マレーシア ペナン島 女一人旅 4日目

■起床&朝食

 朝起きてみる。足の痛みは昨日より大分ましになっているようだ。よかった〜。予定通りペナンヒルにいってみよう。まずは朝食を食べにでかける。

ペナン島に来る前からすごく楽しみにしていたのに一度も食べていないチキンライスを今日こそは食べようと思った。チキンライスのお店があるのがわかっていたのでそこにいく。

中国系の人が経営していて、チキンライス以外にも屋台に出すような簡単な料理があるようだ。お店にいってみるけれど表にいる料理をしている人は忙しそうに作業をしている。勝手に中に入って席についたらいいのだろうか。よくわからないけれど中に入ってみる。誰も注文をとりにこない。ということは自分で表にいってチキンライス一丁と頼まなきゃならないのだろう。

表に行ってみた。誰も私に気にとめない。ちょっと待つ。チキンライスを作っている若いお兄ちゃんをじっとみる。英語で「Yes?」ときいてくれたので「ワン チキンライス プリーズ」といった。お兄ちゃんは持ち帰りではなくて私が店の中で食べることを理解してくれているようだった。そして私は席に戻って待った。

その席が一番端っこでまた席と席との間に仕切りのある席だったのがいけなかったのかチキンライスはなかなかこなかった。まあ確かにお店は混雑していた。しばらくするとお店のウェイトレスさん(中国系のおばさん)がやってきた。ドリンクを何にするかときいてきた。ここには看板があってドリンクを頼まない場合は席料を頂戴すると買い手あった。そういう仕組になっているんだね。

私はメニューがないようだったのでドリンクは何があるのかウェイトレスさんにきいておしえてもらった。その中にアイスカチャン(かき氷)がはいっていたのでそれを頼むことにした。かき氷って飲み物なの?ってもちろん思ったけれどアイスカチャンを食べてみようと思っていた私はちょうどいいやって思った。アイスカチャンはすぐにやってきた。

↑アイスカチャン アイスクリーム2種類とあずき、
不思議なゼリーとスイートコーン
↑店の風景
↑1:9の男の子 ↑ここがお店

ペナンのかき氷はかき氷の上にいろいろのっている。ゼリーとあずきとなぜかスイートコーン。他のトッピングは甘くてかき氷にあうのだけれどこのスイートコーンだけはあわなくてどうしても食べれなかった。あとゼリーも普通のゼリーとは違う食感であまり美味しくはなかった。

フルーツがかき氷にのっているかき氷、インドネシア語ではアイスチャンプルをバリで食べたけどすごく美味しかったし、同じようにカンボジアで食べたかき氷も人参以外のフルーツはかき氷にあっておいしかった。インドネシアとは近いし同じマレー系なので同じような感じかなと思ったけれどちょっとちがったのでびっくりだった。

さて周りを見渡してみる。隣のテーブルには若い男女グループがいた。中国系なのだけど英語を話している。たぶん中高生だと思うのだけど一眼レフデジカメをもってきていてそれで撮影なんぞしている。旅行なのだろうか。

彼らが席をたった後は中国人ファミリーがその席にやってきた。お父さんがわかりやすいのだけど奥さんとそれ以外にも同年代の女性がきていて多分お父さんの妹かお姉さんなのかなと思うのだけどその人の子供も合わさってか子どもがとてもたくさんいた。しかもそのお父さんの子どもがみんな髪が1.9ぐらいにぴったりと分けられている。お父さんはそれほどぴったりとした髪型をしていないのになぜ子どもが?って思うのだけどそれがきりっとしててカッコいいという考えなのかもしれない。

そんな男の子が4人くらいはいただろうか。とりわけ一番小さい男の子の髪が一番1.9に近かったと思う。お父さんが皆の食べたいものをきき注文に行く。お母さんは席にどっしり座って何もしない。男の子達はそれぞれ話をしたりしているけれど騒いではいないのでまとまっている。

お父さんはチキンライスのことを四声のはっきりとしない中国語で「JIFAN」といっていた。そしてそのチキンライスが運ばれてきた。おいしそう。しかしおかしいぞ。私より大分あとにはいってきた彼らのチキンライスがきて何故私のがきていない?ウェイターを読んで中国語でいった。私はずっと前に頼んだのにチキンライスがまだこないと。そしたらわかったといっていいにいってくれた。そしたらさっきとはちがうウェイトレスさんがやってきて「JIFAN 一個?」ときいてきた。私はもう一度私は大分前にチキンライスを頼んだのにまだこないといったのだけどその人は私の中国北方ぽい中国語はあまり通じないようだった。

中国北方では注文するということを「点」という動詞を使うけれどもしかしてこのあたりでは違うのかもしれない。とりあえず「あー、じーふぁん、いーが?」みたいなおばちゃんに「じーふぁん、いーが」といって待った。少ししたらチキンライスがやってきた。かき氷を先に食べてからチキンライスを食べるなんてすごく変だよなぁと思う。お味はまあままだった。KLでたべたチキンライスの方が美味しかったなぁ。まあペナンにもとてもおいしいチキンライスのお店があるみたいだからきっとそういうところにいったら特別美味しいチキンライスが食べられるのだろう。

↑チキンライス 量は少なめ ↑チキンスープ チキンライスについてくる

■ペナンヒルへ

気を取り直して出発!ペナンヒルまではタクシーで20RMということなのでバスの乗り継ぎが面倒だったのでタクシーでいくことにした。このあたりは交通量が多くてタクシーをとめるのも難しそうだったのでタクシーストップまで歩いてそこで交渉をした。ペナンヒルまでいくら?ってきいたら20RMといわれたので一応ディスカウントできないか?ってきいてもたけれど遠いからできないといわれたので20RMでOKして乗った。

出発して少しすると大きな邸宅がみえてきた。きっとお金持ちの人達がすんでいるのだろう。ここならジョージタウンまで遠くないし、喧騒もなく高級住宅街で広々と暮らせるわけだ。中には中国のランタンが飾られている家もあったので華僑の人もいるのだろう。ペナンではお金持ちの割合は華僑が多いのだろうか?中には日本人ロングステイの人もいるのかな?いったいこれらの邸宅の値段はいくらくらいなのだろうと思った。

そろそろ着く頃になって運転手さんに話しかけられた。日本人かって?そうだといったら学生か?と聞かれた。働いていると答えたけど学生にみえるのかと思ってびっくりした。そしてペナンヒルに到着した。ロープウェイの入り口に到着したのだけど車が一杯だったので少し手前でおろされた。

↑ペナンヒルにようこそ ↑さらに進んだところにあるようこそ看板
↑待合所にいたマレーの親子
小さい女の子は半そでだけどスカーフをしている

そして中へ入ってみる。チケットを買う場所があったので少し並んで買おうとしたら次に発車するチケットはうりきれで一番早いチケットで2時間後になるという。このときすでに1時15分。2時間後の3時15分のチケットが今買える一番早いチケットということなのだ。仕方ないのでその3時15分のチケットを購入する。チケット売り場のおじさんは日本語が少し話せるようだった。私が英語で答えると英語できるのすごいね〜と日本語で言われた。まあ日本人は総じて英語が苦手だからね。おじさんも日本人相手に日本語を覚える必要があったのかもしれない。とまあチケットを無事に買えたはよいがこれからの2時間をどうしたらよいものか。

そこには食堂もあって食事時の食堂は人で一杯だった。私はチキンライスを食べてから時間もたっていないしとりあえずきた道を歩いて戻ってみた。ロープウェイの入り口を出てすぐに大きなマンションみたいなのがあるほかそのあたりは特になにもないようだった。

少し下るとまたレストランやバス停があるようだった。坂を下っていると遠くの方にばかでかい像がある。あれってもしかして極楽寺だろうか。極楽寺はこのペナンヒルの近くにあるので一緒に観光しようと思っていたところ。しかしそのバカでかい像が極楽寺の一部ならここからずいぶん遠いのだけど・・・。よくわからないけれどとりあえず坂を下りバス停のあたりまでいってみることにした。

途中のどかな民家の風景もみられた。幼稚園もあるようだ、ということはこのあたりにもたくさん人が住んでいるということだろう。そしてバス停付近のレストランは賑わっているようだった。私が食事をまだしていなかったらここで休むのも手かなと思ったけれどそれにしても2時間は中途半端な時間に思う。

↑これが遠くにみえたばかでかい仏像 ↑この先は寺院があるのかどうかわからなかった
↑このロープウェイ乗り場から近い中国寺院は
極楽寺ではないようだった
↑かざりものがたくさんしてある。幼稚園のようだ
↑郵便ポスト

■甘蔗ジュース

と道端をみると懐かしの甘蔗をみかけた。それは甘蔗ジュースの屋台だった。中国南方では甘蔗を皮をはいでもらって自分でかじってその甘い汁を吸い、その繊維を吐き出すという食し方が主流だったように思ったけれど、ここではその甘蔗を機械でジュースにしているようだ。種類が甘蔗そのままの色とコーラのように黒い色とある。違いがよくわからなかったけれど飲んでみることにした。

そこにはひっきりになしにお客さんがやってきてとても忙しそうだった。旦那さんが休みなく甘蔗を機械にいれ、奥さんがジュースを袋かコップに入れてお金も受け取るという分業をしているようだった。お客さんは袋で買い持ち帰りにする人が多かったけれど私は一番やすいグラスにした。グラスにジュースをいれてくれてその場で飲んでグラスを返すというもの。その奥さんは英語があまり通じないようだったけれど身振りでグラスで欲しいとわかってもらえたのでグラスで無事購入、そして飲んでみた。冷たくて美味しかった。こうやってジュースになっているのを飲むのもいいなと思った。そして値段も安くてうれしい。

↑人だかりができている甘薯ジュース屋台 ↑機械と手作業でつくっている

そこでゆっくりとジュースを堪能した後はこの待ち時間の間に極楽寺にいってみようかと思った。ガイドブックをみたのだけど詳しい行き方はかいていない。遠くはないみたいだけど歩いていけるものなのかよくわからない。そのジュース屋台の人は忙しそうだったのでもう一つの準備中の屋台のおばちゃんにきいてみようとしたらおばちゃんは嫌がってあっちにいるバス停のおじいさんにきいてくれと言った。おじさんはこっちこっちと英語が御得意のようだった。極楽寺に行きたいと告げると、この道をいったよい、徒歩10分だと教えてくれた。何か道を尋ねる時は隠居したようなおじいさんを探したらよいということかな?私は女性なので一人の時は何かと女性に道を尋ねたいんだけどおじさん、あるいはおじいさんの方がいいこともあるということか。

■極楽寺へ向かう

おじいさんに言われた通りに歩いてみた。結構通そう。車の通りが多いみちだった。しかしジョージタウンの道のように狭くはない。とても暑い。大分あるいて曲がり角があった。極楽寺については何も標識がない。ということは本線らしき方を進めばよいのかなと思って進んだ。そのあたりにもたくさんレストランがあった。するとだんだんとおみやげものやさんが出てきた。そろそろ参道だろうか。小さな橋をわたって極楽寺の参道に入ったようだ。狭い坂道だった。階段になっているのだけどその両脇をおみやげものやさんが並んでいる。中華系の人が多くこの風景は中国の観光地の風景にそっくりだ。お昼どきなので弁当を食べているお店の人も多く。おしゃべりをしながら売り子のお仕事をしている人。まさに中国の観光地付近でよくみた風景だ。こちらの方がゴミが少なくて綺麗で、英語がよく通じるということが違うくらいだろうか。

↑住居、このあたりの生活はどんなのだろう?? ↑犬発見。犬は放し飼いなのでみんな自由だ
↑なんと天津がこんなところに!
エアーアジアの広告のようだ

参道を抜けるとお寺の一部がでてきた。おお、鮮やかにできている。ゆっくり観光したかったけれどペナンヒルまでもどる時間を考慮するとあまり時間はなかった。すごく急ぎ足で奥へと進んでいく。ガイドブックによっても独楽寺はとても広いようだ。今みているのがどこの部分なのかもわからないのだけれど、明らかに全部をみることは不可能だった。ペナンヒルもみてその合間に極楽寺をみるという考えがまず無理だったのである。しかもジュースを飲んだりゆっくりしたりと時間をすてに費やしてしまっていたので特に時間がなかった。

↑亭の下はカメたちのたまり場 ↑池の中でぽつぽつと水面にでている丸いものは
カメの頭。この中にはカメがたくさんいる
↑観光地の中なのにそれっぽくない? ↑これが有名な七層のパゴダのようだ
↑庭園のようになっている ↑なにやら漢字がみえる。
「佛日増輝、法輪常転」とかいてあるようだ
↑おお、こういうのも好き、外壁にずらーっと並ぶ
仏様の像
↑こちらは天王殿、時間がなくてよくみていないが
中には弥勒菩薩様がいるそうだ
↑奥に小さくパゴダがみえる ↑四面に顔があるようだった
↑極楽寺からみるペナンのまちなみ ↑のどかな風景もみえる
無量壽塔という名らしく、この中をのぞいてみる ↑外はさきほどの仏様がずらっとならぶ
無量壽塔の中には蓮の花の上に鎮座する
タイの仏様
↑取り囲むように並べられてたハスの花のろうそく
かわいかった
↑じゃじゃーん、私、ではないです
私もしたかった!
↑黄色い瓦屋根が印象的だった
↑ここからみるパゴダはより様になる ↑こちらが屋根を建築中の観音像
↑山の斜面を利用した棚田と家?がみえる ↑こちらは一風かわった風景だね(笑)

■ペナンヒルへ引き返す

そろそろペナンヒルに引き返した方がよいように思われた。観光は全然進んでいない。あの遠くからみた大観音像は全然みられなかったし、ここまできて引き返すのはすごく無念だと思ったけれどかと言ってペナンヒルのチケットを無駄にして後でペナンヒルにいったとしてまた2時間先のチケットしかえなかったらペナンヒルに登れないことになるかもしれない。ここはどちらかを選択して行くしかないのだ。私はペナンヒルには絶対いってみたかったのでペナンヒルのロープウェイの時間に間に合わせるためにその場から引き返すことにした。これでロープウェイに間に合わなかったら意味がない。

帰り道は道もわかるし早かった。途中でヒゲがロングでもじゃもじゃな現地の人に「ハーイ!ジャパン?」と声をかけられた。「ジャパン」といったらすごい笑顔を返してくれた、コワモテの顔なのにとても陽気なおじさんの笑顔を私を癒してくれた。良い人もたくさんいるようだ。ペナンヒルまでは少し坂になっているけれど少し余裕をもって帰ってきたのでロープウェイの時間には間に合った。

■ロープウェイ待ち

戻ってきたらやはりまだ多くの人で待ち時間は2時間だった。こんなに人気ならロープウェイの本数増やしたらよいのではと思ったがそうはいかないのかなぁ?3時になって待合席でまっていると放送があった。3時15分の人はなんとかなんとか。よく聞こえない。チケット売りのおじさんにきくと中にはいるように言われた。すぐにロープウェイに乗れるように15分のチケットの人はそばで待機しておくという作戦のようだ。

といっても待ち時間約15分。立ちっぱなしだからしんどい。その間は例の如く人間観察に勤しんだ。私の後ろにいた白人の女の子が超ラブリーなのだよ。髪がながくてカチューシャしているんだけどその顔の形とか少しタレ目の目とか本当にかわいい。私の理想とする西洋人の顔だ。かわいすぎて写真を隠し撮りしてしまったのだけどあんまりかわいさがうつっていないかもしれない。

その子は妹さんと同じワンピースを着ていたのだけど妹さんはまだ小さくよくわからないのだけれど西洋人の顔ではないようだった。妹さんだけがよく日焼けしていて顔だけみるとベトナム人のような顔にみえた。養子なのかなと思った。

そしてそれより興味をそそられた家族がいたのだけど、それは中華系の家族だったのだけど、夫婦は30代後半から40代くらいで、子どもが一番上が小学校中高学年、そしてその下にもう一人、そしてオシメをしている赤ちゃんが一人とあともう一人子供にしては大きい年齢の女性が一人いた。

最初は何も思わなかったのだけどよく観察してみると、その子供にしては大きな女性というのは荷物を持っていて席にすわらない。赤ちゃんは小学生の子供があやしたりお母さんが抱いてみたりしているのだけれどオムツをかえるときになるとその子供にしては大きな女性が鞄のなかから必要なものを全部とりだしてオムツをかえはじめた。そうだその女性はそこのお手伝いさんのようだった。だから荷物をもち席にも座らないのだ。そしてよくみてみると彼女は中国系ではない顔立ちだった。アジア人だけどどこの出身なのか私は判断できなかったが、その彼女の年も私よりはずいぶん年下にみえた。

お手伝いさんというのは中国にいたときに自分のお掃除のアーイさんをやとったことがあるし、子供のいる家庭では子供の世話をしてくれるアーイさんを雇う人も多かった。だからお手伝いさんときいてびっくりするはずではなかったのだけれど、その彼女がとても若くみえたので驚きだった。

年齢はわかりにくいけれど20歳くらい?それとももっと若いようにもみえた。その家族はみんなぽっちゃりしているのに比べて彼女だけはとても痩せているし、なんだか私にはかわいそうに思えてしまった。彼女がお手伝いさんだとしてちゃんと給料も貰っているわけだし、旅行にも同行できているわけだしそんな私が勝手に想像してかわいそうとか思うところじゃないのかもしれないけれど、見慣れない光景に少し驚いてしまった。

■ロープウェイ乗車

ロープウェイが上から降りてきた。乗っていたお客さんが全部おりたら今度は自分たちが乗り込む番だ。私は列の最初の方だったので席に座ることができた。

ロープウェイの中は狭いし急勾配だし、それで乗っている時間が短いのならそれらも気にならないものだけど時間が長いので場合によってはちょっときつい。特に途中で乗り換えしてからは席に座れなかったのでたちっぱなしはきつかった。最初の方はその斜面に家があったりしてそこに住んでいる人の生活がうかがえた。もっと上の方にくると周りの景色を楽しむ余裕もなく、いつになったらつくんだろう?早く着いてくれーと思うしかなかった。結構苦しい。あの狭い空間。だれか連れがいたらおしゃべりして楽しいのかな?しかし小さなお子様もたくさんのっているけれど誰も騒いでいなかったから実はそんな窮屈な乗り物ではないのかもしれない。自分が疲れていただけなのかな?

↑超かわいい女の子 ↑この傾斜をみてほしい
↑途中の駅に到着 
大分高いところに来たけれどまだまだ

■頂上に到着

やっとのことで頂上に到着。つくとまず感じた、すごい風。やはり標高が高いだけあって麓の気温とは全然違う感じがする。ジョージタウンほか美しい光景が見渡せるビューポイントまでくると自分がいる場所の高さに気がつく。そりゃあ急勾配で30分くらいかかるよなと思える。ものすごく高いところにきている。自分がとまっているホテルのすぐ横でもあるジョージタウンのトレードマーク「コムタ」がとても小さくみえる。そしてペナン島とマレー半島を結ぶ全長13.5KMのペナンブリッジ。ここからみると小さくみえるけれど実際に車で渡ってみたらとても長いのだろうなと思った。

↑さっきの極楽寺もみえた ↑こんなに高いところに来たのかと思う
↑うーん気持ちがいいねー ↑南国の空!

もっと今回の旅の日数に余裕があればペナンブリッジを渡りたいなと思っていた。なんとこのペナンブリッジは世界で3番目に長い橋だそう。そしてネットで得た情報によると週末は交通量が特に多くその理由はペナンからKLに働きにいっている人が週末になってペナンに戻ってくるからだそう。

ペナンからマレーシアの首都KLまではどれくらい離れているのだろう?某個人ウェブサイトによると所要時間がバスで4時間半〜となっていた。またその他の某ウェブサイトによるとペナンかKLまでは約360キロ離れているそう。これは結構な距離だとおもう。ペナンから出稼ぎにいって平日はKLで暮らし週末はペナンブリッジを利用してペナンにもどるか・・・。なかなか大変な移動だなと思った。それだけペナンの人にとってもKLは大都会であり働く場所を提供してくれる場所なのだろうね。

ペナンのジョージタウンはマレーシア第二の都市だということだけど第二の都市から第一の都市に出稼ぎにいくというのも不思議な感じ。日本だったら大阪から東京へ出稼ぎになるけれど距離が車で帰ってくるには離れて過ぎている感じがするので、大阪をはずして例えば名古屋から平日は東京で働いて週末には名古屋に帰ってくるというような感じだろうか。

■頂上散策

先程の超かわいい女の子が一つだけあったブランコで遊んでいた。妹はまだ1歳くらいだと思うので一緒には遊べなくて彼女は一人でブランコをこいで遊んでいた。やっぱりその子の美貌は人をひきつけるようで、マレー人の若いカップルが一緒に写真をとってくれないかといって彼女と一緒に写真を撮った。彼女は嫌がることもなく、また喜ぶこともなく写真を撮られていた。まるでクールなモデルのようだった。英語圏の子供だったからマレー人に英語で話しかけられてそれを理解して写真を一緒に撮ったといったかんじだった。それを遠くでみていた彼女の両親はあとから写真を一緒にとってくれなんてすごいわねーというふうにいっているようにみえた。

後はおなじみ蛇を首にまきつけて写真をとるというサービス。私が通りかかったときしていたのは彼女と一緒にきている地元民の男性だった。結構楽しそう。また道端にはハンバーガーやちょっとしたお菓子の屋台があった。出店の客引きは全然ない。まあこういう場所だから必要な人は自らやってきて注文するだろうということなのだろう。

↑楽しそう?

同じくマレーっぽい料理が美味しいバリでだったら日本人の女の子が歩いているといろんな声がかかってくる。中にはナンパ目的でうざかったり、ただ日本人見たら日本語の単語を口にするだけといった反応に嫌だなと思うときもあったけれど、ここでは私は中国人にみえるのかそれとも数種の宗教が共存するこの地では異教の女性に軽々しく話しかけないのが普通なのかもしれない。

↑お菓子の屋台 ↑観光客さんたち

■観光

 ここにはモスクとインド寺院もある。モスクを外からみてみたけれど昨日カピタン・クリン・モスクをみてしまったのでどうしてもみるきにはならなかった。かわりにインド寺院をみてみた。

↑まずここで足をあらって素足で入るようだ ↑象様おでむかえ
↑独特の派手さ?というのか色彩の色鮮やかさがある ↑寺院外の奥の方にあった
↑後光がまぶしいが、すごく絵になる ↑ここからも素敵なペナン及びマレー半島の景色
がみえる

あとはそのあたりを道にそってみてみる。こんな風が強く気温の低い場所でも南国は南国らしい植物がある。ベンチや電話ボックスも自然っぽいつくりになっていてよい。 

↑年季がはいっている屋根 ↑モスクがあるという標識のようだ
↑味のあるベンチ 
近代的ベンチより私はこういうのが好き
↑ちょっと壊れている感があるが
味のある電話ボックス
↑左の車と比べてほしいのだが、
どでかい木だとは思いませんか?
↑私の好きな赤いドラセナ

■お食事@ペナンヒル

お腹がへってきたのでここで食事をすることにした。ちょっとした広場が屋台のようになっていた。そこで私は中国系のお店でクイティウを食べることにした。飲み物はパパイヤジュースにした。ジュースはミルクをいれるか?ってきかれた。パパイヤジュースにミルクをいれると美味しいのだろうか?ミルクがない方がおいしいんじゃないの?って思えたのでミルクなしにした。クイティウは今回頼むのは炒めたクイティウでクイティウ・ゴレンっていう表現でいいのかな?中国語では「炒?条」という。日本語でいうと炒めた幅広麺といえばよいのだろうか。でてきた炒?条は見た目は黒々しかった。これは鍋が黒いのか油が黒いのかそれともソースが黒いのかわからないけれど見た目がよい料理だとはいえなかったけれどきっとこういうのが美味しいのだろうと思って食べてみた。大きなエビが3つほどそれと野菜が麺と一緒にいためてある。お味は・・・辛!!ピリ辛というか結構からかった。そのためにパパイヤジュースも美味しかった。

↑みためはそれほどよくないかもしれないが
おいしいクイティウ・ゴレン
↑隣の席では食事と談話を楽しむ人たち
↑パパイヤジュース
ミルクなしがおいしいと思う

周りのお店を見渡す、ぼちぼちお客さんはいるけれどまだ4時半くらいなので閉まっているお店も多い。汚いわけではないけれどとっても衛生的!でもないこのペナンヒルの屋台で働く彼らは麓に住む住民なのだろうか。片道30分のロープウェイにのって野菜やら具材を運んでくるのだろうか?観光客が多いときは大変だろうなと思う。始発にのってくるのかな?麓に近い山の半ばにはいくつか家がみえたけれどその人達の交通手段は何なのだろう。またそれよりもっと上に住んでいる人がいるのだろうか?色々気になった。しかし聞ける人はいなかった。

 そろそろ麓へ降りようと思った。暗くなったらこの場所は寒くなるだろう。麓からペナンヒル頂上までの高低差はかなりある。こんなところで夜を越すのは想像したくない。登るロープウェイも多かったが、降りるロープウェイももうすでに待ち客がたくさんいた。椅子があるのだけれどもうそこは一杯になっている。かといって詰めて座って少しでも多くの人が座れるようにとしてくれる人もいなかった。仕方ないのでたって待つ。そこでの見ものはおさるさんだった。その待合場の屋根をお猿さんがいったりきたり、時々私たちの頭上からしたを覗き込む。その姿がとてもかわゆい。お腹をみると小さい赤ちゃん猿がくっついている。待っている観光客はそのおさるのサービスにしばし気を紛らわせる。30分くらいまったかな。やっとロープウェイにのれた。

↑お猿さん ↑待合客の頭上まできてしばし眺めている
↑かわゆい赤ちゃん猿をつれている ↑歌舞伎シャツのお兄ちゃん
↑座るところがなく外にはみでるくらい超満員
待ち時間が長い(涙)

■ロープウェイで下山

ロープウェイの中では私のすぐ目の前はインド人のファミリーだった。父母と男の子一人に女の子一人。行きにも一緒になったインド人ファミリーがいたのだけれどそことも家族構成が一緒だった。がしかし全然感じがちがった。行きの人はお父さんは細身で物静かだけれどしっかりするときはしっかりしてそうなタイプ。ちゃんとした襟付きシャツをきていた。奥さんは目つきがきつかったのだけれど話し方とかはやんわりタイプ。子どもたちも細身でおとなしい。勉強がよくできそうな感じにみえた(私には)帰りの家族の父は確かTシャツのようなラフな格好をしていた。奥さんは前の人のような目つきのきつさはなかった。その家族は走ってロープウェイ内の椅子に座ることに躍起になっていた。特に父!父が率先して人を席に座る。体が結構大きいのに遠慮することもなく席をとり奥さんと子供の分も確保する。これが家族愛だといわれればそうなのかもしれないけれど、前みた遠慮がちなインド人ファミリーとは全然違うなぁと思った。

やっぱり暑いし歩いてつかれているし皆席には座りたいと思う。だけどそれをあからさまに出して強引な方法で席をとったりはしたくないなぁ。今回はいなかったけれどもし年配の方や小さな子供を連れた人がいたら席を譲ってあげれる社会がいいなと思う。

■ロープウェイ下車

午後6時にロープウェイ入口に到着。行きと同じくタクシーで帰ろうと思っていた。歩いているとタクシーの運ちゃんが話しかけてくる。トレーダーズホテルまでいくら?ときくと25リンギという。来るときは20リンギなのに帰りは25リンギ。ここは空港か?って思って20リンギでないと乗らないと私はいった。すると20リンギなんて無理だ、と運ちゃんはいう。じゃあしかたないねと私は歩きはじめる。運ちゃんは呼びとめにくるかなと思ったのだけど反応がない。ああもうだめだろうか、バスで帰る方法を考えるかなと思ったおころ、遠くから叫び声が。ハロー!!と。さっきの運ちゃんが結局20リンギでOKとのこと。呼びとめるまでに時間がかかりすぎたのはなんだったのだろう。やっぱり20リンギでは儲けが少なすぎるから嫌だ、だけどもう6時だしこれから何人の客がいるだろう・・・と計算等等してみたのかもしれない。そしたら20リンギでもいいかと思ったのかな。まあよくあることだけど(笑)

運ちゃんの車で快適にジョージタウンの中心部へ向かう。車内でかかっているのは中国語(北京語)のラジオ。運ちゃんは中華系の人だったからずっとこの放送をきいているのだろう。中国系の人が多いここではラジオもテレビと同じく中国語の局があるんだね。

↑入口(出口)でたらすぐのところにあるマンション
これって別荘みたいなものなのかしら?

■ホテル到着そして夕食

ホテルに戻ってきた。今日も結構歩いたのでつかれた。少しホテルで休んで今回の旅最後の夕食にでかけることにした。最後の夕食といっても一人なので特別なところに行く勇気もない。とりあえず一人でも入りやすそうなお店のある昨日朝食をとったお店のエリアへ行った。まずはパシフィックで明日の朝食用のパンと自分用のおみやげ類をスーパーで購入した。自分用のおみやげとはカップスープの素とかナシゴレンの素、スナック菓子等。それからどこのレストランがよいか物色してみる。やっぱり明日帰国なのでローカルな食べものを食べたい。ハンバーガーとかはどうでもよい。

外にメニューを置いているお店も多いのでそこでローカルフードがあるかどうか確認する。最近開店したっぽいお店のメニューをみていたら中からインド系の女性ウェイトレスがでてきた。ローカルな食べ物メニューもあったしお得な飲み物とのセットメニューというのもあったのでそのお店でたべることにした。私が頼んだセットメニューはスパイシーチキン ヌードルとアップルジュース、8.4リンギのセット。まずはアップルジュースがでてくる。これが巨大な水筒のような大きさのグラスに入ってでてきた。味はフレッシュジュース。つまりリンゴをそのまま摩り下ろして作成した100%ジュースだった。

しかもこの大きなグラスだからリンゴ1つではなく2個以上つかっているだろう。そのまんまのジュースを飲むことになれていない私にはジュースっておなかが膨れるものではなくて喉の渇きを潤すものなのだけれど、この場合リンゴを2個分以上を食べていることになるのだから立派なフルーツプレートを食べたことになるのだろう。それと対照的だったのがスパイシーチキン ヌードル。これがまた少量だった。最初みたときにこれじゃあ小さくて足りない!と思ったのだけど食べてみたらスパイシーのなんのって、辛いのが得意な私でもはあはあいいながら食べた。あの巨大グラス入りジュースでも足りないくらい辛い。やっとのことで完食したけれどもう舌が麻痺しそうな域に達していた。そしてこのお店は失敗だったと確信しながら笑顔で私はお店を去った。雰囲気はよいお店(エリア)なのだけどねぇ。

↑新しくできたお店のようだ ↑一人用のこんな大きな飲み物は初めてみた
アメリカンサイズか?アップルフレッシュジュース
↑外のテーブルコーナー 雰囲気がよい ↑激辛な「スパイシーチキンヌードル」からすぎ!
↑12月30日でもクリスマス仕様 ↑イベント等もできそうな空間になっている
↑いけてるお店がありそう ↑暑いので扇風機が設置してある

■ホテルへ戻る

ヌードルの量はすくなかったけれど辛くてジュースもたくさん飲んで結果的にお腹は膨れた。そしてホテルにもどる。明日は6時くらいにここを出発して空港に向かう。ロビーでホテルの人に朝6時くらいにはタクシーはいつもいるのかきいてみるといつもいるから特に予約しなくても大丈夫といわれた。さすが早い便があるとタクシーも早くから待機しているのだろう。あとは部屋でテレビをみながら荷物をまとめよう。

このホテルでは毎朝英字新聞を部屋に届けてくれていた。ありがたいけれど英語を読むのに苦労する私にはとてもスラスラと読める代物ではなくて3日間の新聞がたまっていた。こういうのをコツコツと読んでいたら英語力もついてくるのだろうに、と思うけどね。4泊5日の短い間だったけれど英語や中国語を話す必要性があってまあ中国語の方は既にみについているけれど、英語は英語で考えて英語で表現してみるという練習をするよい機会となった。そのためにたったの数日間だけれど前よりも英語がでてくるのがスムーズになっているように思う。このままキープしていったらそれなりに上達するのだろうなぁと思えたが明日日本に帰ったらその後はすぐにそれも終わるのだろうね。英語を話し始めるようになるのにマレーシアという地はよい場所かもしれない。

↑夜のコムター ↑ホテル目の前にあった「夜上海」というお店

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