シルクロード敦煌へ 母娘旅 2日目

1日目 地元空港→上海浦東空港→西安空港→敦煌空港                 (敦煌泊)
2日目 敦煌観光(市内、莫高窟)                            (敦煌泊)
3日目 敦煌観光(鳴沙山・月牙泉)                               (敦煌泊)
4日目 敦煌観光(西線:敦煌古城、西千仏洞、陽関、玉門関、ヤルダン地質公園)   (敦煌泊)
5日目 敦煌観光(雷音寺)、敦煌空港→西安空港→上海浦東空港            (上海泊)
6日目 上海観光(上海植物園)、上海浦東→地元空港 

■起床

 日の出が遅かった。なんか暗いなぁと思ったけれど朝は来ていた。
暗いし、気温も寒い。
寒いときいていたけれど、やっぱり敦煌は寒いのだなぁ。

朝食の時間は7時から9時なので朝食へ行く。

■朝食@敦煌賓館

 中国のホテルで朝食が7時からなのって遅いように思った。
敦煌ってゆっくりなのかなぁと思ったけれど、朝食会場に着くとすでに荷造りを済ませた中国人ファミリーたちで賑わっていた。

やはり中国人の朝は早いように思う。
子供も朝から元気で、目覚めがよろしいのだろう。

家族連れが多いように思った。

会場は実は広いのだけれど、半分しかオープンさせていなくて、半分が暗くなっていた。

席がないのでその暗い部分をオープンしてくれるかなと思って、席がないですってホテルの人に行ってみたけれど、あそこあいているだろうと相席するように言われた。


適当な場所に相席の場所をみつける、ティーカップを置いてビュッフェをとりに行こうとしたらそのティーカップを自分のものにして他の人が座ってしまった。

仕方がないので他のところにもっとわかりやすい目印をおいて再度ビュッフェへ。



ビュッフェはまあ普通かな。
中国系のおかずが中心で、パンなどの洋食系はとても弱い。

麺があったのでトライしてみるが、やはり麺はとてもおいしい。

あとは豆乳だとか、肉まんだとか、中華系おかずは私は好きなのでそれなりにおいしくいただく。

デザートが一応ケーキ系なのだけれど食欲そそられるかんじではなかった。

     
 ↑朝食会場。すでに人でいっぱいで相席をするしかなかった。   ↑おいしかった麺。 
     
 ↑サラダ、饅頭、スイカなど。温かい豆乳も飲んだ。    

■敦煌賓館

昨日ホテルに到着したのが夜で何も見えなかったので、外にでてホテル内を散策してみる。
老舗というだけあって、敷地も広いようだし、お庭や商店なども中にある。

ロビーも美しく、施設としてはいいと思う。
部屋も問題なかったし、まあよいホテルだと思う。

朝食は中華系料理が嫌いでなければそれなりに楽しめる思う。
コンチネンタルな朝食や洋食が好きだという方には寂しいものがあるかもしれないけれど、おそらく敦煌ではどのホテルでもメインは中華系になるだろう。

     
 ↑敦煌賓館のゲートが道路にかかっている。
道路を隔てて北と南の楼があるからみたい。
   ↑こちらが私たちの泊まった方。1号棟。
     
 ↑素敵なドア   ↑こちらはホテルの中にあるストア。
大安売という日本語と同じ漢字で表記されていてびっくりした。 
     
 ↑ロビー入ると噴水。   ↑天井も魅力的。天井のふちにはたくさんのミニ天女たち。 
     
 ↑ミニ天女たち、琵琶や笛をふている。    ↑こちらもすごく綺麗。
     
 ↑こちらは売り物でもあるみたい。   ↑ローマまで続くシルクロードの図。 
     
 ↑中庭を散策してみる。外の壁にも絵が。
裏にはお庭があり誰かに飼われている犬がいたりした。
   

■莫高窟チケットセンターへ

一休みしたらまずはここから歩いていける莫高窟チケットセンターへ向かった。
この敦煌賓館に決めた一つの決め手として、このチケットセンターから近いということがあった。
そして莫高窟デジタルセンター行きのバスもこのあたりから乗ることができるという。

バスはもしわからなかったらタクシーでもいいかなと思っていたけれど、チケットセンターには何が何でもいかないといけないので、わかりやすいのが一番と思った。

ホテルのフロントの人も400mでチケットセンターへ行けると言う。
昨日送迎車から見えたのでなんとなくわかる。
感覚的に400m以上離れている感じはしたけれど、彼らが400mというなら400mなのだろう。深追いはしない。

ホテルをでて右手に一本道。

旅先を歩いて散策するのは、生活が垣間見れるようで楽しい。
車と、道路沿いのお店や住居をみるだけだったけれど、それでも私たちが普段くらすところとも私が以前くらした北京・天津とも違うので楽しい。

小型犬の姿がちらほらでてきて、野良みたいなのだけれど小型なので愛玩犬のようだし、どうなっているんだろうと思ったら、
大勢の小型犬が集まっていた。

駐車場のようなところに団体でいた。
このあたりに住んでいるようだ。

小型愛玩犬なのだけれど野良の風貌をまといギャングのようでもある(笑)

     
 ↑莫高窟のチケットを購入する敦煌莫高窟チケットセンター。    ↑見たことがない植物。豆のようなのがたくさんできている。

■莫高窟チケット購入

チケットセンターは9時からのようだけれど、近いので9時ちょいすぎくらいに到着した。
いろいろなウェブサイトで前もって下調べしたけれど、外国人の場合中国で通じる携帯番号だとかを持っていないので自分でここに来てチケットを買うしかないように思われた。
あとは現地旅行会社を通じて購入してもらうのもありだけれど、それにしても身分証明書(パスポート)が必要だったり手間はかかるので自分で来るほうが早いと思った。

それにしても当日のチケットは買えないと思ったが、その日の1330のチケットを購入することができた。
ラッキー!

大体、ここにきて次の日以降のチケットを購入するという人が多かったので、今日のが買えてうれしかった。
朝一番だったからだろうか、それとも国慶節の大繁盛の時期が終わり空いてきたのだろうか?

外国人は外国人のチケットを購入。

莫高窟チケット(外国人用)220元

外に出ると隣は旅行社があった。
莫高窟に今日行けることになったので、あと明日には玉門関やヤルダン地質公園を回る路線に参加したいと思っていた。

みると120元でそんなツアーがあるという。

集合場所をきいたら、このセンターの向かいの駐車場(犬のいるところ)ということ。
ホテルへのピックアップは時間がかかるのでやっていない、各自で集まるということ。

この路線は朝7:30出発か9:30出発と二つあるようだ。
9:30の方はヤルダン地質公園で日没をみてから街に戻ってくるので帰りは23時くらいになるという。
朝出発のは夕方5時、6時くらいに戻るという。

あまりに遅いとちょっと疲れるし、かといって7:30にここに来ようと思うと7時から朝食なら朝食も食べられないし、暗いし寒いしそれも惨めな気がする。

どうしよう・・・

とりあえず、他の旅行社あるいは、ホテルで申し込んだらホテルに向かえに来てくれるのではないかなと思ってその場は去る。

■市場など

ホテルに戻り荷物をまとめて先にチェックアウトする。
後は莫高窟デジタルセンターに向かうまでの時間は、このあたりをぶらぶらすることにする。

敦煌賓館は夜市のある場所からも近いし、夜市は朝は開いていないけれどおみやげ物やのある場所もあるようなのでぶらぶら歩いてみる。

     
 ↑右から読んで敦煌風情城   ↑両方ともムスリムのお店。左は面のお店。 
     
 ↑好漢冒菜というお店。   ↑大きな広場がありステージもあった。 
     
 ↑緑洲島酒店という名前のホテル。   ↑まだ朝なので開いていないがお店がずらっと並ぶ。 
     
 ↑敦煌の名物でもある驢肉黄面のお店。    ↑おばちゃんと、右奥にはあかちゃんが乗っている。
     
 ↑のどかではあるけれど割と整備されて綺麗な感じがする。   ↑ちょっと味のある通りもありそうだった。 
     
 ↑敦煌の若者たち。   ↑仕事中。 
     
 ↑焼肉のお店。滞在中に一度は羊肉串食べたいな。   ↑ このマスコット他の場所でも見つけた。敦煌のゆるきゃらなのか?
     
 ↑左のラクダの方が似合うように思う。    

■計り売りショッピング

ドライフルーツ系がおいしそうなので枸杞を購入する。
一斤(500g)30元とのこと。
日本で買うと恐ろしく高いのでお買い上げ。
おやつにぼりぼり食べるのもよし、お茶に入れて薬膳茶のようにするのもよい。

初めてみたのだけれど、黒枸杞というのが売られていた。
赤い枸杞より大分お高い。

お水に入れると色がうっすらつき(水道水、蒸留水と水の種類によって色も変わるらしい)、アンチエイジングなどとても効果が高いとか。生薬のような分類になるのかな。

黒い枸杞があるということをはじめて知った。
日本では聞いたことがなかったし、貴重なものに違いは無かったけれど、買って帰っても飲まなくなるのが目に見えたのでこういうものは買わないことにした。

最近は海外旅行に出かける機会も増えてきたし、本当に自分が消費できるものだけを自分用に買うことにした。

まだ、前回のウラジオストクで買った蜂蜜もひまわりの種も食べていないしね。

枸杞の実(500.g) 30元

■夜光杯ショッピング

露天商はお店の準備をしているところが多かった。
お昼前から人があつまり賑わい始めるのかな?

声をかけてくるお店の人もいた。

夜光杯の露店をみた。

夜光杯は杯と杯をぶつけたときに透き通った高い音がするものがよく、また磁石にくっつくのが本物であるそうだ。

それらは店先で店主がみせてくれる。またお水を注いだときに、水の表面がまあるく盛り上がる、それがよいんだということも言っていた。

母が旅の時には、何か思い出になるものを一つ買いたいということで、一つ自宅用に買うことにした。

露店なので品質など私はよくわからなかったけれど、まあ超高級品の値段でもないので、もし気に入ったのがあったらそれでいいのではって思った。

各種大きさがあり、お酒を飲む杯としては小さいものからあるけれど、お茶を飲んだりするのには、ある程度の大きさが適切のようだ。
母は自宅でお茶を飲むのに使いたいようだ。

一番小さく、そして色合いの綺麗でないものは20元くらいからあるようだが、母が買いたいものはもう少し大きい日本の湯飲みのような大きさのものだった。

最初55元だと思っていたのだけれど、柄などを店主にお勧めしてもらって選んで買うときになって150元だという。

私が勘違いしていたのか、先にもう一度確かめておけばよかったのだけれど、もう一つ小さいのが55元でこちらは150元と。

いろいろ種類をみているうちに混乱してしまったようだ。

母に55元ではなかった150元だったけれどどうする?というと、まあいいよ、買う。というので購入する。


その後、店主が私もついでに買っていったらどうだ?安くするよ、という。

いくら?ときいたら別に対して安くしてない、ほんのちょっと安くなった値段だった。

私は買うとしたら茶芸に使えるような揃ったものがほしかったので、一番小さいお酒の杯を6個でいくら?ときいたら、
あなたのために安くしてる、こっちの人(私の母)はちょっと高く売ったけど、彼女は聞き取れないだろう、君には安くしてあげるからついでに買ったらいい、と。

そう、母のときに値段のことでちょっと混乱していたので値切るのを忘れていたのだ。
私としたことが。

だから高い値段で買ってしまったし、店主もそのことも悪びれることも無く発言していた。

なんてこと、店主も私たちが親子だとは思わなかったのか、同じ財布から支払うのに。


安いなら買ってもいいかなと思ったけれど、特に彼がいうほど魅力的な金額ではなかったのでいいやと思った。

すると「いくらなら買うんだ?」というので、90元くらいかなぁと言っておいた。


ああ、そりだめだ、うちの製品はなんたらなんたらで手がかかってて、うんたらと説明しだす。

こういうのはいつものパターン。

ならいらないというと、いくらなら買う?というので私は90元と値段をかえないで答える。

いやそれは無理だ、負けに負けて110元にするから、それならいいだろう?と。


確かに少しずつ価格が下がってはいるけれど、下がり具合が5元とか10元とかで少しも魅力的ではない。


私は90元でも高いなぁと思うところなので、もういいわとその場を離れる。

他にも露店は続いているので他のものを見よう、もう母のこのお店での買い物は済んだし、高く買ってしまったことが恨めしい。
その上まだ私にちょびっとだけ安くして買わせようとがんばっている感じがしたので、もういいわ。

他のお店を見ていたら、おいおい!!と遠くから声がする。

あの店主がこっち来いと言っている。

つまりその値段(90元)で買うからこいということだろう。


もう遅いわ!
聞こえないふりして違うお店を見てまわった。


ちょっとしてまた、大声でこちらを呼んでいるようだ。 ハロー!とか言っている。

はずかしい。
聞こえないふりした。




そこまで大声で呼び止めるほど、90元でも利益がでるということなのに、いやー君には負けに負けて120元にしてあげるよ、とか言っていた。

うらめしい会話が思い出されて90元でも買う気にならない。


母が気に入ったみたいだからいいけれど、こういったお店は値段交渉があり、本当の価格や相場というものをつかみにくいので、
ちゃんとしたお店で買うのが一番かもしれないね。

敦煌にデパートみたいなのがあるのかどうかはわからない、もしかしてないのかもしれないけれど、
夜光杯を扱うお店は多いし、博物館?とかセンター?とか名前がなっているところもあったようだ。
そういうところの方が安心なのかな??

     
 ↑夜光杯を買ったお店の犬だそうだが、この辺の人皆で飼っているそう    ↑夜光杯の露天はこの敦煌農商銀行の前に出してある。
犬もここにいた。
     
 ↑敦煌ではスーパーよりも市場で方が賑わうのかな。   ↑敦厚特産とかかれた露天。 
     
 ↑赤茶色の何?ってきいたら人参だって。立派なので高そうだ。   ↑敦煌の町はこんなかんじ。私の持っていたイメージと違った。 
     
 ↑緑茶が右、その左が杏などのドライフルーツ。
李広杏という杏が有名でおいしいそうだ。
  ↑ラクダの各種ぬいぐるみもたくさん売られていた。 
     
 ↑こっちのラクダのぬいぐるみは丸っこくてかわいい。    ↑この木が売り物ようだけれど、そこにバスケットいっぱいのブドウ。
     
 ↑ブドウも乾燥させてドライにする。    ↑洋服、下着などのお店も。
     
 ↑素敵な三輪バイクたち。    ↑夜市の地図。かなり大きいよね。
     
 ↑土地の人と白い小型犬。こういうかんじの犬が多かった。
超小型犬や大型犬はみなかった。
   

敦煌の街中には特に観光する場所はないのだけれど地図にムスリム寺院と書かれているのでそこを見に行ってみる。

しかし残念なことに工事中だった。しかも看板をみるととても現代的なムスリム寺院い生まれ変わる予定だそうだ。

ふーん、なんだかなぁ、古さ感じるモスクを見たい気がしたけどなぁ。

     
 ↑工事中で残念だったモスク。    ↑こんなモスクになる予定だそう。
     
 ↑かなり美しいね。周辺の風景にマッチするかしら?    
     
 ↑モスクは「清真寺」と書く。   ↑モスク脇に停めてあった三輪バイク?荷台付バイク? 

■旅行社に寄る

 ホテル近くにもう一つ旅行社があるのを見つけたので入ってみる。
西線のバスが入場料すべて込みで360元だという。

ちょっとお高い感じはしたけれど接客してくれた若い女性がとても感じがよかった。

朝の出発時刻はここも同じ、7:30出発か9時半か。
集合場所は、ここもホテルピックアップはなくて、敦河ホテルというホテルから出発するらしい。

その敦河ホテルは一体どこにあるの?ってきいたところ、
地図を送るからWeChatで友達になろうと言う。

まあ確かにWeChatでのやりとりはとても便利だけれど、ここの旅行社で申し込むことに決めたわけではないのに、連絡先交換するなんて後で断る場合気まずいかなと思った。

しかしここは中国だし、たぶんそんなに気にすることはないだろう。
交換して場所を確認する。

最初の莫高窟チケットセンターに行くよりは近い気がするが、それでも今日から泊まるホテル敦煌山荘からは15分、そして20元くらいはかかると。

朝の出発はきびしいなぁ、朝ご飯が食べられないだろうし。
9時半のにしようか、でも内心やっぱりホテルピックアップがあるほうが楽だなぁ、と思った。

悩んでいる間にそろそろ莫高窟に向かわなければならない時間になったので、
今日の営業時間を確認してそこを去った。

WeChatを交換しているので、それで申し込みと支払いもできるよ!って言われたけれど、
私は中国の銀行口座がないので支払うことができないんだよね。

そのことを告げたら、今日は夜10時までやっているのでいつでも大丈夫だよ、と。

熱心な接客態度でいい印象だった。

■莫高窟デジタルセンターへ

ホテルに戻る途中に莫高窟デジタルセンター行きのバスが、敦煌賓館の裏から出発することを発見したのでそこに行ってみる。

3台のミニバスが停まっている。
莫高窟?と聞くと、早く乗るように促されたので急いで乗った。

すでに他の人は乗っていて、運転手は莫高窟!と叫びながらゆっくりと出発した。
まだまだ乗る人を集めたいようだ。

乗客が多ければ多いほど彼が儲かる仕組みなのだろうか?
あまりにも声が大きくて母がびっくりしていた。

街中でも「莫高窟!」と叫ぶこと何回か。
そうしなくてもお客さんは結構乗り降りした。
なかなか面白いローカル体験かもしれない。

バスはスムーズに進み、デジタルセンターへ到着。

帰りも同じ場所から市内に戻ることができるそうだ。3元で安いし、観光客も使いやすいので多少の中国語がわかるならばお勧めする。

バスの中の広告で私が行きたい西線の路線が乗っていた。こちらは86元というのがある。これが今まで見た中で一番安い。
値段の違いは何なのだろう?

乗客の一人がこの86元のについてきいていた。
これは誰と連絡とればいいの?って。

すると、俺だ!と運転手。

小さく手書きで運転手の携帯番号が書かれていて、それに後から連絡して申し込んだらよいとのこと。

なるほど、ということはこのミニバスで行くの?いやきっとこれは違うよね?
このミニバスの路線を運転するのが仕事だけれど、申込業もしているということなのかな。

バス代(1人) 3元

■デジタルセンターで映像をみる

 デジタルセンターはかなり大きなシアターのような建物だった。
入り口に着いたところで13:30の予約の人がちょうど並んでよい時間になったので並び始めた。

日のあたらない場所で立っていると寒く感じた。
しかし日の光は強くて目が痛くなる。
これが砂漠の天候というのか、持ってきたサングラスをスーツケースに入れたままで今日持参していないことを後悔した。
明日からはサングラスをかけようと心に誓った。

外で待って中に入る。

そして映像をみる場所へ向かうのだけれど、ところどころに美しい中華服を着た係りの女性がいる。

私たちが外国人用チケットを持っているのに気がついて、ちょっと待ってと言われた。
なんだろう?と思ったら、奥からヘッドフォンを持ってきてくれた。
映像は中国語でヘッドフォンで日本語をきけるようになっているようだ。

そして13:30開始の部屋の前でまた待つ。
時間はまだあるのでトイレに行くがトイレは外にあるというので、出るときにトイレに行くのですと係の人に言わなければならない。

こういうところが、言葉がわからないひとは混乱するかもしれないね。


ちらほら外国人さんの姿がある。日本人らしき声は聞こえない。

13:30になって映像開始。

最初は莫高窟がどのようにして作られたはじめたのかということをムービーのようにした映像だった。

日本語のナレーションもきちんとしていてできばえは悪くないと思う。

確かにこうやって、昔何も無かったところから人力で莫高窟を作りあげていったことを知ると、
ますますその価値を認識するようになると思う。

あと、莫高窟をよりよく保存できるように、デジタルセンターを設立、一日の入場人数に制限をもうけ、参観希望者はデジタルセンターでチケットを予約購入しなければならない、
このようなシステムを導入したと。

なるほどね、保存の重要性について、啓蒙的な意味でこの映像は大事かもしれない。


2つめの映像は、その場所ではなくてまた移動しなければならなかった。

今度は傾斜のきついちょっと変わった部屋だった。


なんと、莫高窟を360℃?の方向から眺められるような?そんな場所で、映像が前から迫ってくるような効果、
そして自分の首を持ち上げて上をみたりするようだった。

上をみると、背中がのけぞる。

そんなことしていると、急に眠気が襲ってきた。


すやすや。

ちょっとした休憩時間となってしまった(笑)

周りを見ると、寝ている人がいないこともなかった。
大多数は起きてみているようだったけれど、

ごめんなさい。旅の疲れで・・・。

 
 ↑ただっぴろいところにいかにも作り上げた建築物。
劇場やコンサートホールにもみえるね。

■莫高窟到着

 映像を見終えると今度は皆で大型バスに乗って莫高窟に移動する。

思えば確かにこのシステムは効率的だと思う。

大勢の人が集中的に窟に訪れると混雑もするし、一部の人数を窟から一定の距離離れた場所に集中させて、そこで時間で管理して参観する人数を調整できる。

後で気がついたけれど、窟の劣化には二酸化炭素の量が大きく関連するようなので、
多くの人が一挙に集まるというのは避けたほうがよいのだろう。

チケット予約・購入システムも少しわずらわしいけれど、この歴史遺産を守るためにはそれくらいは必要に思った。



莫高窟到着。

バスを降りると、景色が一面茶色ですごかった。

なによりも、こういう地形にいるということが非日常すぎてすごい。


降りた場所から、みんなぞろぞろと歩いて向かっている。

案内の人がいるわけではないけれど、入り口の方に向かっているようなので、ついていく。


チケットを持っている人と持っていない人と入り口が2つあった。

持っている方に並ぶ。


すると、係員が私たちの近くに並んでいた外国人の人に気がついて彼らを列から出して案内していった。

そこで気がついた、彼らは外国語のガイドがつくのだ。
ということは私たちも同じ扱い。だけど私たちは一見して外国人に見えないので自分で言わないと延々と並ばないといけない。

係の人がやってくるのを待って、「私たちは日本人です」と言って列から出してもらった。


日本語のガイドがすぐくるのでこちらで待ってくださいと。



色白な若い女性がやってきた。

「いらっしゃいませ、キョウ(姜)と申します」と。

     
 ↑この枯れた川を渡るといよいよ莫高窟。    ↑しかしすごい。茶色の山肌に川肌?
     
 ↑このバスでデジタルセンターから皆で移動する。距離は結構ある。   ↑以前は川に水があったそうだね。 
     
 ↑ここには緑もある。石窟があまりにも整然と整備されていて驚く   ↑一眼レフを手にした一人でいる中国人旅行者も時々みかけて
時代の変化だなと思った。 
     
 ↑管理のためにドアや外壁を修繕しているのだけれど、
あまりにも綺麗すぎて、私には刑務所のようにみえた。
母は城砦と言っていた。外からみたかんじね。
   

■莫高窟参観

 キョウさんに案内されて窟をみた。

日本語ガイドを希望する人は他にはいないようだったので私たち二人だった。ラッキー。

ガイドについて、8つの窟をみることができる。

窟はすべて鍵がかかっていて、ガイドがどの窟を案内するか決めて自分で鍵を開けるとのことだったのだけれど、
見た感じドアが開きっぱなしになっているところがいくつかあった。

つまり出入りが多くて、前のグループが終わるのと入れ替わりに次のグループが入るというかんじ。

やっぱり案内する側も好んで行きたい窟の傾向があるのかな?


私たちが案内してもらった窟は次の8つ。

29
328
17
427
428
237
259
96
148

あれれ?見学したのは8つの窟なのだけれど数えると9つある。
メモの取り間違いかもしれない。







以前はドアも階段もなかった。

だけど窟は上の方から作られ始めたらしいので、階段もなくどうやって?ってキョウさんも行っていた。
外壁はきれに修復されている。


窟の見学がひと段落した後聞いた話だけれど、キョウさんは中国東北のたしか延吉出身で、朝鮮民族の人だった。

ではなぜこんな遠い敦煌にいるの?というと、
日本留学中に敦煌出身のご主人と出会い、結婚し中国帰国後は敦煌に住み始めたと。

2にん子供ができて、たしか幼稚園にあがったからということで働き始めたということのようだ。

日本留学から帰ってきて、出産育児で日本語を使っていなかったようなので、まだあまり思い出せていない、というようなことも言っていた。

スムーズな会話を行うこと、ききとり能力なんかは日本滞在があったのでよくできているが、
やはり専門用語関連と、それに関連した動詞の活用なんかは弱かったりしたかな。

日本語はなんでしたっけ、思い出せない、という場面がいくつかあった。


敦煌から遠く離れたところ出身のキョウさんは敦煌周辺の遺跡のことになじみがなかったけれど、
この仕事をしている人皆、最初は何も知らない、
研修で50(?)の遺跡について全部勉強する、と言っていた。

地元の人だとしても、遺跡のガイドをするにあたっては、特別な研修で知識を詰め込まないといけないのだろう。それは納得。

     
 ↑426窟のドア   ↑427窟のドア、かなり古い。 宋の時代のドアとのこと。
     
     
     
 ↑今は外壁も整備されて昔っぽさはない。    ↑外壁に壁画が一部残っている場所もあるようだ。

■蔵経洞の資料

敦煌文書の発見された窟は蔵経洞と呼ばれていて、この窟はどの参観者も見学するとキョウさんは言っていた。

蔵経洞の資料室?資料館?のような建物がありここは自由参観だったが、見ている人は私たち以外いなかった。
係員というのもいないので、キョウさんに連れられて私たちだけで見てまわった。

窟の中は撮影禁止だけれどここは禁止ではないので写真もたくさんとれた。

     
 ↑王道士の写真。    ↑王道士の塔の写真。
     
 ↑蔵経洞の由来として、もともとは洪BIANという僧を祭った窟だった。   ↑洪BIANの像。
     
 ↑洪BIANの像の後ろに彼の遺灰が発見された。   ↑発見された彼の遺灰。 
     
 ↑なぜここでたくさんの文書(敦煌文書)が発見されたのか、
一つは廃棄説。
   ↑もう一つは、難を逃れるために保管されたという説。
     
 ↑初期の文書の流出について、1904年に敦煌県の人が点検し、王道士
に保管し外に流出させてはいけないと命じたみたいなので、それ以前の、
流出のことかなと思う。
   
     
     
     
 ↑沙州石室文字記    ↑探検途中のスタイン。
     
 ↑スタインが持ち出した巻物。   ↑第16窟から出された文物。
     
 ↑探検中のスタイン。    
     
     ↑ポール・ペリオが文物をチェックしているところ。
彼は漢学?の専門家で中国語を理解したらしい。
     
 ↑昔の莫高窟。
もちろん不可能だろうけれど、こういうのに近い姿がみたかった。
   ↑九層楼も九層ないけれど、原始的な姿がリアル。
     
 ↑人の手で創ったと思うと、本当にすごいと思う。    ↑1909年ペリオが敦煌文書の一部を北京で展示すると、中国の学者が
蔵経洞の存在を知るようになった。そして、残っている文書を北京に送る
よう命があった。北京へ輸送中に複数回強奪され、北京に輸送後も
官史らにより盗まれた。残った8697点が現在の中国国家図書館に保管。
     
 ↑劉幼雲所蔵の文書の目次。   ↑現在の中国国家図書館が文献を受け取った時の文書。 
     
 ↑こちらは李盛鐸がどのように敦煌文書の一部を盗んだかについて
書かれた文書(その1)
   ↑同左(その2)
     
 ↑吉川小一郎。    
     
 ↑日本の探検隊、大谷探検隊のことも書かれている。   ↑ロシアからの考察隊の敦煌での活動。ロシアにも持ち帰られた。 
     
 ↑中国国内にある敦煌文書の所在地分布図。    ↑ここからはレプリカ、本物はどこにあるか記してある。
 たとえばこの「佛法僧」というのは、唐代のもので英国図書館所蔵。
     
 ↑九九の表のようなもののよう。    ↑唐代のもので本物はフランス図書館所蔵とのこと。
     
 ↑秦婦吟一巻。 秦婦吟の写本も発見されたとのこと。    ↑于闐国(古代ホータン国?)の文字らしい。
     
 ↑吐蕃の文字。吐蕃はチベットにあった統一国家のこと。    ↑これは梵語の般若心経かな。
     
 ↑粟特とは何?と調べるとソグドク国とのこと、今でいうサマルカンド辺り
イラン系民族の文字のことみたいだ。なるほど~
   ↑ヘブライ語のユダヤ教の祈祷文
     
 ↑回鶻文、古代のトルコ系民族の文字。回鶻HuiGuと読む。
調べるとウイグルともでる。
   

■窟案内が終わって

 ここまでは、ガイドの人と見てまわった。窟の中の写真は撮れないのでないし、一言では言い表せない感想なので、箇条書きにまとめてみた。

外壁などは整備されて人工的だが、窟の中では今残された姿をみることができる。

かなり隋、唐の時代の仏像や壁画などもあるが、多くが清の時代に塗り替えられているようだった。

窟の中は暗い。ガイドさんが懐中電灯で照らしてくれる。

ガイドさんは、案内するポイントをきちんとトレーニングされているので説明は要を得ていると思う。
ただ、各人の言語能力には違いがあると思うので、もしかしたら流暢でなくて意味がわからない場合があるのかもしれない?

中国人観光客は大人数でマイクをつけたガイド一人がつれてまわるので、それに比べるとかなり細かく案内してもらえると思う。

窟の中はすばらしいと思う。

8つの窟という量は、もしかすると多いのかな?

特に中国の時代、民族、がよくわかっていると理解も深いかもしれない。

■休憩

 ガイドさんと別れて、一旦座って休憩した。

頭痛がしてきた。頭をかなり使って、そして暗いところをよく見ようとがんばった。
眼精疲労で頭痛によくなるので、今日もそれではないかと思った。

座って休めるところは、参観区域から出た外にしかないように思われた。
まだチケットで見られる場所があるのだけれど、続けて参観するには休憩が必要だった。

昨日買ったクコの実を食べたり、母が日本から持ってきたお菓子などを食べて休憩した。
8つの窟をガイドさんに連れられて参観することは、想像していた以上に疲労した。

ベンチで休んでいる間、多くの中国人が歩いていった。
皆は、大人数の団体にまとめられて、一人のガイドさんが案内していた。

あんなに大人数で窟の細かい説明なんてできないだろうなと思った。
説明してもあんなに人が多ければ、ほとんどの人が説明している箇所をみることができないだろう。
残念なことだなぁ。
でも、外国人は外国人チケットを買わなければならないのとおなじように、中国人は普通のチケットしかないのかな。
それともお金を出せばもっとゆったりと参観できるチケットがあるのか?

■九層楼

 莫高窟と言えば必ずこの写真がでてくるという九層楼。
これは、ガイドさんと別れて自分たちで参観するエリアにある。

そのエリアには大きな窟がいくつかあるのだけれど、さっき休憩したので時間が終了時間に近くなっていたみたいだった。

係りの人にそういわれたので、手前の窟はほとんどちら見しただけで出て行った。

そこの人に私たち日本語を話す日本人が二人でふらふらしているので「珍しいですね」と言われた。
時間がなかったので確かめていないけれど、たぶん日本人は皆さん団体で来るのだろう。

敦煌が日本人の人気スポットではあるけれど、ほとんどの人が日本からくるシルクロードツアーみたいなのに参加するのではないだろうか。
中国に留学などで在住している人が、休みを利用して個人で来てみた、というのが一番考えられる個人客だろうか。

あるいは、個人的にガイドを雇って個人旅行か。


私たちみたいに、日本から母娘で敦煌に個人旅行しました!ってのは少ないだろうね(笑)

   
 ↑立派だね。手前の階段の人口っぽさがちょっと気になるが。  
     
 ↑昔はもちろんこんな九層ではなかったそうだけれど、今はこんなに立派    
     
 ↑この前はたくさんの写真撮影客でいっぱいだった。
 幸い広場になっているので、写真は撮りやすかった。
   ↑壁面に昔のものが残っているところがあったり。
     
     
     

九層楼の他には、巨大な仏像と、涅槃仏が見所のようだった。
終わりの時間が近いからなのか、見物するお客さんは多くて、列になって進んでいくので自分のペースで仏像を参観することはできなかった。
窟に入ったらそのまま列の流れにのって移動しないといけない感じだった。

人気の観光スポットだから仕方のないことなのかもしれないけれど、ちょっと寂しいよね。
あまりにもオートマティックで。

まあ、最初の窟の見学が時間をかけてできるので、この部分は仕方がないかもしれない。
それに、詳細な説明をしてくれる人がいないと、見るべきポイントもわからず、要を得ないよね。

こういう見学の仕方もありなのかな。

■莫高窟デジタルセンターへ戻る

参観を終え、デジタルセンター行き大型バスある駐車場へ歩く。

そこまでにちょっとしたおみやげ物やさんなどがあるのだけれど、やっぱりたくさん窟を見てまわったので頭がお腹いっぱい過ぎて何も見る気にはなれなかった。

博物館のレプリカとか見ごたえあるのだろうけれどね・・・。
一日に詰め込める量は限りがあるということを痛感する。


デジタルセンターまでは大きなバスで移動。

     
 ↑この周りの地形を借景に、すごい王国の建物のようにも見えるが、
きっと後から作ったのだろう。。
   ↑莫高窟の周りの地形は、敦煌市内の中心とは全然違う。
     
 ↑参観を終え、デジタルセンター行き大型バスある駐車場へ歩く。    

デジタルセンターで、市内に戻るミニバスは、くる時に乗ってきて降りたその場所から出ていた。

行きはたくさんある硬貨で二人分6元を支払ったのだけれど、今回もそれを硬貨で出そうと準備していたら、斜め後ろに乗っていたお兄さんがこういった。

あの運転手は紙幣しか受け取らないよ、行きはあの運転手の車に乗ったけれど硬貨は受け取ってくれなかった、紙幣を準備したほうがよいという。


私は、そういう経験がなかったのでそうなのかな・・・と半信半疑だったのだけれど、実際に支払いのときに5元をお札で出して、1元をコインで出そうとしたら、紙幣しか受け取らないと言われてしまった。

やっぱりそうだったのか。

1元コインはコインの中でも大きくてつくりが悪いってこともないし、何も問題が無いと思うんだけどねぇ。

一元札にかえて支払う。

母に言うと、ガイドブックにそんなことが書いてあったと言っていた。
都市部以外は硬貨が流通していなくて、硬貨での支払いを断られるということもあると。

なるほど!勉強になった。

バス代(1人) 3元

■敦煌山荘

3元のバスで敦煌賓館に戻り荷物をピックアップした。

そして今夜のお宿「敦煌山荘」にはタクシーで移動。
敦煌のタクシーはメーターがあってもメーターを使いたがらないので事前に値段交渉が必要だ。

ホテルに送迎にきて空になったタクシーをとめて値段をきいてみると20元と言われた。
さっき旅行社でおねえちゃんが20元くらいと言っていたので、それでいいかとおもって乗ることにした。
(15元でもいいみたいと後で知る)

敦煌山荘到着。

今回のお宿はBookingcomでとった。
お友達紹介を利用してとったので、紹介してくれた人も紹介されてお宿を取った人も両方が2000円がもらえる。

2000円も今度Bookingcomで使えますよといった金券ではなく、登録したクレジットカードに入金されるのでとても価値が高い。

本当はずっと敦煌山荘一つの宿を取りたかったけれど、10/5の日がとっても高くて、その日を基準にしてとると他の日まで値上がりしてしまうようだったので10/5日だけ別のホテルで一泊することにしたのだ。

1泊は莫高窟見学に便利な敦煌賓館にしたけれど、正解だったと思う。

敦煌山荘はオフシーズンだとそんなことないみたいだけれど、今回は国慶節のちょうど終わりくらいで他に書いてある相場よりも高い感じがした。

敦煌山荘ウェブサイト
http://www.dunhuangshanzhuang.com/

     
 ↑民族調ファブリックがかわいらしいお部屋。   ↑シンクボールもエキゾチック。
     
 ↑一つ残念なのがバスタブがないこと。天井と可動式のシャワーヘッドが
あることと床が水浸しにならないつくりになっているのはよかった。
   ↑かわいいラクダのミニチュア。ロビーの自販機で売られていた。
     
 ↑子供が遊べるスーペースがあった。    ↑敦煌近郊の観光地について描かれた図。おそらく動物の皮。
     
 ↑吹き抜けで広々としたロビー。   ↑階上からロビーを覗いた写真。 
     
 ↑絨毯も販売しているようだ。    ↑蚕、機織など、シルクロードだからだね。

■夕食@敦煌山荘

 今日は莫高窟の観光で頭を使って疲労したので、夕食は遠くまで行かずにホテル内ですることにした。

ホテル内で夕食を食べられるところは、中華料理のレストランと、外が見える西洋料理バーみたいなところがあるのだけれど、その西洋料理バーというのは明日からの朝食会場となる場所でもあるようだ。

中華料理のレストランはちょっとうろうろしたところ見当たらなかった。

西洋料理バーは、三階のところに入り口がすぐあったのでそこに行くことにした。


ネットの口コミですでに知っていたのだけれど、砂漠をみながら食べる料理というのは最高!とこのホテルの口コミに書かれていた。
朝食も砂漠を見ながら食べられる。
夜もなんとなくロマンティックそうだ。

西洋料理バーみたなところ、名前は摘星閣という。

階段を昇って到着すると、わーぉーって感じ。

すごく地形が開けていて広々とした空間。

砂の山に、独特のシルクロード情緒たっぷりな音楽がゆったりと流れ、ほんの少し旅行者たちの話し声のざわつき・・・

非日常の素敵な融合。

しかし、都会にあるルーフトップバーなんかとは全く違う。

ここは何といっても砂漠のオアシス。



まだ日は暮れていなかったけれど夕暮れそして暗くなってからも期待できそう!

料理は、私はせっかくなので中華料理を食べたかったのだけれど、中華料理は卵とトマトの麺くらいしかなかった。

あとは母にきいたら、母がピザが食べたいというので、ベーコンのピザとかぼちゃのスープ、そして私が食べたかった卵とトマトの麺を頼んだ。


料理が運ばれてくるころになると、だんだんと暗くなってきた。

かぼちゃのスープはとってもかわいいかぼちゃの入れ物に入ってきた。
ついてきたミニパンはちゃんと温められていておいしかったけれど、かぼちゃのスープが薄味だった。

続いて卵とトマトの麺もなんと薄味。

このレストランのシェフは薄味なのかそれともこの地域全体の特性なのか?


最後にピザがやってきた。

大きさはそれなりに大きい。

ピザはやはり中国ではお高い。ここでも68元だったので日本円で千円以上。

しかしまあ、ホテルの中にあるお店ということなので、全体的にお高いのは仕方ないね。
だけど支払いはクレジットカードでできるのでとても安心。

夜が暮れてあたりは暗くなると、テーブルランプをつけてくれてムーディーになった。

恋人同士は楽しいかもしれないが、季節的には外に長居するのにはちょっと寒いかもね。


すると大きな花火やらなにやらが始まった。

少し離れたところでなにやら野外ショーのようなものが行われているようだ。

かなり大掛かりな演出に思われる。


店員さんにきいてみると、敦煌盛典というショーのことで、毎日開催しているようだ。

そういえば、莫高窟デジタルセンターでも、また昨日泊まった敦煌賓館でももう一つのなんとかというショーをお勧めされた。

敦煌はそのようなショーがよく開催されるのだろうか。

時間があったら考えてもいいけれど、まずは普通の観光地を見てまわってからだね。

     
 ↑うす暗くなってき始めた。   ↑少々寒いがお客さんはちらほら。 
     
 ↑砂漠を眺めながらとる食事、飲み物が楽しめる摘星閣。   ↑写っているほとんどがこの敦煌山荘の建物。このホテルとても広い。 
     
 ↑暗くなっていく感じがとてもよい。   ↑灯りがともり始めた。 
     
 ↑パンプキンスープ。温かいミニパン付。32元。   ↑卵トマト麺。28元。 
     
 ↑母が食べたいと言ったのでベーコンピザ68元。    ↑向こうの方でにぎやかなのは「敦煌盛典」というショー。
毎日開催されているそうだ。
     
 ↑摘星閣。朝食会場もここのようだ。    ↑敦煌盛典のショートは違う場所も灯りがついていて何かしているのかな
     
 ↑暗くなってきてテーブルのランプが頼りになる。   ↑摘星閣には三階から外に張り出した階段で上り下りする。 

■ホテルを散策

普段とは違う素敵な空間で食事をして、母にご馳走になる。ありがたや~。
まあ、今回は母が敦煌に連れて行ってほしいというリクエストをし、私がチケットホテル予約手配、すべてを行った。

現地に来てからはガイドとまでは言わないけれど、パーソナル添乗員状態だからね。
こういうメリットがないとね~。

莫高窟を見学した後は、最高に疲れていたのだけれど、無事ホテルにチェックインして食事も終えるとゆとりを大きく取り戻した。

ちょっとホテルの中を散策してからお部屋に戻ろうということでうろうろしてみた。

ロビーやメインの客室のある大きな建物以外にもまわりにちょこちょこ小さな建物がある。

入り口に近いところには、バーベキューが食べられる酒坊?とかいうような名前のお店があった。

他にも大き目の離れがあったりでいろいろ面白そうだったけれど、いかんせん夜で暗いのでまた明日以降ゆっくり見に行こうということにした。

今日は観光をしっかりしたので疲れたね、明日は鳴砂山へ行く予定。

おやすみなさい。

     
 ↑ホテルのメインの建物。夜はライトアップされて荘厳   ↑敷地は広いので散歩してみる。メインの建物の裏側。 
     
 ↑ここがマッサージを提供している離れ。次の日に利用する。    

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