2日目 水郷「周荘」観光

 
■周荘行きバス出発点、旅遊中心へ
 
 周荘へ行くために人民広場から地下鉄1号線にのって上海体育館へむかった。そこから周荘行きのバスがでているらしい。南京路を歩いていると獅子舞の準備をしていたのでちょっとみていった。春節を何度も中国ですごしたけれど、春節らしきものをみたことはそういえばなかった。上海の繁華街で早朝に獅子舞をみるとはおもわなかったけれど、いい機会だわ。人のおおい中国で、近くでみるチャンスはあまりないからね。
ししまい1 ししまい2
実はとても長い。ぐるぐると回転しているところ。 とぐろを巻いた龍になる
 それから地下鉄で上海体育館へ。地下鉄もなんかなつかしいさを覚えるなあとおもったら、テレビ中国語講座かなにかでみたことがあったんだな。上海の地下鉄は綺麗だ。車両が新しくて綺麗というのもあるけれど、なんか汚らしい人も乗っていないし、本当に東京にいるような感覚で地下鉄に乗られる。北京の地下鉄はちょっと汚くて、田舎っぽい人がのっているのでやっぱり中国の雰囲気が強い。上海体育館でおりたらすぐにバスターミナルがみえた。でも何も書いていない。話しによると旅行中心というところがあってそこから各旅行地行きのバスがでているらしい。わからないのできいてみたら、そのバス停じゃなくてオリンピックセンターの中に旅行中心があるらしい。なんともまぎらわしい。いってみると本当にあった。旅遊集散中心とかいていある。でもさっきのターミナルも同じこと書いていなかったぞ、おい。
ミスド 上海旅遊集散中心
↑ミスドは中国語で「美仕唐納滋」と書いてある。 上海旅遊集散中心
周荘他各地旅行地へのバスがここからでる
 無事みつかったのでチケットを買おうとしたら、なんと周荘行きバスは12時半しかないという。そして帰りは6時半だという。道中は2時間だからむこうで過ごせる時間は4時間しかないという。ガイドブックには見所が結構あるみたいに書いてあるので4時間で足りるのか?一瞬不安になってとりあえず買わないことにした。そして相談して時間はきついけれど今日行くことにした。同じチケット売り場にいくと今度は11時15分のバスが追加されていた。なんだよー早く言って欲しい。12時半の買わなくて良かった。値段は一人140元だという。2時間の距離で140元?普通2時間なら30元の交通費がいいところ。往復にしても半分の70元でおおいくらいだ。なんで?と思ったけれど仕方なくかったら、それにはチケット代が含まれていたとあとでわかった。なんだー、焦るよ。交通費に140元なんていうからさー。売り場のお姉ちゃんも一言言ってくれたらいいのに。
 
■腹ごしらえ 昼食
 
 出発まで時間があるのでご飯を食べに行った。デパートがあって、ミスタードーナツとかもあったけれど、イタリアンパスタのファーストフードのお店に興味ではいってみた。ハンバーガーとかカレーライスとかもあった。友達はシーフードパスタを私はカツカレーを食べた。カレーはまあそんなもんでしょうという味だったけれど、シーフードパスタはいきなり写真と違っていて友達は憤慨してた。「上海はもともとのレベルが高くて何食べてもそれなりにおいしいといっていたけれど違うのね!」といっていたよ。はは。西洋料理はおいしいだろうけれどファーストフードは難しいだろうね。しかも旅行客の集まる場所だから手抜きでもお客が入るのだろう。このファーストフードが市内にあってもはやらないだろう。
 
■周荘行きバス出発
 
 周荘行きバスにも日本人がいた。西洋人もいた。本当に外国人が多い。前の中国人家族が子供を助手席に座らせるので、万が一のことを考えて注意することにした。子供をそこに座らせるのは危ないよといったら、知っているよと返って来た。でも特に怒っている様子も無くてよかった。こんな小娘に注意されて逆切れされたらどうしようかと実は内心どきどきしていたのよ。やっぱり人を嫌な思いにさせることはできるだけ避けたいからさ。でも事故に遭って子供が窓ガラスから飛んでいってしまって、なんて悲劇を想像するのも悲惨だったし、とりあえず注意して安心した。結局子供は助手席に座りたいみたいでしばらくはそこにすわっていたけれどさ。
 道中は2時間といっていたけれど意外と早く着いた。帰りの6時までに各自バスまでもどってきてくださいということ。特にガイドも誰もいないけれど運転手がそういっていた。帰ってこなかったら勝手にバスは帰るらしい。西洋人たちききとれたの?って心配になったけれど平気そうな顔していたから聞き取れたんだろうか。
 
■周荘観光へ

 周荘は10個くらいの見所があるみたいだ。ところどころ標識がでているんだけど全体像がつかめず何度も同じ場所をぐるぐるした。全部のところは回れなかった、というのがどこにあるのか探せなかったのだけど、張さんの家「張庁」と沈さんの家「沈庁」とお寺「全福寺」あと迷路かと思ったら違った「迷楼」など回った。

いり口付近 狭い道
入り口付近、水郷という感じがしてきた。 人がすれ違えないくらい狭い所もあった。
周荘は広くないけれど看板がわかりづらいので
道に迷いやすい。
 

この中で印象にのこっているのは沈庁かな。あとは遊覧船というかミニ屋形船というか、それに乗りたくて乗り場をさまよってやっとみつけた。なんでもっと大々的に宣伝していないんだろう。誰も気づかないよ、この場所。船は1船80元だった。最高8人まで乗れるんだけど一人で乗っても80元、8人で乗ったら一人10元。どうにかして相席してくれる人を探そうとした。船の乗り場に気づく人のほとんどがツアー客で、個人の人がなかなかみつからなかったけれど3人の家族と2人の家族をみつけて全部で7人になった。3人家族のおじちゃんはとってもいい人で4人分はらってくれて私たちは10元でのれた。日本人だとわかってもいろいろ話ししてくれたし、いい人だったわ。船に乗ったら景色はまた違っててよかった。歩くのもいいけれど船の上から眺める景色も風情があっていい。途中人が集まっているなぁと思ったら、カメラがあって、これから撮影が始まる様子だった。綺麗なお姉さんが何か台本の練習をしている。たぶんキャスターかなにかだろう。知らない人だったけれど、やっぱり綺麗だった。
周荘
春節のイベント
春節なのでこういう人たちが沢山いた
 雨は降っていなかったんだけどかなり寒かった。まだ回っていない場所がいくつかあったけれど寒さと疲れでもうどうでもよくなってきたよ。船の上であの2家族も話をしていたけれど、周荘は1日で十分だって。誰がガイドブックに1日は必要と書いたのかわからないけれど、周荘に泊まって2日滞在するのは時間が無駄に思えてしまう。とても綺麗な場所ではるんだけど、規模が小さいし、それよりは他の水郷にでも移動した方が有意義だと思うから。周荘は中国で一番最初の水郷とうたっているっているけれど、正式にいうと「観光地としての」という言葉を付け足さなければならないと思う。ここにくるまでにここも水郷じゃない?というようなところをいくつかみかけた。きっとこの辺りにはまだ開発されていない水郷が沢山あると思う。確かに周荘は綺麗だけどね。でも1日で十分。私はNHKのテレビ中国語講座のエンディングの映像でずっと周荘をみていたから、是非いきたいと思ったけれどでも行ってみてあんまり面白くないと思ったのも確か。やっぱり観光地になってしまっているし、庶民の生活があんまり垣間見られないところだったから。食事にお店にはいったけれどここでは何もいわずにお茶がでてきてお金を1杯5元とられる。民謡謡のおばちゃんが食事してたらはいってきて、勝手に歌を歌ってお金を要求する。まあ簡単に追い返すことはできるくらいの軽めの要求だったからいいけれどさ、でもあんまりお金お金といわれるのはなんか嫌だ。歩いていると道沿いのお店から客引きの声がかかる。それらを無視することもすごく労力のいることだ。
庶民の生活 (ごめんなさい、画像が行方不明です)
庶民の生活も垣間見れる。消して綺麗にはみえないこの水を生活のなかで使っているのだろう。 これは何でしょう?答えはおまるです!朝これを洗うそうです。
 そろそろ帰る時間になった。バス乗り場はどこ?ってきいていったら全然違った。もう一度チケットを見せてきいてみたら、そのチケットは旅行ツアーに属するものらしくて違う場所から発着しているらしい。6時が最終だといっていたけれど、普通のバスのみのチケットは上海行きはもっと早くに終わってしまっているそうだ。これがガイドブックに書いてあった、バスの時間が早いというやつだろう。一瞬かえる場所がわからなくて焦ったけれど無事に帰る道もみつけた。ついたときは入り口にチケットチェックの人が沢山いたのに、帰る頃になると誰もいなくて様相が違った。だれも旅人達の帰路については心配してくれないのか。帰りのバスを逃して残ってくれたらそれは街の利益になるって?そんなこと本当に考えているのかわからないけれど。

夕暮れ時
夕暮れ時2
夕暮れ時の周荘、赤い提灯がともって綺麗


■上海に帰り外灘へ
 
 バスにのって上海へ。やっぱり上海のネオンは落ち着いた。今日は外灘の方へいってみよう。南京路から外灘はそれほど遠くなかったので歩いていけた。歩いている人を見ていると沢山の西洋人をみかけた。この地なら外国人も楽しく暮らせるだろうなと思った。外国人同士も多いし、私がもし上海で暮らせたら外国人のお友達も沢山できるかしらね。天津もいるんだけどやっぱり少ない。留学生でもない限りは他の国の外国人と知り合い機会ってすくないし、ましてや英語がちょびっとしかできない日本人はもともと交流の対象とされないことが多いからね。まあ英語ができなかったら上海にいても同じだろう。まずはその問題を解決しないと場所だけ変わっても意味ないね。
バンド 浦東発展銀行
バンド 文句なしに綺麗! ↑上海浦東発展銀行
バンドの通りはどの建物はどれも西洋風
 バンドは綺麗だった。別に夜景が大好きということもなくて、前から上海の外灘にいきたい!っておもっていたわけでもないけれど、外灘にきたらそこが気に入ってしまった。特に上海浦東発展銀行!私はそこと、新セン発展銀行がすきなんだよね。だから上海浦東発展銀行のあの建物をみただけで、きゃ!って感じだったわ。別にそこの銀行の口座もっててサービスがよいとかそういう意味で好きだといっているんじゃなく、独断と偏見で北京や天津でもあの2つの銀行は建物が現代的でかっこいいというただそれだけの理由なんだけどね。一通りバンドを歩いた。女同士だから特にロマンティックを感じることもできなかったけれど、もし上海で暮らして素敵な彼氏ができたら一緒に外灘を散歩して楽しいだろうなぁと勝手に妄想の世界に入った。天津が遠くくすんでみえた。天津もいいところだけど彼氏とロマンティックを感じるような場所があまりない。もちろんそこに素敵な彼氏がいるならば、それは場所というものは問題じゃなくなるんだけどね。
 外灘を満喫して南京路へ戻ることにした。今日もローソンへよって買い物して帰った。明日は蘇州へ移動。蘇州にはローソンないだろうからさ。買いだめしよう。
南京東路
南京東路、ネオンが色とりどり。
 
3日目 蘇州へ

 TOPへ  旅行記TOPへ




100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!