2日目 クアラ・ルンプール市内観光

■起床

 9時くらいに起きた。昨晩寝たのが遅かった割には早く起きれたので上出来。
昨日のドコモのプラグを試してみる。やっとマレーシアタイプに変換する方法がわかった。そしてプラグに差し込んでみると…成功!これでひとまずは充電できる。でもそのプラグは一つしかないので妹の携帯を充電したら私はカメラを充電できなかった。妹のカメラも充電が必要だし。どう考えてもプラグが足りない。やっぱり買いにいったほうがよさそうだ。

↑電話ボックスで電話をする人、
スーツを着ているけどビジネスマンかな?
↑日本語のステッカーが貼ってある。
パワー炸裂っ!

■アロー通りへ向かう

 リーズナブルホテルというだけあって朝食はついていない。正確にいえば食事をする施設を備えつけていない。でもブギッ・ビンタンといういい場所に位置しているので歩いてアロー通りに朝食を食べに行くことにした。外に出るとやっぱり暑かった。サングラスがとっても役に立つ。私たちはサングラスをしていても外国人だとわかるようで時々現地の人っぽいひとに「よぉ!」みたいに話しかけられる。仕事の車にのった中華系のお兄ちゃんに中国語で「お茶飲む?」ときかれた。私たちは中国人にみえるのかな?

↑これがアロー通りという看板 ↑アロー通りの向い
↑よく見るとパンツの裾をブーツにいれている。
結構ファッショナブル?!
↑一家でおでかけ?子供たちは普通のファッション
なのが印象的だった
↑アロー通り沿いのお店の看板には中国語も沢山
見られる。1階がお店、上はアパートになっているようだ
↑アロー通りのお店にある水槽
水槽があって魚が泳いでいるお店もあった。

■朝食

 アロー通り自体はまだ営業開始をしていない様子だった。角にあるにぎわっているお店があったのでそこで朝食を食べることにきめた。中華系の料理屋で中華系の人が働いていた。注文は中国語でOKだし、もちろん英語でもOK。私と妹のように私は中国語、彼女は英語、あるいはマレー語で話すというような同じグループの人が違う言語を話すということをしても彼らは驚くことはない。多民族、他言語の共存する地域だなあとしみじみ思う。
 私は鶏肉とピータンのお粥、妹はエビ入りお粥を頼む。テーブールの上には小皿に乗った極細おしぼりとピータンなどの前菜がおかれていた。私たちがテーブルにつく前から置いてあったものだ。妹と二人でこれは無料なのかな?それとも食べたらその分だけカウントされて料金がかかるのかな?と話す。よくわからないのでピータンには手をつけず(私はお粥にピータンがやまほど入っていたし)おしぼりだけをつかってみる。そして最後にはおしぼり0.9RMと課金されてた。
 鶏肉とピータンのお粥はでてくるまでに意外と時間がかかったがお味の方はおいしかった。結構大きなお皿にでてきたので量も1人前より多いくらい。サイパンで食べたアメリカサイズのお粥も多かったけれどKLサイズも大きいなぁと思う。

↑これが私の頼んだ鶏肉とピータンのお粥
ボリューム満点、なかにピータンが沢山入っている

■プラグを探して

 おなかも満たされたところで次は旅の必需品、カメラの充電をするための三つ穴プラグを日本式の2つ穴プラグにかえるものを探すことにした。このあたりはショッピングセンターもあるのできっとみつかるだろう!BBプラザ(正式名称はブギッ・ビンタンプラザというらしい)に入る。スタバもはいっていた。KLのTシャツとかあるのかな?とのぞいてみる。店員さんにきいたらTシャツはないそうだ。かわりにあまりかわいくないくまのぬいぐるみがあった。スタバをでてBBプラザの中に入ると一階は携帯とかカメラとかを売っていた。なにやら天津のいずこを思い出す。そう、PC等の電子機器をあつかうサイバーマートにそっくりだ。違うところというとここはサイバーマートのようにごみや異臭が漂っていないがインフォメーションカウンターがなかった、というところだろうか。サイバーマートの例にのっとっていくとプラグも上の階のどこかにあるはずだ。とりあえずエスカレーターを登ってみる。でもよくわからなかったのでそこらへんの店員のおにいさんにきいてみた。最初は説明が通じにくかったので絵でも書こうかと思ったところお兄ちゃんは理解したらしい。次の階にあるとのこと。お兄ちゃんありがとう。次の階にいってみる。プラグをたくさん売っていた。オーストラリア用だとか何種類かある。2番目にやすい13RMのプラグを一つ購入する。すっごいやすい!

↑お菓子か何かを作って売る車 ↑MR.BEANを発見
左上の看板が必見「Only Mee」Meeは麺のことなの
だけどここでは「Only Me」とかけているようだね。
↑植木が南国風だね。やっぱり暑い。 ↑ちょっと汚いゴミが散らかっている場所もあった。

■またまた中国

 プラグを手に入れたので次はホテルに戻ってしばし充電をしなければならない。ホテルに戻ろうとしたところ按摩マッサージ店をみつけた。このあたりはマッサージ屋さんもたくさんあった。看板をみているとお店の男性がでてきた。値段をきいてみる。ディスカウントできますか?ときくとできない、だけど時間を5分間延長することはできるといっていた。5分?10分じゃだめなの?というと今すぐなら10分でもいいという。本当は夜マッサージしようと思ってたんだけどまあいっかということでここで足マッサージをすることにした。
 中に入って店員さんが話すのをきいて気がついたけれど彼らは中華系の人だった。話す言葉が広東語のような感じ。試しに「我係日本人」と広東語でいってみたら反応あり!そして北京語で会話をした。彼らはマレーシア人なのだけど祖先は福建省からきたそうだ。南方なまりだけれど北京語をぺらぺら話す。しばし北京語にて会話を楽しむ。中国語ってすごいなぁ。私の妹は日本人に見えるけれど私は中国人に見えるといわれたのはちょっとショックだったが・・・。色々話して思ったけれど彼らは中国系ではあるけれどマレーシア人、話すときは「我MEN馬来西亜人(私たちマレーシア人は)」といっていたのが印象的だった。マッサージの腕も本場中国のマッサージの方が私にはあっているかな。一応ツボを指圧しながらというスタンスなのだけれど彼らもどこがどこの臓器と関係しているツボだとかは把握していないようだった。「どこか悪い部分があるかどうかわかりますか?」ときいたら「わからない」といっていた。そして「マッサージのお店で胃腸が悪いとか、睡眠がよくないね、とかそういうことは誰だっていえることだ」といっていた。適当にどこどこがわるいと発言するマッサージ師が多いということをいいたいのだろうか。私はきちんと勉強してそれなりの経験を積んだらツボを押した間隔でどこの臓器が不調だとかわかるということは本当にあると思うし、ひいきするわけではないけれど私がよく通っている中国の盲人按摩師さんが伝えてくれるそういう情報は結構信じている。簡単にはわからないことなのかもしれないので、適当に「胃腸が悪い」という按摩師さんももちろんいるだろうし、田舎からでてきてただ働いているというマッサージ師さんも天津に多いのも確か。彼らがいるからマッサージの値段が安くできるということもあるし、何がよい悪いっていえないけれどツボというものの存在とツボ押しの効能は結構信じている。

↑足つぼマッサージの看板が多い ↑高山脚底治療所の前で。紫のポロシャツが
彼らのユニフォーム
↑これはマッサージ屋の中、トイレに行く時に通った
場所でここでおばちゃんが洗濯をしていた。

高山脚底治療所有限公司
TEL:03-2144-7663

■ホテルに一旦戻る

 寄り道したけれど今度こそホテルに戻ってしばし充電が必要だ。戻ってみると当たり前のことだったのだけどキーを挿していないので電気がはいっておらず置いてきた妹の携帯電話の充電は入っていなかった。キー差し込み口に紙でもはさんでおけばよかったよ。妹の携帯をみると昨日のNさんから何通かメールがきていた。まだ寝ているの?といった要件。そしたら電話がかかってきて今日はどこに行く予定?ときかれた。結局NさんとSさんが車で一緒に回ってくれることになった。2時くらいに向かえに来るということ。それまでカメラの充電をしながら休む。

■KL観光へ出発

 NさんとSさんが到着した。昨日のようにSさんの車で出発だ。NさんもSさんも今日はお休みだということで私服でラフな格好をしていた。最初の目的地はイスタナ・ヌガラ(王宮)だ。KLの市中心部より南側に位置しているようだ。 マレーシアの王様は5年に一度選ばれるらしい。

↑KLの道路、高架はモノレール ↑何か忘れたが建物
↑こちらも何か忘れたが建物 ↑王宮入口に停めてあったタクシー
↑ここから王宮の写真
門の両側に馬の乗った護衛さんがいる
↑これが王宮。柵があるので中には入れないが、
柵の隙間から撮影、中は一面整った芝生
↑たくさんの人が訪れ、馬や護衛の人、門の所で
記念撮影をしている。
↑柵のまわりには奇麗に植木がしてある。
↑写真撮影をしているアラブの人?
この時期アラブからの旅行者が多いらしい。
↑この人は全身白でコーディネートしているようだ。

 王宮の詳細は私の持っているガイドブックには載っていなかった。ちょっと市内中心部から離れているのかもしれない。大きな観光バスが停まっていたのでツアーの人で訪れる人が多いのかも。中に入れないのでただ外からその王宮の様子をみて、門に立つ衛兵と馬にのった衛兵と記念写真を撮るということだけがここでできることだがマレーシアという国を知る上で王宮を訪れるのもいいかなと思う。

■クアラ・ルンプールのハブステーションへ

 次の目的地はKLセントラル駅。ここはクアラ・ルンプールの軌道交通のハブステーションになる駅だ。中に入ってみると現代的で広々とした雰囲気。人はたくさんいるけれど乱れた感じはないし見た感じ浮浪者や大きな荷物を抱えた農民の大移動もみられなかった。これが都会の駅の姿だろうか。

↑車の中から見えたKLタワー。右の建物に書かれ
ているのはアラビア文字のようだ。
↑KLセントラル駅入り口 近代的なつくり
↑中にはいって地下に降りるエスカレーターがある ↑マクドナルドもある
↑豪快でセンスのよいフルーツ売り場 ↑船のような面白いカウンター
↑見えるかな?この子にはハーネスが付いていて
お父さんが引っ張ってあるいていた。
↑私たちには新鮮にうつってしまう
携帯をつかうイスラムの人
↑エスカレーターで地下に行くとバス乗り場
ここからLCCT(空港)行きなどのバスがでている。
↑颯爽とあるいて駅を出るマレーの女性

■地元の昼食

 お昼には東南アジアで広く食べられているチキンライスを食べることにした。シンガポールのチキンライスはとても有名らしい。マレーシアのもおいしいよ!と地元民の彼らがよくいくお店につれていってくれた。お店事態はゴージャスでもきれいでもないけれど味が非常においしかった。すごく満足!
 

↑チキンライスを注文するとでてくるライスとスープ
これは一人用。
↑まったくYUMMYなチキンだった。あっさり系のソース
も癖になるし、4人で一皿食べた
↑これがまた超美味だったライチジュース
水にライチが入っているだけだそうだがほんのり
甘くてすごくおいしい!
↑これがチキンライスを食べたお店
かなりローカルチック

■買ってください

 お店はローカル食堂だからか、食事中に「コーラン買ってください」という子供がやってきた。いらないといったのだけれど結構居座る。いらないとまたいったのだけどまだそこに立っているので無視することにした。やっぱり私たちは外国人だから期待しているのかなと思ったりした。子供のために買ってあげるべきだったのかなぁ?とちょっと思ったりしたけれどあとでSさんにきいたら彼らも外国人ならしい。中国にもいる物乞いの子供たちと同じように彼らも誰かに雇われていてお金をあげたとしてもそのおかねはそのボスにわたって彼らのためにはならないらしい。それに私にはその子供たちは食べるものがないほどの貧しさを感じなかった。直感的に何かしてあげなきゃならない!と思わせるような雰囲気はまったくなかった。 

■KLの車窓から

 車からはKLの車窓が楽しめた。市内は車が多いので結構渋滞する。KLの交通渋滞は結構有名なそうだ。綺麗な高層ビルや建設中の建物も多かった。

↑車の助手席から撮影。高層ビルが並ぶ。
前方左側にはツインタワーとKLタワーも見える。
↑建設中の建物
↑民家のベランダにたくさんの国旗がつなげられている
これは8月30日の国家記念日のためだそう。
↑こちらは市内の写真、図書館?だったかな・・・
屋根の模様がユニークで素敵

■KLお勧めスポットへ

 次の目的地に到着。ここは私たちが自分でリクエストした場所ではないのだが、マレーシア人のSさんがここに在る「あるもの」が日本にはないKL独特のものだと思っていてぜひ体験してもらいたいと思いおすすめしてくれた場所だった。そのあるものとは???

観覧車

厳密にいうとこういうタイプの観覧車は日本にはない。中国の北京で開催されたワールドカーニバル(嘉年華)で乗った高速観覧車に限りなく近いタイプ。ということでKLの名物といえばそうでないともいえない。ここで「日本にはこういうの山ほどあるとか」「もっといいのに乗ったことがある」とかいって彼らのメンツをつぶしたり親切な心を踏みにじることはしたくないし、それにこうやって偶然友達になれた彼らと一緒にKLで観覧車に乗るということが貴重な体験だ。ということでお世話になっている彼らの分の乗車券を私たち二人で持つことにした。
一人15RMなので4人で60RMだった。これは結構高い金額である。Sさんの車で移動しているので今までに高速料金もかかっているし、昼食のチキンライスもおごってもらった。まさかチキンライスが高価だというわけではないが彼らいわくマレーシアでは食事は男性が支払うものらしい。そうじゃないとその男性はジェントルマンではないと。女性はもし彼女ではなくて友達なのだったら食事以外のところで時々お金を出せばよいとのこと。今回はそう言ったばかりだったので彼らも遠慮なく私達が観覧車代を支払うのを見届けた。
この観覧車の愛称は「Eye On Malaysia」で地上60M、エアコン付き。

↑中央にはツインタワーが、右の方にはKLタワーが
見える好写真撮影スポット
↑これが彼らお勧めの観覧車
↑ここでは団体のお客さんが多かった。 ↑これがこれから乗るゴンドラ
↑皆さんここでゴンドラが順番を待つ
インド系、アラブ系のお客さんが多かった

■ゴンドラからKL市内を一望

 このゴンドラは日本の観覧車と違って回転の速度が速い。そして途中で止まる時間がある。その時に写真を撮ったりできる。しかし日本の観覧車に慣れている私にはこのちょっと早い観覧車は実は怖かったりする。高い位置でストップするという時間も微妙にスリルだった。

↑遠くに見える高層ビル群と手前は公園敷地内 ↑こちらには遠めに低い山がある。
緑も多いしKLの町は綺麗だなと思う。
↑この方角にはツインタワーとKLタワーが見える ↑タロイモアイスクリーム

■さすが文明

 ゴンドラから降りて最後にみんなでアイスクリームを食べた。このアイスクリームはコーンの部分までぎっしり詰めてくれているので早く食べないと溶けて手もとにたれてくる。そんなときのためにSさんが手を洗う用のミネラルウォーターを買ってくれた。食べ終わったらこれで手を洗って、と渡してくれたのだけど海外生活が長いせい??私はその自分が座っている場所で手を洗ったらいいのかなぁなんて思ったら彼らに「あっちの花壇でお水を流してね」といわれた。中国生活の長い日本人の私よりも彼らの方が文明的だった(←この文明的という言い方が既に日本人っぽくないが)。街の綺麗なKL、そこには街を綺麗に使うKLの人がいた、と非常に感心した。

■車窓よりKLタワー、ツインタワー

 ちょうど帰宅のラッシュアワーにもなって市内は渋滞だった。そのおかげもあって結構ナイスな位置で写真を撮ることができた。ラッキー!今回は車窓でしか見ることができず中に入る時間のなかったツインタワー、正式にはペトロナス・ツイン・タワーというそうで高さは452M。日本と韓国の建築会社によって建設され2003年までは世界で最も高いビルだったそう。ちなみに当時世界で最も高いビルだった「台北101」(台湾一人旅参照)は508Mなのでこれより高い。そして今はアラブ首長国連邦で建設中のブルジュ・ドバイが世界一の座にあるらしい。2008年の完成予定。参考までに。
 ツインタワーはその名のとおり2本のタワーになっているのだがこの2本のタワーが42階にあるスカイブリッジでつながれている。このスカイブリッジは一般にも公開されている。ただ朝8時からタワー2で配布されて数量限定なので9時すぎにはなくなってしまうかもしれないとガイドブックに書いてある。
 ツインタワーとともにKLのシンボル的存在なのがKLタワー(ムナラKL)だ。こちらも結構高さがあり421m。こちらは展望台に入るのにチケット配布を並んで待つ必要はないようだ。

↑なかなかスリムでかっこいいねKLタワー、
天津の天塔に似てる?
↑ちょうど渋滞で車が停まったので好位置で撮れた
やっぱり高いねツインタワー
↑モノレールはこういう風に道路の上を走っている ↑そこへちょうどモノレールがやってきた。

■クアラ・ルンプール鉄道駅

 ここには行きたいと思っていたKL鉄道駅。こちらはさっき観光したKLセントラル駅とは全然違う雰囲気。建物はムーア建築の面影が色濃くのこる歴史的建造物だ。想像どおり綺麗でエキゾチックな雰囲気だった。ただ車の往来が多いところなので道路を渡って遠くから駅全景を撮影しようとするのは難しいかもしれない。私も面倒だったのでちょこっと撮影するだけですませてしまった。

↑下から見上げる ↑白色と緑がマッチしている。
↑鉄道駅の向いにある建物も趣がある。
この間の道路の交通量が多い。
↑なんとも言えない異国情緒あふれるつくり

■国立モスク

 本当に写真を撮るだけになってしまったが国立モスク。本当はこの国立モスクか、マスジッド・ジャメというモスクのどちらかにいきたかったのだけど彼らのお勧め観光コースには入っていなかったようで残念。でも一応車を停車してくれたので写真撮影だけはできた。

←中に入れないにしてももう少し近くまで
行って見学したかったなかぁ。

■ムルデカ・スクエア(独立広場)

 渋滞だったので結構時間がかかったけれど日が暮れる前にムルデカ・スクエアに到着した。このムルデカは独立という意味。
1597年8月31日に独立が宣言された歴史的な場所。世界一の高さの掲揚塔(100M)と8.2ヘクタールの手入れの生き届いた芝生のある広場は広々として爽快だ。街中はこの時間帯はどこもラッシュで車がいっぱいだけどこんな素敵な歴史的な広場があるなんて心地よいだろうなと思う。8月31日が独立近年日なので8月の夜はライトアップされるそう。いろんなところで国旗のデコレーションがみられる。

↑近代とエキゾチックが混じったお気に入りの風景 ↑広々とした芝生がある。
↑これが世界一高い掲揚塔だとおもわれる。 ↑とてもKLらしい一角だと思う。
イスラムと近代的な建物と南国の植物と。
↑センスのよい緑の噴水

■最後の最後まで

 カメラの電池の充電が切れそうだったのでもう他に見るところはないよね?とSさんに聞いたところ少し考えて連れて行ってくれたのがここ。催促できいたわけではないけれど、渋滞に巻き込まれずに日没までにたどりつく観光地はどこかあるかとちゃんと考えて実践してくれるというSさんのホスピタリティーと行動力には感心だ。ということで私たち以外に誰もいなかったがここは某ガイドブックにもちゃんと載っている国家記念碑(ナショナルモニュメント)というところらしい。マレーシア独立戦争で命を失った兵士の功績をたたえるために造られ、アメリカ人彫刻家フェリックス・デ・ウェルドンによる立体ブロンズ像がある。開いている時間がもう過ぎていたので中には入れなかったが後でネットで調べてみたら立派な立体ブロンズ像だった。

↑入口からこの門のところまでしか入れなかった。 ↑奥の様子。あそこには何があるのかな?

■最高だねプトラジャヤ

 夜はSさんお勧めの夜景スポットへ向かう。Sさん曰くプトラジャヤにいったら絶対帰りたくなくなる、絶対に気にいるというほどのお勧め具合だった。私はKLタワーから夜景でもみようかなと計画していたのだけど結果的には行ってよかったと思う。プトラジャヤとは前首相が10年後のKLを見越してKLの近くに(といってもそんなに近くないが)新行政都市を作ったもの。すでに官公庁行政機関はKLから移動してきているそうだ。Sさんいわく移動していないのはあとは大使館くらいだという。ついたのが夜だったので人の生活しているような雰囲気が感じられず(オフィスなので当たり前なのだが)広々と空間がとられているので人口密度がものすごく少ない気がした。でも広場みたいなところにいくと人が集まっていたのでKLから来た人なのかわからないけれどここにも生活があるのだと安心した。この綺麗な夜景にこんかい初めて三脚を利用して撮影に挑んだ。三脚といっても15cmくらいのおもちゃなのだけれどそれでも地べたにつけて撮影したものはブレがかなり防げた。人物をいれるとどうしてもうまく取れなかった。フラッシュを夜景モードにしたり、フラッシュなしでしてみたり、ホワイトバランスを調節してみたりいろいろ試してみた。人物入りはあんまりだったけれど景色だけのは結構綺麗にとれたかなと満足。

↑建物のライトアップが綺麗だ。すべての建物が
このように綺麗に輝いている。
↑こちらはイスラムっぽい建物。
緑もあって魅惑たっぷり?!
↑ショッピングセンターのようにみえたけれど
行政機関の建物だそう。
↑こっちは広場になっている。
↑うす紫の建物が新しく作ったモスク、プトラモスク ↑地面のタイルもゴージャスだ。
↑街頭と建物の明かりとがとてもきれい ↑近未来的な橋、交通量が多くないので停まって
車を降りたりできた。
↑道路も広々としている ↑これがさっきの橋。違う場所からみた図

■遅めの夕食

 午後はいっぱい観光したので夕食がかなり遅くなってしまった。不規則な生活に比較的なれている日本人の私たちはいいけれどムスリムの彼らは結構規則的に食事をしたりすると思う。それでも私たちのために一日中観光につきあってくれて感謝だ。もうお腹ぺこぺこだと彼らはいっていた。プトラジャヤからKLまで戻るには1時間弱かかるのでプトラジャヤで食事をとる。私はミーゴレンを頼む。軽く麺が食べたいなぁくらいのつもりで頼んだのだけどでてきたものは超からかった!辛いものがそれほど嫌いではない私でも非常にびっくり。そのうち慣れるだろうと頑張って食べたら舌がしびれてきた。氷水で舌をしばらく冷やして休息した。辛いものは食べ過ぎてはいけないなぁと反省。

■KLへ戻る

 大満足のKL観光。あとはKLにまで戻るのみ。お腹も満腹で時間も夜なので結構眠くなってきた。それは運転手のSさんも同じみたいで結構眠そうだった。運転手が眠ってしまったら危ないので一生懸命話をしてがんばる。それでなくてもSさんの運転はかなり危なっかしいのだ。彼曰く自分は腕のよいドライバーだから大丈夫!といっているんだけど事故って自分だけで防げるものじゃないし、腕がよいから事故が起きないというものではない。それに私にはとってもあぶなっかしい運転にしか思えなかった。かなりスピードを出すのだけれど車間距離をとらないからみててかなり危ない。前の車にぶつかりそうになって何度もブレーキを踏む。私がもし運転していて彼のような車間距離をとらないドライバーが後ろにきたらたまらないと思う。そして彼は話に夢中になったら後ろを向いたりして前をみなかったりする。そういうのって同乗者を不安にさせる。Sさんの好奇心旺盛な性格なのだろうけれど頼むから前を向いて運転して!ってかんじ。

■KL市内へ

 Sさんの怖い運転と睡魔との戦いに打ち勝って私たちはKL市内へと戻ってきた。飲み物を買ってくるといってNさんは缶ビールを買ってきていた。そういえば今日はお酒を飲もうかって彼らはいっていたけれど缶ビール飲むってことだったのか?どこかバーみたいなところで飲むのかと思ってたのにそうではないらしい。もしかしてバーにいくお金節約とか?Sさんは日本製造の日本車に乗っていてヨーロッパにも行ったことがあるしそれなりにお金を持っている人かと思ったけれど散財するタイプにも見えるので実は違うのかも。Nさんは悪いけれどお金は持ってなさそうなタイプ。あーあ最初からちゃんと話をしておけばよかったなぁ。彼らが缶ビールを買ってうちらのホテルで飲むつもりだとは思っていなかった。確かに仲良くなってお友達だと言える人だけれどホテルの部屋でみんなで飲むってのはあんまり好きじゃない。一応男子と女子だし部屋に長居されても困る。どうにかして早かえってもらう方法を考えよう。

←これが私たちの泊まったホテル「アゴラホテル」

■飲み

 ホテルに到着。私たちはいつ承諾したのかしらないけれど彼らは車を停めて私たちの部屋に缶ビールを持って飲むことになっている。いまから「え!?外に飲みに行くんじゃなかったの?」というのは遅すぎるようだった。あー、いろいろ失敗したなぁと考える。とりあえず妹と相談してちょっとだけ飲んで早めに眠たいからもうそろそろといって帰ってもらうようにしようということにした。幸い彼らは日本語がわからないのでその辺の相談はできる。しかしその代りに日本の常識は通じない。
 大体私はビールが好きではないんだけどせっかくかってきてもらったので少しだけ飲む。彼らも飲んでそれなりに会話は盛り上がっているようだ。私はただ眠たい。昨日も遅かったし早く寝たいよ。そして明日はまた彼らが空港まで送ってくれるのだけど渋滞を避けるために早く起きなきゃならない。うーん、いつになったら十分な睡眠がとれるの?とイライラするけれどかといって今日一日付き合ってくれた彼らにあんまり失礼な態度はとれないし…、と思っているとなんとNさんがちょっとしか飲んでいないのにトイレへ駆け込む。嘔吐しているようだ。大丈夫か〜?!2回ほどトイレへ駆け込んだ。なんでも今日は頭痛がするからといって薬を飲んでいたそうだ。それでお酒を飲んだから少ししか飲んでいないのに気分が悪くなったそうで。ああ、ちょっとかわいそうと思ったけれど私たちの洗面所を彼が使っているので私たちもかなりブルー。Sさんが私たちの洗面所を汚してしまったのじゃないかとチェックしてきてくれた。水の流れる音がする。Nさんは嘔吐した汚物を流していなかったようだ。おえー、それくらい流せよー!そしてSさんは従兄らしいけれど他人の吐いた汚物を片付けるなんてやさしいねぇと思いながらも私もやっぱり部屋で飲むことにするんじゃなかったと後悔の荒らし。とりあえずNさんは気分がすぐれないことだし飲みは終わりにして早く帰ってもらいましょう!とNさんを呼ぶのだけれどNさんは眠ってしまっている。妹のベッドの方で勝手に掛け布団をめくって眠っている。私のベッドじゃなくてよかったと思ったがどちらにしてもNさんを起こして帰ってもらえないと私たちは眠れない。幸いSさんは元気で頭もしゃきっとしているのだがSさんいわくNさんは一度眠ったら滅多なことでは起きないらしい。Nさんは朝まで眠るつもりのようだ。そんなの困る。Nを連れて帰ってくれよー!!私はNを叩いて起こすのだけどNはなかなか起きない。本当に起きないかもどうしようー。Sにかついて帰ってくれない?といったのだけどSさんはあまり乗り気ではない。Sは会社が近いのでそっちにいくことはできるけれどNを起こすのは難しいのでNの存在を無視してここに居させてやれないかという。そんなの無理です!!Nがここで寝るというのなら私たちは寝ないで外にいるよ。インドネシアで働いていた経験のある妹がいうのはマレーのムスリムの人は男女の友達が普通に一緒の部屋で寝たりすることがあるらしい。お友達だからってみんなで寝ても大丈夫だとか。彼らにはそういう文化があってだからSさんもNが女子の部屋に残ることを重大なことだと思っていないようだけど少なくともNさんとSさんが部屋からでていってくれないと眠れやしない。そういうことをとにかく力説した。これで帰ってくれないなら最悪ホテルの人を呼んでこの部屋からでていってもらうようにしてもらおうと私は心に思った。今日は一日楽しかったしKLでできた友人を大切にしたいと思ったけれど、そんなのどうでもいいから早く帰ってくれって感じ!!
 思いは通じたのかしばらくしてNさんも起きて帰ることになった。ああよかった。結構いろいろいったので明日の向かえのこととかなしになってもいいやって思ったし、いや実際私は明日また彼らに会うのかと思ったらちょっといやだった、特にN。でも明日はやっぱり迎えに来てくれるみたいだ。やっぱり考え方の違いかなー。とにかく部屋にいれたという自分の行動にも反省だし、気分が悪くなった人を無理やり追い出してしまうことになってしまったこともちょっと反省。ああいろいろ反省だった。明日はアジアエアでカンボジア、シェムリアップに移動だ。明日に期待して今日は寝よう! 

3日目へ続く

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