つぶやき日記

2004年  12月後半号

12月16日(木)

クリスマスが近づいてきた。とある日本人がイブオンリーのボーイフレンドを探しているらしい。ホテルで夜景を見ながらディナーを望んでいるらしいけれど、はて天津ではどこだろう?シェラトンホテルで天塔の夜景?をみるか、ホテルじゃないけれどオリンピック大廈か国際大廈で市内の夜景か、或いはハイアットホテルで海河か。ホテルはリバーサイド♪ならハイアットホテルだね。

12月17日(金)

来年から北京で働き始める友人と今年最後になりそうな食事をした。彼女も私も北京滞在経験があるので、北京のことも天津のことも分析して比較して話をするけれど、彼女曰く、天津の特徴は天津で現地採用などで働いている日本人はパワフルで個性的なことらしい。北京は大きくて遊ぶところも選択肢も沢山あるけれど、天津の少し田舎くさいところが人をパワフルにさせるらしい。確かに北京は日本にたとえると東京などの大都市。かわって天津は大都会とはイメージが違う。よく港があって首都に近いということで、横浜にたとえられるけれど私は全然違うと思う。北京と天津では東京と横浜のそれよりも、違いが大きいと思うし、往来もそれほど多くは無い。日本の都市で天津にピッタリと当てはまるような都市がみつからないけれど、天津って不思議なところだとは思う。

12月18日(土)

安いと有名な曙光里の朝市にいってきた。朝で眠たいし雪もぱらついて寒かったけれど行く価値ありの場所だった。既製品の服は偽ブランドのものやら外貿という日本か韓国輸出用のもの、それに鞄、ベルト、手袋、マフラー、ストール、靴下、スリッパ、下着などの服飾品に布なども売っていた。そしてめちゃめちゃ安い!私は、フェイクファーのバック2つ(38元)、ジーンズ2本(20元)、皮製CAMELの財布(30元)、ワンピース1着(55元)キャミソール1枚(30元)、日本輸出用服トップス5着(145元)、服トップス1着(25元)、韓国製のレザーパンツ風を作るための布80cm(80元)をかった。満足満足。寒かったので今日はすぐに帰ってきたけれど、また近いうちに行きたい。朝市なので時間は9時から1時まで。

12月19日(日)

本日は他社日本人駐在員の方と食事した。日本人の沢山あつまる安心できるようなバーはないの?ってきかれたんだけど困ってしまった。日本人の集まるところというと日本カラオケとか、日本料理屋、今だったらオープンして間もないイトキンのレストラン街なんかだろうけれど、バーとなると皆どこにいっているのだろう。私のよくいくバーは韓国人と中国人が多いけれど日本人は少ない。それだから私も自分の庭のようにくつろいでいるんだけどね。留学生はCOSY CAFEによくいくらしい。働いている人はどこのバーにいくのだろう。バーストリートでも日本人が集まるようなところはなさそうだしな。

12月20日(月)

会社で保険をかけている中国系保険会社の担当者さんから電話があった。クリスマスにイベントがあるから是非きてくださいということ。24日の6時半から12時までで歌謡とか大抽選会とかあるからお友達を誘ってきてくださいといわれた。すごい興味はあるんだけどあまりにも急な話で、この時期になったら(意地でも?)クリスマスの予定は入っているのが普通なんだけど、ここではそうでもなくいつも急にお話が来る。夜用事があるんです、といったら、じゃ早めに帰るってことできてくださいね。チケットは明日が明後日お届けしますとのこと。24日のチケットを2日前くらいに届けるなんて、日本人の感覚したら急すぎてお客さんきてくれないのじゃ・・・って思うんだけどね。でも少し楽しみだったりする自分もここにいる。

12月21日(火)

クリスマスとお正月まで間近なのに風邪をひいてしまった。日本で風邪をひいてものどは痛くならないのに、天津で風邪をひくとのどが痛くなる。空気と乾燥度が違うからだろう。朝起きると部屋の暖房があって乾燥しているからか喉がひどくカラカラだ。なのに会社につくと鼻水ばかりでティッシュを1ロール以上つかってしまった。最後にはくしゃみが花粉症のようにでて涙まででる。いつもならゆっくり治すのだけど、今週はクリスマスもあるので薬を西洋医学の薬(白加黒)と漢方の薬(喉疾霊)を2種類飲んだ。

12月22日(水)

唯川恵の『ため息の時間』を借りて読み始めた。彼女の作品を読んで真剣に考えてしまうのは自分がそれなりに年をとったからなんだろうね。年をとることはきっとすばらしいことなんだろうけれど、色々と不安だわ。

12月23日(木)

最近某コンピュータ会社が中国で働く日本人正社員を募集している。給料5万元!というのにつられて中身をみてみると月給じゃなくて年収だった。5万元の年収は少なすぎる。いくら住むところと日本へ帰国する費用などを会社が負担してくれたとしても、5万元の給料だと日本人が中国で暮らすには少なすぎると思う。留学生として暮らすなら、数年前なら一ヶ月3000元でくらせないこともなかったけれど、今の留学生はもっとお金がかかるみたいだ。留学生の生活も華やかになってきたし(中には親のお金でやましいカラオケで豪遊する留学生もいる)、まして社会人としては5万元の年収では生活費にすべて消えてしまって、買い物も我慢したりしなきゃならないと思う。関係筋によると今日本から中国に留学したいけれど、ただ留学するだけじゃ不安だから働いてかつ中国語も学びたいと、仕事プラス中国語レッスンが受けられるようなシステムを設けているところに沢山の日本人女性が詰め掛けているそうだけど、実際は仕事が終わって勉強することは体力的にも難しく、契約があるので辞めて日本に帰ることもできず、だまされたという気持ちを持ってしまう人が後をたたないそうだ。日本にいると中国の情報はやっぱり全面的ではないと思うし、情報をゲットしにくとは思うけれど、中国にきて思っていたのと全然違った!と思う人が一人でも少なくなることを祈る。

12月24日(金) クリスマスイブ 平安夜

今日は平安夜(クリスマスイブ)ちょうど金曜日で明日も休みなので思いっきり楽しもう。まず仕事が終わってから先日保険会社さんにもらったクリスマスパーティーにでかけた。私はその後も予定があったので一人でドレスアップしていたったら、他の出席者は皆普段着に近い格好でちょっと恥ずかしかった。中国の人はあまり正装をしない。招待する側の保険会社の人もスーツでなくセーターとか普段着のような人もいて驚いた。パーティー自体は面白かった。男性一人女性一人のプロの司会者さんと、何組かの歌を歌う人、バンド、漫才、10歳くらいの子供のラテンダンス、などのショーのほかに、シンガポール、マレーシア、タイ(あわせて新馬泰という)旅行を筆頭とした豪華賞品抽選会など楽しめる内容だった。一番個人的に感動したのは、司会者が何人かの子供を舞台に呼んでインタビューを」するのだけど、一番お父さんお母さんに今したいことはなに?ときいたとき、子供が、お父さんお母さんにキスしたい!っといって、駆け出してキスしたり、お父さんお母さんに何が言いたい?ときいて、「お父さん!お母さん!愛している!」といって駆け出してみたり、みているわたしが感動してしまったよ。子供はなんて直接的に愛を表現できるんだろって。私はまだ親になっていないからわからないけれど、親になったらこういう風に子供に愛してもらえるのかとちょっとうらやましくなった。
 それからバーへいった。こちらもクリスマスイベントでいつもよりバンドの時間が延長されていたり、抽選大会があったりする。私がいったときにはもう人が一杯で入れないお客さんが続出していた。ここで3時まで遊んだ。ふらふらだったけれど、その時間になってもお客さんはまだまだ一杯でびっくりした。いつもは比較的早く帰宅して就寝する天津人もクリスマスイブはやっぱり特別扱いなのかな。

12月25日(土)

昨日の夜更かしのため昼間はずっと家で睡眠。一応そんなクリスマスの過ごし方もいただけないので、バーへちょっとだけ顔だした。今日も同じくバンドが時間延長でやっているけれど、昨日のお客さんが一杯で騒がしい雰囲気と違って今日はまったりとした感じだった。やっぱりイブとクリスマスは全然違うものなのかな?今年はクリスマスのほうが土曜日だし世間は明日休みなんだから今日のほうが盛上がっても可笑しくない感じなのにな。バーはいつもの顔ぶれだった。私もその中の一人なんだけど。こんなに入り浸っている日本人の客もいないよな。

12月26日(日)

数ヶ月前にお父さんが亡くなった中国人上司のお母さんがなくなった。お母さんのほうは体が悪いという話は少しも聞いていなかったので突然の知らせに驚いた。皆でまたお金を集めて他の上司達が持っていった。その上司はまだ45歳くらいで両親を今年一度に亡くしてしまって、かわいそうだなぁという気持ちがいっぱいだけれど、他の同僚の話では、先にお父さんの方がなくなって今度はお母さんがなくなって、一緒に向こうで年越しができるねといっていた。たまたまこういった発言が耳に止まっただけかもしれないけれど、中国と日本では死に対する感覚が少し違ったりするのかもしれない。

12月27日(月)

あと数日で2004年も終わろうとしているなんて天津いるとまったく感じられない。他社日系企業さんがカレンダーを配りに会社へ回ってきたりして、そのときに年が変わることを少し意識するのだけれどそれ以外はあまり感じない。まわりも年度末という意識はあるけれど、彼らにとっての年末は来月1月だ。新年も旧暦のお正月なのであと1ヶ月猶予?があって、いまからぼちぼち新しく購入するものを買いにいこうかしら?といった余裕のある雰囲気だ。それをみてあと4日しかない私達は、、どうしようもないなぁと思うしかないよ。

12月28日(火)

いつも帰りに通る帰り道で野菜と果物を売っている。荷台を置いて売っているだけの簡易的なものなのだけど、通り道なので重宝している。今日は買おうと思ったら一つもなかった。簡易お店はどこにいったのだろう?仕方なくお肉屋さんでも割高だけど売っているのでそこで買った。お肉はお肉屋さんなのに豚肉しか売っていなかった。その前によったスーパーでも豚肉しか置いていなかった。何故だ・・・。牛肉が買いたかったのに。お肉屋さんではお肉のどの部分が欲しいといわなければならない。並べてあるお肉をみてどの部分かわからないとつらい。ミンチ肉はわかるけれど、肉の塊をみてもそれと中国語の名称と合致しない。スープを作るからどれがいいかしら?なんて適当にきいて薦められたのを購入したけれど、私にとってお肉の購入は難しい。

12月29日(水)

『チーズはどこに消えた?』といきなり中国人に日本語でいわれて、「チーズ」が中国語読みで妻子(qizi)と聞こえてしまい、夢の中にでもいるんじゃない?ととぼけた反応をしてしまった。後から本のことをいっているのと判明、恥ずかしかったよ。だってその人独身でいつも結婚相手を探していると冗談でいっていたから。いきなりチーズといわれて妻子と思ってしまう私。日本の状況に疎すぎるなと反省。でも知らなかったの、そういう題名の本があるとは。

12月30日(木)

明日は日本帰国!今回はお休みが少ないので日本でハードスケジュールなのが憂鬱だけど、今日は銀行に行くなど買い物などでゆっくりすごした。周りが年の瀬の雰囲気がないので大掃除をする気にもならず、年賀状や年賀メールを送る気にもならない。明日には日本に帰って紅白を見て年越しそばを食べて除夜の鐘が鳴るんだと思うとまた不思議な感じだ。師走を日本で過ごさないと日本の年越しの雰囲気をまったく感じられず、いきなり新年に突入してしまうかんじ。そして天津に戻ってきたらまた今度は旧正月の新年を迎える。一年で2回も年をとるかんだわ。

       

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