5日目 上海最終日、夜天津へ

■腹が・・・。

 昨日の夜中南京路ですごく大きな爆竹音がしていた。かなり近くで爆竹していたみたいだけど私も友達も寝ていたのでどこでやっていたのか確かめられなかった。
 朝はいつものように8時くらいに起きたんだけどお腹が痛いので、友達に正露丸とローソンで食べ物を買ってきてもらった。ひどい下痢だった。腹を下したときは脱水症状になりやすいからと水分をとるべきなんだけどミネラルウォーターを飲んでもまた下すだけだったのでただ寝ているだけにした。友達に買ってきてもらった正露丸を飲んで寝ることにした。これだけひどい下痢だと外には出られない。ホテルのチェックアウトの時間12時まで寝ていることにしよう。

■チェックアウト

荷物を片付けてチェックアウトする。フロントのコミカルな男性とベルボーイのアンソニー・ウォン似の御兄さんとも今日でお別れだわ。まあ13億人の人口の中国でいちいちたまたま出会った人との別れを惜しんでいられないんだけどね。

■お土産を買う

 荷物を預けてでかけることに。私はやはり腹の調子が悪いのと風邪が治っていないので、友達とは別行動でこの付近の喫茶店にいることにした。友達は豫園へでかけていった。私はまず第一食品店でおみやげ物を買った。天津で犬を預かってもらっている人は南通の人で上海の「五香豆」が大好きだといっていたのでそれを買って帰ることにした。あと天津の日本人のお友達にお菓子と、自分にせき止めで有名な「梨膏糖」を買った。梨は咳によくきくと中国ではよく言われる。砂糖ものどにはいいみたいだね。効くかどうかはわからないけれど、とりあえず食べてみよう。今回の風邪は最初は熱がでたけれど、それから咳がひどくて苦しい。日本にいたときは痰なんて少しもでなかったけれど、今回痰がのどに絡まってそれで咳がでてえづいてしまう。でも痰は取れなくて本当に苦しい。こういうとき中国人みたいに痰を思いっきり、「くわー!ペーッ!」って吐き出す方法を身につけたいと思ったよ。だって痰なんてできたことがあんまりないからどうしたらのどから出せるかわからないのよ(涙)

東亜飯店の入り口、豪華 南京路繁華街のビルもセンスを感じるようなつくり
ビルにくっついている、どでかいコカコーラ。

■日本風喫茶店眞鍋へ

その食品売り場は沢山のお土産ものをうっていた。じっくりみたら面白い場所なんだけど、人が多くてうざいのと、歩いていると咳がひどくなるので喫茶店に入ることにした。最初の日にいったデパートの中の日本風喫茶店眞鍋へ入った。最初一人で入るのは勇気がいったけれど、一歩入ったら「歓迎光臨!いらっしゃいませ!!」と日本語も聞こえてきた。2名様ですか1名様ですか?ときいてくれて席までとおしてくれたし、サービスがかなり行き通っていることが感じられた。メニューもコーヒーの種類が多くて、コーヒーが苦手で1年に数回しかコーヒーを飲まない私も、無理なく選べるようなレパートリーだった。それに上海の中心部のデパートなのに高くないのがビックだったよ。服務員を呼ぶときはベルがあるんだけど、それも「注文、勘定、サービス、お冷、キャンセル」とそれぞれボタンが別れている。注文を押しても、すごく丁寧に、「何か御用でしょうか?」とやってくる。お水をいれてくれるときも、「失礼いたします、お水を足します」と中国ではめずらしいくらい丁寧な接客で本当に感心してしまったよ。日本人が指導したりしているのかわからなかったけれど、お客さんがかえるときも「ありがとうございました!謝謝光臨!」と大きな声で挨拶をしていた。とても感じがよかったよ。
 私はアイスカプチーノキャラメルというのを注文した。26元ですごいおいしかったよ。お水はいつも足してくれるし、私は一人で4人がけのテーブルに座ってくつろいだ。お客さんは大体が中国人なんだけど、日本人も数人いた。夫婦と2人組の若い女性の2組みた。夫婦はきっと上海に旦那さんが滞在しているのだろうね。若い女性は上海のガイドブックもっていたから短期留学生かもしれない。旅行って感じではなかったね。旅行にしてはゆったりと喫茶店ですごす時間が長すぎるから。かくいう私も旅行中なのにのんびり喫茶店に居座っているんだけどね。まあ私が地球の歩き方を開いていても彼らは私が日本人であることに気がつかないだろうね。やっぱり服装が日本の若者の服装とより中国っぽいし、風邪でもうどうでもよくなってお化粧をちゃんとしていないからね〜、まだ20代未婚なんだし、こんなんじゃだめだって思うんだけど、どうも風邪ひいててそんなことどうでもいいわって思っちゃう、いかんいかん。
 その喫茶店は軽食も食べることができるのでお昼時に結構お客さんが入った。あとは3時〜4時くらいも人が多くなってきた。さすがにもう3時間も滞在していたのででることにした。マックもあったし、他にもデパートが沢山あるから他の喫茶店を探すのもそれほど大変ではないだろう。とりあえず眞鍋をでることにした。

■マックへ

旅行1日目に同じデパートにきたときは人がまばらだったけれど今日はすごい人だった。なんでだろう。デパートのトイレが行列だったので外に出てマックのトイレを借りようとおもったらもっと行列だった。こんなことならデパートで並んでた方がよかったよ。仕方なくマックのトイレを20分くらい待った。上海のトイレは比較的綺麗に使ってある。マックは天津も北京ですらも綺麗に使われていないんだけど、上海のそのトイレは綺麗に使われていてビックリした。
人がそんなにいなかったらマックで何か買ってそこで暇つぶそうかと思ったけれど、それも難しそうだった。席も無いし注文するのも並ばなきゃならない。とりあえずマックの入っているビルの違う階へいってみた。そしたらハワイアンの喫茶店とかいてある。その階へいっていってみると、ハワイアンの喫茶店の前にオープンタイプになった喫茶店があってそこの服務員のサービスがよさそうだったのでそこに入ることにした。レモンティーを頼んだ。他にも蜂蜜グレープフルーツティーがあって興味をそそられたんだけど1杯じゃなくて1ポットだったので今回は1杯で頼めるレモンティーにした。小さなスペースでお客さんは5組くらいなんだけど、どこにいても日本人に会う上海でもここにはいないだろうと思ったけれど、日本人2人ぐみがやってきた。女性2人ぐみだった。日本語を話しているので服務員がびびって、他の服務員に「日本語できる?日本人のお客さんが来たよ」と色んな服務員にきいてまわっていた。その2人ぐみがどれだけ中国語ができるかはわからないけれど、コーヒーの注文くらい言葉ができなくてもできるでしょう。それに私も日本人なんだからそんなにびびらないでと思ったよ。まあ私は100%外国人だなんて思われていないけどね。普通語も話すし、一人でいて日本語を話すこともないし、気づかれることは無い。

■合流して早めに食事

約束の時間5時になったのでそのまま降りて待ち合わせ場所に向かった。レモンティーは10元だった。意外と安かった。
友達と落ち合ってかなり早いけれど先に食事にいくことにした。私たちの飛行機は虹橋空港からでる21時45分発の飛行機だったけれど、ここからバスで飛行場にいくのに1時間はかかる。7時半までにはでたいから、それだったら早めに食事をしたおいた方がいいでしょう。またもやおいしいレストランストリート黄河路へ向かった。たまに客引きがいる。日本語話ししているのを聞かれると、日本人の友達(お客さん)がうちの店には沢山くるんだよーといって客引きが話し掛けてくる。その文句、気持ちはわかるけれどさ、そのお友達さんも私の友達じゃないしさー、なんていいあがら阿牛?品というお店にはいることにした。?品というからには、煮込んだ料理の専門店なんだろう。フロアは落ち着いた西洋風で綺麗だった。料理の値段はそれほど高くは無かった。お茶がフリーのお茶が無くて1杯10元だったのがちょっと高いかなとは思ったけれど、あとは特に高くはなかった。きのこのスープと、点心のカボチャ餅と、マントウみたいなのにお肉と卵をはさんで食べる料理と、涼菜に大根の漬物みたいなのを頼んだ。大根のつけものは天津にある「ローリングストーン 上海餐庁」というお店ではじめて食べておいしいと思っていたものだ。料理の味はまあまあおいしかった。そこでくつろいで7時過ぎにお店をでた。上海での最後の食事にしては少なかったけれど、満足できる味だったよ。

■925バスに乗って虹橋飛行場へ

ホテルまで戻って荷物をとって人民広場のバス停まで歩いた。925は人民広場が終着なので、最初に降りた場所と全く同じ所からバスに乗る。終点飛行場までは4元。バスの中では移動テレビといって上海東方明珠テレビ局というところの放送をずっと流していた。春節だから特別番組でダンスだとかコントだとかをアナウンサーとか芸能人が披露しているんだけど、上海の人ばかり集めているのか全然知らない人ばかりだった。だからあんまり面白くなかった。
飛行場までは1時間くらいでついた。夜だから人はあまりいない。閑散としているからかな、虹橋飛行場ってこんなにぼろい?って思ってしまった。ぼろいというか古いんだよね。でも以前は浦東飛行場が無くてすべての飛行機がここを利用していたとだけあって、中は結構広かったよ。お店とかはやっぱりすくないけれど、空間が広いような印象をうけた。私たちの搭乗口7Bにいったら人が沢山溜まっていた。その人たちをみると天津行きに乗る人なのかそれとも他の場所に行く人なのかどちらだろうと思ったけれど、友達が「このいなかっぽさからみると天津かもねーなどといって、私はいや〜天津よりもっと田舎の人かもよ〜、ほらあの掲示板にでている石家壮とかさ」などといっていたら、実は皆天津行きだったので笑えた。私たちの乗ったのはCA中国国際航空の21:45発だったけれど、その前の天津行きMU東方航空の飛行機も遅れて同じ時刻に搭乗を開始したから、そこで待っていた全員が天津行きだったんだよ。

■天津に無事到着

遅れることもなく天津に無事到着。夜だからか北京空港のようなしつこいタクシーの勧誘もなく自分で駐車しているタクシーを見つけて乗った。空港のタクシーはメーターがおかしくなっていて高かったりするのだけど、今回乗った人はそんな感じがまったくなかった。あとで遠回りしたとか口論がおきないようにか、どの道を通るかきいて決めたし、メーターもおかしくなかった。運転手同士で行き先を無線連絡していたし、最近は天津空港で待っているタクシーも改善されたのだろうか。だったらうれしいな。

夜中に無事に自宅へ着いた。団地には爆竹の跡が沢山。意外に天津が寒くないのに驚いた。やっぱり上海・蘇州が例年より寒かったのかな。とりあえず風邪との戦い上海・蘇州旅行はこれにて終了だったのでした!

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