1日目 天津より上海へ 

■天津空港へ

 いきなり遅刻!朝8時15分の中国東方航空(MU)にのるために急いでタクシーで出発!
 天津空港には早朝にもかかわらず人が一杯いた。今日はお正月だけど移動する人は多いみたいだ。やっぱり春節の前は高くて当日は安くなるからだろうか。
 いざ搭乗。バスで飛行機まで移動だった。行ってみると、飛行機は小さかった。人はほぼ満席に近いんだけどなにしろ通路をはさんで左右には2列しかない。さすがにプロペラ機ではなかったけれど小さくてエンジンの真横でうるさい。しかも友達と2人分一緒に搭乗手続きしたのに席がばらばら、どういうことですか。結局移動していっしょにすわったけどさ。天津から上海への飛行時間は1時間40分。時間的には十分に機内食がでる余裕があるのだけど、時間が早すぎるのか点心しかでなかった。点心といっても、箱にマーガリンもバターもついていない丸いパン一つとせんべいとイチゴクリームのパイだった。前にも食べたことあったから何も思わなかったけれど、なんでこんな組み合わせなんだろうと思わずにはいられないよ。友達はビールを要求していたけれどビールはなかったみたい。朝からだから?それともMUだから?
 天津ー上海の乗客は上海人らしき人も結構いた。そうなるとしゃべっている言葉が全然ききとれない。うーん、上海いったらもしかして全部これなの?と思ったら不安になってくるよ。上海人の普通語はうまいから全然問題ないはずなんだけど、上海語はまったくききとれなくて外国語きいているようだよ。ちょっと不安だわ。

■上海着

時間どおりに上海へ。雨だった。南方は雨が良くふるということをすっかり忘れていた。天津にすんでいると雨という存在を忘れるくらい雨がふらないからなぁ。飛行機の外にでてみると「あたたかい!」雨なのになんでこんなに暖かいの!?と感動してしまった。これが俗に言う南方か!?と友達と一緒に感動してしまった。
 上海虹橋空港は4年前にきたきりだよ。実は初上海だけど空港には4年前に経由できたことがあったなあ。あれは北京への1年留学の前だった。実に初々しい頃だわ。今は上海空港に降り立っても全然緊張しない私。成長したかしら。
 さて、上海旅行が始まった。まず最初に市内へ移動してホテルをさがさなきゃ。空港でバス路線の図をみていると、空港の観光斡旋の人が話し掛けてきた。観光ツアーに参加しないか?ということだったけれど、いいですっていったら、バスでどこにいくの?ってきかれて南京路辺りといったら925のバスにのったらいいよと教えてくれた。925で人民広場でおりてそしたら南京路まで5分くらい歩いたらいけると。やさしいおにいさん。しつこい斡旋も無いし。大体において空港の斡旋はしつこいもんなんだけどね。


上海虹橋飛行場  ←上海虹橋飛行場

■バスに乗り市内へ

 925のバスに乗り込んだ。お客は私たち2人と一人の御兄さん。バスがちょっと進んだら途中で止まっておろされた。運転手は何かいったんだけど、ほとんどが上海語でそれからちょっとだけ普通語でいったみたいだけどきいていなくてよくわからなかった。おにいさんは上海人みたいで普通語で前の16号のバスに乗り換えだってと教えてくれた。それでお兄さんも16号の場所がわからないみたいだったけれど探して教えてくれた。やさしい人だわ。たぶん学生だろうけれどさ、私たちがどこか異国のような言葉を話ししてていてあんまり聞き取れない人たちだとわかって丁寧に教えてくれたのね。やさしさに感動よ。
 それから925のバスは段々沢山の人がのってきた。バスにのる人を見ているとやっぱり北方と違うように思う。顔が違うし、背の高い人が少ない。心なしかバスの背も低いように思うけれどそれはきっと気のせいだろう。あとは厚着をしている人が少ないかな。女性の一人で出歩いている人が結構多いというのも特徴的かな。天津はどこでもカップルとか夫婦とか家族で一杯だからね。
 1時間強のって終点の人民広場へついた。そこでかさを買って南京路へ移動した。地図をみて南京路へ。地球の歩き方にのっている東亜飯店というホテルを目指して歩いた。途中1つ星のホテルをみつけたので値段をきいてみたら280元という。市の中心だから高いんだというんだけど部屋を見せてくれといったら見せられないといって写真のみしかみせてくれないし、それがうさんくさくてやめた。やっぱり部屋をみてきめたいし、いままで色んなところ旅行したけれど部屋を見せてくれないなんてところは初めてだった。気に入らなかったらキャンセルすればいいというけれどそれからじゃ面倒だしね。
 南京東路にある東亜飯店は2つ星だったけれど入ったらボーイさんがでてきて荷物もってくれたりして結構いいかんじだった。部屋をみせてといったらすぐに快くみせてくれた。そのときみた部屋は狭かったけれど洗面所が綺麗だったのできにいった。空調もあるし、テレビもあるし、バスタオル等も清潔そうだったので何も問題はなさそうだった。それで値段はさっきと同じ280元というので、さっきのところにしなくて本当良かったと思ったよ。南京路でロケーションもバッチリだし、ホテルはそこにきめた。

■上海博物館へ

 それからどこに行こうか迷ったけれど雨だったので上海博物館へ行くことにした。空港についたときは暖かいと思ったけれど雨のなか歩いていると体が冷えてきた。そとをうろうろするのはちょっと辛かった。ちょうど人民広場のすぐ近くに博物館があるのでそこへ歩いていった。中は外国人が多かった。西洋人が多くて、日本人も結構いたなあ。そこで閉館の5時まですごした。博物館は広いので結構見所沢山であっという間に時間がすぎた。青銅器の作り方がわかってよかったわ。

■デパート散策

 博物館が閉館しても雨はふっていた。歩いていると服とくつがぬれてしまった。こんなことならスニーカーはいてくるべきじゃなかったなあ。歩いてまた南京路へもどった。それからデパートを散策した。特に上海で買い物をしようとかいう予定はなかったんだけど、是非上海と天津のデパートの違いなど研究したいと思った。どう考えても上海のデパートの方がいけているんだけど、何が違うのか、値段とか、おいているものとかどうなのかすごい興味があった。私が入ったところは斬新的なビルディングのデパートだったけれど実は奥行きが少なく回りにくいだけだった。中はバーバリーとかの外国ブランドから、中国でおなじみONLYに、日本のOLIVE DES OLIVEがあった。日本にいたとき、つまり学生時代はOLIVE DES OLIVEの服をよくかったけれど今見ると、もう買えないかも〜と思ってしまうのはやっぱり歳とったからだろうねーなんて友達と話しながらも、中に入って値段をみてみた。スカート1400元、やっぱり高い。というか日本で買うより高いぞ!ディスプレイとか売っている服とか日本と全く同じなんだけどちょっと高すぎるね。そして悲しいかな、もうその服を着るのにちょっとふさわしくなくなってきたので結局買えないんだよね。あとは日本の喫茶店らしき眞鍋という喫茶店を発見。中には入らなかったけれど、ウィンドウ際の席には日本人らしき夫婦の姿が。日本人って見ただけでわかる。やっぱり服装が違うのかな。

■夕食(広東料理)

 食事はどこにいこうか迷ったけれど結局ホテルの人にオススメをきいてみた。すぐ向かいの「新雅」というところがおいしいらしい。何料理?ときいたらなんでもあると教えてくれた。さっそくいってみた。広東料理と書いてあったけれどまあおすすめなので上海料理にはこだわらないでそこにすることにした。お店はにぎわっていてお誕生日のパーティーの人がいたのですごくうるさかった。春節だから家族とか一族で揃って食事をしている人がほとんどだった。いいスーツきてやりてのビジネスマンだろうっていうような人たちが誕生日パーティーをしていた。兄弟が3人いて、どのひとも皆いいスーツをきている。それぞれにお金をもっているんだろうけれど、あの人はきっと外資系の会社で役職はどれくらいで、あの人は自分でビジネスをしていて、などと友達と勝手な想像を膨らましていた。なんか上海のビジネスマンって映画でみるだけで実際にあったことなかったからそんな想像も面白かった。
 料理はまあまあおいしかった。特に高いということもなく、お客さんはほとんど地元の人だったけれど、日本人とイタリア人もいた。イタリア人についていた中国人男性は通訳なんだけどイタリア語がぺらぺらだった。私たちを一目みただけで外国人だと気がついたあたり、外国人になれている人なんだろう。私も友達も中国に浸ってて、日本人の若い女性のようないわゆる綺麗めな格好をすることが少ないから、一目で日本人だと気づかれること少ないからね。
 それからホテルに戻って今日は早くねることにした。明日はちょっと遠出して周荘へ行こう!

2日目 水郷「周荘」観光

 TOPへ  旅行記TOPへ




100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!