はじめての台湾一人旅

1日目 (移動)夜 台北着
2日目 台北市内観光、台北市内泊
3日目 基隆へ移動、野柳を観光、基隆へ戻り基隆泊
4日目 九イ分へ移動、瑞芳を経由し十分大瀑布を観光、瑞芳経由で九イ分に戻り九イ分泊
5日目 九イ分を観光、台北経由で、飛行場に近い南kanへ移動、南kan泊
6日目 (移動)南kanより飛行場へ、台湾さようなら

9月30日(土) 3日目

■台北駅へ

 今日の宿泊地「基隆」に行くために台北駅まで向かう。ゲストハウスから歩いて10分くらい。台北駅に行くまでに朝ごはんを何か食べようかと思ったがお昼前になるまで営業を始めていないお店が大くてびっくりした。とりあえずすでに数分歩いただけで汗が出るほど暑いので開いているお店でアイス(女乃)茶を飲む。

↑サンドイッチとかの軽食があるようだ ↑頼んだアイス(女乃)茶

■台北駅

台北駅 ↑台北駅駅前
↑駅構内の切符売場 皆さん整列して並んでいる、
割り込みもない。
↑切符売場の上には電光掲示板で列車のスケジュール
料金などが確認できる。旅行者にはありがたい。

■基隆行き通勤列車、切符が・・・

 基隆までは優等列車の「自強号」もでているが、先発の通勤列車があったのでそれに乗ることにした。料金は43元。台北から基隆までは近くアクセスがよいので通っている人もいるのではないかなぁ。
 台北駅は広いけれど「乗車方向」とかかれている方に進んでいくと迷わずたどり着ける。都会なので外人の一人旅も楽でよい。自動改札がいくつかと駅員さんがいる改札が一つあるのだけど私は切符を自動改札にいれると切符出口から切符が飛び出してしまった。駅員さんにこっちからまわってとりなさいと指図されて切符をとった。駅員さんの動じない様子からみるとそういう飛び出し事件は頻繁に起こっているのだろう。しかし何故だ〜。あの切符が自動改札で使えないなら自動改札機をこんなに沢山用意している意味はあるのかーー??
 気を取り直してプラットホーム(月台と書かれている)に降りる直前にあるコンビニで食べ物をかった。おにぎりとちまき(肉粽)それに抹茶(女乃)茶をかった。レジのお兄ちゃんとっても元気にいらっしゃいませー!○円で〜す!といっているんだけど私が小銭を出すのをもたもたしてたら手を出して早くお金を頂戴ってしてた。色々買ってしまって荷物も重かったのである?ってきいたら「袋は1元です」だった。なんとまぁエコロジーが実践されているんだわ。すごいよ台北。
 車両が入ってきた。台北駅で降りる人は多かったけれど、ここから乗って基隆に行く人は少なかった。今日は土曜日だから皆台北に遊びにくるのかもしれない。さっき買ったご飯をたべたいなと思ったんだけど誰も物を食べている人がいない。駅ってプラットホームでも車両でも飲食禁止ってなっているんだった。一人若い女の子がジュースを飲んでいる後の人はお菓子すら食べていない。こんな中食べるのってやっぱりまずいかな。私が見るからに外国人っぽい人だったら「飲食してはいけません」という注意が読めないんだなぁなんて思ってもらえるかもしれないけど、日本人に見えない私が飲食して風紀を乱したりするのってやっぱりよくないよなぁー。我慢することにした。

↑これが自動改札から飛び出した切符
95.09.30というのは民国95年9月30日
↑車掌さん、何度か電車に乗ったけど車掌さんは
皆ピシッと清潔感のある格好をしていると思う
↑字は違うんだけど東京の「汐留」に似てない? ↑終点基隆駅に到着
↓乗ってきた電車

■基隆駅到着

 毎年10月から3月にかけては毎日のように小雨が降るとガイドブックに書いてあった。今日も基隆に着く前から雨が降ってきた。この地方は北東季節風の影響をうけて雨が多いそうだ。が役立ちそうだ。ちなみに私は寒いのが苦手なので防寒にもなるかとレインコートを持ってきたけれどこっちは全然必要なかった。だって蒸し暑いんだもん。そんなもっと暑くなりそうなものを着るくらいなら小雨にぬれる方が心地よさそうだよ。実際小雨の時は傘をささないで歩いている人を沢山みかけた。

基隆駅舎、左右にバス会社別のバス乗り場がある ようこそ基隆市へ、こういう看板はいいね〜
↑駅をでるといきなり

■ホテル「藍美大旅社」へ

 前もってネットで探していた経済的なホテル「藍美大旅社」へ向かった。予約はしていなかったけれど特に観光客が多いシーズンでもなさそうだし多分大丈夫だろう。藍美大旅社はガイドブックに載っていた「柯達大飯店」のすぐ側にある。柯達大飯店はシングル一泊2,200元〜となっている、スタッフも日本語が話せるそうだしいいホテルのようだな。私の向かっている藍美大旅社はどんな感じなんだろう・・・。
 藍美大旅社は住所をたどって「信三路」までいくとすぐに見つかった。シングル700元だった。一応安くしてもらえないかとは言ってみたけれどだめだった。シングル700元ってゲストハウスや民宿ではない普通のホテルにしては確実に安いほうではある。部屋は広くはないけれど一通りの設備が整っていた。浴槽も大きかったしテレビもあるしお茶や魔法瓶(チェックイン時にはさめたお湯しかはいっていなかったけど)もあった。衣装をかける場所やハンガーもある。私のお部屋はビルに隣接している側なので窓があるのに開いたらビルの壁というのが残念だけど、反対側のお部屋だと一応通りの景色が見えることだろう。小さい扇風機もついていた。エアコンはセントラルで建物全体に入っているのだと思う。暑苦しくはなかった。
 電車内で食べられなかったおにぎりと粽を食べる。飲物は抹茶(女乃)茶を飲んだが甘くて結構重たかった。
荷物を整理して出発しよう。これから「野柳」に向かう。野柳には波の侵蝕や岩石の風化、地殻運動により形成された様々な景観を楽しめる野柳風景区がある。

藍美大旅社
基隆市信三路20号
TEL:(02)24223777/24226238/24232699

↑赤い看板がホテル藍美大旅社 入り口がホテルにしてはとっても小さいので注意
↑入るとすぐフロント ↑部屋の天井の送風口ビニール袋
↑ホテルで飲んだ抹茶(女乃)茶 ↑ホテルの周り
↑ホテルの周り ↑ホテルは那覇へ行くフェリー乗り場のすぐ近く

■基隆という都市

 フロントの人に「野柳」行きのバスはどこから乗るかときいて「駅前から金山行きバスに乗れば良いよ」と教えてもらった。しかし今日は雨で「風大雨大」だよといわれた。じゃ行かない方がいいってことなのかなぁと思ったけれどガイドブックにもあまり載っていない「野柳」ネットで調べてみたらとても面白そうだから是非行ってみたい。毎日小雨が降るんだし雨のことなんて気にしてたらいつまでもいけないじゃんね。
 駅前まで歩く。駅と港が隣接しているのって面白い。私は山の中で育ったから港町の生活って全然想像つかないけどこういう風景って普通なのかな?思えば基隆と台北天津と北京の関係って似ている。台北や北京という大きな都市のすぐ近くにある港のある都市というのが基隆と天津なのではないか。距離は台北―基隆の方が北京ー天津間よりも短いと思うけれどしかし関係としてはとても似ている。ただ台北―基隆の方は移動がとても便利。基隆発の電車も最終が22:33発と日帰りにも便利だ。北京ー天津はというと全然便利ではない。そして天津の港は天津の駅からとてつもなく離れている。港から市内まで離れているということは天津という都市が大きいということなのかもしれないけれど、港と駅が隣接している基隆の方が便利なような気がする。基隆という街は私が思う以上に大きな街だった。かつては台湾の玄関口だったけれど高雄港の発展とともに港湾の賑わいは失われていったとガイドブックで読んでいたのでもっと廃れた感じがあるのかと思ったら賑やかで元気一杯の街だと思う。商店街にはBODY SHOPもあるし、カルバンクラインオメガもある。基隆の名物も沢山あるし、基隆にある「廟口夜市」は台湾でも指折りの夜市らしい。

■バスで野柳へ

 駅前のバス乗り場は駅舎の左右に分かれている。野柳へ行くバスは「基隆客運」というバス会社なので駅舎の左側から出ている。行き先別にプレートがあるのでその場所で待っていたらバスがやってくる。野柳までの料金は44元と書いてあるので小銭を用意しておく。
 金山行きバスに乗車する人は多くなかった。基隆駅をでてすぐに坂のある道になる。そして。地元の人は慣れているみたいだったけれど山道は揺れる。ホテルで食した抹茶(女乃)茶が結構こたえるなぁ。
 世界の車窓から風に窓から見える景色を楽しんでいたのだけど重大なことに気がついた。私はいつ降りたらいいのだろう?「次は○○駅」ですというアナウンスもないし、掲示もない。降りる人は自分が降りる停留所が近づいたら「降ります」ボタンを押して降りる。降りる人も乗る人もいなかったらバスは停留所に停まらないし今どこなのかわからないよ。仕方ない、勇気をだして前の席の女性に聞いてみる「野柳まではあと何駅ですか?」、その女性は「有一段距離(まだまだだよ)」と教えてくれた。ああそうか、まだまだなのかー、でもいつなんだー。私はどうやってその場所が野柳だと判断したらよいんだろかーー。
 いろいろ考えたけれどらちがあかない。たぶんその女性が乗っている間についたら教えてくれるだろうし、野柳に着くより先に女性が降りるなら「あと何駅よ」くらいは教えてくれるだろう。今まで接してきた台湾の人をみていて確信できた。私が「野柳」に行きたいけど場所がわからないとわかっている以上無視して自分だけ降車なんてことをするような人達は台湾には非常に少ないと思う。まだ距離もあるみたいだしもう少し待ってよう。最終的にわからなかったら運転手さんに聞いてみればいいし。
 バスに揺られて段々気持悪くなってきた。胃が気持わるいー、台湾で車酔いするとは思わなかった。早くバスから降りたいなぁ。とそのとき前の席の女性が立った。降りるみたいだ。私のほうを向いて「ここが野柳よ」と教えてくれた。やっぱりやさしいわ。ありがとう、お姐さん。

■野柳バス停

↑バスを降りたところ、何もない

 バス停を降りると私の行きたい野柳風景区らしきものは見えなかった。看板もないようだけどどうやっていったらいいかしらとガイドブックの地図を見ていると、韓国人の女の子2人組み「エクスキューズミー」と話しかけられた。「淡水」に行きたいけどバスの方向はこっちであってるか?ということだった。私はジャパニーズだからよくわからないっていったんだけど、一応地図をみてみた。淡水というのは野柳をずっと西に進んだところに位置しているんだけど間に大きな山がある。だからその山を避けたほかの道を通るのだろうけれどそれがどこかわからないし、それによってバスの方向も違うだろうなぁなんて思っていると、やっと彼女達私が日本人だということがわかったらしい。「ニホンジン?」ってきかれた。そうだよ、さっきそういったじゃんと心の中で思う。彼女は「謝謝」といって去っていった。やっぱり私は地元の人にみえるのかな・・・。
 地図をみてみたけどわからないのでバスの向かいにある派出所できいてみることにした。派出所の人はわざわざ外まででてくれて「その坂を下っていって4、5分で着きますよ」と説明してくれた。親切な人だった。

■漁港「野柳」

 教えてもらった通りに進む。道沿いには漁港の風景が広がる。レストランの前には海鮮の生簀がおいてあり、釣具のお店がある。基隆とは全然違う風景だ。

↑野柳の漁湾 ↑ボート乗り場かな?素敵な建物だ
活海鮮とかいてある。
ここで新鮮な海鮮を売っているのかな?
釣具を売るお店が並ぶ
↑工事中の保安宮

■野柳風景区

 それから歩いて4、5分以上かかったけれど風景区入り口に到着する。チケットは50元、これだけ広くて50元なのは安いなぁと思ったらチケットには「環境清潔費」と書かれていた。なるほど「観光料金」というよりはこの風景区のゴミをひらったり整備したりする費用として料金を徴収しているのだね。大型観光バスも沢山きている。韓国人ツアーの人もみかけた。日本人は一人もいなかようだけど香港人らしきツアーや西洋人の姿も時々ある。

水族館 子供連れはここでも楽しめるだろう。 ↑昔身を捨てて人命を救った林添禎さんの像
横顔バージョン(もちろん前からも写真はとれる)

 風景区の中にはいるとすごく興奮した。ネットで調べたときも写真をみて驚いたけど、実はそういうのはちょっとしかないのかと思ったのだ。観光地化された公園みたいなところにちょこっと飾ってあって皆がその周りで写真撮って帰るようなそんなところなのかなぁという気がしていたのだ。確かに観光客が沢山きている「観光地」だけれどそのスケールは想像しているよりはるかに大きかった。ずっと遠くの方まで続いているんだもん。全部見ようと思ったら1日中歩いていなきゃならないんじゃないかと思う。
 どこから見る風景も非日常的でわくわくしたので私は思った方向に進んでいった。今思えば限られた時間だったのだからチケット裏に書かれている見所分布図を見ながら進めばよかったと思う。結局のところ私は見所といわれる場所を結構見逃してしまったようだ。実際通っているのだけど注意してみていなかった。しっかりと覚えているのは「情人洞」と「豆腐石」だけ。景観を乱さないためなのだろうけれど「何m先に○○がある」という標識はあるのに実際そのもの自体には何も表示はされていない。だから私のようにふらふらしている人には見逃してしまうんだよね。しかもその辺り全部がかわった地形でどこの写真をとっても絵になってしまうようなのだもの。 

↑こういうところを進んでいく。 ↑人がとっても小さく見える。
↑穴があって蟹が入っていたりする ↑こういうのがごろごろと一杯ある
↑こういうので何かの形に見えるものを「○○石」と
命名して見所にしているようだ。
↑ちょっとした川みたいなもの?飛び越えて進む ↑すぐ側は海だけど海に入らないように監視する人
はいない
↑左側の岸を進んでいく。潅木が流れ着いている。
湾内にオレンジ色の服の男性がいるのがみえるかな
↑左の写真のオレンジ色の服の男性

■灯台へ向かって

 私は灯台のあるところを目指して進んでいった。灯台=景色が綺麗に見える場所、というイメージがあってそこにいって眺めてみたいと思ったのだ。それに昔から私は岬の最果てというものに弱い。一番端っこにいって海やその先を眺めるのが楽しいのだ。

↑途中に見えた見所「豆腐石」
豆腐の形に似ているからそう名づけられたらしい
↑豆腐石の延長が向こうまで続いている
鉄塔のある辺りが私の目指す灯台
まだまだ先は長い
↑高台なのでどの場所からも海が綺麗に見える

 灯台までは結構距離はある、軽くハイキングをしているような気分になる。言うまでもなく暑いので汗を沢山かく。やっと灯台にたどり着いた。灯台の横にはベンチなど設置して眺望する場所になっていたけれど灯台の裏にも道ではない道があってまで続いている。柵の先は断崖絶壁なのだけどその絶壁までの間に人が入れる距離がある。多分さっきの道でない道は人が歩いているから雑草や木が他より少なくなっているんだし、そこを通ってこの柵の先で皆さん海を眺めたのだろう。私も柵を越えてでてみた。

↑私が目指した灯台 ↑こういう標識はたっている。
瞭望台という所までは行った。海蝕凹壁と海蝕崖は
まだまだ遠いところにあるのでいけなかった。
↑絶壁側から豆腐石(左側)をかえりみる。
歩いてきたのは絶壁の上の部分で豆腐石へ
降りる道は後半でご紹介。
↑右側を眺める。こちらも絶壁
↑足元は絶壁 ↑こっちの方向に日本があるはず!?
↑登ってきた階段をくだり途中まで戻る ↑途中綺麗なが飛んでいた

 灯台付近から見える景色を堪能した。がそこが最果てでないことに気がつく。まだまだ先があったのだ。しかも見るからに遠そうだ。もうそこまでいくのはあきらめた。だってそこまで行って帰って来たら夕暮れになっているかもしれない。まだまだみていない場所が沢山ある。後で通りがかりのガイドの人が行っていたのを小耳に挟んだけど最果てまでいってもどってくると3時間かかるそうだ。いかなくてよかった。私は元の道を戻り次は風化して海岸の方を歩くことにした。戻る途中に豆腐石に降りる道を発見した。大体のこの風景区の道というのは入り口から中ほどまではバリアフリーになっていて階段をつかわなくても進めるようになっている。だけど中ほどから山の方にいくにも海岸を歩くにしてもどちらも歩きづらい。しかしこの豆腐石へ行く道というのは道ではなくてだったのだ!!下に写真を掲載しているけれど断崖絶壁をこの綱で降りるというのだ!!スリリングで興味深かったけれど一人旅なので断念した。もう一人連れがいたら私が万が一おっこっちてしまうということがあったとしても助けを呼んでもらえる。一人で降りて一人でおっこちてしまったりしたら悲惨だ。誰にも知られないで豆腐石付近で倒れることになるのだろうか。こういう自然の風景区というのはそういう意味でリアルだ。海に一人できていた観光客が落ちてしまったらすぐには気づかれないということもあるだろう。死んだ魚がおちていたり、粉砕した発泡スチロールが風化した岸辺にはさまっていたりする。ここは大きな波もくる海岸だということをそういうところで感じる。そういえば係員らしき人の姿を一人もみかけない。入園者数と出て行った人の数を数えて照合しているということも多分ないと思う。自分の安全は自分で確保しなければならないのだろう。

↑このに命を託して豆腐石見学に
行く人はどれだけいるのか・・・。
↑ここはどこの国なんだろうと思うような風景

 中ほどまで戻ってきた。今度は海岸沿いを歩く。ここはぼこぼこしているので結構歩きにくい。日本の質の良いスニーカーをはいてきてよかった。思えば私って中国で買った物ばかりを身につけている。上の服もジーンズもそうだし、この鞄もそうだ。髪留めは昨日台北で買ったやつだし、時計はしていない。多分スニーカーとコンタクトくらいだよ日本で調達したものは。身につけている物が中国で買ったものだから私って日本人に見えないのかな?なんて歩きながら考えた。
 この辺りは他の惑星にでも来たのじゃないかと思うような地形だった。どうしてこんなにも不思議なところを私は歩いているんだろうと思う。ほんとにすごいよこれ。そしてなんで日本のガイドブックには載っていないんだろうなぁ。載せているガイドブックもあるらしいけれど小さく紹介されているだけらしい。日本人にとっても楽しめる場所だと思うのに。私なりに理由を考えてみたけどこの地はバスでしか来られないからなのかと思う。アナウンスのないバスは観光客には難しいかもしれない。そういう意味であんまり紹介していないのかも。やっぱり旅はトラブルや困難なことがあると台無しになってしまうからね。でも私は是非この野柳をお勧めする。中国語ができなかったらバスに乗る時に運転手に「我要去野柳風景区、煩請到了野柳告訴我、謝謝」と書いた紙を見せたらいいんじゃないかと思う。そうやって頑張ってでも来る価値あると思うなぁ。

↑こういう風景が普通にそこにあるのが不思議 ↑こういうのも沢山あった
↑この石も大きいぞ
↑スケールの大きさを感じてください。大きな岩の
左端に白い鳥がとまっているのがみえるかな?
↑左の写真の白い鳥アップ
↑こういう所も歩く ↑抱き合うカップル釣り人とのコンビネーション
↑青春台湾ドラマ風ショット
左の二人は恋人同士で右はお友達のようだった。
↑この先をずっと進むとこの岬の最果てだと思う

■抹茶(女乃)茶が・・・

 なんか胃がむかむかするなぁと思っていたのだけど一杯歩いた疲れも加わってか段々気分が悪くなってきた。汗かいて水分補給したいのに今日に限ってお水をもってきていない。実は2日観光した感じでお水を持ち歩かなくても飲みたいと思ったときにコンビニですぐに買うことができるというのを知り今日はもってこなかったのだ。野柳も観光地だからお水は手に入ると思っていた。が実際歩いている中で巡りあえなかったのだ。「遊客中心」というのがあるようなのでそこにいくと手に入るのだとは思うがその建物が見当たらなかった。私はこれから急に気持悪くなって歩けなくなったりしたら困るから早めに入り口付近までもどった方がいいと思った。そこまできたら後はバスにのって帰るのみ。この人通りの少ない奇形な海岸に残されたらかなり心細い。早めに帰る準備をしよう、と出口の方へ向かった。距離は元気な人にとっても結構ある、気分が悪い私はちょっと歩いては腰を下ろして休んで、またちょっと歩いては休んでをしながら戻っていった。胃が気持悪くなった原因はきっととっても甘い抹茶(女乃)茶を飲んでしかもバスに揺られたからだろうと思う。普段私は甘い飲物を飲まない。飲物はお水かお茶。紅茶にもお砂糖を入れない人なのに、あんな甘い飲物を急に飲んだから胃もびっくりしたのだろう。そして慣れていない山道をバスに揺られる。今度からは普段飲んだり食べたりしないものを急に沢山とるのはやめよう、そして食事の後すぐに乗り物に乗るのはやめよう。バスはできるだけ揺れの少ない前の方の座席に乗ろう、とかそういうことを本気で頭の中で繰り返し考えた。私を追い越していく家族連れやカップルの人たちの姿を眺めながら私もゆっくりゆっくりと出口で向かっていった。

■お土産購入

 何度も休憩をとりながらやっと出口付近へ到着。出口の直前になってやっとをうっているお店がでてくる。そこでミネラルウォーターを購入。ふう、少し気分がよくなった。そこからはお土産もの屋さんが続く。漁港のある野柳だから海のものがおみやげとして有名なようだ。かわはぎみたいなお酒のおつまみや海苔など。生き返ったところで野柳のお土産としてわかめの精力スープを買った。蟹が少しはいっているようだ。荷物は増やしたくないけど気分悪くなってまでまわった野柳のお土産を何か買わないとちょっと損した気分のように思えたのだ。

←海鮮精力湯(海鮮精力スープ)
わかめ、もやし、にんじん、蟹が入っている
赤いのは大部分がにんじんで蟹はほんの少し

■さようなら野柳

 やっとの思いで野柳風景区から出ることができた。ふーぅすごく疲れた。でも無事もどってこれてよかったわ。
歩いてさっききたバス停までもどる。途中に海鮮のレストランをいくつかみかける。もう暗くなっているので野柳を見終わった観光客だろう、そこで食事をして帰る人もいるみたいだ。私は今晩は基隆の廟口夜市で食べようと思っていたのでバスに乗ってまっすぐ基隆に帰ることにした。

野柳地質公園
開園:8:00〜17:00
TEL:02-24922016
FAX:02-24924519
 

■基隆へバスで戻る

 帰りのバスの運転手さんは素行がよくないようなかんじだった。シャツの裾をズボンの中にいれないでだらっと出しているし、バスがとまった数秒間だけど煙草を吸っていた。一回信号無視をしたしあんまり良い印象がない。この客運バスの運転手さんはこういう山道を走るからなのか台北市内を走る運転手さんに比べて荒っぽい感じがする。
 帰りは終点が基隆なので降りる場所を心配しないで良い。やっぱり終点で降りるっていうのが一番楽だよね。

■慶安宮で参拝

 廟口夜市に向かう途中で慶安宮を通りかかったのでよってみた。地元の人の参拝方法を見よう見まねでまねてみた。まずお賽銭を「功徳箱」にいれてお札と線香がセットになっているものがおいてあるのでもらう。線香を残してお札を前の台に置く。お線香に火をつける。線香をたてるところはいくつかあるようで順番に一つずつ回っていくようだ。お線香を手に持ちながら三回礼をするようだが、それを何回か繰り返す人もいるみたいだ。そして礼をしたらお線香を立てる。違っているかもしれないけれどそういう流れで参拝しているようだった。私も地元民にまじって参拝終了。やり方を間違えて変な人に思われないかちょっとドキドキだったけれど参拝するのにそういうことは考えるべきではないよね。形は形であって本当は心の方が大事だと思うから。一度西安に旅行した時に地元の友人がガイドしてくれてお寺でお祈りをした。その時に私は始めて中国語でお祈りをした。そしてガイドしてくれている友人に「私は始めて中国語でお祈りをしたんだ」といったら「仏様には外国語とかそういうものはないんだよ。何語でも理解してもらえるんだ」という言葉がかえってきた。なるほど心からお祈りをするものにはその言葉や形が足らずであってもちゃんと届くものなのかもしれない。

■廟口夜市

 廟口夜市は昨日の台北の士林夜市よりももっとすごい混み具合だった。日本人観光客のために日本語の看板も整備されているのだけどなにしろ買おうにもお店に近づくのが難しい。ただ前の人について進んでいくだけだった。週末は混むとガイドブックに書いてあったけれどまさかこんなにすごいとは。こんなに人がいたら全然楽しめないよーー。大分進んで少し人の少なめのところにある屋台で名物の「甜不辣(さつま揚げ)」を買う。今日一日胃がむかむかして油っこいもの食べない方がいいかなぁと思ったけど名物なので食べないと後悔するような気もした。食べてみて思ったより油っこくなかった。小さくきってあるので食べやすいしスナックとしてもいい。それからもう疲れたので隣の屋台でタン麺を注文して食べる。

↑基隆名物「甜不辣(さつま揚げ)」意外に脂こくない タン麺 あっさりしていて美味しかった

■路上で買物

 食事も終わったけれど今日は胸焼けでつかれたので混んでいる廟口夜市にもう一度入る力もなくホテルで休むことにした。帰り道ちょうど郵便局の前に髪留めを売っていたので小さいのを一つ買う。お店のお姉ちゃんに「あなたどこの人?」ときかれたので「日本人」というと「全然見えないわー、日本人の女の子はみんな背が低くて色白なのだもん」と言われた。はは、そうだね、確かに背が低くて色白の日本人の女の子が多い。でも私のようにそうじゃない人も結構いるんだぞー。そのおねえちゃんは台湾では「香芭JIA(私が昨日かった髪留め)」がとても流行っているんだよ、これ(私が今買ったもの)は「蝴蝶JIA」というんだよと教えてくれた。いつ日本に帰るの?というのに「(ロ那)个時候回日本?」と早口で言われて聞き取れなかった。中国北方では時を訪ねるときは普通「什幺時候」を使うからいきなり言われるとわからない。台湾の人が話す中国語(彼らは国語という)って本当に中国北方で使うのと違う表現をするし、早口で南方の話し方をするので慣れていないと全然聞き取れない。私も自分で中国語はうまくなったと思ってたけどもっともっと勉強が必要だと痛感した。

蝴蝶JIA(50元)
蝴蝶(ちょうちょ)に見えるからそう呼ばれるのだろう
↑富狗橋からみる金鶏橋
↑歩道橋の上から、駅は右手奥 ↑夜の港

■ホテルで日本語

 ホテル到着。部屋の魔法瓶のお湯がさめていたのでフロントで新しいお湯をもらった。そこでおばちゃんに日本語で話しけられた。「(貴女は)北京語が話せるのだね」と。
そのおばちゃん、元気だったけどたぶん70歳くらいなのだろう。日本統治時代に日本語を習ったから70歳以上の人は日本語を話せると聞いていたけどここにて初めて遭遇する。結構感動するものだ。お年寄りだからなのか話す速度はゆっくりで間違いとかもあるけれど私の話す日本語は理解するし、大体の会話は普通にできる。
「台湾の料理を食べるのは合いますか?」
「何歳ですか?もう結婚した?」
「今日は野柳に行った?」
「雨は降っていた?」
「お客さんは多い?」
「疲れたでしょう、早く休んで」
とかこういう感じ。
フロントのおばちゃん二人も若くはなかったけど70歳以下だから日本語は片言しかできない、私とおばちゃんの会話を何を話しているんだろう?って顔でききっている。すごいよなー、こうやって年配のおばちゃんとかおじちゃんと日本語で会話できるんだもん。他の言語だとこういう風にはいかないだろう。英語だとやっぱり若い人の方が得意だし、中国語で中国の人と話す場合、日常的に普通語を話す地域は別にして他の地方ではお年よりは大体方言を話すので外国人とは交流が難しい。天津だと比較的普通語を話す人が多いところなのでお年寄りでも会話は会話はスムーズだけど、四川の私のお友達のお父さんは普通語は全然話せないといっていた。そういうイメージがあったので台湾で初めて年配の方とだけ日本語交流ができるということに感動した。

■台湾のテレビ

 久しぶりにテレビのある部屋なのでテレビをつけてみる。大里市での「倒扁」の様子を報道していた。中国のテレビでは政治のことについて触れるものがとても少ない。台湾のテレビでは政治、国際関係など熱く議論する番組が多いと思う。ある番組では台湾人は「華裔台湾人」というべきだと若い司会者がいっていた。彼女曰く「台湾人」というと本当の意味では台湾の原住民のことだ。今普通にいわれる台湾人とは大陸からやってきた華人だから「華裔台湾人」というのが正しいということだ。うーんなるほど。後は台湾の国慶節(新暦10月10日)のお休みが増えて列車を増便するとかそういうニュースをしていた。

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