極東ロシア~浦塩・アムールに思いをはせて~女一人旅  1日目

1日目 地元空港→羽田空港→成田空港→ウラジオストク→市内へ(ウラジオストク泊)
2日目 ウラジオストク観光(中央市場、鷲の巣展望台、ブリヌイ) 夜ハバロフスク飛行機移動(ハバロフスク泊)
3日目 ハバロフスク観光(ウスペンスキー教会、アムール川遊覧船、中央市場、中央デーパート、アムールで食事(ハバロフスク泊)
4日目 ハバロフスク観光(スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂、ルースキーでランチ、ハバロフスク鉄道駅見学、極東美術館) 夜ウラジオストク飛行機移動(ウラジオストク泊)
5日目 ウラジオストク観光(要塞博物館、porto-frankoでランチ、アルセーニエフ記念沿海州総合博物館、グム百貨店、ぺリメニ夕食、ブリヌイ(ウラジオストク泊)
6日目 ウラジオストク駅からウラジオストク空港移動→成田空港→羽田空港→地元空港  

■成田から出発

地元空港から羽田まで飛行機移動。そこから成田まで電車で移動した。

今回は夏の旅行だなので荷物少なめでスーツケースを機内持ち込みタイプの小さいのにした。
常に持ち歩かないといけないけれど軽量でかわいいやつを今回伸長したので早速使えるのがうれしい。
旅のグッズは旅人には重要だね。

スカイライナーに乗る。とても快適。
隣の人はスーツ姿のビジネスマン。

お昼時だったので彼はお弁当を持ち込んでいた。

私に、「すいません、ちょっとお弁当を食べてもいいですか」と許可をとってきたので、丁寧な人だなとびっくり。
しかしその後、席で電話をし始めたときにはなんの断りもなかった。

そっちの方が他人に迷惑じゃない?って思ったけど、人それぞれかんじ方違うのかな。

しかし、お盆直前に成田空港に行くとは、お盆に出張がある?それとも成田空港が現場なのかな?


そんなこんなで、成田空港到着。


今回は事前に日本で両替する。
というのも、現地空港に到着して万が一海外キャッシングができなかった場合、空港の両替所は17時で閉まるということなので現金がなくて困ってしまう。

タクシーはクレジットカードが使えるとか使えないとかいまいちよくわからないので、バス代だけは小銭用意していくことにした。

ウラジオストク市内までのバス代は200ルーブルくらいのようだけれど、荷物にお金がかかるとのこと、足りなかったらいけないので300ルーブル日本円から両替。

レートは2.29
日本円で687円也。

空港の両替所はいくつかあるけれど、ルーブルの取り扱いのないところも多い。レート微妙に違う。


■緑のS7空港、搭乗。

S7航空、乗る飛行機は98番搭乗口、かなり遠い。

機内入るときに機体の写真撮影してて邪魔になってる人がいた。
30前くらいの日本人男性。ブログとかSNSアップしたいのかな。
私の席は前の方、座ってスマホしていたら、ロシア人女性が、どうしましょうか?と日本語で誰かと会話しているのが聞こえた。
みるとさっきの日本人が、後方席から逆走して大きな荷物持ってるのですれ違いができない。
彼は何も言わないですれ違いを試みる、彼女はかなり無理な体勢を強いられてでも、すいません、失礼しますととても丁寧。日本で接客のアルバイトでもしてるのかな。

男性の声は何も聞こえなかった。
君の方が、すいませんじゃないのかなって思ったけど。
彼の席は5なんだけど何と間違って後方席まで行ってしまったのか?まさか98番搭乗口の番号と!?
その後みんな無事着席して離陸を待つ間、例の彼が立ち上がった。
例の彼は真ん中の席だから、立つと通路側の席の人も立ち上がらなければならない。
例の彼は、頭上の物入れから大きなバックパックを取り出して座った。

しばらくして、エクスキューズミーと聞こえた。
大きなバックパックをまた頭上にしまうみたいだ。
なんか、あっけらかんとしてる彼は、無意識に他人にちょっとだけ迷惑をかけている人なのかもしれない。
私にはそのように映った。
静かな人だから声で他人を起こすということはないけど、行動がね。
そんな人の言動が、旅行記を賑わしてくれているのかもしれないから、私も暖かく見守るべきなのかなと思ったりしたけど。

私のお隣の席は、日本人の夫婦だった。年代は60代くらいかな。
男性が奥さんにロシアの話をしているようで、結構詳しそうだったので、ツアー客ではなさそうだった。
でも特に私は会話しなかった。
お互い日本人だし会話してもよかったのだけれど、なんか人見知りで・・・。

両替(手数料込)687円

■機内食

2時間半のフライトなので軽食がでる。

硬くて食べられないという記述がある旅行記にあったので心配していたけれど普通に食べられる硬さのサンドウィッチだったのでよかった。
黒パンで、少々固めかもしれないけれど、私はOK。

2種類あって私はチーズを選択。味も悪くない。

     
 ↑黒パンのチーズサンドウィッチ。2つ入り。    ↑なにやら書いてあるけれど全然読めない!

■ウラジオストク到着。

2時間半のフライトってあまり乗ったことがないけれど、沖縄旅行か、西日本から北海道行くようなくらいかな?

軽食食べてちょっとうとうとしていたらもう着いたってかんじ。

本当に海外旅行なの?って思う。
同じ機内に乗っていた日本人男性2人組も、ロシア近けー!って言っていた。




飛行機は定刻到着の様子。
預け入れ荷物がないので急いででるとパスポートコントロールも空いていた。

そんな中でも後ろから私をすんでで追い越して割り込もうとした男性がいてびっくりした。50代後半くらいのアジア人どこの人かわからないけどすごい厚かましい割り込み方をしようとしてて驚いた。

パスポートコントロールも問題なくすんだ。
ちゃんと従来通りのビザを取得していたからかな。
(と思うが、実はよく見るとちょっとした間違いがあることに後から気がつく。そしてそれが原因でロシア国内線で停められることになる)


その後は本当にシンプルな作りですぐに外に出た。

到着ロビーに出る前の場所など人が1人もいないエリアだったので国際空港の雰囲気全くなしだった。

しかし出口を出ると流石にネームプレートを掲げたお出迎えの人たちがいた。


私は一人旅なので関係なく進む。

   
 ↑誰もいない。到着ロビーへの出口前の空間。  



まずは両替所が17時に閉まるとの情報だったけれど一応確認。

閉まってる。

そしてインフォメーションにきいても、「両替、ノー」だった。

その付近には現金がおろせるATMがあったが、私はバス代は両替済みだったのでバスの場所を確かめようとした。

すると、そこからガラス張りで外が見えるわけだけれどそこにウラジオストク行き107番のバスが停車している。

あれに乗りたい!と外に出ようと思うが、入り口しか見当たらなくてちょっと探す。

やっぱりこっちかなと迷っているとロシア人が話しかけてくれた。

バスに乗りたいというと、まっすぐ行って左、店の後だ、と英語で教えてくれた。

親切!そしてダンディー、時間があったら一緒に写真撮りたかったくらい、笑

     
 ↑ここからは次の日に撮影したもの。こちらが空港の入り口。
 入り口で荷物検査があり、出口は別のところにある。
  ↑商店。日本のお菓子やロシアのお魚なども売っていた。
     
 ↑かわいい看板も出てたりする。英語表記。    ↑右は空港で働くスタッフのよう。奥にはフラワーショップ。
 お出迎えのときに花束を準備するのがこちらのスタンダード?
   
 ↑広くないのでわかりやすい。   ↑タクシーを頼むときは黄色TAXIスタンドで。ウラジオストク市内まで1500ルーブル。 カード使用可。ここは遅くまで開いている。左端が両替で17時くらいまで。 
     
 ↑インフォメーション。    ↑SIMカードなんかも買えるはず。
     
 ↑チェックインカウンターもそれほど多くないのでわかりやすい。    



■107番バスにてウラジオストク市内へ


そして107番バスに近づいてみる。すでに人が乗っている。
どの人が係りの人かわからない。

バスの後ろで話している人だと思うんだけどと近づいて行きと、ウラジオストク?って聞かれたのでYESというと、荷物を後ろに乗せてくれた。

いくらですか?ってきいたけれど返事はなかった。
とりあえず、行き先はあっているようだし、まもなく発車するのだろう。
料金はわからないけれど、ネットの日本語情報によると200いくらのよう。荷物があると追加がいるみたいだけどたぶん300で足りるだろう。
聞いてもわからないしね。

とりあえず乗って待つ。
時刻表によると、これは19時のバスのようだ。
最終が20時のようだからこれに乗れてラッキーだ。
ウラジオストク空港、こじんまりしていて迷う要素がなくて良い。

     
 ↑107のバスが停まっているあたりから空港を写す。
 本当に空港の目の前。迷わないサイズの空港なのでわかりやすい。
   
     
 ↑107番のバス。   ↑時刻表。これは空港からウラジオストク鉄道駅までの表みたいだね。 


バスから見える風景。

最初はかなりのどか。

時々村というか小さな町というか、乗客の乗り降りはある。

途中海が見えるところがあったりして景色は飽きなかった。

そのうちショッピングセンターがでてきたりして、乗り降りも多くなってきた。

始終多いなと思ったのが車のディーラー。

ウラジオストクって東洋のサンフランシスコと言われるほど坂が多いし、車は必需品なのか?

走っている車を見るのも面白い。
トヨタ、ホンダ、レクサスなどの普通車に乗っている現地の人も多いようだ。

面白いのが、その場合は右ハンドルで、でも左ハンドルの車に乗っている人も多いんだよね。割合は半々くらいにもおもえる。

その場合は、運転時には左右どちらのドライバーもいることを想定しないといけないんだよね。混乱起きないのかなと心配した。

どの車も土埃?で汚れていた。

バスの中は意外と静かだった。
ミニバスなのだけれど運転手が音楽かけたりもないし、乗客もおしゃべりしないし、時々電話はかかってくるけれどみんな大きな声にはならないみたい。

ロシアの人結構話し声が大きくないんだと早速好印象を持った。

       
 ↑最初はとってものどかな車窓だった。   ↑緑が広がり、時々家だとか工場が見える。   
       
 ↑バスストップでの乗り降りも時々あった。   ↑こんなものも。   
       
 ↑バス停。若いママさんと小さい子供連れが多くてかわいかった。   ↑これはすでにウラジオストク市内。まもなく終着の駅。   



あまりにものどかで安心できるのでうとうとしてきた。
外国の初めての場所で、しかも女一人旅なのに眠たくなるなんてウラジオストク平和すぎる。

一瞬うとうとしてて、起きたら斜め後ろにあるはずの自分のスーツケースがなくなっていてハッとした。降りている人がいたので誰かが私のスーツケースを持って降りたのか!?って思ったけれど、車が揺れてスーツケースが席の後ろに移動してしまっているだけだった。
気づいた後、隣の隣の席の人と目があってちょっと恥ずかしかった。

終点のウラジオストク駅に着く前にみんな降りてしまい乗客は私1人になった。
私も途中で降りてもよかったのだけど、どうやって運転手に伝えたらよいのかわからなかったので最後までいた。

今回初めて使い始めたアプリmaps.meがとても便利で、今どの通りを通っているのか細かくわかったのですごく安心できた。
それもうとうとの原因にもつながったのかも。


■ウラジオストク鉄道駅到着。

到着。運転手は英語では金額を言えないようだった。
運賃が車内に書かれているのでそれを指差した。

それをみて200ルーブルを出したのだけど、そしたら運転手は自分のスマホをだして計算機アプリで225と打って見せてくれた。
やっぱり、 荷物のお金がかかっているみたいだった。

運賃が150ルーブル、それに75ルーブルが荷物の代金のようだった。
300ルーブル両替しておいてよかった。

歩いてホテルまで向かう途中に、ATMがあったので出金してみる。
ひとまず5000ルーブルで、約1万円分。

海外キャッシングなんなく終了。
パスワードも覚えていたのであっていたし、問題なかった。

バス代225ルーブル

 
 ↑駅からホステルまで向かう。


ホテルというかホステルなのだけど、ちょっとわかりにくいところから入って行く。
地図アプリが優秀だったので問題なかったが、大きな通り沿いではないのでわかりづらいかもね。

レセプションで受付をしてもらう。
ホテルではないので建物の門が閉まったり、ドアが閉まったらベルを押して入ったりしなければならない。

それ以外は色々揃っている快適なホステルと思った。
歯ブラシなどアメニティーもあるし、共用だけど内ばきサンダルもついている。
トイレシャワーも清潔感あり、
水、お湯、インスタントのコーヒー、紅茶を自由に飲める。
食器や冷蔵庫、電子レンジも使えるのでちょっとしたもの食べるのもよいかも。

こじんまりとしたホステルのようで、騒がしさがないのがよい。

ホステル1700ルーブル
Vlad Marine Inn
http://www.vlad-marine.ru/en/

       
 ↑ホステルは名前のとおりマリーンな装い。    ↑内装もかわいい。入ってすぐのレセプション。  
       
 ↑シングルルーム。部屋は結構狭い。    ↑ベッド左が入り口のドアなので、
部屋にはベッドしかないと思ってもらえばよい。
 
       
 ↑部屋についていたアメニティー。このほかにタオル。      
       
 ↑窓からの風景。   ↑坂の上にあるので見晴らしはよい。  

■ウラジオストクの夜へ

時間的に寝るにはちょっと早いし、せっかくなので街にでてみる。
ホステルまで歩いてきた感じ、多くの人が出歩いていて、治安が悪そうではなかった。
ちょっと小腹もすいたし、いいものがあったら食べてもいいかなぁと。

噴水通りを進んでいくと、屋台というか囲まれたミニ店舗みたいなのがいくつかあって、簡単に食べられるものを販売していた。
前を通りかかると、ちきんけばーぶ!ちきんけばーぶと猛烈にアピールしてくる女性がいた。
英語はできないのだけれど、ロシアの言葉でひたすらにセールス。

その積極的な姿勢を買って?チキンケバブを食べてみることにした。
他には?とちょこちょこっと英語でたずねられたので、私は並んでいるパンを指差してこれはなに?ってきいてみたのだけれど、
ビーフ、チキン、くらいしか説明がない。
全然わからないので、適当に購入。

チキンケバブは皮を焼いたりいろいろしてくれているみたいで割と時間がかかった。
だけどでてきたものはとってもおいしくて、ケバブって世界中に愛される食べ物なんだなぁと思ったり、それともこれもロシア風の味付けになっているの?と思ったり。その答えはわからなかったけれどとてもおいしかった。

一緒に買ったパンの方はおいしいのだけれど油がすごくて、ちょっと食べるのが苦しくなってきた。
残して明日の朝に食べるようにしようかすごく迷った。

とりあえず歩けそうな場所を歩きながらちょっとずつ食べる。
そしてなんとか完食。

       
 ↑噴水通り。若者の通りで飲食店が多い。名前の通り噴水あり。    ↑声をかけられたケバブ等のお店。下段真ん中の半円のパンを購入。  
       
 ↑チキンケバブはこれ、となりで皮を焼いてくれてとっても香ばしかった    ↑ケバブ150ルーブル。パンより高いけれどこれがとってもおいしい。  
       
 ↑中央広場の像。    ↑像アップ。  
       
 ↑中央広場のあたり。街灯も欧風の建物もいいかんじ。    ↑こんなに近いヨーロッパもあるんだなぁと感激。  
       
 ↑州政府庁舎。    ↑ぶれてしまったけれど鉄道と電車。  


チキンケバブ150ルーブル
包み焼きピザパン?60ルーブル

アイス2個61ルーブル

■アイスをお夜食に

ホステルの前の坂を下りたら目の前にスーパーがあり、10時までやっているようだったので入ってみる。
パンが脂っこかったのでさっぱりしたかった。それとロシアのアイスはおいしいというのを聞いていたので食べてみたかった。

スーパーの店員は英語ができないみたいで、最初から言葉を発せず、支払いも電卓をたたいて数字を見せてくれた。

   
 ↑小さいからと思って二つも買っちゃった。  

部屋でアイスを食べて大満足。おいしかった。

ホステルには2つしか共用シャワーがないのだけれど、私が入りたいときは混んでいることはなかったのでそれは問題なかった。

冷蔵庫とか飲み水が置いてある小さな部屋があって、そこに小さな椅子もある。

コーヒーとか紅茶のティーバックがあって飲んでよいとのことなので、紅茶をもらった。

アジア系の人がそこに座っていて、Are you Chinese?って聞かれた。

私は、中国語が話せますっていうのを中国語で答えたら、ああ~と言われてそのままそっぽ向かれた。

なんだったんだろう。Japaneseって答えるべきだったのかなぁと。

その人はそれからスマホをいじり始めたので会話はそれ以上なかった。

■夜中

 お腹が消化不良で眠れなかった。ああ食べすぎ・・・大変後悔した。

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