シルクロード敦煌へ 母娘旅 6日目

1日目 地元空港→上海浦東空港→西安空港→敦煌空港                 (敦煌泊)
2日目 敦煌観光(市内、莫高窟)                                (敦煌泊)
3日目 敦煌観光(鳴沙山・月牙泉)                               (敦煌泊)
4日目 敦煌観光(西線:敦煌古城、西千仏洞、陽関、玉門関、ヤルダン地質公園)   (敦煌泊)
5日目 敦煌観光(雷音寺)、敦煌空港→西安空港→上海浦東空港            (上海泊)
6日目 上海観光(上海植物園)、上海浦東→地元空港 

■ホテル

 今日は旅行最終日。日本に帰る日。

 上海の空港ホテルにて起床。昨日は遅くて写真を撮れなかったので写真を撮ってみる。

     
 ↑大衆空港賓館の南楼。    ↑込み合っても自分の業務しかしないフロント。
     
 ↑ロビー。豪華で綺麗ではある。    ↑吹き抜けでリゾート風。
     
 ↑部屋から下をみる。
私たちは朝食なしだったけれど朝食会場もあるようだ。
   ↑上海なので南国の樹木は似合わないけれど、吹き抜けはいいよね。
     
 ↑部屋のバスルーム。トイレ、洗面、シャワー、全部一室でガラス戸。   ↑部屋の窓からは空港がみえる。近くて便利だよ。 

■朝食

 私たちは朝食のないプランだった。
朝食付きのプランがあったように記憶していなかったのだけれど、部屋を出ると朝食会場みたいなのが吹き抜けの下に見えたので、朝食付もあるのだと思った。
けど、空港に隣接でここまで来る間にもチェーン店だとかお店はあったので、食べるものに困るところではないだろう。

私たちは、手持ちにいろいろ食べるものがあったので、朝食はそれで済ますことにした。
私は即席お味噌汁を持ってきていたし、お茶のティーバックもたくさん持っていた。

     
 ↑これはラウンジにおいてあったビスケット。素朴でおいしい。   ↑機内食のパンだったと思う。 

■上海植物園へ

 さて、荷物をホテルに預けて上海の町へ出発。
夕方まで時間はあるけれど、私も母も込み合った街中に繰り出して時間を食うのはいやだったので、一つだけ訪れるところを絞って、上海植物園に行くことにした。

理由1、母はお花が好き。私もまあまあ好き。
理由2、母は上海が始めてだけれど、半日だけで訪れられる場所に限りはあるので上海王道観光はまた別の機会にまとめてしたらいいだろうと思った。
理由3、私も行ったことのない場所に行ってみたかった。
理由4、上海植物園への行き方は日本語のウェブでわかりやすく書いてあったし、地下鉄の乗り換えと徒歩で簡単にいけそうだったので。

 まずは、空港からリニアで市内へ、そして地下鉄に乗り換えて地下鉄3号線石龍路駅までいく。
駅からは少し歩くけれど、道順自体は非常にシンプルなのでわかりやすい。

この日はとても暑かった。
敦煌と上海の気候が違うというのもあるし、この日の太陽の日差しがきついというのもあり、まぶしいし暑かった。
ちょっとの区間歩くだけでも実はかなり疲れた。



↑上海植物園の入り口。四号門という。

入り口のところでチケットを買うのだけれど、熱帯植物や盆栽などとセットになっているのにするか、普通の券にするかちょっと迷っていた。
すると通りすがりのおばちゃんが、普通のでいいのよ、他のところは面白くないから買う必要ない、と教えてくれた。

ということで普通のチケット15元のを購入した。

空港からリニア80元/人
地下鉄5元/人
上海植物園チケット15元/人

ついでにおばちゃんに、どのあたりが綺麗かきいたら、一番奥がいいと言っていた。
大体どこを指しているのかわからなかったけれど、お花を見ながら奥に向かって進むことにした。

4号門から入るとかわいらしいお花たちがお出迎えなので気分もよくなる。

     
 ↑10月でハロウィーン仕様のかわいすぎる案山子。    ↑コスモスが綺麗に咲いていた。
     
     
     
     ↑タイヤアート「象」
   
 ↑タイヤアート「フラミンゴ」    ↑タイヤから咲く花(嘘)
     
 ↑特に子供向けのエリアではなかったがかわいい仕掛けが多かった。    
     
 ↑小さな川を渡る。水は決して綺麗ではないが。   ↑風情はある。 
     
 ↑南国っぽい大きな木。   ↑竹園(バンブーガーデン)の横を通る。 
     
 ↑竹もいろいろな種類があって、こういう細いのもあった。    ↑この日は日差しが強くとても扱ったので、こんな風景が似合った。
     
 ↑小さな実がかわいくて撮影したお花。調べてみると「瓊花」というそう。
(簡体字では瓊は王へんに京)。中国原産で、日本には中国から贈られた
ものが植栽されているそう。別名「八仙花」
   ↑きんもくせい

■バラ(月季)

 ローズガーデンというのがあった。バラの季節は5月ごろなので今はないよね、と私は思ったけれど、
母曰く、少ないけどなにかしらきっと咲いているだろう、とのことなので見に行ってみる。

確かにバラ咲いていた。
中国では、月季、薔薇、メイグイと3つの単語があるけれど、これの厳密な区別はよくわからない。

私が知っているは中国語の「月季」は日本語でいうとコウシンバラ、これは中国原産のバラ科の植物らしい。
日本語でいう薔薇というのはバラ科バラ属の総称らしい。

中国語でよく使われるのは、メイグイと月季だろう。薔薇はあまり使わない。
バラのつぼみの入ったバラ茶は中国語ではメイグイ茶であって「薔薇茶」とは言わない。

ぼんやりとこんな感じ。

     
 ↑シーズンはきっと綺麗だろうなと思わせるローズガーデン。   ↑赤が綺麗。 
     
     
     
     ↑ブルーベリーという名前らしい。
     
 ↑こちらブルームーン    ↑紅双喜、英語はレッドダブルハピネス?
     
 ↑おそらく、マイフェアレディー(学名はモンシェリーとある)    

■サンザシ

 この季節に咲いているものというと限られるが、サンザシを見た。
日本ではあまり見る機会がないかもと思う。

     
 ↑この木には赤い実がたくさんなっていた。   ↑こちらは赤いけど黄色ぽさもある実。 
     
 ↑こちらも色はあざやかだけれど小ぶり。   ↑こちらは黄色っぽい。 
     
 ↑こちらも自然な色合い。    

 サンザシの実は色や大きさがちょっとずつ違うようで面白かった。サンザシの木や実を日本でみたことがなかったので新鮮だった。
かわいらしい実なんだよね。木が大きい割りに実が小さいので写真には撮りにくかったが・・・。

 季節の花としては他に金木犀も咲いていた。

■その他

 植物園の奥の方までやってきた。季節柄他には特にめぼしい見所がないように思ったので、もときた4号門へ引き返すことにした。
地下鉄を利用するなら4号門から出ないといけないようだ。
バスなどの利用なら他の門からでもてOKのようだけれど、旅行者には地下鉄の方が乗りやすい。

まだ通っていない道を通り、植物を楽しみながら4号門へ向かう。

     
 ↑こういうのを見ると上海周辺の水郷にもまた行きたいなと思う。   ↑かなり大きな木で密林ぽいところもあった。 
     
 ↑城壁と瓦の建物に、植物の色彩がカラフル。    ↑かわいい菊。
     
 ↑球になっているのでぽんぽん菊かな。    
     
 ↑4号門入ってすぐのところにある植物園の案内図。かなり広い。   ↑秋の催し物みたいなのがあるようだ。
右側には秋の花展「田園夢板塊」と書かれている。 

4号門到着。暑かったのが辛かったけれど、植物園は楽しかった。
日本にはない植物もあるし、中国語の勉強にもなる。

なにより、広いのでゆっくりとお花を楽しみながらすごすのもよいと思う。

上海植物園
徐匯区龍呉路111号

■移動

 地下鉄でリニア駅まで早めに移動する。

■簡単な昼食

 リニア駅まで来たら後はリニアで空港に行き、そしてホテルで荷物を受け取って空港でチェックインという流れになる。
後は渋滞などの問題もないので一安心だ。

 リニア駅は地下鉄の龍陽路駅なのだけれど、そこにはいろいろなお店がそろっているので空港に行く前の腹ごしらえやお買い物にちょうどよい。
どの国も空港の料金はお高いからね。

 以前来たときよりも、飲食店が充実しているように思った。
オシャレなパン屋さんもあるし、小さなお店もたくさんある。

 毎度中国からの土産にしているのがエッグタルト。
エッグタルトはマカオ名物なわけだけれど、そこまでこだわりがあるわけではないし、中国買って帰っている。

上海はとっても便利、ケンタッキーでエッグタルトを買うことができる。
そして空港にそのまま行けば、その日のうちに持って帰れる。

ここ龍陽路駅にもケンタッキーがあったので購入する。
持ち運びやすいので1箱購入したのだけれど、母が食べてみたいという。

なので、外のテーブルで食べることに。
飲み物はすぐ傍にすてきなジュース売り場があったのでそこで購入する。
思ったより本格的なジュース屋さんで、フレッシュオレンジジュースを頼むと、
オレンジを取り出し、皮をむき、ジューサーにかけ、そしてカップに入れて・・・とかなり時間がかかっていた。

私の後ろに並んでいた人は待ちきれずどこかに行った。
フレッシュオレンジジュースは、18元なので安くはなかった。
私はココナッツ果実入りのミルクティーにしてみた。タピオカミルクティーのココナッツバージョンだった。

値段が違うのもあるけれど、フレッシュオレンジジュースの方がおいしかった。

母はもう一個エッグタルト食べたい!というのであげた。
一瞬、え、まだ食べるの?と思ったけれど、今回の旅行では食事代などいろいろお世話になったので、これくらいけちけちしたらだめよね、と思う。
しかしこれ以上食べたらお土産にならないぞ!と心の中で思う。

あとは、甘栗が半斤250g単位で買えるというので買ってみた。
これもほぼ自分用土産。

ということで、今日はほぼちゃんとした食事をしていない。
上海のおいしいもの食べたい気もしたけれど、ちょこちょこつまんでいると食事になってしまうんだよね。

母の日本からお菓子の持ってきている量にはびっくりした。
なんでも、父がパチンコに行って、大きなスナック菓子を交換してくるのだという。
一人では食べられないので一緒に食べようと思って持ってきてくれた。
ありがたくいただいたけれど、そういうのを食べていて食事の機会を逃した感じはあった。

まあレストランなどで食事をとると、時間もかかるし時間節約派にはこういうスタイルもいいかもしれない。

     
 ↑royaltea皇茶という小さなお店。    ↑店員さんが一人で接客からジュース作りすべて行う。
     
 ↑メニューは左の画面に映し出されたものと、手書きのがあった。
メニューは多い。
  ↑この周りにはたくさんお店があった。 樽の横の出店で甘栗を買った。
     
 ↑ケンタッキーのエッグタルト。   ↑甘栗。 

栗17元(250g)
椰果ミルクティー 13元
フレッシュオレンジジュース 18元
台湾パイナップルケーキ 78元/箱

■上海浦東空港へ

 リニアは早いけれど本数は20分間隔くらいだっただろうか。前のが出たばかりだと少し待つことになる。

 空港到着。歩いて空港ホテルまで行って荷物を受け取る。

■空港

 チェックインして中に入る。早めに空港に着いたつもりだったけれど、大きな空港で列に並んだりしていると、時間は大して残らなかった。
一応調査も兼ねて、時間が全然ないが、ラウンジに行くことにする。
ラウンジは37番搭乗口の傍。いつもの場所ではあるのだけれど、地元空港から到着するとすぐそこに出るのだけれど、空港の外から空港に入ると37番は微妙に遠かった。


ラウンジでは受付するときに英語対応だった。
その人の英語は綺麗な発音だった。

ラウンジできかれることは、人数。そして個別の搭乗時刻の案内はしていないので時間に気をつけてください、という注意くらいだろう。

やはり時間がなくて、ジュースをもらうくらいで終わった。
料理や飲み物がパワーアップしているかどうか、調査する時間はなかった。

■搭乗

 あわただしく搭乗。

私の機内持ち込みスーツケースを上の棚に入れてもらうのを近くにいたCAに頼んだところ、
一人ではできないからあなたが下から押し上げてくださいと、

そんなこと言われたの初めてだったよ。
今まで何十回も飛行機乗っているし、自分より華奢な女性に頼んでも皆笑顔で対応してくれる。

できません、と当たり前に言うところがすごいな、そしてあなたがこうしなさいと指示。

ひえー、本当にすごい。中国東方航空の中国人スタッフ。


この便には日本人スタッフが乗っているというアナウンスだったけれど私たちのところには一度もやってこなかった。

機内食はお魚にしてみたら、正解だった。白身の魚でおいしかった。
あとは昆布とスイカが入っていた。

私たちの隣の席が中国人の男の子でこれからわれらが地元に留学にいくようだった。
勇気をだして話しかければよかったのだけれど、話さずじまい、なかなか話しかけるのも勇気がいるね。

上海からこの便に乗るともう日本の感覚だった。
隣に中国人留学生がいようと、中国風サービスの中国人CAがいても、向かう先が日本というのが心強いよね。

すごく面白い。さっきまでは上海で中国の都市だった。
でも上海も敦煌と比べると日本に近い感じがある。

敦煌は上海からも遠すぎて、おなじ中国ではあるけれど気候も違い、すごく離れた存在。
上海ー西安ー敦煌と乗り継がないといけないというのも距離感を象徴しているようだわ。

今回の敦煌の旅、憧れの地にいけたこと、
そしてそこで敦煌ってこんなんだったんだ、と意外だった部分も結構あったけれど、
やはりすごく面白かった。

中国にはまだまだ、沿岸部とは世界の違う場所がある。
そういうところ、移動の時間はかかるけれど、また機会をみつけて行ってみたい。

今回敦煌は新疆のすぐ近くだったわけだけれど、今回新疆に行ったことで新疆がずっと近くに感じられるようになった(自分の中だけの感覚だけど)
新疆に行ってみたい。
新疆と敦煌の違い、少数民族の自治区と甘粛省の都市というのも体感してみたいし、
あのあたりの地形は、魅力的。

つい先日、母から聞いた。
今度は父と母が二人でツアーに参加して、西安に行くそうだ。
すごく安いツアーがあるそう。

母も今回の旅、気に入ってくれたみたいでうれしい。

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