ひさしぶりの上海+杭州旅行 5日目

■本日の予定

 さて本日は午後15時すぎの飛行機なので午前中はショッピングにでかけることにした。連れは早朝の飛行機だったのでもう先に帰ってしまった。ショッピングの目的はチープに買える服飾品!ということでブランドアウトレット品の掘り出し物もみつかるという「天潼路」とか「七浦路」という場所。泊めてもらった人にきくと地下鉄の「曲阜路」でおり近いので歩いて七浦路まで行けばよいと教えてもらった。その人は知っているけれど自分は行ったことがないといっていた。

■地下鉄「曲阜路」下車

 荷物の移動等があったので地下鉄に乗った時間は早くないはずが上海風満員電車のような混み具合だった。次の駅で降りるという時には前もってドア付近にいっておかないと大変なことになりそうだった。降りる人も多いし乗る人も多い。上海の地下鉄は路線も多く便利だし、人口の多い中国ではたくさんの人が利用する、と考えるのは当たり前のことなんだけれど、中国の交通のイメージというとやはり地下鉄利用者は少ないイメージが強かった。特に北京ね。今は大分新しい路線も駅も増えてきたけれど数年前までそれほど便利だとは思わなかった。だから上海のこの発達した路線網と美しく保たれた駅構内とラッシュアワーは少し驚いた。大都市上海だなぁと思った。
 反面中国っぽさが残っているのは地下鉄内にかならずといっていいほど、障害者の演奏があること。二人組でやってきて一人の障害者は大体目が見えない人が多くて、その人を補佐する人としてもう一人いる。彼らは演奏をしてお金を集めているのだけれどお金をあげている人はあまりいなかった。路上で身体障害者にはお金を渡す人はみかけたけれど。

 曲阜路に到着した。お腹が空いていたので駅付近で簡単に食事ができたらよいなと思ったが、駅に隣接している「大悦城」というショッピングセンターのような場所がきれいそうだったがまだ時間が早く開店していなかった。仕方ないのでそのまま七浦路までいくことにした。

 大悦城あたりはとっても近代的なのに、その横からすでに古い路地の臭いがぷんぷんしていた。これは面白い写真がとれるかもしれない?と歩みを進めていく。だって今日は今回の滞在で一番天気がよいのだ。帰る日になって天気がよいというのも悲しいがあと半日あるので思う存分楽しんで帰りたい。

 予想通りに通りはどんどんディープになっていった。

↑地下鉄「曲阜路」駅に隣接した「大悦城」という
 巨大複合施設らしい。
↑このあたりはまだ近代的だが、ここを進んでいくと古い家がありそう
 この道は「開封路」
↑ドアとか窓とかのない家。でも1階で商売はされている様子
↑薬局と食べ物屋さんがあった
↑窓やドアがなくなっている。廃墟のようだ
↑懐かしの三輪車をこぐ人
↑ごみが雪崩のように・・・・
↑飲茶のお店「避風塘」の点心の広告が描かれたトラック
↑三輪車、自転車、バイクがとめられている。駐輪スペースなのかな
↑開封路192 何かぶらさがっているが…なんだろう?
↑結構ぼろいバイクがあったと思ったら・・・
↑こちらもなかなかぼろいですよ
↑面白そうな光景が見られそうな予感「熱河路」
↑人通りはそれなりに多い、生活感のある通り
↑洗濯物が干してあるので住んでるのでしょう ↑洗濯バサミがつけてあるが、何を挟むのだろう
↑お掃除道具が売られている。日用雑貨店かな?
↑外に広げられた簡易露店
↑お布団が外に干してある。こういうのは北方であまりみたことない
↑こういう木のベランダも新鮮だ!
↑上海のあたりは外に洗濯物を干さないと乾かないのでみせる、もとい
 見える洗濯物が多い。ちなみに北方は室内でもすぐに乾く
↑窓の小スペースに干してあるのは・・・靴でした
↑左のドアに何か書いてある紙が貼ってあるのでおそらく食堂だろう。
 入るのはちょっと勇気がいるかも?
↑屋上の美女が横たわる広告が気になる(笑)
↑巨大な荷物の入った袋がいくつも!何が入っているのか気になった

 ディープな路地を歩いているうちに「七浦路」という道に入った。しかし少しも服飾を扱っているお店は現れてこない。話によるとかなり大きな場所らしいのだがそんなものがあるようには見えない。まだディープな上海の下町風景は続くし少し不安になってきた。まさかどこかへ移転してしまったとか?しかしそんな大きな場所がいきなり移転するのだろうか・・・。と色々考えながら七浦路を歩き進んでいった。

■老七浦をみつける

 すると服飾を扱う小さい商店の並ぶ通りにでてきた。やったやっぱりここであってたんだ!みるとここには「老七浦」とかかれていた。バスターミナルもあり近隣都市へ向かうバスが発着しているのだろう。

 そしてまた進むと今度は「こ、これは!?」と思うような巨大な建物がでてきた。その前にはずらりとバイクが駐輪されているし、反対側にはこれまた服飾関係の小さな店舗がずらりと並んでいる。しかもこのさき遠くの方まで同じように大きな建物が並んでいるのだ。本当に「こ、これはすごい」と思わずにはいられない。こんな大きな建物、一つの建物を見て回るだけで何時間もかかりそうだよ。そんな建物が遠くの方まで続いているのだ。これには驚きだ。北京の秀水市場もびっくりじゃないか!こんな大きな服飾エリアが存在してよいのか?これはやっぱり絹などの布地の多いエリアに属する商業都市上海ならではなのだろうか!?

↑大きな荷物を運んでいる姿がみえてきたら服飾市場が近い証拠!
↑老七浦の寝具販売店。左となりは「薄利靴店」
↑左側に巨大な建物。右側に小さな店舗
↑ずらっと駐輪されたバイク。ここで働く人たちのものだろうか
↑少し進むと両側とも巨大な建物になった。
 ずっと先まで同じような巨大な建物が続く
↑こんな大きな荷物がごろごろしているのも服飾市場?ならでは

■真功夫にてブランチ

 規模の大きさに圧倒されながらも、これからはじめるショッピングに備えるためにまずは腹ごしらえをすることにした。やはり服飾市場(市場という表現がふさわしいかどうか不明)には食べ物のお店は少なめだ。だがチェーン店が2店入っているお店があったのでそこに行くことにした。選んだのは「真功夫」。

 真功夫は中国のファーストフード店。入るのは初めてだったけれどいろんなところで見たことがあったのでなじみのあるお店だった。朝10時なのでお客さんはほとんどいない。この付近で働いているらしき人がしゃべりにきているだけのようでもあった。

 しかしチェーン店としてしっかり教育はされているようだったので、お客さんがほとんどいない時間帯でも私が注文に行くとしっかりとしたマニュアル通りの対応をしてくれた。お粥のモーニングセットにした。お粥はピータンのお粥。このお粥が私は一番好きだな。それと「荷香糯米鶏」という味付けされた鶏肉を蓮の葉っぱくるんだ粽のようなものがおいしそうだったのでそれがセットになったモーニングセットにした。飲み物は新商品らしい「白ゴマ豆乳」にしてみた。全部で17元なり。

 すると「荷香糯米鶏」はありません告げられた。今までに食べたことのない食べ物に挑戦したかったのに仕方ない。鮮肉包(肉まん)にかえてもらうことにした。

 できあがった私のモーニングセット。お粥はボリュームもありよかった。豆乳も濃厚で体があたたまっていいチョイスだったと思った。残念だったのは肉まん。皮は固くておいしくなかった。とっても安い冷凍肉まんを食べているような感じだった。ぶー。だから粽がよかった。あとからきたお客さんが注文するときには「荷香糯米鶏」は時間がかかります、といっていた。私の時は「没有(ありません)だったのに。私も皮の固い肉まんを食するくらいなら時間がかかっても粽を蒸してもらって食べたほうがよかったわ。その方が出来立てで美味しいし!

 まあファーストフード店に肉まんを期待する方が間違いなのか!?いや、お粥はおいしかったし、ここは中国のファーストフード店。肉まんはお得意料理のはずなのにね。「真功夫」のキャッチフレーズというのか「栄養はやっぱり蒸した方がいい!(栄養はとってもよい、ともかけてある)」の内容にも「蒸」という字がキーワードになっているのだから蒸し料理の肉まんがおいしくないのはだめだと思う。

↑モーニングセット(お粥と肉まん)+白ゴマ豆乳
↑鮮肉包(xian1rou4bao1)
↑「営養hai是的好」とてもイケてるキャッチフレーズだと思う。
 「蒸」の発音はzheng1、よく使われている表現「真的好」の真zhen1にかけてある
↑ファーストフードチェーン店の店内という感じ

真功夫ファーストフード(ウェブサイトもある
モーニングセット(粥と肉まん) 11元
白ゴマ豆乳             6元

■ベルト購入

 ベルトを扱う小さなお店が結構たくさんある。紳士用の皮のベルトのお店もあるし、女性のファッション用のようなものもある。私は太いベルトがほしかった。なかなか使えそうなベルトをみつけて試着していた。これから冬なのでファーのついたものが季節感があってよいか、それとも長い間使えるベルトの方がよいか考えてその中の一つを試着。それから違う色のも試したいなと二つ目を試着。3つ目をとろうとした時に「2つしか試着できません」と言われた。なんだそりゃ。そんなルールが中国の服飾業界で買い物する際のルールに登場したのか?それとも私はあまりベルトを買わなかったからそういうルールを知らなかっただけか?もう試着ができない、私はベルトを買うつもり満々なのに・・・。いい気持ちは少しもしなかったけれど、ここの服飾市場に来るチャンスは今日を逃すとあと何年先になるかわからない。仕方なく試着をしていないけれど使えそうなシンプルな黒色のベルトを購入した。

■子供服をショッピング

 お腹が膨れたところでさて本格的にショッピングを開始することに。この巨大市場を前にお昼までの2時間ほどで服を選ぶのは困難だと判断したので、それよりは簡単に選べそうなベルトや靴下、タイツなどの小物を中心にショッピングすることにした。あとお土産用に妹の子供用の子供服も頼まれていたのでここで探そうと思った。

 一つの建物に入ってうろうろしてみる。建物の中のかんじは6年前とかわらないかんじだ。上海のデパートは中も外も美しくなっているけれど、こういった小さなお店がたくさん入っているビルはあまりかわっていないかんじ。ただ一階は何がうっている、2階には何が売っている、といった標識がきちんとあるのが便利になったなぁと思う。ここは卸売も小売もするみたいなので、卸売用のサンプルを置いているお店と、小売するお店と階で分けていたり、あるいは国内ブランドを扱う階、外国ブランドを扱う階、と分けているところもある。とにかく巨大な市場なのだ。

 私はふらっと通りかかったところでバックを購入してついでに子供服のお店があるかきいてみた。上の階といわれたのでいってみるとそこはその階すべてが子供服、ベビー服売り場でたまげた。さすが人口の多い国だけれどこんなにたくさんのベビー服売り場がそろうなんて、とベビー服や子供服なんてあまり買ったことのない私はびっくりした。

 買い方とかよくわからないけれど妹の子供は9月生まれなので、9月に生まれた子供がきれるのはどういうのがありますか?ときいてみる。お店の人は20代後半くらいだったのだけど「全部着れる」といった。いや、それは適当すぎるだろう。全部ってなぁ、と思ったのだけれどなかなかかわゆいベストがあったので買うことにした。これ大きいかしら・・・?といってみると店員は「どれもちょっと大きい」という。口数の少ない店員の意味を要約すると「どれも少し大きいかもしれないけれど着ることができる」ということらしい。はは、間違ってはいないけれどねぇ、私としてはもうすこし専門的なサイズのアドバイスがほしいものだよ。まあ若い人だからわからないのかしら?そして彼女は私にこうきいた「誰かにプレゼントするの?それともあなたの子供?」日本だとこうも直接的に質問されることはないだろうな。一瞬私には子供がいるように見えるのだろうか?と考えたけれど目の前にいる店員さんが深く考えて質問したようには思えなかったのでその考えは忘れることにした。

 その階をふらふらとしていると、山のようになった子供服の上の方にセンスのよいTシャツをみつけた。形がとっても先進国的なのだ。細身のシェイプだしデザインも何か他のものよりよい。みてみるとZARA BABYとタグがついている。ZARAの子供服があったのか知らないけれどなるほど通りでかっこいいわけだと納得。値段をきいて2着購入。

 もう一つのお店でスパッツのようなボトムスを発見。こちらは柄物だったけれどかわいかった。だけどそのお店には私のように中国語を話すけれど中国大陸からきた感じではない外国の臭いのするお客さんが交渉中で忙しそうだったので買わなかった。彼女の中国語は流暢だったが茶色のことを英語でBROWNといっていたので華僑か中国に長く住んでいる東アジア人か・・・。日本人ではないかんじだった。

■靴下等のショッピング 

 自分用にはこれから寒くなるのでタイツなどの靴下類は絶対買って帰りたいと思っていた。服飾関係のものでは消耗品であるのでそれほど真剣に悩まなくてもよい。使えそうなシンプルなものを選べばよいだけのことだ。できれば日本に輸出する用のものか韓国のでもよい、中国のより値ははるけれど耐久性がよいからだ。靴下は靴下のみを扱ったお店が結構あるのでそこで購入。まとめて買って安くしてもらう。まあとりあえず満足。

↑ファッションショーも行われていた。このときはコートのショー
↑この近くに地下鉄の駅がある
↑上海新七浦服飾市場
↑バービーの広告が目をひいた
↑少し離れた所には住宅もたくさんあるようだ。
 この近くの人は買い物が楽でいいなぁ

■買ったもの

 天潼路の服飾市場で購入したものを紹介したい。

↑甥っ子用の服。左がベストで右2つは長袖Tシャツ 3着で90元
↑自分用に
↑これは妹への土産。自分のとあわせて2つで105元
↑これは短いストッキングの肌色と黒、各10足セット。
 なかなか重宝するが日本では高い。2つで20元
↑三足でなんと10元!
↑一足10元だったので買った網タイツ
↑紫と黒色で柄の入ったタイツ 各20数元
↑黒のレッグウォーマー 20数元
↑やけに長いがダークグレーのロングソックス 20数元
↑いまいち金具のとめかたがわからないベルト

服飾雑貨 245元
お土産   140元

■お土産の買い物

 時間がそろそろ迫ってきた。他にももっと買い物がしたかったがそろそろ移動しなければならない。もっと時間があったら小物だけでなくて服もも買いたかった。ブランド物のアウトレットもあるらしいこの服飾市場をもっと探検して掘り出し物をみつけたかった。それができないのはとても残念だけれどまあ今日午前中だけでも買い物ができてよかったとしようじゃないか。山のように買ってもスーツケースに入らないしね。

 昨日売り切れで買えなかったお土産用のエッグタルトを購入するためにデパート巴黎春天へ行く。エッグタルト用の小箱は4個入りと6個入りとある。ここでもけちな私は4個入りを選んだ。そのうち二つはチーズエッグタルトにした。安くておいしいのだからもっとたくさん買って帰るべきだったと後で後悔する。ついでにフルーツ入りパウンドケーキも一つ購入する。

 もうひとつ自分の両親用へのお土産にお菓子を購入した。中国のお菓子なのだけれど同じくデパート巴黎春天に入っていてとても高級感がある。きちんとした箱もあるのでよさそうかなとおそるおそる購入した。箱のサイズは何種類かあるけれどそれに単品で選んだお菓子を詰めてもらうことはできないといわれた。固定されたセットで80元のものを少し小さい箱につめてもらった。この箱のすばらしいところはテープでとめられるのでも、のし紙で固定されるでもなく、ゴムで箱が開いてしまわないように固定される。つまりこれは自分で開封してもまた簡単に元通りにすることができるのだ!ということで両親に渡す前に2枚ほど頂戴していただいてみた。とってもおいしくてあたりだと思った。値段も80元と日本円で1000円くらいなので、中国のお菓子にしては高いが日本人にきちんとした手土産を渡したいときにはぴったりだと思った。

↑「水果条(shui3guo3tiao)フルーツ入りパウンドケーキ
 こちらもおいしかった
↑四個入りの箱
↑左側がエッグタルト、右側がチーズエッグタルト
 左のエッグタルトの方が断然おいしかった!
↑両親用の手土産。
 かぼちゃの種、ピーナッツ、松の実など様々な種が使われていた
↑日本への手土産にしても恥ずかしくないくらいの
 きちんとした箱と紙袋がついてくる

■リニア初体験

 のんびりと過ごす中国は名残惜しかったけれどそろそろ空港に向かっていかなければ。タクシーでリニアの駅「龍陽路」まで行ってリニアにのることに。「龍陽路」駅は地下鉄駅でもあるので間違ってしまいそうだけれどさらに中に入っていくと近代的なリニアの駅が登場する。

 リニアの駅でリニアを待つ人たちはいかにも金銭的に余裕のありそうな人たちにみえた。だってまず飛行機に乗ったり飛行機に乗ってくる人たちの出迎えに飛行場へ行くというランクに属しており、地下鉄でいけば6元で行くことができる区間を高くて早いリニアにて40元or50元で行くという人たちなのだから。そしてもちろん日本人の団体さんもいた。ビジネスの団体さんでみんなきちっとしたビジネスルックの男性達だった。私はひと目みただけで日本人だと気がついた。人数が少ないと中には日本人だと一見分りにくい人もいるのだけれど、なかにはどうみても日本人にしかいないタイプの外見の人とかいるのでそれで確信できる。あとは身なりとか、持っているかばんとかかな。私は自分が日本人だと気がつかれないタイプの人だからそういうのがうらやましい気持ちも少しある。ちなみに一人できていた日本人ビジネスヤングマン(←なんか古い表現だな)といっても30すぎの男性。彼はきちっとした中におしゃれをとりいれたようなビジネスルックだったのですごく日本人だとわかりやすかった。がしかしスマートに一人で行動するのでおそらく上海付近に在住或いは頻繁に中国出張のある人だと思われる。そんな彼とリニアの中でぶつかりそうになったが彼の言葉は「SORRY」だった。私は彼が日本人だと気がついても、彼は私が日本人だとは気がつかないんだよね(涙)

 リニアが到着するまで待っている間に、ctrip(携程旅遊網)という中国の旅行関係のポータルサイトがアンケートのようなものを実施していた。いきなり女性に「ニーハオ、ctripを使ったことがありますか?」などと話しかけれた。私はちょっと声大き目に「私は日本人です」と言った。さすがに彼女も外国人に遭遇する確率の高い職業なのだろう、中国語を話す日本人が現れても驚くことなく「では中国国内の携帯電話を持っていますか?」とすぐに次の質問にうつった。「ない」というとそこで質問は終わった。携帯のない人は対象にならないみたいだ。日本人であっても中国で携帯を所持して生活していると、ctripを使う可能性大ということだろうか。そういえば上海在住の友人もctrip使っていたな〜。

↑近代的なリニアの駅
↑駅周辺の地図と構内の地図とあり初めての利用者にもやさしいね
↑中国銀行の広告 「中国之美 世界看見」
↑同じく中国銀行の広告 こちらお写真は上海だね
↑リニアの車内
↑リニアからの車窓

 リニアが到着した。リニアは車両が少ないのか駅の最後部まではやってこないので駅員が「前にきて乗車しなさい」と大声でいっていた。その大声が昔の中国を思い出すような大きな声だったので少し驚く。

 いよいよリニア出発。私は最高速度などというものにあまり興味はないけれど、とっても早く着くということはうれしい。車窓をみながら楽しんだ。車内は人がまばらだ。やっぱり高いから?それにしてもリニアで7分半程度でつく距離を地下鉄では1時間くらいかかるというのだからリニアはすごいなと思う。もちろん地下鉄料金6元というのもすごい。

タクシー 19元
リニア(磁浮) 40元←当日のエアチケットを提示すると割引される

■上海航空にて関空へ

 私のまわりは日本人ツアー客のようだった。中国ツアーを終えて日本に帰るところらしい。元気に日本語でおしゃべりしている。中国人のフライトアテンダントさんにも「コーヒーありますか?」とすべて日本語で会話。まあ日本からツアーできたらこれが普通だね。しかし隣の夫婦は年齢が50代半ばなのに奥さんはフライトアテンダントさんに「小姐」と呼ばれていた。そりゃちょっと間違いじゃないかねぇ。

↑手前のあなご寿司みたいなのがご飯が固くて残念だった。
 緑のサラダが何の野菜だったのか不明。

■旅を終えて

 今回のひさしぶりの上海と初めての杭州の旅。はじめは実は上海にはそれほど興味がなくて他のアジアへいくついでにストップオーバーで寄ればよいと思っていたのだ。それが動き始めたのがあまり早くなかったのでストップオーバーの安いチケットはもうなくなっていて結局上海往復を探すことにした。その時点で気分が盛り下がった。上海は一度訪れたことがあるし、都会なのであまり思い入れのない都市だ。遊ぶにはもちろん面白い場所だけれど中国っぽい部分は他の都市より薄いし、観光地も少ない。典型的な商業的観光地なのだ。私がもし中国で暮らした経験がなければ上海という商業都市を訪れることは私をわくわくさせるような楽しいことだったと思う。私が香港を訪れるときに感じるようなわくわく感だ。

 それが実際に訪れてみると、やはり上海は私の認識通りの商業都市だったけれど、そんな中国旅行もいいかもと思えた。それに上海の周辺には沢山のそれぞれに特徴をもった都市がある。水郷もたくさんあるし、杭州・蘇州もある。他にも訪れたことがないが紹興、無錫、南京などもある。小さな都市ならもっとたくさんあるだろう。そして高速鉄道で以前より楽に移動できるようになったのだ。今回の杭州での滞在はとてもよかった。私が懐かしいと思える中国的なものを多く感じられた。そういうのをもとめて上海+近郊都市の旅行を計画すれば中国の様々な面がみられるのではないかと思う。遠いところに行こうと思えば上海からの飛行機便を利用することもできる。上海はとっても便利な場所なのだ。日本各地への航空路線も北京より多いのでは?と思うくらいだ。

 そんな上海に行くということは、中国により頻繁に訪れるということなのだ。特に上海は江南地方に属し、今まで暮らした中国の北方と色々と異なる。新しい発見もあった。北方と南方、北京と上海を比較してみるのも面白かった。そうやって私と中国との関係はより広範囲に深まっていくのだろう。これからも中国の色々な面を知るという意味で再訪してみたい。次の中国はどこだろう。

おしまい

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