はじめての台湾一人旅

1日目 (移動)夜 台北着
2日目 台北市内観光、台北市内泊
3日目 基隆へ移動、野柳を観光、基隆へ戻り基隆泊
4日目 九イ分へ移動、瑞芳を経由し十分大瀑布を観光、瑞芳経由で九イ分に戻り九イ分泊
5日目 九イ分を観光、台北経由で、飛行場に近い南kanへ移動、南kan泊
6日目 (移動)南kanより飛行場へ、台湾さようなら

9月28日(木)1日目 台北に到着

■関空にて

今回の台湾旅行、もともとは日本にいる人と一緒に行こうと思っていたので私も関空を利用して台北に向かった。天津から台北までは香港経由でいける。
日本から台北までは何便もでているのだが、私のは安いチケットなので時間が悪いノースウエスト(以下NW)の便だった。以前日本のお友達が成田ー北京を19,800円で買ってたのもNWの時間が早い便だった。私の台北行きは19:55発。実際は定刻より10分早めの出発だったけれど台北に着く時間が遅いのは確か。今日は台北に着いてもただ寝るだけだけど仕方ないかな。

カウンターでチェックインも済ませてあとはぶらぶらして時間をつぶす。時間が遅いのでいつも人が一杯いて、免税品店の販売員さんのデモンストレーションを頑張る姿がみられるのに、今日は「もうそろそろ仕事もあがりだわ」というムード。この空港も夜には閉まるんだなぁという当たり前のことを思う。台北行き以外にはハワイのホノルル行きとカタールのドーハ行きのフライトがあるようだった。

 急に思いついた。台北に着くのが遅いのだから前もって銀行で台湾のお金(ニュータイワンドル、以下NT$)に換金しておいた方がよいのではないか??空港の両替所というのはどこもレートがよくないのだけど、関空と台北の空港でレートの差はどれくらいるのだろうか?りそな銀行があるのでレートをみてみると日本円→NT$は4.07、NT$→日本円は3.07と書いてある。確かガイドブックでみた台湾のお金と日本円とのレートは3.55、うーんあんまり魅力的じゃないけれど、実際台北の空港でどれくらいのレートで両替してもらえるのかわからない。しかも夜遅くについてもしかしてそれを待っているがために最終のバスに乗れなかったりしたら嫌だし・・・、と考えて結局5,000円だけ両替することにした。台湾の空港でのレートは一体どうだったか、それは後になって知る。

■はじめてのアメリカ系航空会社

 初めてのアメリカ系航空会社。いつもと何も違いないだろうと思ってたら手荷物検査が厳しかった。荷物を全部手荷物として機内に持って入ろうとしてスーツケースじゃなくて登山リュックみたいなのにしたのに、水が入っていたら全部廃棄といわれたので仕方なく水をリュックにいれて預ける。しかも水だけではなくクリーム状のものもだめで厳しい。チェックインするときに一度そういう説明をうけて、さらに機内に入るところで一人一人手荷物の中を探られてチェック。となりの人はお水をみつけられて廃棄させられていた。本人の名前で処方されている薬や子供のミルクなんかはいいみたいだけど機内に入る前のチェックはじめてだったのですごい徹底しているなぁと思った。

■NW機内にて

 NWの機内は大きく、なにやら雰囲気が違った。台湾人のフライトアテンダントさんって中国南方の人とあまりかわりないかなぁと思ったけれど実際違ってみえた。濃紺の制服のせいだろうか、とってもアーバンなかんじ。あ!金髪の不良風アテンダントさんもいる!と思ってみると、アメリカ人だった。なんとまぁばかげた勘違いだったのだがNWなのだからアメリカ人のアテンダントさんがいて当たり前だ。薄暗いライトに照らされてメグ・ライアンのようにキュートなアテンダントさんに見えた(アメリカ人からみたら彼女はきっとメグ・ライアンにちっとも似ていないんだとと思うが)初めて知ったけれどNWってロゴがnwaと小文字なんだね。あんまりかっこよくないけどでもアテンダントさんはアメリカ人も台湾人も都会的美人だったよ〜。日本人のアテンダントさんもいるようだったけれどどの方だかわからなかった。このフライトはアメリカの航空会社だけど日本から台湾行きなので日本語と中国語(北京語)と英語でのアナウンスがある。それぞれの言葉を母国語とする3人が交代でアナウンスしているようだった。機長さんからのアナウンスは英語のみだった。CAだったかなぁ、以前中国人の機長さんがネイティブではないのに日本語でアナウンスしてくれてすごいなぁって感動したものだった。

↑機内食、ご飯の割りには鶏肉が少ないかなという気もしたが美味しかった。
お茶は緑茶、中国国際航空(CA)では大体お茶というと「花茶(ジャスミンティー)が
でるので新鮮。

■台北、中正国際空港着

 定刻より早く出発した分、到着も早かった。現地時間21:25に到着した。機内で配られるとアナウンスがあった「入境登記表」が配られていないので出るときにアテンダントさんにもらってでた。機内から一歩でると暑い。そこは夏だった。ターミナルに入ると冷房がきいているので涼しい。皆に続いて「入境」とかかれた方向へ進む。トランジットの場合は「転機」の方向へ進む。銀行が見えてきた。沢山人が並んでいる。私はさっき両替したから並ばなくていいもんねーなんて思ってちらっとレート表をみてみると、0.2716とかかれていた。関空でみた数字4.07を1÷4.07してみると0.2457になる。なんとまあ台北での方がよっぽどいいではないか。かなり損をした気分だった(いや気分だけでなく実際に損をしている)。もう関空で出発前に両替をするのはやめよう。入境手続をすませ荷物を受け取り外へでる。夜だからか結構スムーズだった。到着ロビーにでると人が多かった。すぐ右手に観光案内所があるのでそこで台北市内のシェラトンホテル行きバスの乗り場をきく。とても親切に大有巴市の32番バスに乗ってください。乗り場は左奥です。と教えてくれた。ちなみに私はシェラトンホテル行きバスにのるというのは、今回のゲストハウスがシェラトンホテル付近にあるからだ。ネットでみつけた安宿だ。空港からシェラトンホテルまでは100元。

 バス乗り場というのは、さっきでてきた到着ロビーを左に突き当たったところなのでとてもわかりやすい。各バス会社ごとにカウンターがあって切符をそこで買う。もしどの会社のバスかわからなくても行きたいところを告げたらどのバスなのか教えてくれる。台湾の人はみなさん親切だ。私は「大有巴士」のカウンターでシェラトンホテルに行きたいというとさっきの22:25発の33番のバスに乗るように教えられた、さっき観光案内所で教えてもらった32番はもう出終わったみたいだ。外に出るとすぐにバス乗り場だ。番号がかかれたプレートのところで待つ。涼しい顔のイケメンが煙草をすっている。何しているんだろうと思ったら彼はバス会社で働いている人だった。バスがきたら「○○行き」とアナウンスをして切符を切る。バスのトランクに入れるような大きな荷物にはシールを貼り付けて回っている。

 バスが何台か着たんだけど私の乗る33番ではなかった。そのたびに私はイケメンにこれはシェラトンに行くの?ってきいたけど思えばまだ22:25分になっていなかった。中国式にバスを待つようになってしまった自分に気がついた。中国ではバスは時間通りにこないし、バスが来るたびに自分で「これは○○に行くか」たずねないと自分の乗るバスに乗れできない。静かに決められた時刻までバスを待つというやり方を完璧に忘れてしまっていた。結構痛い過ちをしている自分に反省。
 そうしているうちにバス到着。一応夜も遅いことだし違ったら困るので「シェラトンホテルに行くか?」と運転手にきくと「行くよ」といわれる。

↑バス乗り場、番号と路線図が書いてあるのでわかりやすい
左で待っている3人は日本人
↑これも台北市内まで行くバス
なぜかキティーちゃん
↑バス乗り場 ↑大有巴士のバスの中、綺麗。
↑これが喫煙室みたいだ。漢字がかなり違うなぁ〜

■シェラトンホテルまでバスで

 台北市内まで車窓を楽しむ。中国とはちょっと違う雰囲気だった。後で思ったけれど、台湾(台北付近)はシンガポールに中国南方の都市と日本を足したような感じだ。夜だから雰囲気がまた違うのだろうけどやはり外国に来たというどきどきわくわくの感じがする。でも漢字をみると日本と同じだったり、或いは中国本土と同じだったりしてなじみのものだったりする。不思議な国だ。

 台北駅で降りる人が一番多い。台北駅の次の駅がシェラトンホテルだ。運ちゃんにゲストハウスのある「林森北路」の場所をきくと、「どのホテルに行くんだい?」ときかれた。名前をいうとやはりゲストハウスだから運ちゃんも知らなかった。「林森北路」の場所は教えてくれて、交差点までのせていってあげようかといわれたけれど交差点で停車できないから遠慮することにした。「君はどこの人?」ってきかれて「日本人」というと「国語(北京語)がうまいんだなぁ。一人できたのかすごいな。台湾は初めてか?一人だったら気をつけろよ。」といってくれた。とても親切。歩いていると歩道に大きな虫発見!台湾には虫が結構いるというのを他の人の旅行記でみたけれど本当いきなりでてきてびっくり。

←道路の一部分なのだけど、バイクの絵が書いてある。
バイクはここをとおりなさいよということなのかな?

■ゲストハウス 台北ホステル

 ゲストハウスは簡単にみつかった。台北の市内は道が縦と横にまっすぐなので初めての旅人にも簡単だ。それにちゃんと道路の名前の標識がでている。天津の曲がりくねった道では長年住んでいても方向がわからないからなぁ。

 ゲストハウスにてチェックイン、今朝電話したときにはシングルルームがなくてドミトリーしかないといっていたのだけどチェックアウトしたばかりのシングルルームがあるようなのでそっちにしてもらった。一泊500元、2泊なので1,000元支払った。本当はデポジットでプラス500元いるのだけど手持ちがないので1,000元だけにしてもらった。受付のおにいちゃんありがとう!受付のお兄ちゃん(確かジムとかいう名前だったかな)とちょっとお話する。もしお腹がすいたら近くに24時間のお店があるからいってみるといいよといっていた。もしかして天津にもある台湾の豆jiangのお店、永和豆jiangのことを言っているのかなと思ったら本当にそうだった。本場の永和豆jiangに行ってみるのも面白いかもしれない。
 このゲストハウス台北ホステルはオーナーがアメリカ人で利用客も西洋人が多い。長期滞在なのかそれとも短期でもすぐにリラックスできる能力があるのか西洋人の男性方はギターを弾いてみんなで団らんしていたり、屋上でなにやら真面目な論議をしていたりしていた。台北での仕事の情報なども掲示してあって英語が不自由なく話せる人にとってはとても居心地のよいゲストハウスなのかもしれない。ちなみにこのシングルルームはトイレとバスは共同。部屋自体は結構狭いので部屋でゆっくりくつろぐというのは難しいかもしれないけど、ただ寝るだけというのには十分。バスとトイレは清潔だけどシャワーがトイレと同じ部屋にあるので床がぬれているのは我慢しなければならないかな。あと最初の一日だけ近所の犬がうるさかった。今日はお風呂に入って日記を書いて寝よう。明日は台湾市内観光だ!

↑シングルルームだけどダブルベッド。
布団がぺらぺらだなぁと思ったら、布団カバーだけだった。
暑いからいらないのかもしれない。
↑ベッドの他にはデスク、椅子、ゴミ箱、扇風機
鏡、スリッパとハンガー掛けが天井についている
↑天井のハンガー掛け
2つのハンガーを反対にして天井に透明テープで貼り付ける。
それにポールを通してつくったハンガー掛け。
ハンガーでハンガー掛けを作ったというもの。
↑窓からみた景色(次の朝撮影)
このどこかに犬がいるのねーー
↑下に看板のついている細長い建物が台北ホステル ↑この道をまっすぐ行き左にでるとMRT善導寺駅

■台北ホステルの情報

TaipeiHostel
台北市林森北路5巷11号6楼
TEL:(02)23952950 23952951
FAX:(02)23952952
Website:www.taipeihostel.com

■旅のおとも

今回つれてきたバックバック。バックパッカーでもないのになんで?ってかんじだけどただなんとなく歩き安そうだったから。しかし結局は重たくてかなり後悔した。いつものスーツケースにすればよかったなぁ。

↑会社で配られたもので今回初めて使用した。 ↑DENG SHAN BAO というのは登山包、つまり登山バックのこと。英語でなくて中国語のピンインでかかれているのが中国っぽい。そういえば上の絵も登山の絵だわ。
↑こちらはそれに書かれたピンイン。
多分メーカーの名前なんだろう。

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