1日目 関空よりドイツ経由でザグレブへ移動

■クロアチア

 なぜクロアチアにしたのか?多分そう疑問に思う人も多いだろう。それは1年ほど前かなぁ、いつものようにインターネットで他の人が書いた海外旅行記をみていてそのなかにあったクロアチア旅行記にのっている写真がとても綺麗だったから。
 その時はクロアチアについて私は何も知らなかった。クロアチア出身の格闘家、ミルコクロコップについても知らなかったし、スポーツにうとい私はクロアチアのサッカーが強いということも知らなかった。しかしその旅行記にかかれていた「クロアチアは映画『紅の豚』の舞台となっているらしい」という言葉は私のなかに強く響いた。『紅の豚』は素敵な映画だ。そして映画の中で空から見下ろす景色が非常に美しかったということも鮮明に覚えてる。観たのはもう何年の前の話だけれどその時私は「こんな綺麗な場所があるのだろうか?あったら住んでみたい」と思ったのだった。だからクロアチアが『紅の豚』の舞台らしいと知った時にすごく親近感がわき、すぐにクロアチアについて調べてみたのだ。

 するとクロアチアが治安もよく旅行先として色んな顔を持っていることを知る。そして探してみるとWEB上にもたくさんのクロアチア旅行記があった。それらを読んでみるとますますクロアチアに行きたいと思った。

 今回のクロアチア行きたい願望がでてきた一件とは関係なく、実は昔スカイプで知り合ったクロアチア人がいた。今はもう連絡が途切れてしまっているのだけれどその人と一時期英語でチャットをして会話を楽しんだのを覚えている。そのとき私は自分はクロアチアに行くことは絶対ないだろうと思った。その時はクロアチアは私の認識では旅行先として知名度がなく、そして旅行するのに危険な感じがする国だったのだ!
 それが今回クロアチアに自分がいくことになるなんて。。。本当自分でも無知は怖いと思う。調べるとすぐにわかったけれどクロアチアはとても治安がよくて、日本から直行便がないけれどヨーロッパからバカンスとしてたくさんの人が訪れる旅行地としてとてもポピュラーかつ人気の場所だったのだ!!こんな素敵な旅行先があるといことを知ることができて私はラッキーだと思った。日本ではまだまだクロアチア特集は少なくて知らない人も多いけど、この美しさ!これは絶対将来人気の旅行先になるに違いない!今のうちに訪れるべき!と思った。

 ということで旅行記のはじまりはじまり

■移動日

 今日は時差の関係でとても長い一日になる。朝10時の飛行機にのりフランクフルトで経由をしてクロアチアの首都ザグレブ空港に降り立つのが日本時間の夜中2時20分となる。それから市内へ移動ホテルにチェックイン、寝るのは一体何時になるのだろう?がしかし日本ーヨーロッパを何度も往復している人によると日本からヨーロッパに移動するときは飛行機で寝ないことが時差ぼけ防止になるらしい。となると本当に今日は起きている時間が長い、ロングナイトってことだ。

 関空のルフトハンザ航空カウンターにてチェックイン。ANAのマイレージがたまるのでANAマイレージカードを持ってきたつもりだったけれど見当たらなかった。えーんバカバカ。

■ルフトハンザ航空機に搭乗

 日本からでている便なので日本人のフライトアテンダントさんもたくさん乗っていた。なので英語での会話もそれほどしなくてすみ楽ちんだった。10時発だけれど12時来る前にすでにお食事がでてきたように思われる。

↑ルフトハンザドイツ航空の飛行機
↑最初にでてきた機内食、朝食だね。

 お食事をいただいてそれからは映画をみる。ジャッキー・チェンの「ベストキッド」をまずみた。まあまあだった。日本語吹き替えなのでよくわからないけれどジャッキーは中国人の役で舞台は北京。ジャッキーは他の中国人達とは中国語(北京語)で会話をしているようだ。ジャッキーはこの映画ではとてもおじちゃんっぽくてそれがとてもいい感じだった。なんか太ったかなぁ、まるまるとしていて優しい感じ。元気のよい役もいいけれどこんな普通のおじさんっぽい役もいいなあと思った。映画は思ったよりよかった。主人公もだけれど子役の子供たちの演技がとてもうまい!

 その次にロビンフッドをみる。こちらは面白くなかった。長くて退屈しちゃった。その次にテレビ番組でボラボラ島を紹介している番組をみた。全部英語で字幕もなかったのでよくわからなかったけれどボラボラ島は綺麗だということがわかった。

 するとおにぎりかカステラ?のサービスがでてきた。おにぎりをもらった。おいしい。

 映画も飽きた。テレビ番組も飽きた。食べ物も今はでてこない。何もすることがない。そして寝ようと思ったけれど飛行機の中は極寒で眠れない、結構つらかった(涙)

 寒さに耐えながら段々とフランクフルト空港に近づいてきた。今度は夕食がでてきた。そして着陸。ああ長時間のフライトはつらい。しかしまだまだこれからもう一回飛行機乗らなきゃならないんだよ(涙)

↑夕食
 夕食の時間までが結構お腹がすいた
↑陸地がみえてきた。地図で確認するとさっきまで見えていた海はバルト海のようだった。
その後ドイツの海岸線を通りフランクフルトに向かっているところ

■フランクフルト空港にて

 次のザグレブ行きまでに約3時間の時間があった。外にでてもいいのだけれど荷物検査や出入国の手続きが面倒なのででないことにした。ザグレブ行きのゲートを確認しようと歩き回ったけれど大体の場所しかわからなかった。まだフライトの時間まで時間がありすぎて具体的なゲート番号が表示されていないようだった。しかし搭乗券をみてみると数字が表記されている。ここに書かれているゲート番号でよいのか、変更等なっていないか、とりあえずそれだけは確認しなきゃとおもって案内表示がでる画面の近くの椅子に座って待機した。何度も表示をみにいってはまだ出ていないので待つというのを繰り返した。このときすでに日本時間で23時とか24時とか。眠たくなってきた。

 すると「日本人ですか?」と話しかけられた。みるとイタリア人っぽい男性。あやしい話しかけられ方だけれど場所が空港だったし真剣に悩んでいる風だったので話をきいた。「成田にいきたいですけれどガットがないです」という。彼は日本語が下手というわけではない、がしかし「ガット」は私には何かわからない。「ガット」はなんですか?とききかえしたら彼も説明ができないようだった。彼は彼の連れの女性にガットは英語でなんというかきいてやっと意味がわかった。ゲートのことだった。ゲート番号が自分たちがもっている紙に書かれていなくて知りたいということだったようだった。その紙をみてみるとフライトは今日の夜、つまり私たちのフライトよりもっと遅い。私のフライトのゲート番号もまだ発表になっていないのだから彼らのもまだなのだろう。私はそう伝えると満足したようでどこかへいった。何も私に聞かなくてもそこらへんにいるドイツの空港職員さんに聞いた方がよいのではと思ったけれど彼らは多分イタリア人でドイツ語ができなくて、英語ももしかして苦手なのかもしれない。そして日本人に日本語できいてみたのかもしれない。

 3時間の待ち時間はこのときは鬼のように長く感じた。1つだけだけど免税店はあったのだけれど荷物を増やしたくないので買い物もしたくなかったし本当にすることがなかった。本でも持ってきてればよかったと思った。

 フランクフルトでは中国の人をたくさんみかけた。ドイツで暮らしている人たちだろうか?それとも旅行?それともドイツではなくて他の国にいくの?彼らはとても元気そうだった私とは違って…。

↑階下にはこんな素敵なカフェがみえたけれど、
出国しないとこのエリアにはいけないようだった。残念

■ザグレブ行き

 うらめしいほどに退屈だった待ち時間がやっと終わってザグレブ行きの搭乗開始となった。がしかしすでに長蛇の列。なんと荷物チェックの機械が二つあるのにひとつしか開いていない。なので人数は多くないのに長い列となってしまった。乗る人は皆西洋人。特に男性が多い。悪い人達ではないのだろうけれど私達は背の高い人たちにかこまれてなんだか怖い感じがした。ずっと後の方にアジア人を一人みつけた。中国人の女性かな?彼女は平気な顔をしている。ヨーロッパに住んでいるのかなと思った。やっぱり西洋にくると私はなんかおろおろしてしまう。

 ザグレブ行きは一列3人がけが二つの小さい飛行機だった。満席のようだった。となりは高齢のおばあちゃんだった。
フライトは1時間20分だけれどパンがでてきた。それとザグレブのペッパークッキーがもらえた。ルフトハンザ航空でとったチケットだったけれどコードシェアなのだろう。クロアチア航空の飛行機だった。

■ザグレブ到着

 空港に到着した。入国審査で私ではなくて私の前に並んでいた相方が質問攻めにされる。クロアチアで何をする?何日間滞在する?クロアチアのどこの都市を訪れる?泊る所のとりかたはわかるか?予約はとってあるのか?と。相方は英語が苦手で全く答えられない。仕方ないので私が答えて問題なしとなったけれど、相方はここで外国に言葉が通じない状態でいることに対する恐怖感が植え付けられた。クロアチアにくる日本人はそんなに少なくないはずだけれど…。とってもまじめな係の人だったのかもしれないね。
 荷物を受け取り、次は両替。クロアチアの通貨はクーナ(kn)。おとなりのモンテネグロはユーロなのにクロアチアがまだユーロになっていない。

 ザグレブ空港から市内の長距離ターミナルまでいくバスに乗るのだがそれは出口をでてすぐにあった。ザグレブ空港は大きくないようでその辺は楽だ。長距離ターミナルまでは30Kn、所要時間は30分程度。

スーパー
 ミネラルウォーター500ml × 2本 9.58kn

■ザグレブ市内へ

 夜なのであたりは真っ暗。空港から走り出したバスからみえたクロアチアは…、茶色い荒野に置いたままのブルドーザー。落書きいっぱいのさみしいバス停。暗くてとても近代的には見えなかった。ここが私のあこがれていたクロアチア?ここに来るために大金を使って10時間以上も飛行機にのってやってきたのかと思うとちょっと悲しくなりそうだった。
 しばらくするとお店がみえてきた。車のお店がいっぱいあった。トヨタ、レクサスもあった。段々と町に近づいてくる。

 長距離バスターミナルに到着した。最初にみた光景が延々と続いたらどうしようかと思ったけれどちゃんと町は登場してくれたので安心した。さてここからはトラムにのってホテルへと向かう。ザグレブのよいところはトラムがとても乗りやすいということ。方向さえ間違わなければ本当に便利の一言だ!トラムのチケットは売店でかうかあるいは運転手から買ってもよいとガイドブックにかかれていた。私たちは売店で買わずにそのままトラムにのった。そして運転手さんに話しかけてみると運転手さんも丁寧な英語を話すのでびっくりした。そしてチケットを2枚買いたいというと1枚しかもっていないという。じゃあどうしたらいいですか?と私が聞くとなんとドライブすればよいという。お金はいらないのですか?ときくといらないという!チケット1枚あるのにそれも売らずにただで乗っていいよというのだ!私はサンキューといって席に戻った。なんとも日本ではあまりない光景にびっくりそしてうれしかった。台湾でも小銭がないときにバス代をまけてくれたことはあったけれどただ乗りを運転手さんに勧められたことは初めてだった。

■ホテル

 トラムで3駅目がザグレブの駅だ。そこで降りて駅すぐそばのホテル「リージェント・エスプラネード」。このホテルはオリエント・エクスプレスの乗客のために建てられたホテルで駅のすぐ横に位置している、格調高いホテルなのである。私はヨーロッパにきたのだからこういう西洋!って感じのホテルに泊まってみたかったのだ。

↑広々としたお部屋。落ち着くインテリア
↑手前がバスタブ、その奥がシャワールーム。
奥のドアをあけるとトイレがある
↑次の日にとった写真だけどホテルの部屋の窓からみた風景。
 駅のすぐそばのわりには大きな建物が少ないかな
↑同じくまどからの風景。高層ビルが遠くにみえる

 この部屋、お風呂場がすごかった。バスタブとその隣にシャワールーム。向かい側に洗面台があり、奥にトイレがあるのだけれど、バスタブにシャワーカーテンもなく(クロアチアのすべてのホテルにシャワーカーテンはなかった)そしてトイレとシャワールーム(スペース)にドアはあるのに、この全体に対してのドアがないのだ。つまり上の写真をとっている場所は壁もドアもなく部屋につながっているというわけだ!
 部屋とこれらの部分の境目はとくになにもない。床は部屋の部分がカーペットでこれらの部分は大理石風のタイル。排水とかうまくいかなかったら大変なことになりそうだけれど西洋ではこういうのをゴージャスというのかもしれない!?お風呂場が部屋と壁なしでつながれていることに慣れていない私には驚きの光景ではあったけれど、いい経験であることは間違いないだろう。ちなみに部屋につながっているといっても、クローゼットと窓のある部分に面していてベッドや部屋の入り口からはまったくみえない場所にある。それじゃないとこわいよな(笑)

■夜食

 もうすでに日本時間ではものすごい夜中なのだけれどちょっと散策もかねて夜食をたべに行くことにした。駅のすぐそばに地下に入る入り口がありそこから地下街にはいってみる。そこにはお店がいっぱいだった。洋服屋さん等はもうしまっているのだけれど若者でたくさん賑わっていた。そこをぶらぶらして地下から外にでたところにマックを発見した!私はマクドナルドのビッグファンではないけれど世界のマクドナルド食べ比べをしてみたいという願望もあり食べてみることにした。味は大体おなじかな?特別かわったメニューはなかったように思う。バリューセットを頼むとコカコーラのグラスがついてくるようだった。荷物になるなぁと思ったけれどせっかくなのでもらうことにした。色を選べるのだけれど私の好きな紫色はもうなかったので赤にする。

↑もらったコカコーラのコップ。赤といっても紫っぽい色だった

マクドナルド(二人分) バリューセットひとつとフィレオフィッシュを購入したつもりだったけれどレシートでは別々に計算されているようだった。
 クラシックメニュー  17kn
 スプライト       12kn
 フィレオフィッシュ  15kn
 ポテト          8kn
              52kn

■ホテルに戻る

 ホテルに帰って寝る。歯磨きをしようとしたら歯ブラシがないことに気がつく。なぜ5星ホテルに歯ブラシセットがないのだろうと不思議だったがデンタルセットが必要な人は連絡をと書かれていた。しかし眠たくてそのまま寝てしまう。

リージェントエスプラネード(ホテル)
一泊 184ユーロ

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