだろうな。この場所は子供というよりは犬と一緒に来ると皆が喜ぶ場所なのかなと思う。しかし犬連れはホテルに泊まれるのだろうか?

↑道路わきにあった、これなんだろう
↑ちょっとさみしげな森

 今日の撮影は雨がふったりやんだりでカメラが濡れるのも嫌だったし、いちいち三脚をだしてしまったりするのもすでに面倒くさくなってしまっていて三脚も使わずに雨が降っていない時だけ撮影するという形になってしまった。だから写真の数が昨日より少ないのかもしれない。ザーザー降りではないのでそれだけでも感謝しなければならないところだけれどせっかく日本からはるばるやってきたのだから快晴の中楽しみたかったと思う。この場所は快晴だったら本当によいピクニック場所になると思う。天気がよければ秋でも暖かいだろう。そういえばドブロブニクのホテルで話をした日本ツアーに参加しているおばさんはプリトヴィツェは天気がよくて暑かったといっていたなぁ。雨が降ったりやんだりしている今、この場所は結構寒い。モッズコートを日本から持ってきていてよかったと思う。

 ボート乗り場P3に到着した。歩きやすい道だったので楽ちんだった。乗り場のところに軽食をとれる場所があったのだけれどみてみるとやっぱりパンやサンドウィッチしかなかった。クロアチアは料理がおいしいといっても私はもともとパンよりご飯の人なので毎日パンばかり食べたくなかった。それにもう旅も終盤。昼食だけれどもちゃんとしたレストランで食べたい。ということで素直にボートを待つことにした。ここでたくさんの子供たちと合流。さっき話題にした日本人の女の子がまじっているインターナショナルスクールの子供たちだ。彼らはかなり元気で、というかうるさい。まあうるさいレベルマックスではないけれどやっぱり走り回ったりするし人数がかなり多いから大変。引率の先生たちも大変そうだった。

 ボートが到着した。ボートにのっても子供たちはうるさい。カメラをもって撮影したりしまいにはお菓子を鴨に与えていた。それはしてはいけないことだと思うのだけれど先生たちも気が付いていないのか注意する声はなかった。それでも鴨の様子をみるとわかった。そこの鴨はボートにのっている私たちに近寄ってくる。なぜだろうとおもったらやっぱり食べ物を投げ入れる人がいるからそれがないかどうか自分から近寄ってくるようだった。そしてお菓子を投げ入れた瞬間、羽を広げてくちばしを開けてお菓子めがけて一直線。ちょっと怖かった。鴨はお菓子以外には普段何をたべて生きているのだろうと思った。そんなに争奪するほどお腹をすかせているのか?いやここは国立公園だからお菓子以前に鴨も食べるものがあり食物連鎖が成り立っているはずなのだ。やはりそれを壊す行為につながる動物に餌を与えることはよくないと思うな。

■昼食

 入り口2付近にあるカフェもパンばかりだったのでホテルに戻り、プリトヴィツェの最後の昼食はすっかり気に入ってしまったホテルイェゼロのレストランに行くことにした。ここで今度こそマスの料理をたべるのだ!

 お昼時はやはり人が少ない感じがする。やはり西洋人旅行客が多いこの場所ではお昼ごはんというのはパンやサンドウィッチのような軽いものをたべるのが定番なのではないかと思う。だから公園内のパンをたべられる場所には人がたくさんいたのだろう。私たち以外には「スパゲッティをたべたい」といっていた西洋人中年男女が一組いただけだ。彼らはイタリアからおこしなのかしらん?

↑Duved(steawed mixed vegetable)という野菜料理。
 トマト味で美味しかった
↑マス料理、お腹の部分に詰めものがしてある。
 野菜もついててボリュームたっぷり

昼食(ホテルイェゼロのレストラン)
トマトクリームスープ 15Kn
コンソメスープ     15Kn
詰め物をしたマス   90Kn
DUVED(野菜料理) 15Kn
ミネラルウォーター  18Kn
Couvert        20Kn
マキアート       10Kn
紅茶          12Kn
             195Kn
チップ           5Kn

■バスのこと

 食事も終わり早めにザグレブに移動したいなと思いもう一度ホテルのフロントでバスの時間についてきいてみる。さっきとは違う人にきいてみた。やっぱり四時半しかないという。他にはないのですかと再度きいてみたけれどやっぱりないという。そうなのか、、、そうするとザグレブに着く時間も遅くなるし、バスの時間までの待ち時間も長くなる。が仕方がない、そういうタイムスケジュールなのだろうからね。

■インターネット

 このホテルには自由に使えるインターネットにつながったパソコンがあった。ちょうどあいていたので使ってみた。しかし日本語がインストールされていなくて日本語を打てないだけではなくて日本語のサイトが全くの文字化けになって使用が困難だった。フォントのインストールは勝手にできないようになっている。そのうち使いたい人がやってきたのであきらめることにした。

 ネットもできない、かといって天気が悪くお腹もよいのでまた公園内を散策する気にもなれなかった。ホテル内にあるボーリング場のことも頭にうかばなかった。ロビーのソファで休憩しながら時間を潰すことにした。

■バス停へ

 1時間以上ロビーのソファで過ごし、4時半が近づいてきたので早めにバス停に移動することにした。ザグレブまでのバスはプリトヴィツェから発車するわけではなくてあの小屋のようなバス停を通過するだけなのだ。万が一入れ違いになってしまったら大変なことになる。早く行ってそこで待っていよう。バス停までは近いはずなのだけれどスーツケースがあるとやけに時間がかかる。小屋のようなバス停に到着。誰もいない。小屋の中はプリトヴィツェを訪れた人の記念の落書きみたいなのでいっぱいだった。比較的日付が新しいので昔のはもう消えているのだろうか。

 バスはまだかな?と思って待っているとバンのような車がやってきた。そして運転手が窓を開けてこういった「君たちどこまでいくんだい?」と私は「ザグレブ」といった。すると少し運転手は考えて一人「90Knでどうだ」という。彼はタクシー運転手なのかどうかわからないけれど普通の車で個人タクシーみたいなことをしようとしていたのだ。私は一応二人で相談してお断りした。90Knという値段は少しも高くないけれどおじさんの車は普通の個人の車みたいだったし万が一事故にあったり犯罪に巻き込まれたりといったことがあったらと思うとバスを選択すべきだと思った。それに私たちはバスに乗り遅れていない。バスを今待っているのだ。これがもう適当な時間のバスがないとかだったら危険を冒してのることもあるのかもしれないけれどバスを待っているのに今ここで知らない人の車に乗るのは馬鹿みたいだろう。しかしその運転手さんもきっと生活のために頑張っているんだろうなと思った。何か仕事をしていて空き時間なのかそれともお休みの日なのか、ザグレブまで2、3時間運転してそして一人90Knではいくら稼げるのか少しもわからない。しかも彼の値段はバスよりも安い値段を提示している。バスは荷物があると7Kn払わないとならないので一人96Knになるのだ。そんなバスより安い金額ででも運転しようとするその意気込み。がしかしやはり儲けがないからあんまり乗り気ではないけれどといった雰囲気も漂わせていてそれが感じられたから面白かった。

■バスでザグレブへ

 バスがやってきた。運転手さんにザグレブと告げてのりこむ。長い時間まっただけあってなんだかうれしい。
 私たちがのったのがプリトヴィツェの入り口2の駅で、バスはプリトヴィツェの入り口1でも乗客をひろう。そこでは軽装の学生のような日本人らしき男の子がのってきた。彼は一体何をしている人なのだろうか気になった。大きな荷物をもっていないので旅行客という感じではないがしかし高校生くらいの年代にもみえる。席に座るとすぐにゲーム機をとりだしてゲームをしていたのでここに旅行来ている感じがますますうすれていく。こっちで暮らしているのだろうか?がしかし一人でプリトヴィツェからバスにのって今の時間移動するってどういうこと?平日なので学生なら学校だろうし若く見えて実は働いている?プリトヴィツェで通訳とかガイド?いやぁそんな人は公園内で一人もみかけなかった。運転手さんに話しかけられて英語で「Yes」と答えているようにきこえた。しかし服はバーバリーにグッチのベルトをしている。お金持ち?しかし子供じゃないのかなぁ・・・すごく不思議だった。彼は結局終点ザグレブまで乗っていってその後どこかへ消えた。本当に何している人か気になって仕方がなかった。

バスチケット(プリトヴィツェ→ザグレブ2人分)
89Kn+7Kn(荷物)×2=192Kn

■ザグレブ到着

 バスはカルロヴァツという少し大きな街から高速道路に乗った。クロアチアで初めての高速道路。今まで乗ったバスは沿岸部ばかりで高速道路がなかったので新鮮だ。地球の歩き方の地図をみてみるとクロアチアも北の方は高速道路があるようだ。ザグレブからスロベニアのリュブリャーナなどの他の国へも高速道路でいけるようだ。ただ網羅しているとはいえない状況なので高速道路と一般道との組み合わせになるのかなと想像する。

 ザグレブに到着。ここザグレブのバスターミナルは何度も利用したのでおなじみの場所となってきた。ここから今日滞在するホテルまでは800Mということなのでトラムに乗らずに歩いていくことにする。ここはプリトヴィツェの道に比べて大分スーツケースが押しやすい。

■ホテルチェックイン

 ホテルに到着。このホテルはアート系ホテルでおしゃれでモダンな内装が特徴のホテル。アート系もモダンな内装も特に私の好みではないのだけれどバスターミナルにも鉄道駅にも近くシネマコンプレックスと同じ建物内にありショッピングや食事等も便利ということでここにした。ザグレブにはシェラトンもウェスティンもあるのだけれどウェスティンは少し離れてるし、シェラトンは気づいた時にはもう満室だった。

 ここは四つ星ホテル。日本から予約して支払は予約時にクレジットカード情報を入力しているので支払済みとなっており現地では宿泊の費用は発生しない。しかしチェックイン時にクレジットカードのコピーをとるので提示させられた。お部屋は思った以上にセンスがよくてよかった。特に男性や若者には人気の内装だと思う。バスローブとスリッパがないのが少し残念。アメニティーも少なかった。

↑クッションや窓からかかっている布がアート系を感じさせる
↑シンプルなデスク。ミネラルウォーターの瓶は有料だった。
 ここにはうつっていないが壁に本物のリンゴが飾ってあった
↑ベッドの左にはソファひとつと小さなテーブルひとつ。
 実際には滞在中外にいるのでソファとかあまり使わなかった。
 奥におしゃれなライトがある
↑真ん中のがミニバー 
 この中に自分で買ったヨーグルトをいれて忘れた
↑洗面台 とてもシンプルで現代的なつくり
↑おトイレ ↑バス ここにも可動式のガラスがある

■お土産を求めて

■夕食

 本当はクロアチア最後の晩餐は豪華にいきたかったけれどお土産の購入に時間がかかってしまい気がつくと結構な時間になっていた。おそらく遅い時間になっても飲食は可能であろうが問題は自分たちが疲れてもう歩きたくなくなるということだ。

 ザグレブの街はあんまり滞在していないのでどこにいけばよさそうなレストランがあるのかわからなかった。とりあえず一番賑やかな場所がイェラチッチ広場ということはわかる。ガイドブックによると広場周辺にはカフェやレストランショップが入ったビルが建ち並ぶとかかれているがかといってすぐに自分たちに適したレストランが見つかる感じでもなかった。さびれた場所は心配だし、かといって綺麗過ぎて高級なのも入るのに勇気がいる。広場周辺を少し歩いて探したのだけれど適当なのがみつからなくて最初に包やきピザを食べたドラツ広場のあたりにいってみることにした。あのあたりにはカフェという看板がいくつかあったのを覚えている。クロアチアのピザは美味しいので最後の食事をピザにするのもよいかもしれない!

 ドラツ広場にPIZZAと書かれたお店を発見!ファーストフードではないけれど結構簡単にでてくるようなお店だったけれどお腹がすいているのでそこに入ることにした。もう夜9時くらいだった。

 入ってメニューをみる、ピザがない。店員さんピザはあるのかきいたらピザはないという。外にピザとかかれているのに?ときいたら以前はピザをあつかっていたが今は売らなくなったんだといわれた。ガーン。しかしそこで席をたってまた他のお店にいくのも面倒くさい。まあここでいいか、と注文する。

 そこはグリルのお店だった。お肉の大きさが数種類ある。私は小さいお肉とパプリカを炒めたものを注文する。
 私はお肉だけが来るのかと思えば大きなパンがやってきた。中をあけてみるとお肉が入っていた。お肉はお肉だけで食べるのではなさそうだ。お肉をたべた。全部食べ終えて待っていたけれどパプリカはやってこない。もういいやと思ってお勘定を頼む。レシートをみてもクロアチア語でよくわからなかったのでパプリカのこと聞いてみる。「なかったからお勘定にはいれていない」と言われた。そうなんだろうけれどないならないってわかった段階で言って欲しいよね。外人だから多くを語らなくていいやって思ったのかしら?他の接客態度は問題なかったけれどそこが残念だった。白人さんと黒人さんの若い3人組がやってきた。英語で注文しているので英国あたりからきた観光客だろうか?

↑これがお肉のセット。これに大きなパンがついてくる
↑大きな平べったいパンはハンバーガーのバンズのようになっていて
↑中に私が頼んだ小さいお肉が入っている となりには生の玉ねぎが沢山
 玉ねぎは生なので食べるのが大変だった

夕食(RUBELJ GRILL)
ファンタ     9Kn
紅茶       7Kn
フライドポテト 10Kn
肉(ミニ)    16Kn
肉セット     57Kn
パン        3Kn
         102Kn
チップ       3Kn

■イェラチッチ広場

 最後にイェラチッチ広場で写真撮影する。この場所はトラムの駅でもあり夜でもたくさんの人が行き来をしている。トラムも遅い時間まで運行しているようだ。

↑イェラチッチ広場正面
↑同じ場所色合いをかえて
↑広場 向かって右側をみる
↑これは左側のお店
↑トラムがはいってきたところ
↑左側がホテルドブロブニク。近代的な高層ホテル
↑トラムの線路
↑イェラチッチの騎馬像
↑広場 向かって右方面
↑広場 向かって斜め左
↑奥に見える二つの尖塔は聖母被昇天大聖堂

■デザート

 夕食が少し豪華さに欠けていたのでデザートをたべることにした。ホテルに戻るまでの道でいいデザートやさんがみつかればそこにしようかといって帰ったのだけれどみつからず、しかしホテルと同じ建物がシネマコンプレックスなのできっとそこにはカフェがあるだろうといってみることにした。すると中に入ってびっくり!そこにはレストランにカフェ、またバーみたいな場所と若者の姿でいっぱいだったのだ。こんなに賑わっている場所がこんなところにあったとは!地球の歩き方にのっていた「オピウム」というモダンな雰囲気のタイ料理やさんがあった。ここもお客さんでいっぱいだった。私たちはその中でケーキが並んだヴァニラというカフェみたいなところに入った。店員さんは男性と女性とどちらも若い人だったけれどきちんと英語も話すしとても親切な接客だった。ここは各種ケーキとパフェもある。遅くまでやっているしいいお店だ。

↑美味しそうなケーキが並んでいた
↑バニラカップ
↑チーズケーキ
↑ココア

ヴァニラ(ケーキデザート店)
チーズケーキ 18Kn
ココア      13Kn
バニラカップ  25Kn
         56Kn

■ホテルに戻る

 ホテルまではすごく近いので帰るのも楽だった。やっぱりホテルはまわりにお店がたくさんある方が自分の旅行スタイルにあっているかなと思った。明日はバスで空港に行きたいので朝5時に起床して6時にここをでることにしよう。クロアチアの旅行ももうこれで終わりかと思うとさみしい。しかし無事帰国するまでは気を抜かないでいなきゃね。おやすみ

アルコテル・アレグラ(ホテル)
一泊 123ユーロ

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