はじめての台湾一人旅

1日目 (移動)夜 台北着
2日目 台北市内観光、台北市内泊
3日目 基隆へ移動、野柳を観光、基隆へ戻り基隆泊
4日目 九イ分へ移動、瑞芳を経由し十分大瀑布を観光、瑞芳経由で九イ分に戻り九イ分泊
5日目 九イ分を観光、台北経由で、飛行場に近い南kanへ移動、南kan泊

6日目 (移動)南kanより飛行場へ、台湾さようなら

10月3日(火) 6日目 最終日

■早朝に起床

 モーニングコールは5時半にお願いしておいたけれど目覚まし時計は5時にセットして5時に起きた。荷物はまとまっていたし特に準備することはなかったけれど忘れ物なんかをしてしまわないように余裕をもって最後の身支度をしたかった。5時に起床し着替えなどを済ます。昨日少し食べ残していた鳥のから揚げをつまんだりしながら片づけをしているとリンリーンと電話のベルがなる。まだ5時半になっていないのにモーニングコールだった。早い・・・。そして「車は必要でしょうか?」ときかれた。車のこともちゃんと覚えてくれていたみたいだった。「6時にお願いします」といっておいた。6時まではあと30分以上もあるし余裕もあると思った。この豪華なモーテルをもっと満喫したかったけれどしかたないよね、格安航空券を買ったために朝早い時間の出発になってしまったし、でももし遅い時間の出発だったらわざわざ空港に近い南KANの街で宿をとらなかったと思うし、これもすべて縁というものだろう。なーんてテレビを見ながら考えているとまた電話がなる。「車はもうお部屋のガレージの入り口に着きました」だった。えっ・・・まだ6時になってないんですけど・・・。まどからみてみると本当にタクシーがきていた。しかも運転手は若いおにいちゃん!おじちゃんだったら何分でも待たしておけって感じだけどあの手のおにいちゃんだとなんだか悪い気がするわ(←とっても筋の通っていない理論)急いで支度をしてガレージに下りた。

↑朝食用に昨日買っておいたパン

■イケメン運ちゃんと空港へ

 近くでみるとかなり若い運転手だということがわかる。もしかして年下かもしれないなぁ・・・。髪を茶色くそめていてロン毛じゃないけど少し長め、顔だけをみると童顔なのだけど髪型や服装なども影響されてなんだかイケてた。「どこまでですか?」ときかれてちょっと緊張しながら「飛行場まで」というと、「第一ターミナル?それとも第二?」ときかれた。そうだった桃園国際空港は第一と第二にターミナルが分かれている。私の乗るNWはどっちなんだろう・・・。「航空会社はどこですか?」ときかれて「西北(ノースウエスト)」と答えると無線できいてみてくれるといった。「西北航空公司は第一航廈(ターミナル)か第二航廈(ターミナル)か」というとちょっとしてから無線で返事がきたようだった。台湾のタクシーはサービスが違うねって思った。天津のタクシーにこういうサービスがあればいいのになぁと思う。天津のタクシーって無線つけているかな??そういえば天津空港から市内に戻るときに乗ったタクシーには無線がついていて「これから○○まで向かう」という報告を無線で連絡しあっていた。タクシー会社に連絡しているのかそれとも空港客待ちをするタクシーの台数をいかに効率よくするかと連絡しあっているのか?わからないけれどでも思うに普通の市内を走っているタクシーに無線をつけているのは少ないように思う。もし無線などをつけていてもお客さんのために自分が骨折って尋ねてあげようとかそういう心意気はまだ天津のタクシードライバー達の間ではあまりないように思う。
 イケメン運転手さんとの楽しい乗車だったのだけど全然会話することもなかった。なんか話してほしいな〜なんて思ったけれど無口な人だたったのか、それとも私が話しかけづらいオーラを発していたのか全く会話なしで空港についてしまったじゃあないか。イケメンだったのってあまり意味なしだった。イケメン鑑賞しただけでうきうきできるほどのウブな私じゃありませんわよ。
 航空会社の名前のプレートがずらっと並んでいる。自分の乗る航空会社のプレートがついているところから中に入るとちょうどその航空会社のチェックインカウンターのあたりになるということだった。これは結構便利かもしれない。料金は445元。インターネットで南KANから桃園国際空港までタクシーで行った人が350元ということだったのでそれに比べて高くないかと思ったけれどここでイケメンに悪い印象を与えたくもなかったので何も言わずに支払った。といってイケメンと会話ができたわけでもなくイケメン運転手に遭遇したことによって特になったことはなかった。お金をだまされたということはないと思うけどちょっと高いよなという念は消えず・・・。まあいいっか。

■搭乗手続き

 NWのチェックインカウンターはすごい人が並んでいた。日本人も多い。あとは西洋人と台湾人かな。私の後ろにも日本人と思われる初老の男性が並んでいた。三越の買物袋を提げていたので日本人だと思った。職員の人も日本語を話す。チェックインの手続きをコンピューターでやってくれるお姐さんにはその初老の男性と私が一行にみえたらしく「ご一緒ですか?」と初老の男性に話しかけていた。そして何故か「NO」と初老の男性は英語で答える。なして英語なんだろうか。この方は台湾で普段英語で会話をしているのかもしれないから?でも英語しか理解できないなら「ご一緒ですか?」という日本語はききとれないはずだから日本語は理解できる。だけど台湾人とは英語で話すくせがあるから英語で「NO」といってしまったということだろうか。天津にいる日本人でもいくら流暢な日本語で話しかけられても中国人とは中国語で話す習慣になってしまっている人がいた。自分で切り替えをあまりしないらしい。私は中国人でも日本語がとっても流暢な場合は日本語で会話をするし、基本は双方にとって一番意思疎通しやすい言語を選らんで話すということだと思う。自分の中国語と相手の日本語を比べてみてどちらが上手かというのは大体の場合すぐにわかるものだ。もちろんこれは1対1の場合で、もし複数での会話なら選択はもっと複雑になってしまうね。皆が理解できる共通の言語があればそれが一番で、使用する言語で仲間はずれができないように気をつけないといけないしね。

チェックインカウンター 
写真にはあまり人が写っていないけど実際には人が多い

■時間待ち

 モーニングコールもタクシーの到着も予定より早かったのでとても余裕があった。私は空港で買物をするのがあんまり好きじゃない。荷物が増えるのが嫌なのだ。買物をしないとなると空港での待ち時間ってかなり閑だ。同行者がいればお話でもしてたら時間がすぎるんだけどね。
 搭乗ゲート待合室にいくのにエスカレートで降りなければならなかった。そのエスカレートの前でまた手荷物チェックが行われる。やっぱりNWだから厳しいのか?アメリカ系の航空会社はデメリット多いかなぁーなんて思っていると向こうから金髪のナイスガイ達が歩いてくる。NWの操縦士さんたちのようだった。さっきのデメリットの件は撤回だ。やっぱり美しいものはすばらしい。
 特にすることもないので荷物検査をすませて私は搭乗ゲート前のベンチで待つことにした。同じ飛行機にのるだろう人たちの観察をする。台湾人の若いカップルと家族の集団。かわって日本人では50年代夫婦や母と娘の2人旅行、早朝なのにバッチリメイクの彼女と綺麗に整えた松岡充似の彼氏の20台前半の若いカップル、女の子2人組み旅行も多い。男性だけのグループもいる。そのうちフライトアテンダントさんの姿もちらほらみられてきた。綺麗な台湾人女性のアテンダントさん。NWの台湾人女性アテンダントさんってすごく綺麗だと思った。男性の台湾人アテンダントさん入ってきた。すごく中華系の顔をした男性にみえた。

イミグレーション 
このピンク色の袋がとっても多くみかけられた。
台湾ではピンクがビニール袋のデフォルト色なのか?
↑中からみる空港ターミナルの外観
↑窓の外に台湾の旗「青天白日旗」が翻っている ↑飛行場作業中

 ■搭乗開始

 7時15分になって搭乗を開始した。機内に入って自分の席に座ったはずだったのだけど、何故だかわからないのだけど席を間違えていた。毛布なんかも膝にかけてくつろいでいたら日本人男性3人連れがきて「あれ3人一緒の席だったのだけど・・・」といっている。アテンダントさんがでてきて「小姐、座席を確認させてください」と搭乗券をみせたら私が違うということが判明!「すいません」といって小さくなって移動したんだけどなんで間違えちゃったんだろうねぇーー。目のかすみだろうか。

■離陸

 時間通りに離陸。朝早い便は空港の混雑が少ないから離陸の指示待ちなどがなくていい。午後の便だったら遅れがでたり空港の混雑で時間を食ったりするからね。飛行機の中は人が一杯なのだけど冷房がきつくてすごく寒かった。アメリカ人のアテンダントさんが頭上にあるエアコンの送風口をしめてまわってくれてたからよかったけれど寒がりの私にとっては飛行機って結構恐怖だったりする。特にフライト時間が長くて寒かったりすると寝るにも寝れないので、大体上着1枚持って入りその日はスカートをはきたくてもズボンにすることにしている。足から冷えるんだもん。足の周りは重装備が必要だわ。

←今回のったNWの飛行機

■到着&感想

 色々乗り換えての道のりだったけれど無事に家に到着。移動はやっぱり疲れたけれど2回目の一人旅、しかも5泊6日と結構長い一人旅が楽しく有意義に終ったのでよかった。台湾にいってみて色々な発見ができた。台湾はずっと前から訪れたいと思っていたけれどその場所を実際に訪れてみて、自分の思っていたのと違ったところや新しい側面を発見したり、特に中国や日本との比較にとても役立つ材料が沢山あったと思う。総じて日本人が暮らしたり旅行したりするのにより快適なのは台湾だと思う。私も留学や現地採用での仕事が台湾(台北)だったら全然違っただろうなぁと思う。留学中、言葉があまりできなくて、まだ中国の深い面が少しも理解できていないとき、嫌な思いを何度かした。危ない目にあったお友達もいる。こういうのは反日教育に力をいれている中国だから遭遇する可能性が高いのであって、親日感情の強い台湾ではあまりないと思う。すりに合う確率、買物でぼったくれる確率も台湾の方が絶対低いと思う。だからといって私の北京での留学生活は面白くなかったわけではないし、北京でなければ学べなかったこと、体験できなかったことはきっと沢山あるだろう。ただ海外で暮らすには絶対に危険というのがつきまとうし、それを最小限にして、そして留学の目的を果たせるというのなら(ここでは北京語の習得という目的)台湾という選択肢がとても魅力的だ。例えば子供の安全をとても心配する親からみたら留学するなら少しでも安全な国に行って欲しいと思うだろうし、私も両親が中国に旅行するといったら心配するけど台湾ならあんまり心配することもない。そういう安心できる中華圏が台湾なんだなぁと思った。私は行くまでは台湾は狭いから見るところがあんまりないのじゃないかと思ってたけど、狭くても山も川も海も島もあり思った以上にダイナミックな景観を楽しめるし、北京語の他に台湾語、客家語などが飛びかう他民族の側面も日本では感じられないものだ。そして日本人を初め外国人にあんなにも親切な人々というのもめずらしいと思う。そういう場所が日本のすぐ近く中国大陸のすぐ横にあるんだなぁと知った。
しかし台湾も気候の暑いところで衛生的に日本ほど綺麗ではないところがある。他のアジアの国にいったことのない日本人が初めて台湾に行くと汚くて失望するということもあるらしい。初めてのアジアで上海にいったお友達も汚いといってがっかりしていた。どうしても母国と比べてしまいがちな初めてのアジア旅行というのに汚さが目立ってしまうのはしかたないことだ。日本は衛生的で綺麗な国だからね、そういうのになれるのに時間や回数が必要なのかもしれないし、中にはずっと受け入れることができない人もいるかもしれない。それは個人の問題なので「克服しろー」とか私がいったりすることではないけれど、台湾はアジアの中で考えてみて衛生面で劣っている国ではないと私は思う。日本にいる人も気軽に滞在を楽しめるところだと思うので是非いってみてほしい。

■おみやげ

 今回は食べ物のお土産として基隆市の老舗「李鵠餅家」の緑豆まんじゅう。10個入りのを2箱かったのだけどこれがかなり重たかった。老舗のお菓子だからと頑張って持って帰ったけれど家に帰って開いて見るとボロボロになっていた。下の段の饅頭は潰れかけているし・・・。これはお土産に人にあげることは無理っぽい。ということで自分と仲間内で食べることにしたのだけどこのまんじゅう、一個が多くて中には緑豆を含んだ餡子がぎっしりつまっている。ボロボロととれてしまうこういう皮というのは粉にお水でなくて油を入れて焼くとそうなると中国人のお友達にきいたことがあるので多分これも油を沢山使っているのだろう。甘党の私でも1度に1つが限度だった。仲間にも勧めて食べてもらったのだけどやっぱり重たいのでなかなか食べづらい。それでもこのまんじゅうは決して安くないし、並んで買ったものだからと頑張って食べたよ。結局いくつかは残ってしまったけれどね。これから台北に行く人でお土産にパイナップルケーキを買おうかと考えている方へ、李鵠餅家のパイナップルケーキは入手が極めて困難なので他の手に入りやすいお店で買うことをお勧めする。パイナップルケーキが売り切れでせっかくだからとそのお店でおまんじゅうを買うと私みたいにお土産にできなくて自分で食べるということになりかねないのでご注意を。多分本店だけでなく支店も出している所の方が入手しやすいでしょう。もし日本人にお土産にするなら、こういうタイプの油でこねた皮をつかっているお菓子は重たすぎて合わないと思う。そしてボロボロとこぼれてしまう皮も日本人向きではないかもね。

↑10個いり緑豆まんじゅうの箱を開いたところ ↑半分に割ってみるとこんな感じ

■茶

↑「萬得福」をワンダフルとしている。
ワンダフルの意味も「萬得福」という字も縁起がよい

■ミネラルウォーター

 今回の旅では一部の場所を除いてミネラルウォーターが簡単に手に入った。いたるところにコンビニがあるのでそこで手に入れればよい。中国の殆んどの場所のように「この水いくらなんだい?」ときいて買ったりする必要もないので言葉ができなくても問題ないし本当に楽だった。
 コンビニで売られていたお水をみても種類は多かったように思う。味の違いを理解するほど飲んでいないのでわからないけどパッケージもかわいらしいのがあるなぁと思った。中国ではミネラルウォーターの自然のイメージをだした下の写真で言うと「宜蘭水」のパッケージのようなものが大部分だと思う。「純水」のようなクール系のデザインはあると思うけど「多渇水」や「水管(イ尓)」のような個性的ものはあんまりないかなと思う。

多渇水 「沢山お水を飲めよ」という名 宜蘭水 「宜蘭」という場所からつけた名前だろう
純水 とてもわかりやすいネーミングでよい 水管(イ尓) これはなかなか面白いネーミング
直訳すると「水があなたを構う」なのだけど「水」は
「誰」と同じ発音なので「誰管(イ尓)」誰があなたに
構うもんかとかけているのではないだろうか。

おわり

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