マレーシア ペナン島 女一人旅 2日目  後半

■ペナン・プラナカン・マンション

 ペナン・プラナカン・マンションにはたくさんの観光客がいた。入口でチケットを購入するときに日本人ですか?と聞かれた。そうだといったけれど特になにもなし。日本語ガイドさんがついてくれるのかなと思ったけれどお客さんは多かったし一人のお客さんにはつかないのかもしれない。ちなみにガイドブックによると5人以上で事前の予約があれば英語ガイドの案内をつけてもらえるらしい。

 ペナン・プラナカン・マンションはかなり素敵な場所だった。ゴージャスだけどセンス良くまとめられている。建物の真ん中は吹き抜けになっていて太陽の明かりが入り部屋が明るい。二階も部屋の中なのにその吹き抜けがあるためベランダ風にみえる。階段も廊下もその吹き抜けがあるおかげで全てがおしゃれで様になってみえる。

↑外壁は緑色 ↑食卓
↑吹き抜けになっている ↑階段から
↑ベッドルーム ↑ベッド
↑カーテンすらかわいらしい ↑2階、こんなところでお茶したい
↑ピンク系の石をあつめた棚 ↑真ん中の鏡に写っているのは誰?
↑豪華な部屋にぴったりな洗面台 ↑ベランダ 
外壁の緑と装飾がセンスよくまとまっている
↑こちらは西洋のテイストが強いように思う ↑かわって中国っぽいインテリア
↑隣の建物との間 ↑隣の建物は豪華レストランのよう
↑壁の絵も中国っぽく豪華だ

ペナン・プラナカン・マンション
料金:10RM

■中国寺院

 次は観音寺に行こうと思っていた。地図でみると近いので歩いてすすんでいった。しばらくすると中国寺院がみえてきた。人はあまりいなそうだけれど入ってみた。

入ってみるとやはり人は少ないのだけれど一応管理者みたいな仕事の人が数名いる。お昼どきなので中国のように持ち帰り弁当を食べているが・・・。

参拝者は私以外に一人しかいなかった。

↑ここが中国寺院の入口。車がじゃまだよ〜 ↑お供え物をおくプレートかな?
それの食器棚?
↑厳かな雰囲気たっぷりだ ↑この写真も好き

■中国寺院再度

また道を進んでいくと大きな建物「中国人会館」がみえてきた。地図で確かめると観音寺はその隣にあると書かれている。中国人会館の左側をみてみると確かに地球の○き方の写真と同じ観音寺がある。さっきの中国寺院は観音寺ではなくて普通の中国寺院だったようだ。やっぱりね、観音寺はガイドブックには参拝者で絶えないとかかれているのに一人しかいなかったしね。

 観音寺のまわりはちょっとした広場のようになっているのだが人が多い。寺院でお参りする人のためのお線香などを売るお店があるほかに、ただ休んでいるだけのような人たちもいるようだ。ゴミもおちててちょっと汚い。

 早速観音寺に入ってみる。中は熱心な信者さんたちが線香をたてたり、油をそそいでいる。中国では油を注ぐというのはみたことがないが、そうやって油を注ぐことでろうそくに火をともすのと同じような意味なのかもしれない。この油は何の油なのかわからないけれど黄色っぽい色だった。参拝者は大小様々な線香を買うように油を買い注いでいる。熱心にお焼香や油そそぎをしている参拝者をみると、信仰のあつさを感じる。並んだ大きなお線香をみていると私はなんだか安心した気分になった。

↑これが観音寺 ガイドブックの写真と一緒だね ↑入口の大きな線香
↑なかは豪華、信者の人がお焼香をしている ↑屋根のドラゴン。緻密につくってあるようだ
↑外のお線香等売り場 何軒かあった ↑犬 観音寺のすぐ近く

 観音寺を出た。おとなりの中国人会館はとても大きかった。ペナン島はマレーシアでも華僑の多い地域。私も中国語話せるからここに入れるのかしら?なんて思ったけれどやっぱり私は日本人だから無理なんだろうなと当たり前の回答を自分自身で得る。そういえば日本人ロングステイとか老後をおくる場所としてペナンに住む日本人がとても多いと聞いたのだけど今のところそういう人はみない。ホテルでビジネスマンらしき日本人男性2人がチェックインしていくのをみた(まさにこれから年末なのにペナンでビジネスなのだろうか?)のとさっきコーンウォリスへ行く道で日本人家族の観光客らしき人たちとプラナカンマンションで同じく観光客家族をみかけただけだった。ロングステイの人たちはきっとそういう場所ではなく違う所にいらっしゃるのだろうがそういう日本人の多い場所があるのだろうか?

■ついに事件

 そろそろブルーマンションに向かった方がよいと思った。3時のツアーにこんどこそ間に合わせたいと思う。そしてまたまた歩いてブルーマンション方面へ行くことにした。観音寺の左横の道を上にいくかんじで進む。その道は今までの道より最初すこし狭めに思った。だけど観光客を乗せたトライショーも通っていたし、狭いのに車もバイクの通りも多い道だった。時間はお昼時のとっても明るい時間。とても暑いのだけは気になるけれどこの道で何かがおきるとは全然思わなかった。

↑こんな道。トライショーが3台走っている ↑洗濯物をかけているものは何だろう?

 私は歩いている、暑いので帽子をかぶっている。道を確認したいのと時々シャッターチャンスがあるのでその時はガイドブックとカメラを取り出す。それ以外の時は汗をふくハンドタオルを手に持って、鞄のなかに荷物を全部入れてファスナーをしめて体にななめにかけている。  車がとても多く、道が狭いので渋滞のようになっている。バイクも時々通る。そしてバイクも車が渋滞しているときは少しとまってまた出発するようだった。私は車道を歩いていた。何故その時車道を歩いていたのか覚えていないけれど、ペナンの道には道沿いの店舗や家の前は歩道とまではいかないけれど屋根があったりしてそこを歩けばよかったのかもしれない。他のときはその歩道を歩いていた。しかしそこは店の前だったら人がいたり柱はあるし、段差も多くそれで歩きにくいと思って車道を歩いていたのかもしれない。

 私の鞄はちょっと大きめで今は主に旅行の時しかつかっていないのだけど天津でかったなんでもない素朴な鞄だ。だけど何故旅行に使うかというとそれは普通のハンドバックのように手に持っても良いし、ショルダーバッグのように肩にかけてもよい。それ以外にもう一本斜めがけできる紐がついていて海外旅行の時は主に斜めがけをつかっている。遠くからでも日本人ってわかるような人もいるけれど私はそうじゃないと方だと思う。一人旅だからおしゃれな服を持ってくる必要もないしラフな格好をしていたのだけれど、常夏ペナンのマレー人だとか華僑だとかが着る服装とは違っていたかもしれない。

 多分前方が渋滞でつまって私は歩きをやめた。後ろにバイクがいるのがいるのを見ていないけれど知っていた。前方が進めるようになったので進んだ。後ろのバイクも進んだと思った。その時私の鞄の紐が持ち上げられる感覚があった。と思ったら私は地面に腰(おしりの横)をつけて転んだ。私の鞄がバイクに引っ張らているのを察知した。そして鞄の紐は私の体に斜めにかかっているので私も一緒に引っ張られてこけてしまっているのだと知った。鞄がとられる!!私はぎゅっと鞄を自分の体に寄せた。バイクはあきらめて手をはなして消えた。私は鞄をみた。ここにある。ファスナーも開いていない。車にひかれると危ないので歩道にうつって鞄を確かめる。中身は何もなくなっていないようだ。体は擦り傷だけのように思えた。他に何も異変はないだろうか?びっくりしてどうしたらよいかわからなかったので歩道にしばらくいた。すると車の助手席に乗っている人が通りざまに何か言っている。意味がわからない言語だ、え?え?って顔をしたらロバー?ってきかれた。あ、強盗という意味のrobberといっているのと気がついて「YES」といった。その人はああそうかといった感じでそのまま行ってしまった。そしてちょっとしてやさしそうなマレー人があるいてきた。「君の鞄をもっていこうとしたのか?」と英語できかれたので私はそうだといった。「大丈夫かい?」ときかれたので「大丈夫だ」と私は答えた。そして彼も納得してどこかへ行った。もしかして彼はその光景をみていてわざわざ車を降りて大丈夫かみにきてくれたのかもしれない。なんとなく歩いている人というよりは車にのって移動しているようなタイプの人に見えたから。もしそうだったら感激だけど、私は本当びっくりしていて何をどうしたらよいのかよくわからなかった。ただ自分はケガは殆どしていないと思った。だから病院も良く必要はないと思ったし、警察にいっても犯人のナンバープレートも顔も服装も何もみていないのでどうしようもないと思った。だけどまだ荷物などすべてが大丈夫だと確認できていないのにその場所を離れるのはよくないと思ったし、犯人が消えていった方向に私も進んでいく前にはしっかり安全対策をしてからでないとできないような気がした。

 しばらくそこにいて相変わらず車の通りは多かった。荷物をもう一回確認して汗拭きタオルがないことに気がつく。みたら私がひっぱられてこけた場所に残されていた。それを取りに行って車に踏まれていたようだったけれど私と一緒に戦った戦友として持って帰ることにした。その時なぜ私がこんなことに?と思った。
 通る車ももうその事件を知っている人がいなくなったようだったし私も歩き出す時がきたと思った。やはり3時のブルーマンションのツアーに行きたい。犯人はどこにいるのかわからないけれど私は私の行きたい方向に進むしかない。鞄をしっかり持って、バイクが通ることのできない歩道を通る。バイクが通るとこいつが犯人か!あいつが犯人か!って思えてくるけれど犯人はもうとっくに違う場所に移動しているだろう、気を取り直して早く次の観光地へ行こう。

■ブルー・マンション到着するが

 ブルーマンションへついた。15分前にきたらいいよとインド系ガイドにいわれたので15分前についたつもりだった。そしたら入り口の人に「早すぎるからまだ入れない、3時にきて」といわれた。その時やっと私のみていたカメラの時計は日本時間になっていたことに気がつく。普段時計をしない私は時計を忘れてきて、そして海外では使えない携帯だったので携帯もホテルにおいてきているし、カメラの時間が唯一私が時間をしるツールだった。カメラはトラベル日時というのを設定しているからワールドタイムも設定していると思っていたけれどまだしていなかったのだと知った。そしてあと1時間の時間ができたことを知る。

 あと一時間何しようかなとぼーっとしていると道路の方で「WAIT!PASSPORTなんたら〜」ときこえた。みてみたらおばさんがバイクを追いかけて走っていた。おそらくパスポートを入れた鞄をとられてそれに気がついて待て〜!って走ってみたのだろう。しかし相手はバイクだからすぐにどこかにいってしまった。どういうふうに鞄がとられたのかみていないのでわからないけれど、パスポートが入っていたならかわいそうだなと思う。こっちで申請しないといけないから手続きが面倒だろう。おばさんたちはグループできていたけれどもし一人できていてパスポートをとられてしまったらかなりブルーになると思う。痛い思いをしたけれどパスポートも鞄もとられなかった私はラッキーだったのだと思う。

■喫茶店でニョニャ料理デザート

 さてこれからどうしよう。近くに観光地はないので観光はせずに近くでゆっくりしてようと思った。なんとなく足首が痛いような気がする。遠くに行くのも面倒くさいし、荷物の管理に常時目を光らせなければならないローカルなところは避けて近くにあるシティテルというホテルにいくことにした。ここは同じくジョージタウンにある便利でリーズナブルなホテルなので宿泊を検討した場所だ。外からみてもまあまあの外装なのでスリのような変な人は中には少ないだろう。そこでしばらく待機しよう。中のレストラン兼喫茶店に入った。Main Street Cafeという名だった。そのホテルの宿泊客らしき人たちがバイキング料理を食べている。私は一人でアールグレイティーとマレーシアのニョニャ料理のデザート「サゴ・グラ・マラッカ」を食べた。その時はそれがニョニャ料理だと知らなかったのだけれど、ローカルなものを食べたいと思ったのでそれにした。

↑ココナッツミルクの下に黒蜜がしずんでいる
「サゴ・グラ・マラッカ」

■ババニョニャ料理とは

 「ニョニャ料理(ババニョニャ料理)」とは華人たちの中華料理をベースに様々な香辛料(スパイス)を使うマレー料理を融合させて独自に創り出した料理のことで中華料理もマレー系料理も好きな私は一度試してみたいと思っていた料理だ。
 ババニョニャとは中国大陸から移住してきた中国人とマレー系女性が結婚して生まれたその子供のことなのだけれど、彼らは中国系の思想伝統、宗教(仏教)を引き継ぎつつ、生活様式はマレー系だということだ。現在中華系の人とマレー系の人が結婚する場合はマレー系の宗教、つまりイスラム教に改宗しなければならないので、同じハーフであってもババニョニャとは呼ばれないそうだ。ほうなるほどーと思う。そういう意味ではババニョニャはいつかいなくなってしまうのだろうか。けどマレー系と中国系のハーフというのはきっと存在し続けるだろうからそしたら今度はそれをババニョニャと呼ぶようになるのだろうかねぇ。

 さて肝心の味なのだけれどココナッツミルクが上にかかっていて、その下には黒蜜が入っている。それがなんともいいコンビネーションで美味しかった。多分ホテルのレストランなので外国人に食べやすいようにアレンジとかしているのかもしれないけれど、上品で美味しいと思った。

Main Street Cafe
サゴ・グラ・マラッカ 11RM
アールグレイティー 9RM

■足が段々と…

 そしてそこで十分休憩したのだけれど私の足首が痛くてあるけなくなってきた。これは捻挫をしたときの症状にとても似ている。きっとさっき不自然な姿勢でこけた、いやこけさせられたのでその時に捻挫をしたのだろう。歩いてみたけど痛くてゆっくりとしか歩けない。とく階段の昇り降りは激痛だ。ひぇー、どうしよう、ブルーマンションやめてホテルに帰った方がいいのだろうか?しかしここまできてブルーマンションを諦めたくはなかった。朝もブルーマンションに行き、ついさっきもいったんだよ。そして今まさにブルーマンションのために時間つぶして待っていたのに。

 ゆっくりだけれど歩けるようなのでブルーマンションだけはみてかえることにした。ゆっくりゆっくり歩いてブルーマンションへ。今度は適当な時間だったので入り口のおじさんも入れてくれた。3時からツアーが始まるから××の前に3時にいってと言われた。××の部分は聞き取れなかったけれどなんとかなるだろうと思って、中庭の木陰で待った。ここでは日向と日陰で全然違う。日陰だったら常夏でもそれなりに快適かなと思えた。

■ブルー・マンションにて

 ブルーマンションでは西洋人の観光客が多いように思う。西洋の人からみたらこのブルーマンションはまさしくオリエンタルな美の集合体にみえるだろうか?私達東洋人からみるとそれはオリエンタルだけど西洋も入っていてエキゾチックな感じもある。しかしどうみても私よりももっともっと容易に外国人だと分かる西洋人の人たち、かなりラフにペナンの街を歩いているようだけれど、どうして彼らは鞄をとられなくて、中国で○年暮らして中国語もできる華僑っぽい私が鞄とともにバイクスリに引きずられることになるのだろう。やはりそれは私が一人できているからなのかなと思う。きゃぴきゃぴ日本人女性でも2人組だったら危険は私より少ないのかも知れない。被害にあっていないほうが助けたり、又は他の人に助けを求めたり、或いは犯人の様相やナンバープレートをチェックしたりするかもしれないから犯人にとってはリスキーと判断するように思うから。

 実際ヘナチョコだったとしても隣に男子がいたらいくらとられそうな手提げバックを下げていてもとられなかったりするのかもしれない。私に足りないものはそうか男か、なんて思いながらすりむいたおしりの横が痛いなと思ってくる。ちょっとすりむいただけだと思ったけれど結構ヒリヒリしてくる。実は結構ひどいのかもしれない。悲しいなぁ〜。不思議だけど転んだ直後はどこもいたくないのに段々症状がでてくるんだね。やっぱりショックを受けているときは何も感じないでその後落ち着いてきたら症状に気がつく余裕がでてきて痛くなったりするのかもしれない。私の足はまさにそれで、もう歩くのがかなり痛い。早くホテルで休みたいと思う。

■ブルー・マンションツアー

 3時になってツアーがはじまった。ピンクのタンクトップに大きな真珠のネックレスつけたおばちゃんがガイドさんだった。英語をペラペラ話すのだけれどマレー系特有の話し方だった。しかし他のお客さんは理解しているようでニヤニヤしたり笑ったり時にはおばちゃんに話しかけられて返事したりする人達もいる。みわたしてみたけれど日本人は一人もいないようだ。東洋人はいるけれども華僑なんだろうか英語はペラペラだった。皆みたいに英語を理解できない。非常にかなしい私。一生懸命きいてはいるのだけれど語彙力が乏しすぎるのだろうか?それとも世界各国の英語に触れていないからわからないのか?えーんえーん。

 このブルーマンションはチョン・ファッ・ツィーという中国出身の商人が19世紀末に建てた東西融合の邸宅で全38室、5つの中庭と、7つの階段から構成されている。中国の伝統様式をベースに、プラナカン・スタイルの調度品や、アールヌーボーを意識したステンドグラス、床にはイギリスから取り寄せたタイルなど、随所に世界の一流技術があしらわれている。そのブルーマンションという名称にもなっているインディゴブルーの外壁も風水によるものでその他天井から雨が入ってくる構造等諸々、風水の考えによって設計されているそうだ

 中は一切写真撮影禁止なのと自由に歩きまわることができないのは残念かな。ずっと大勢でガイドのおばちゃんを囲んで難しい英語説明きいていなければならない。部分的にしかききとれない私にとってはちょっと辛い。しかも説明は結構長い。1階をまずみてその後座って説明を聞く場面もあるのだけれど2階にあがってまた降りてくる時が足がめちゃくちゃ痛かった。人数が多いので私一人でのろのろ階段を昇り降りするのも悪い気がして急ぐんだけどそうするとまた痛い。バイクスリコノヤローだよまったく。

↑ブルーと赤の最高コンビネーション ↑ここは撮影可なのでみんなこの人力車とともに
写真をとっていた
↑南国っぽいお花ともあっているね〜 ↑ブルー・マンションとはこれなり
↑ななめからみている。結構広そうだ ↑咲いていた花。
うす紫にブルーが混じっているように見える
ブルーマンションだから?(笑)

 ツアーが終了した、おみやげショップもあったのだけど私はこみあったおみやげショップで足を踏まれたりしたら嫌だから早く外にでる。そして外の庭でゆっくりする。外観は写真をとっていいので写真を撮る人達で握わっていた。さっきツアーのときやけにおばちゃんのギャグにうけていたアジア系女性がいた。英語は得意なようだった。その人が隣にとても優しそうな男性をつれている。女性は手ぶらで男性は手に一眼レフカメラ。会話は北京語だった。観光しているということはペナン在住ではないけれど英語が上手で北京語を話すアジア系ということでマレーシアかシンガポールの華僑なのかなと思った。香港の人も英語が上手だけれど北京語はあまり話さず広東語だからね。台湾の人は北京語が上手だけれど英語は香港の人ほど話さないしね。そう考えるとマレーシアやシンガポールの華僑は言語的には有利だと思った。

チョン・ファッ・ツィ・マンション(ブルー・マンション)
ツアー RM12

■足イタのためホテルへ帰る

 時間をみると4時だった。日は長いし少し涼しくなってまだまだ観光地見て回れる時間だったけれど私はとても足が痛かったので帰ることにした。タクシーを捕まえようと歩いてみたのだけれどなかなか流しのはつかまらない。ペナンではメーターはあてにならないので事前に料金交渉が必要となる。ながしのタクシー捕まえて料金交渉を素早くするのは難しいように思う。しかしタクシーのとまっているところは結構あるのでそこにいって運ちゃんに交渉してみることにした。
 中華系の運ちゃんが英語で話しかけてきた。交渉してみた、実際ホテルまではすごく近いだから5RMっていったのだけどダメだった。10RMから始まって8RMまでしかならないという。ふん、だったらいいよって歩き始めたら誰かが呼び止めてくるかと思ったら誰もこなかったので仕方なく歩くことにした。歩いていたらもうタクシーに歩いて帰る方がいいかと思えてきたのでゆっくりながら歩いて帰った。もちろん8RMで乗っていたら楽だったのになぁ思った。

■ホテルにて小トラブル

 部屋にもどる。こけたところをみてみる。皮がずりむけている、だからヒリヒリしたのだろう。ああこれはお風呂入るの痛いかもしれないなぁと思う。とりあえずちょっと休みたいのでソファで休む。しかし隣の部屋がうるさい。子供がいて子どもが騒いでいるのだけれどそれをしかる大人の逆ギレ声もかなりうるさかった。多分普通の部屋ならそれほどではないのだろうけれど、この部屋は部屋の中にドアがあって隣の部屋とジョイントのようになっている。だからそこから声がもれるのだろう。おまけに子供(大人かも?)がそのドアをあけようとしてみたりする。
 ああこれはもう無理と思って電話することにした。といっても隣の部屋にではありませんよ、ホテルの人ですよ。日本人のスタッフが二名いるということが最初にもらった日本語の説明書きにかいてあったのでその人達がいたらその人達に言おうとおもった。もちろん英語でマレーシア人スタッフにいってもいいけれどその英語での文句を隣の部屋の人にきかれても気まずいし、また世界的に配慮の細やかだと思う日本人にいったほうが対応が良さそうな気がしたから。

 電話sて日本人スタッフと話したいといったらすぐにかわってもらえた。うるさいんですといったらすぐに対応をしてくれた。隣のお客さんは今日の6時でチェックアウトということなのでそれまでは我慢してその後はとなりにお客さんを入れないようにしてくれるとのこと。よかったー。うるさいのもあと少しということだ。

■夕食へ

 しばらく部屋で休んで夜になったのでご飯を食べにでかけることにした。足はもちろんかなり痛いのでルームサービスとまでいかなくてもホテルの中で食事をするのがよいのかとおもったけれど、せっかくジョージタウンのアクセスの良い場所にいるのにでかけないのももったいなく思ったのででかけてみることにした。
 ゆっくりゆっくり歩いていく、すると「飯」とかかれたお店を発見。中国系の料理が食べられると思った。そのお店にむかって信号待ちをしているとき自転車のおばちゃんが「ぁあー」といったりよいか「やあ」いったらよいかその中間のような発音で私に話しかけてきた。なんだろうかと思ったらなんかわかりずらい北京語で話しかけてくる。私を中華系の人だと思って道でも尋ねるのかそれとも時間でもききたいのか?と思ってきいているとお母さんが何とかなんとかといっている。そして「何?何?」と何度も繰り返しいってもらうとやっとわかった。「お母さんのために弥勒菩薩を買うのを手伝ってくれ」というような意味だった。そこまでいって私が首をふったら「10元」といわれた。私は激しく首を振ったのであきらめてどっかいってまた次の人に話しかけていた。一種の物乞いといったらよいのか?雨がふってたみたいで合羽をきているので身なりは見えないし、自転車乗っているからどっかに移動している人にしかみえないよ。やっぱり急に話しかけてくる人は要注意ということだ。

■セルフ飯

 ものごいとの対話もおわり無事信号を渡りお店にきてみた。そこは中華料理でとなりがインドネシア料理となっている。中華料理の方は人が多くてインドネシア料理のお店の方がこころなし綺麗にみえたのでインドネシア料理のお店をのぞいてみる。メニューが外にはってあってその中の一つを頼むと今それはなくて、自分でおかずを選んで会計するセルフしかやっていないという。最初にご飯をお皿にのせてくれて、それからカレーだとかチキンだとかの料理が並んでいるところから選んでご飯にのせてその量によって会計がきまるという。
 なるほどインドネシア料理は好きだけど選べるほど精通していないし、お昼にカレーを食べてしまったのにカレーというのもいやだったのでとなりの中華料理屋さんにいってみることにした。そこもシステムは同じだった。まずはごはんをよそってくれるおばちゃんがいるのでその人のそばに行く。目があったらご飯をいれて渡してくれた。そしておかずの場所で自分の好きなおかずをとる。私は野菜の炒め物系とか茄子とかジャガイモの料理を選んでいれた。そして会計にお姐さんがいるのでそこで「多少銭?」ときいたら値段を教えてくれる。もちろん「多少銭」のかわりに「How much?」でも全然普通だと思う。東アジア系の私たちにはその返事が中国語で返ってくるかもしれないけれど英語が通じるので中国語できなくても全然大丈夫だ。
 自分でテーブルをみつけてすわる。味はおいしかった。久々の中華だったので感激した。値段も安いし私がもしペナン在住だったらこういう場所をよく利用するだろうにと思った。まあ一人で食べている人はどこかで働いていて休憩時間に食事をしている人みたいな人だけだったから女一人セルフ飯は恥ずかしいのかもしれないけれど一人旅だから仕方ないじゃんね。

■コムタ

 帰りはショップ街を通って帰った方が近そうだったのでコムタ方面にいってみた。そしてちょっとだけみてみようとコムタ(だと思うのだけど)に入ってみた。いろんなものを売っていてわくわくした。何か特別欲しいものがあるわけではないのだけれどリーズナブルな値段でそこそこの物を買えたりするので海外の買い物ってすごく楽しい。髪飾り(←いい方古い?)なんて日本より断然安くて種類も多い。私は主に髪飾りを売っていてほかに一部ネックレスとか化粧品とかを置いている若い子向けのお店にはいってみた。私は髪をまとめることが多いので髪飾りって使う頻度が高い。日本にはそれはもうセンス良くてきれいなのがたくさん売っているけれどすごく高かったりするのであまり買っていない。かんざしやシュシュそのほかいろんな種類のものを選んで購入した。合計12点買って74RMだった。2,000円くらいかな。日本だと一つで2,000円ってこともあるからそれに比べたら激安だよ。

 他にもいろんなお店があったけれど明日もあるしそろそろ帰ろうと思った。エレベーターのところにフローズンのようなお店がでていた。フルーツ100%でつくっているとか。おいしそうなので食べてみることに。味はいろんなのがあって、いちご、キウィ、スイカ、レモン、ライチ他忘れたけどたくさんあった。その中から2種類選べるので私はゆずとスイカにしてみた。お店の人は中華系できれいな北京語を話した。私には最初英語だったけれど私が北京語話したら向こうも北京語でかえしてくれた。どのフルーツでも値段は2.8RM。味は100%というだけあってフルーツの味が十分でている。冷たい食感も暑いペナンには絶好のデザートだと思った。

■帰宅&就寝

 今日はいろんなことがあって体がとても痛い。おしりの横のずりむけたところが痛いので左側向いてしか眠れない。明日は少しでも足がよくなるといいなぁ。おやすみなさい

■本日の支出

インドカレー     10RM
ミネラルウォーター 4.6RM
カフェ         20RM
コーンウォリス    3RM
プラナカンマンション10RM
ブルーマンション  12RM
髪飾り他       74RM
フローズン       2.8RM
  合計       136.4RM

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