香港HSBC口座開設+観光の女一人旅 3日目

1日目 地元空港→上海経由→香港→HSBCで口座開設→夜食・スイーツ                (香港泊)
2日目 尖沙咀でブランチ・買い物→スカイ100→旺角で夕食→佐敦で買い物とスイーツ        (香港泊)
3日目 旺角で飲茶→黄大仙→中環でトラム→カフェ→ピーク夜景→佐敦で夕食・スイーツ  (香港泊)
4日目 上海経由で日本へ帰国

■飲茶

 今回の旅で大好きな飲茶を一度も食べていない!昨日食べたかったけれどブランチが腹に重くて飲茶終了の時間までにお腹もすかなかった。ということで観光最終日にてやっと飲茶にありつけた。

 行ったのは旺角にある倫敦大酒店。ここはネットの情報でチェックしていた。日本人女性がおひとり様で飲茶をしたい時に、このお店だと1人だからといって断られることもないし、大きなお店なので予約なしでもいけそうといった内容。私もおひとり様だし、ここしかないと思った。ガイドブックにも800人収容の大型店と載っていた。

 MTRで佐敦から旺角へ移動する。地図をみながら倫敦大酒店を探す。かなり簡単にみつかった。エレベーターであがってお店の中に入る。

 一人でも問題なく入れてもらえた。だけどここでも相席。最初は大きな丸テーブルで7人くらい座れる席で、向かいに老夫婦が2人座っているだけだったが途中から勢いのあるおばちゃんが入ってきた。

 「ィヤッマ イエ チャ?」席につくとまず何のお茶を飲むかときかれる。お茶については良く知っているつもりだけれど広東語の音と結びつかない。香港ではプーアールを好んで飲まれるときいていたがプーアールは得意ではないので迷っているとこれにしたら?と店員がきめてくれた。ジャスミン茶のようだった。

 お茶の次はミニ盥みたいなのがでてくる。これは、すでにセッティングしてある食器を洗うためのもののようだった。がしかし私はこれは未体験。どうやって洗ってよいものなのか、よくわからないのでちょっと掛け湯をする程度にあらってお茶をそのミニ盥に入れておいた。しばらくすると店員がミニ盥を持って行ったので盥の使い方としては正しかったのだとわかった。後で来た勢いのあるおばちゃんは盥の中をお茶で一杯にして食器をものすごく一生懸命洗っていたので、私ももっと頑張って洗ってもよかったのだなと思った。

 さて、飲茶のほうだが私が地元民ではないということを気がついた店員が写真と日本語の入ったメニューも持ってきてくれた。ここは昔ながらのワゴンスタイルもあってワゴンで飲茶が運ばれてくるのを欲しい物があったらとめてワゴンから出してもらうということもできる。しかしこれをするにはワゴンの中身をみて確かめるか或いは広東語の音をきいてメニューを判断するかのどちらかが必要だった。蒸したものは蒸籠に入っているので中身は見えない。広東語でいわれる飲茶の名前もよくわからない、ということでなかなか難易度が高そうだった。
 なのでそういう時は手元にある注文シートに記入したらよい。メニューがすでに印字されているので、ほしいもののところに1とか2と数量を記入して店員に渡せばよい。その時に会話は必要ないと思う。ワゴンの人はどうかわからないけれど、店員さんは人によっては北京語ができたり、一言二言日本語ができる人もいた。北京語ができなくてもなんとかなるかもしれない。

 まだ何も注文した品が来ていない時に、ワゴンのおばちゃんが私の肩にそっとふれて、要らないかい?ってジェスチャーしてくれた。そのワゴンのおばちゃんも私が外人だとなんとなく気がついたのか、それとも超引っ込み思案の人だと思ったのかな?ワゴンにはシューマイと小籠包があったようだったので、小籠包をもらった。

↑小籠包 ↑なにについていたのか忘れたが赤色のソース
↑これが絶品だった!大根餅 ↑叉焼包 これは普通だった
↑鶏肉の入った粽 ボリューミーだった。
 唯一中国ソーセージが甘くてそこだけ私好みではなかった
↑エッグタルト 
本当は他のローカルデザートがほしかったが品切れだった
↑粽の中身 ↑潮州粉果(潮州風蒸し餃子)という点心。
 初めて頼んだけれどこれも超美味だった!
↑このお店は大繁盛していた ↑こういったワゴンで点心を運んでいる。
 欲しい場合声をかける。広東語なのでよくわからなかったが

 味の方は美味しかったよ。叉焼包が普通だった以外はどれも美味しかったと思う。デザートがローカルチックで食べたことのないものを注文したのだけれど売り切れだったそうだ。代わりに何か持ってきてくれたのだけれど美味しそうに思えなかったのでエッグタルトにした。お店でいただくほんのり温かいエッグタルトも美味しいんだよね。

 お勘定は飲茶だけをいただいて、146.2ドルだった。そんなに安いわけではないけれど、味は満足だった。お腹も満腹!

 もう一つこの倫敦大酒店が居心地良いなと思ったのは、安定したwifiが使えるということ。
倫敦大酒店のテーブルで食べていると、そこはなぜかHSBC銀行のwifi接続エリアになっているらしくて、簡単にログインできる。
そして、比較的高速で安定したwifiが使えるというわけだ。
ここは長居をしたくなるね(笑)

たぶん、香港の街でもシンガポールと同じように手続きを踏めば街中でインターネットwifi接続ができるのだと思う。
現地の携帯があればすぐにでもできるような案内がでていた。
携帯を持っていない私達旅行者は、シンガポールと同じようにどこかで手続きが必要なんだろうね、おそらく。

今回は滞在期間も短かったし、部屋で使えるからいいや〜と思ってその方面は調べてきていなかった。
次回は調べて行きたいな。
そして今度はPCじゃなくてipadもっていきたいな、まだ買っていないけれど。

倫敦大酒店 London restaurant
住所:九龍旺角彌敦道612号好望角大厦
電話:23329982

■黄大仙

 飲茶を食べ終えて次は観光にでかけた。黄大仙という寺院にいくことに。ここはMTRで旺角から一本でいけるし、MTR黄大仙駅を降りてすぐなのだ。なんと便利なことか。

 旅行記を書くにあたって調べてみたのだけれど、正式には薔色園黄大仙祠というらしいね。
奥の庭園の部分に薔色園という文字をみかけたのであそこが薔色園という庭園で別ものなのかなぁと思っていた。
ガイドブックには道教寺院と書かれていたけれど、ウィキペディアによると道教、仏教、儒教が習合しているらしい。

黄大仙には多くの人が来ていた。
参拝に来ている人がメインなのだが、中には私のような大きなカメラをもった観光客もいる。

立派な寺院。そのすぐ背景には背の高い超高層ビル。
道教寺院は世界の多くの場所にあるだろうけれど、寺院+超高層ビルは香港らしいと思った。

寺院は、参拝の順番を番号でふってあったり、親切になっていると思った。

↑数珠やキーホルダーのようなものやら色々。 ↑お守りやら参拝グッズかな
↑各種お守り。犯太歳というのは年男年女のこと。
 中国大陸では「本命年」といっていたな。
↑薔色園とかいてあるね ↑立派です、勢いを感じるね
↑お賽銭はここに入れればよい。
↑人が多い。 ↑高層ビルを背に立つ。
↑十二支の像があった
↑線香に火をつける ↑こういう所でも火をつけてもらえるよ
↑くじ引きをしたりお供え物をしたりしているようだった
↑線香 ↑高層ビルがかなりの確率で写りこむ。
↑赤と黄色のランタンが可愛らしくなびいていた ↑この天井も素敵だった
↑こういう形のもあるんだね ↑所せましに見える(笑)
↑お賽銭のようにこの箱のなかにお金をいれる
↑消火用水桶
↑参拝する順番が大きくかいてあるからわかりやすいよ
↑「三聖堂」
↑可愛かったので撮ってみた。スリップに注意
↑噴水 ↑お線香を高く掲げないでください、という意味だと
思うのだけれど・・・
↑孔道門

■裏の庭園へ

裏の庭園部分にいってみることにした。
全ての場所を参拝するのは時間的にも難しいかなと思ったので。


庭園部分にきてすごく感じた。

香港は素敵なところで楽しい時間を過ごしているわけだけれど、中国式庭園の背景にも超高層ビルは入り込んでしまう。
香港と言う場所の特徴なのだろうけれど、そこに都会的な息苦しさを私は感じてしまった。

大都会育ちの人にとっては、何も感じない部分なのかもしれないけれど、
都会は北京・東京と過ごした経験はあるものの、20代後半からは地方に戻ったので、
人間と人間との間の物理的距離が保たれないとフラストレーションを感じてしまうようになった。

そしてそれは建物に対してもそうなのだなと思った。

香港には立派はデパートがたくさんあって、そこはとてもゆったりとした空間になっている。
ゴージャスだし、ごみごみになっている場所は少ない(注意:女性用トイレをのぞく)
デパートではある程度優雅にゆったりと過ごせるのだけれど、
街中では花火大会かと見間違うくらいの窮屈さもあったし、
どこをみても超高層ビルがあり、
普通の食堂的お店では相席当たり前。
香港の人はとてもマナーがよいので、そこで不快な思いをすることは一度もなかった。

だけど、庭園のような空間をめいっぱい楽しみたいな場所で、視覚的な狭苦しく感じられてしまうと、
都会のオアシスを十分に堪能する前に取り上げられてしまったような気持ちになる。


香港は楽しい。魅力的で、エネルギッシュで人もマナーがある。

だけど、のんびり、ゆったり、癒しを求めた時、

それは少し難しい。

あるいはお金がかかる(笑)

と思った。

香港はあくまでも好きですよ。
とってもインターナショナルな大都会なのだと思った。



そうそうここには九龍壁がある。

北京や大同の九龍壁と比べるととっても質素でかわいく感じるのだけれど、九龍と呼ばれる地域なのだから九龍がいてよいじゃないか、とおやじギャグ(笑)

↑この庭園は中国式建築で水もあり心地よい。 ↑後ろに高層マンションがあるのが香港らしい
↑中国式だね ↑高層ビルを遠くに入れて
↑薔色園と彫られた素敵なプランターのような形の鉢 ↑細い竹もあった
↑「この人工の岩山に登らないでください」との注意書き ↑岩山から滝。
背後に高層ビルがあって滝が小さくみえる?
↑池の上の網が何だったのかよくわからなかったが憩いの場所のようだった ↑誰だかわかりませんが記念にパチリ
↑右の写真の木についていたプレート 「羅漢松」というんだね ↑左の写真の木の全体像。
↑小さな滝もある ↑この枝垂れている感じがとてもよい
↑真夏ではないけれど、こういう場所で人々が休んでいた ↑中国庭園の亭と高層ビル
↑九龍壁の裏部分
↑金の「九龍壁」という文字がオレンジ色の瓦屋根とマッチして美しい
↑じゃーんこれが香港の九龍壁 龍が小さく見える?
↑中国建築の赤と明るい木の色がマッチしているね
↑高層ビルが背景にないショット。こちらの方が田舎者の私には落ち着く。 ↑ここが占いをしてくれる場所

そしてここでは占いもしてもらえる。

占い師が自分のブースに座って待っている。通りかかると勧誘してくる占い師もいるし静かに何かしている人もいる。
言語も、中国語(北京語)、英語と書いてある人はそれらの言語で占いの結果を説明してくれるみたいだ。
みたところ日本語の札はみかけなかったけれど、中にはいるのかもしれないな。

私は中国語(北京語)でも英語でも十分理解できるけれど、今回はしなかった。

占いをすると、その結果を気にし過ぎてしまうのだ。
精神的に左右されやすいというか。
こういう場所で占いしてもらうという経験は面白いし、色々勉強にもなるし、興味あったのだけれどね。

なので占いをせずに黄大仙を後にした。

■デパートのクリスマスデコレーション

 MTRに乗って次は香港島へ。目的地はセントラル(中環)。トラムに乗るのだ。

スターフェリーに乗る手もあったのだけれど、とりあえずさくっとMTRでセントラル(中環)まで行った。



セントラル(中環)をでるとそこは九龍とは違う雰囲気だった。

右も左も、北も南もよくわからない。まわりは大きなデパートでいっぱいだ。

↑デパートのデコレーションは、センスよいのが多くて驚く ↑この白いツリーも清楚だけどゴージャス
↑ミニツリーもあった

■トラム1(ハッピーバレー(足包馬地)へ)

 トラムとトラムの乗り場はすぐに発見できた。だけど方角とトラムの路線についてはよく頭に入っていなったのでガイドブックで確認。

ガイドブックによると、セントラル(中環)から足包馬地(Happy Valley)という場所までのルートが観光客にお勧めだということ。まずはそれにのってみることにする。
運賃の支払いは、もしオクトパスカードを持っていたらいたって簡単。


乗車は後ろのドアから乗るようだ。
二階建て部分に乗りたいのでらせん階段をあがり2階へ。

一番後ろの座席が開いていたのでそこに座った。よい写真が撮れそうだ。ラッキー。


香港島の風景は、トラムがあるからなのか九龍のそれとは全然違うように思えた。
もう滞在は3日目だというのに、新しい香港に出会ったような感じがしてわくわくした。
香港島、やっぱりいいな、と思った。



色々な景色を楽しみながら、トラムは終着駅に着いた。
終着駅はその名前のとおり、競馬場がある。
後から知ったけれどこの場所はセレブが集う場所でもあるらしい。
トラム終着駅のあたりを少し歩いてみたけれどそんな感じは少しもしなかった(笑)
だけど、競馬場はとても大きくて、犬を連れている人がいたり、ゆったりとした雰囲気はあった。

香港で暮らすという機会があったならば、こういう場所がいいかなぁと妄想した(笑)

↑二階建てトラムの二階建て部分 ↑トラムの線路

↑黄色のトラム。後ろにはトラムが一杯 ↑青のトラム
↑はるばる口座開設にきたHSBCの広告のあるトラム駅
↑トラムの駅は線路もあるしわかりやすい ↑ゆるやかなカーブ。
↑この辺りは道路も広い。 ↑やはり高層ビルは多い。
↑セントラルクリスマスパークのラッピングトラム ↑一目見たら忘れられないユニークな形のビル
 リッポーセンター(立寶大廈)
↑建物も西洋チックでおしゃれな雰囲気 ↑両脇はどこも高層の建物
↑トラムの駅 ↑トラムはなめらかにカーブして進む
↑トラム駅付近は横断者も多い ↑人が一杯のストリート。露店なんかもあるのかな?
↑なにやらバルコニーではパーティーを行っているようだった ↑中国語の看板が目立ってきた
↑看板の「押」の字は、質屋の意味らしい。香港では質屋はまだ健在 ↑土地の少ない香港ではビルは薄く、高く、
が多いようだ
↑香港はジュエリー店が多いように思う ↑建築中の建物。
↑このあたりもお店が一杯でにぎやかだった
↑階上を見上げると庶民の暮らす家でもあり、外には看板があり、
香港らしい風景
↑おしゃれなジュエリー店がいたるところにあった
↑工事の足場に使う竹だね。
↑人、車、看板、建物でごちゃごちゃの風景 ↑トラムはだいぶ、ハッピーバレー(足包馬地)の方に
進んできた

■ハッピーバレー(足包馬地)

 終着駅のハッピーバレー(足包馬地)に到着。せっかくなので少しばかり歩いてみる。全然下調べしていなかったので様子はわからないけれど、犬の散歩などをしている人がみられるので、街中よりは少し住宅エリアの雰囲気を感じることができる。

↑ちょっぴりローカルチックな雰囲気 ↑SUBWAYを発見
↑どこにいっても高層住宅はある ↑生活感があるかんじが素敵

■トラム2(ケネディータウンへ)

そしてセントラル(中環)方面へ引き返す。帰りは堅尼地城(ケネディータウン)行きに乗ればよい。

今度は2階の一番前の席をとった。

よく考えたら行きは後部だったので違う風景をみるとすればやっぱり後部座席に乗るべきだったのではないかと思った。
まあ、いいか。写真はたくさん撮れたしね。


トラムに載っているといろんな人の話し声が聞こえてくる。
もちろん広東語はきいても何言っているのかさっぱりわからないけれど、
北京語や英語の場合はききとれるのでそんな人々の会話をきいてみたりした。

若い中国人グループの旅行者。
夫婦かどうかはわからないが40代中国人カップル。
香港で暮らしている英語を話す西洋人とその連れのグループ。
などが私の近くの席に座ってお話をしていた。

↑田舎で暮らす私には、香港は本当に人の多い都市にみえた。
↑この建物は教会みたいだった ↑分域街駅
↑こちらも西洋風の建物 ↑このラッピングトラムかわいい
↑大きな荷物をもった人、中国でよくみた袋だな(笑)
↑おしゃれなエリア、セントラル(中環)へもどってきた
↑デパート

トラムはセントラル(中環)に到着した。
しかしトラムでの観光は思った以上に楽しかったので私はそのまま乗って反対側の堅尼地城(ケネディータウン)にも行ってみることにした。
トラムの乗り降りは簡単なので迷うこともない。

ケネディータウン行きのトラムからは道沿いに乾物を扱うお店が並ぶのをみられるらしい。
乾物街をみるのも楽しそうだ。

こちら方面のトラムの道沿いにはいくつか名前をきいたことがあるホテルがあるようだった。

今度は香港島のホテルに滞在してみてもよいかもなぁ・・・、と早くも次の香港滞在の時のことを思い描いてみる。
香港島は九龍とは雰囲気が違ってそれも楽しみたいから。
トラムでの移動は趣があってよいけれど、便利さでいうとMTRにはかなわない気がする。
だから香港島で宿をとるにしてもやっぱり、MTRと接続のよい場所にしないと不便なのかな。


乾物街を通り過ぎて、その後はあまり何もないようだった。

さっきの若い中国人旅行者グループも降りてしまったので、旅行者の私もそろそろ降りようかなと思った。

降りた場所はどの駅だったのかわからないのだけれど、堅尼地城(ケネディータウン)に結構近かったのではないかなと思う。


そこの商店でお水を買う。

その建物の中には、競馬の場外馬券場のようなものがあり、またインドネシア人お手伝いさん・フィリピン人お手伝いさん仲介のお店もあった(ブログに写真を載せている)


セントラル(中環)までトラムで戻る。

さすがにずっと窓を開け放して写真を撮ることに着かれたので、このころになるともう写真はとらなかった。

↑こちらの路線はどんな風景かな・・・
↑急に西洋チックな建物がでてくるのだが、これが上環のシンボル的存在
「ウェスタンマーケット(西港城)」
↑ウェスタンマーケットの角を曲がるところ
↑乾物街にはいったみたい。 ↑外壁に味がでてきたビル
↑乾物ストリート ↑お店の人
↑乾物街を歩く人達
↑おお〜こういう風景大好き
↑色合いが同じコンクリートでも少しづつ違っている
↑こうやって大きな看板があると売っているものがすぐわかっていいね
↑なんとなく、その場所場所で街の雰囲気が違うようだ
↑生活感のある大きなビル。
↑皮膚疾患と痔のための病院らしい。
↑トラムの線路の修理かな
↑青果屋さん
↑コンビニ、各種広告他

■休憩

セントラル(中環)で休憩。

セントラル(中環)は人が多かった。ちょっと休みたいなーと人ごみの流れに乗って入ったビルがすごかった。

ワールドワイドプラザ、漢字は環球商場という名前のこのビル。外からはわからなかったのだけれど雑居ビルになっていて、携帯関係のものとか洋服やら扱う小さな店がいっぱい。そこに恐ろしい数の女性。
その女性皆がエネルギッシュにおしゃべりしたりそこで弁当食べたりしているものだから、そのパワーに圧倒されてめまいがしそうだった。
世の中の女性と男性のバランスが著しく崩れるとだめなのではないか?と思った(笑)

女性が怖く感じた。自分も女性なのに。

■カフェ

 この雑居ビルの周りの雰囲気に圧倒されて、自分にはパワーがないとわかったので、そのビルの中のカフェで休憩をすることにした。温かい飲み物を飲みたいと思っていた。ちょうどDelifranceというフランスという名前が店の名前に入っているカフェをみつけたのでそこに入った。

後で調べてわかったけれど、ここは香港の中のフィリピンらしい。つまりここにいる人達は香港でメイドの仕事などをしているフィリピン人女性たちなのだ。
確かに、香港人女性の集団とは雰囲気が違っていた。タガログ語とかフィリピンの言葉を余り知らないから判明できたかわからなかったけれど、言葉も広東語ではなくて彼女らの国の言葉を話していたのだね。よーく観察してみると確かに顔立ちが違うなぁ、なんか東南アジアっぽいなとは思った。だけど、まさかこんな大きなビル全体にフィリピン人が集まっている場所があるなんて知らなかったし、しかもセントラル(中環)のどまんなか。香港っぽくないけれど、どうなんだろう。って思っただけだった。圧倒されて何も考えたくなくなっていただけかもしれないけどね。

↑温かい飲み物をGETしてほっと一息
Hot Organic Soya drink 20ドルだった
↑このカフェの空間だけはゆったりとしていた

Delifrance Cafe
1/F World-Wide Plaza, 19Des Voeux Road, Central, Hongkong
Tel:2868 1355
fax:2537 6818

■トイレを探してさまよう

 しばし休息して再度出発。ピークに行くためにバス停を探す。地図で大体の場所はわかっていたので地図を見ながら歩いていく。途中で今後のバス乗車のことを考えて綺麗なデパートでトイレに行くことにする。しかしこれがかなり大変だった。トイレをみつけるまでがまず時間がかかった。デパートの清掃のおばさんに、トイレという広東語だけをいって、指差された方向へ行ってみる。間違っていなかったのだけれどかなり距離があった。

 やっとたどり着いたトイレ、そこには変な看板がありそして鍵がかかっている。この階のトイレは使えないのか?と思って他の階を探してみるがそこにも看板と鍵。こんなことをしていたらいつまでたってもピークにいけない!と、このビルの各階にある立派なコンシェルジュコーナーにいる人にきいてみた。

 そしたらトイレの鍵をかしてくれた。トイレの鍵をお貸ししますので使ってください。後ほど会いましょう(つまり後ほど鍵を返しにきてくださいという意味)と言われた。あっさり。

 看板には、特別な人しか使えないような風に書いてあるのに・・・。私みたいは一般ピープルが使えるということは、一体あの看板と鍵のシステムで何を防ごうとしているのか?

↑貸してもらったトイレの鍵 ↑これが例の看板。このトイレは特別な人用だから、
ショッピングエリアのトイレを使ってくださいとかかれている。
↑立派なコンシェルジュカウンター

■ピークまでバス

 それからバス停を探して少し歩いた。バス乗り場までは標識がでているので比較的楽にみつけられるのだけれど、私がたどりついたところはミニバスの乗り場だったので、ピークまでいくバスの乗り場を探さなければならなかった。

 バスを発見。中には日本人他観光客が沢山のっていたのでこれで間違いなさそうだった。

 座席にも座れたしこれからは楽ちーん、のはずが・・・。

 バスはどんどんと進んでいく。目的地のピークまでは1時間程度。途中から山を登って行く。灯りがついて美しい香港の高層ビル群を下に見ながら山を進んでいくのは楽しかった。景色がとっても美しいのだ。だけど、段々と苦しいものを感じてきた。この山頂への道、連日いやしく沢山食べて胃腸のお疲れ気味の私には、車酔いというものが待っていた。

 山道なのでどこをいってもすぐにカーブ。降りたい!って思ったけれど降りたってどうしようもない、トラムに乗るにもバスにのって移動しなければ乗れないのだ。タクシー?それだって通るのは同じ道。運転手に頼んでゆっくり運転をしてもらわないと、車酔いは同じだろう。その苦労を考えたら頑張って耐えるしかない・・・。

■夜景

 やっとのことピークに到着。車酔いで胃が気持ち悪い。とにかく休みたい。しかし休むようなところは食事の場所くらいだ。時間帯もちょうど食事時でどこも混んでいるし、今胃腸が気持ち悪いのに食事をする気にもなれない。寒いので外にはいたくない、とりあえず中に入って休めそうな場所を探してみる。

 食事をする場所以外に、気楽に休めそうなのはマックくらいだった。どうしよう、入ろうか、だけど飲み物すら飲みたくない、お水以外は受け付けないかんじだった。

 すると少し気分はよくなったので、休まなくよさそうになった。これならちょっと頑張ってピークをみて、そしてまたちょっと休憩をして、そしたら帰れるかも!?と思えてきた。ということで百万ドルの夜景の見える場所へ移動。

 夜のビクトリアピークからの眺めは初めてだった。気分が悪いなりにも、百万ドルの夜景をみたら気分は高揚した。やっぱり綺麗だ。すごい!って言う相手がいないのがちょっとさみしかったけれど、せっせと写真を撮ることにした。風が吹いてとっても寒いので早く撮らないと体力的にも更に消耗する。この時のために持ってきた三脚をセットして写真撮影した。

↑この変わった建物の上の突き出た部分からナイスビューが見えるのでは
ないかと思われた

 自分の技量の割には、まあまあ綺麗な写真が撮れたのでよかった。

■トラムまでも遠い・・・

 さて、体力が回復したのでトラムに乗って帰ることにした。しかしトラム乗り場にいってびっくり!というか愕然とした。長蛇の列どころではない。テーマパークなどの順番待ちかと思った。しかも列はそのほとんどが外に並んでいる。つまりこの吹きさらしの山頂で、並んでトラムに乗るのを待たなければならないのか!

 時間をずらしてもる手もあったのかもしれないけれど、食事をする食欲もないのに何をすればよいのか?フリーWIFIの環境はあるのだけれど、建物の場所によって使えるところと使えないところがあって、ちょうどよい場所にカフェなどはないようだった。それに待って最終のトラムに近づけば近づくほど人が減ればよいけれど、そうでなかった場合、気温もまたさがり更に辛いのではないか?ここは今頑張って並ぶしかない。

 この寒い列のそばにはアイスクリームショップがあって更に冷えを感じた。その場所で30分以上待った。いくら香港だとはいえ、冬の山頂。まじで寒いよ。行きも帰りも体力消耗しまくりだ。

↑お店は沢山あるようだったけれど、体力と気力がなくていけなかった
↑一階はアイスクリーム屋さん
↑この列がずらーっと数十メートルも続いていた ↑トラム乗り場
↑昔ながらの香港の街並みの模型のようなもの。
 暗いので本物に見える?
↑雪をモチーフとした綺麗なデコレーション。
 これを眺めながら30分以上外で過ごした
↑ハートもありますよ〜、ブルーの色彩が余計寒いが。

■セントラル(中環)→佐敦

 やっと自分の番がきてトラムに乗車できた。トラム乗車時間はとても短い。最初からトラムにすればよかった。そうすれば、ピークでの滞在も楽しいものになったのだろうか?いや、それよりも日頃の食べ過ぎを反省するよい機会になったということだろう。これからは旅行の行程は乗り物に沢山乗る日というのは作らなようにして、できるだけ分散するようにしようと心に決めた。

 トラムを降りてからは、バスでセントラル(中環)まで。バスはすぐにこなかったのでバス停でしばし待つ。山頂ではないのでさっきよりはましだった。この路線はルーフトップのバスもあるらしいが、正直そんなことを楽しめる状況ではなかった。もう疲れていたし、これ以上風にさらされたくなかった。とにかく早くホテル付近まで戻りたかった。

 バスが来て乗る。セントラル(中環)まではすぐに着く。降りる寸前にとなりの席の中国人にここはどこ?と聞かれる。私は地元民じゃないのにセントラル(中環)だとかわかる範囲で答えてあげる。彼女も一人で観光しているのだろうか?

 セントラル(中環)からはMTRで移動。こちらも快適。すぐに佐敦駅についた。ああ、やっと帰ってきた感がした。一時はどうなるかと思った。今日の旅本当に疲れた。

■またもや飲茶

 ホテル付近まで帰ってくると心と体に余裕がでてくるのか、お粥を食べたいという気になった。お粥をこの旅ではずっと求めているものの一度もありつけていない。今夜が最後のチャンスかもしれない?と思って佐敦のホテルの近くを探してみた。いつもふらつくエリアとは違う場所をさがしてみた。お粥がありそうなお店でちょうどでてきたウェイトレスさんにお粥があるかきいてみた。そしたら残念、ないという。だけどこのお店の点心(つまり飲茶)はとってもおいしいからと凄く勧められた。断れなかったので入ることにしてしまった。なんというNOといえない日本人の典型。

 お店は廣点大師という名前のお店で、夜でも飲茶を出しているそうだ。普通飲茶はディナーではださないので朝、昼、午後くらいの時間しか食べられない。だからこのお店は確かにありがたい存在なのかもしれない。みると小さなお店に西洋人のお客さんも入っていた。慣れた感じが常連さん?とすら思えた。近くのホテルにとまっているのかな。確かに小さなお店だけれどお店は比較的綺麗だし、ウェイトレスさんも親切だ。これなら西洋人にも愛されるかもしれない。

 お勧めの腸粉という飲茶を頼んだ。あとは春巻き。どちらも美味しかった。一人なので2つでお腹がかなり膨れた。あとは野菜が食べたかったのだけれどお店の人にきいても野菜の料理はこの腸粉の野菜バージョンか、お昼に食べた粉果しかないと言われた。それならあまり意味ないかなと思ってこれだけにした。

 このお店でも相席。私は前には中年の女性2人組だった。二人とも北京語で会話しているのだけれど、一人は広東語ができて一人はできない様子。40代後半〜50歳くらいなのだけれど、独身貴族風だったかな。もうすぐお正月だけれど家には帰りたくないと言っていた。一人の女性だけが飲茶を食べていて、もう一人は一切食べなかった。「私に付き合って食べてよ〜」と盛んにいうんだけれど「もう、さっき食べてお腹一杯だからいらないわ」と言っている。その会話が何度も繰り返されて、しばらくすると「これを包んでもらって家にもってかえりなよ」と「大丈夫、いらないわ」というやりとりに変わった。中国的なおもてなしの心と、それに対する礼儀というやつなのだろうか。日本人の私にはできそうで、上手く出来なさそうだと思った。だいたい、強く勧められたらなんでも断れないからね・・・。

↑春巻 だけどこれは里芋が中に入っていた。 ↑香茜牛肉腸粉。これも日本ではあまり食べられないね。

廣点大師

■スイーツ

 さて、そのまま帰ろうかと思ったけれど、さっきの飲茶も一品少なかったかんじなので、もう一品・・・つまりスイーツを食べることにした。今日も義順の牛乳プリンを食べたかったのだけれど満席で且つ、外で待っている人達がいた。諦めて「許留山」に行くことにした。許留山にも滞在中に是非食べたいものがあったのだ。

 食べたかったのが椰子の実に入ったスイーツ。こういうのは日本ではなかなか食べられないからね。
しかし、香港に冬の時期にきて思ったけれど、このお店許留山のように南国フルーツ使ったスイーツやら食べ物があるけれど、冬のこの時期香港では採れないだろうから輸入しているのだろうね。タイかその辺りからだろうな。天津に住んでいるころ市場で売っていたマンゴは広東からきているものだったけれど、それもシーズンの時期だけなのだろうね。冬でも南国フルーツ、ということになればやっぱり常夏から仕入れるしかないのだろう。夏の時期のマンゴの仕入れ先も、ちょっと気になるな。

 で、肝心の椰子の実スイーツ。これは想像通りの味で美味しかった。

↑食べたかったのがこれ。燕窩椰皇燉雪蛤63ドル
 セットはなかったので単品で注文
↑メニュー表の写真はこれ。
実物とまあそんなに変わりはないね
↑ホットなパパイヤみたいなのも気になったのだけれど、
ココナッツにした。

許留山(佐敦)
九龍佐敦道24A〜26号金誠大廈地下C舗
TEL:23149092
顧客サービスホットライン:24421882
http://www.hkhls.com

■今日の反省

 今日は体力的にとてもきつかった。昨日は歩いて疲れたからといって、今日の移動は乗り物ばかりだった。MTRはよいにしても、トラムに欲張ってのり、そして山道のバス、ピークトラムにまたバスとMTR。旅行中で疲れもたまっていたので本当に気分が悪くなった。おかげで行きたいところにはほとんど行くことができたわけだけれど、もうこんなことはないようにしようと心に誓った。明日はいよいよ帰国の日だ。

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