つぶやき日記

2004年  9月前半号

9月1日(水)

こちらでは今月は品質強化月間らしい。うちは日系企業なので品質に関しては日ごろからうるさくしているけれど、中国で品質強化を掲げるのは珍しいなぁと思った。というのもやっぱりまだ中国では品質は日本ほど重要視されていないのだ。安いという事のほうが品質のよさよりも注目を浴びる機会が多く、品質という面では外資には劣るし、劣るのが当りまえというな認識があるからだ。

9月2日(木)

今日は以前某日系企業で働いていて退職して日本に帰国した人がまた遊びにきたというので、お帰りなさいパーティーをした。7月中旬にさよならパーティーをしたばかりなのに、2ヶ月もたたないうちにまた来るなんて誰も予想だにしなかった。その方にまた会えるのはうれしいことなのだけど、問題はその人は60歳を超えているのにとってお元気で、夜遅くまでつきあわされるということ。メンバーはみな会社勤めで朝6時におきなければならない人もいるのに、夜中の1時すぎまではかえしてくれない。普通は遅くても12時がきたら遅いので帰ろうということになるものだ。その人は退職して毎晩寝るのが2時だそうでそれは個人の自由なのだけど、私達の「明日会社なのでそろそろ」とか「眠くなってきたので」などの発言に「まだ早いから」とか「じゃ最後に乾杯」とかいってワインを開けるのは、私達のことを考慮しているようにはとても思えない。かといってお誘いを断ったら、人望が厚くないその方のために他に参加する人がいなくなる。寂しいおじいさんの楽しみに体力をすり減らして付き合わなければならない、というのもつらいものだ。

9月3日(金)

「遅刻」をしてしまった(;¬_¬)昨晩寝るのが遅かったので、朝おきたら社バスに間に合わなそうだった。でもタクシーで行けば早いのでなんら問題はなかった。が、問題はその日は軽い雨だったということ。傘をささなくても大丈夫なくらいだったのだけどたぶん市中心部や他の区ではかなり降ったのだろう。社バスを沢山みかけたけれどかなり時間は遅れていた。タクシーはいつも私の住む団地の入り口で常時数台まっているのが常なのだけれど、その日にかぎって一台もいなかった。そして通常は流しのタクシーをすぐつかまえることができるのだけれど、雨の日はいつもよりタクシーに乗る人が増えるので、タクシーもつかまえにくいのはたしかだ。がしかし、30分もつかまらなかったことは今日が初めてだ。おかげで15分ほど遅刻をしてしまった。社バスに乗って通勤の人も雨による渋滞で遅刻だったんだけどその場合自分以外に他の人もいるので特に上司に報告もしなくてもよい。私の場合、みんな社バスが遅れるから遅刻だろうなとわかっていてもバスに乗っていないので上司にタクシーがつかまらないから遅刻します、などという電話をしなければならなかった。ああ、いつもどおりの時間におきなかった自分が悪いのだけど、うらめしいで、昨日の人。

9月4日(土)

昨日はすごく眠たかったので自宅に帰って仮眠した。そしたらおきたらもう朝だった。12時間寝てしまった。ああ、私はいいんだけど、散歩にも行かないで夜の餌もあげなかった犬はかわいそうだったな。ごめんね。

9月5日(日)

夜ご飯に、南京路付近の火鍋食べ放題、飲み放題20元(約350円)に行った。火鍋に入れる具は野菜、肉、海鮮類などかなり豊富だった。その他に月餅、麻花などの中国のお菓子に、西瓜、ぶどう、洋ナシなどのフルーツもあった。鍋に入れる具としては、ジャガイモがないのがよくなかったけれど、それ以外は海鮮類も一通りあったしまあまあだと思った。飲物はアルコールではビール、他にはコーラ、スプライトなどの炭酸飲料、ゴマタレは無料でもらえた。やっぱり一品一品頼んで食べる火鍋とは味が違うけれど、たまにはこんな何も気にしないバイキングもいいかもしれない。天津はただでさえバイキング料理のお店は少ないから、そういう意味でもいいかも。

9月6日(月)

私の仕事は月初めの一番忙しい時期も通り越した。5時に終業して社バスに間に合うように事務所をでようとしていたところ、ある中国人係長が仕事の質問をしてきた。彼女にとっては的を得た質問なのだろうけれど、私にしてみたら調べないとわからない、すぐに答えられる質問じゃなかった。「ちょっと調べてくる」といったら「だったらいいよ」といって他の質問を聞き始めた。そうするととなりの中国人もまたまた広範囲な質問をしてきた。彼女達はこのまま残って残業をするのだろう。そのうちの仕事で人にきけることは全て聞いておこうという考えなんだと思う。他の殆んどの中国人は5時のチャイムがなると同時に消えていくので、いつも私達日本人が餌食にされる。そして質問にすぐに答えられないから「だったらいいよ」とか「覚えていないのね」とか別にいやみに言っているわけじゃないんだけど、そういったことをいう。良く考えたらいつも月初めのこの時期に、5時以降によびとめられる。もう3ヶ月連続だ。いじめかと思った。5分前にいってくれたらちゃんと調べて正確な答えを出したのに、かえる寸前に話しかけられても答えられないし、それにたいして「もういいわよ」とかあきらめた返事を返されても気分が悪いわ。

9月7日(火)

今日は行っても行かなくてもどちらでもよい予定があったのでバスにのって出かけようとした。バス停まで急いで歩いて15分かかり、いつも5分以内にバスが来てすぐに乗れるんだけど今日に限って全然こない。待っても待っても、来るのは違う路線のバスで結局30分たった。それから2分くらいでやっとバスが来たんだけどもうその時間になったらそれからバスに乗ったらかなり遅い時間になる。そしたら私がそこに行く意味はあまりなくなってしまう。夜風に吹かれ寒くなったしもう待ちつかれてしまっていたのでそのまま帰る事にした。帰りはゆっくり帰ったら25分もかかった。私は合計で何分の時間をロスしたんだ!と段々腹が立ってきた。

9月8日(水)

そろそろ中秋節の月餅(げっぺい)の季節になってきた。中秋節のときに月餅をお互いに送りあったりするのだ。日本のお中元みたいな感じといったらいいだろうか。だがこちらは会社間でも月餅が送られる。うちの会社でも税関だとか税務局、銀行などの機関に一つ200元前後のものがおくられるらしい。決裁書には月餅とは書いていなかったけれど、きっと月餅だと思う。そして私もいつもある保険会社からハイアットホテルがだしている高級月餅をもらっていてそれが結構楽しみだったりする。だってそんな高級な贈り物はめったにもらえないから。

9月9日(木)

今日は○国銀行の人が会社へ挨拶にきた。頻繁に挨拶にくるのだけれど今日はどういうなりゆきかうちの会社の総経理が参加することになった。そして総経理(日本人、中国語まったくわからない)ご用達の中国人で日本語ぺらぺらな秘書がいなかったため私が通訳をすることになった!そのシチュエーションだけで緊張なのに、通訳もぼろぼろだった。中国語では銀行の支店のことを天津市分行とか○○支行とかいうのだけど、支行のほうは支店と訳しておいたけれど、分行のことはなんといったらいいのわからなくなって上司が分行(ブンコウ)だよといってくれたのでよかったけれど、思い出せないでかなりつらかった。「有眼光」とかいうのも「見る眼がある」とか「お眼が高い」とか訳せばよかったのに、「眼がよい」とかいってしまった。おまえは日本語ネイティブか?と言われそうな日本語をしゃべってしまった。生粋の日本人なんだけどこんなぼろぼろな訳しかできなくて悲しかった。ああ、もっと勉強しなきゃなぁ。

9月10日(金)

某日本料理店で日本人10名くらいで食事をした。襖でしきられた座敷で食べていたんだけど、何も考えずに他の人の噂話をしていたら、なんと襖越しに日本語が聞こえてきた。声から判断して噂した人も襖越しにいるみたいだった。別に悪口をいったわけじゃなくて、「○○さん、最初の印象が怖かった」とかそれくらいなんだけど、やっぱろ影で自分のことを言われるのはいい気がしないものだと思う。壁に耳あり障子に目あり、とは本当のことだなと身をもって体感した。日本人の行動エリア狭すぎ〜。

9月11日(土)

友誼路にあるHARRY'S BARに久しぶりに行った。今月からバンドがまた変わって、以前そこでやっていたバンドがまたフィリピンから戻ってきて復活したみたいだ。私は始めて彼らの演奏を聴いたけれどかなりよかった。歌がすごく上手い。声が綺麗ですごく聞かせる歌を歌える。他のバンドの人達は確かに下手だとは言わないけれど、人前で歌うというのは単なる上手いじゃだめなんだなぁと思った。

9月12日(日)

台湾人の友人に呼ばれてあったのだけど、日本語の歌の歌詞を中国語に訳させられた。B’zのIt's showtimeでサーチライトとかアリーナだとか本能がうずくとか訳しにくかった。訳して欲しいなら辞書くらい用意しておいてくれと思ったよ。中国語の曲の歌詞というのは、直接的表現が多いので外国人にでもわかりやすいのだけど、日本語は違う。日本人でも理解の仕方がまちまちだったりするのを、唐突に訳させられるのだからたまったもんじゃないよ。わからないなんていうと日本人なのにわからないのか?といわれるし。日本人である意地?を見せて?頑張って訳したよ。

9月13日(月)

会社についたら吐き気がしてきた。胃の中のものが消化できていないかんじで気持ち悪かった。吐いてしまいたかったけれどはけなくて、そしたら同僚の中国人たちが心配してくれて社内にある食堂で姜糖水という、生姜を煮て、黒糖とコーラをいれたものを作ってくれた。これがお腹を暖めて消化を促して吐き気を止めるそうだ。以前即席で作ってもらった姜糖水を飲んで、それが生の生姜だったのですぐに吐いてしまったことがあったので、飲むのがちょっと怖かったんだけど今回はとっても良くきいた。どんぶり碗に3分の2くらい飲んで座って休んでいたらよくなってきた。時間がたっていたので自然に消化したといのもあるんだけど、それにしても吐きそうなのにはけないところから、もうはかないと自分でわかるくらいに回復したときの気分は爽快だった。健康って幸せと思った。

9月14日(火)

急にCDが買いたくなって、近所に新しくオープンしたCD屋に行った。狭くて洋楽のCDと中国語のCDが混ざっていたりで探しにくかった。とりあえず2枚だけ買って、その向いにあるいきつけのCD屋にいった。FIR(中国名は飛児)という台湾のバンドが台湾で一番売れているそうだ。そのCDを買った。日本で言うとELTとかブリグリとか系かな?女性ボーカルで紅一点。初めてきいたけれど曲としてかなり完成度が高い感じ。さっそくカラオケナンバーに入れようとおもって練習した。おすすめのバンドだ。

9月15日(水)

買い物に入ったお店のおばさんが食べていた麺がおいしそうだったので、どこで買ったの聞いていってみた。実は私の以前住んでいた家のすぐ近くだった。窓の無い小さな部屋ひとつのお店で、廊下と外の部分で麺を作っていた。外にも簡易的なテーブルがある。雨が降っていたので外に張り出している部分には大きなパラソルが立ててあったのだけど、スープが入っている大きな鍋に雨粒は入っていないとはいえなかった。沸騰しているのでまあ大丈夫かなぁと思ったり、まあ少しくらいおなか壊してもスリムになれるかなぁと思ったりで気にしなかった。たずねなかったけれどメニューはないと思う。どこにもお品書きは書いていなかったし、とりあえず麺の大を頼んだ。もしかして識字できない人たちかもしれない。外にスープは煮え立っているし、麺は即席でつくったのかすでに作ってあったのを使ったのはわからないけれど、2,3分ででてきた。手のべ麺で太さが違うけど、よくある麺と違ってコシがあっておいしかった。スープは塩からかった。隣の人はそれに餃子用の濃い酢をとうがらしを入れていたけれど、そんなに辛くして体に悪くないかなとちょっと心配だ。辛口の私にはそのときはおいしく感じた。家に帰ってのどがすごく乾いた。麺(大)は一碗2.5元(約35円)!!

       

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