つぶやき日記
2003年 12月後半号
12月16日（火）
会社の先輩は朝から「ああ、今日は残業だぁ嫌だなー」といっていたのに、定時になったら「○○ちゃん、残業？おつかれ、じゃあねー！」といって帰っていった。朝の発言はなんだったのだろうか。
12月17日（水）
今日は会社でインフルエンザ集団接種があった。希望者のみだけれど、痛いのが嫌なのと、今の時期に接種するのはもう遅いというのと、そして接種することによって何か反応があるかもしれないということを恐れて打たない人が沢山いた。会社が費用をもってくれるのにこの反応とは、ワクチン接種に慣れていないからなのかなぁ。痛いといっても私は中国の病院の指先から採血する方法よりよっぽど痛くないと思う。
12月18日（木）
「腕痛くないの？」「昨日のインフルエンザ接種痛かったでしょう」と今日もインフルエンザの話題でにぎわっていた。私は「特に痛くなかったよ」というと、「あんな大きな針をさして痛くないわけがないじゃない。私にはできないわぁ」といっていた。大人になって注射が痛いとか怖いとかいって打たないなんて平和なものだ。
12月19日（金）
今日は今年最後の「はな金」だ、来週はお正月休みの調整のために土日も出勤になるのだ。私は個人的に月末に終わらせなければならない仕事があるために連続して30日まで出勤する。そして31日に日本に帰国する。休み前は普通うれしく、わくわくするはずなのに、その前にハードワークがあるために休み前モードに入れない。ああ、つらい。
12月20日（土）
今日は最近マンションを購入した中国人同僚のお宅へお邪魔した。私のお友達も一緒に連れてきてといわれたので一人友達をつれてきて、あとは会社の同僚が10人弱集まった。私達は2人で考えて籠つきのバラの花をもっていったけど、他の同僚はもっと大きな花をもってきていたし、１ｍ以上の観葉植物をもってきた人もいた。2人でプレゼントするには貧弱すぎた。もっと見栄をはらなきゃならないのね。
12月21日（日）
「鼓楼」にはじめていった。「鼓楼」は古文化街を移転してきたようなところで、おみやげ物や民族工芸品を売っている。古文化街はぼったくりが激しく、売り物も偽物のイメージがつよかったけれど、「鼓楼」の方はちゃんとしたお店も結構揃っているみたいだ。またいってみよう。
12月22日（月）
今週から長い1週間が始まる。30日まで連続出勤だ。「今月末帰国するので仕事は早めにもってきてね！」といつも仕事のおそい同僚にいったら、「私は試験があって27日出勤しないから29日に渡すね！」といわれた。「もう少し早くできない？」といったら、「できるだけ早くする」といった。この彼女の「できるだけ」という言葉は曲者だ。それは「できない要求」だというのを前提として私は努力してあげるよと言っているように聞こえる。結局29日より以前というのは無理そうだ。今年もあわただしい年末になりそうだ。
12月23日（火）
今日になって明日がクリスマスイヴだということを知る。中国にいるとクリスマス気分があまりかんじられない。お店にはイルミネーションが飾られ、日本人同士でクリスマスパーティーを企画したりしている人もいるのだけど、どうも日本のようなクリスマスの雰囲気はかんじられない。おかげで私はクリスマスの寂しさをかんじなくていいけれど。
12月24日（水）
平安夜 クリスマスイヴ
残業していたら日本人上司に食事に誘われた。クリスマスイヴということで西洋料理屋にいったら満席。しかも皆予約をしていたそうだ。せっかく美味しいチキンを食べようと思ったのに、普段あまり食べない西洋料理をこの日は地元市民も食べに行くのだろう。イメージが狂うけど日本料理にいった。道路もいつも以上に込んでいてはらぺこになった。お蔭で美味しく食べることができた。日本食を食べて過ごすこんなクリスマスイヴもいいかもと思った。
12月25日（木）
聖誕節 クリスマス
昨日は西洋料理を食べ損ねたので今日は再挑戦、電話予約をしてアメリカ系西洋料理店へ行った。外国人のお客が多いかと思いきや、中国人の家族連れや同僚同士ばかりだった。会社の社長さんだったり、自分でビジネスをしている人だったり、中国のお金持ちは日本人よりお金を持っているからなぁ。クリスマスだから抽選があったけど、それはセットメニューを注文した人だけが対象だった。おいおい注文とるときにそんなイベントがあると何にも言ってなかったぞ。注文していないワインをもってきたり、ステーキをもってきたり、今日は人が多いから許すけど、何度も間違えないでほしいわ。
12月26日（金）
今日は忘年会に参加した。クリスマスや忘年会などの行事プラス年末の仕事でもういっぱいいっぱいだ。明日も明後日も明々後日も、その次の日（なんていうの？）も仕事だし、帰国前に全部終わらせなければいけない仕事が沢山で倒れそう。無事日本に帰国できますように…。
12月27日（土）
家に帰ったらハーネスの紐が噛みちぎられていた。今月初めに買ったばかりなのに、また買いにいかなければならない。消耗して切れたならまだしも、噛みちぎったなんて本当ムカツク！日本で買うほど高くはないけど、それでも日本料理屋で一品食べれるくらいの値段なんだよ。お金も時間もないのにもういいかげんにしてー！！
12月28日（日）
今日は同僚の結婚式。中国で参加する4回目の結婚式だ。世間は日曜日で休みだけれど、うちの会社は正月休みの調整で日曜出勤のため、5時に仕事を終えて会場にかけつけた。天津では結婚式典は3時か4時から始まることが多い。今日も3時からだったので私達が着いたときにはもうお色直しも終わって最後の衣装だった。ウエディングドレスが見えなかったのがちょっと残念。でもみんなに祝福されている二人をみていると、やっぱりいいなぁと思った。私もいつか結婚する日が来るのだよなぁと考えてしまうけど、悲しきかな具体的なビジョンが見えてこない。
12月29日（月）
日本への一時帰国がもう明後日に迫ってきた。明日までに仕事を片付けるべく今日も休日出勤なのだが、いつも仕事を月末になってからもってくる中国人が来ていない。昨日話をして今日の朝伝票を渡してくれると約束しいたのに…。彼女の自宅に電話をして早くこいと催促したら体調がすぐれなかったそうだけどすぐにきてくれた。たぶん数日前に私が告げた「あなたが仕事を私に渡すのが遅くて日本に帰れなかったら一生恨むよ」という言葉がきいたのだろう。素直な態度でよかったわ。
12月30日（火）
連続9日出勤の最終日、会社に行ったらみんなに「あれ？まだ（日本に）帰っていなかったの？」言われた。「好きで帰ってないんじゃないわい！仕事を終わらせずに日本に帰るわけにはいかないでしょ（怒）」つかれた体に精神的疲労が重なった。もっと「お正月なのにお疲れ！」とかなぐさめの言葉がほしかったわ（涙）
香港スターアニタ・ムイの死去でなんともいえない空虚感を感じる。９月に子宮癌とカミングアウトしたばかりで、最近もライブをしたりの精力的活動だったのに、、、享年40歳だんなんてあまりにも早すぎる。今年は4月のレスリー・チャンの自殺、アニタ・ムイは病死だけれど今年香港映画界が失ったものは本当に大きすぎる。12月31日（水）
待ちに待った日本に帰国の日！朝4時過ぎに起きて5時のバスに乗り北京空港へ向かう。外は日が明けず真っ暗な中、タイヤの真上の席で体育すわり状態で、真後ろの2人がヘビースモーク、暖房はなく隙間風に凍えながら北京空港にたどり着いた。10時5分発の飛行機なのに遅れて結局3時間くらい空港で過ごした。飛行機は禁煙席のはずなのに後ろでも前でもタバコが吸われて頭痛でくらくら、つかれたー！でも家で紅白をみて日本を感じた。出演者が去年とあんまり変わっていなくて、私もまだまだついていけると安心。やっぱりふるさとで過ごす年越しは素敵なものです。
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