初ラオス!ルアンプラバンのんびり一人旅 5日目

■朝食

今日の朝食はベジタリアンラオス風オムレツにした。
ラオス風オムレツはベジタリアンか豚肉かの二つのチョイスがあるようだ。

オムレツの中身がラオス風だった。
この料理には白いライスがついていたけれど、パンでもよいかなと思った。

今日もメコン川の流れをみながらゆったりを朝食を食べれるのが幸せ。

     
 ↑今日はラオス風野菜オムレツ   ↑フルーツに今日はドラゴンフルーツがあった。 
     
 ↑今日も犬がいた。となりのお店。    

■料理教室 レストラン集合

レストランTamarindまで歩いて移動。
5分程度。料理教室は9時スタートで8:45分までにレストランに来てくださいといわれていた。

デポジット50,000キープを除いた235,000キープを支払う。
今日の料理教室は3500円程度。
ラオスの物価からいうと高いが、先進国の感覚からすると妥当な価格だと思われる。
ロンドンの料理教室はもっと高かったしなー。

レストランの中にはちょっとした料理の道具やお茶、レシピ本などを売っているのでそれらの製品をみて時間をつぶす。

お茶といって渡されたお茶はほんのり甘いお茶。
昨日のマッサージのところで飲んだお茶と同じらしかったのでレストランの店員さんにきいてみる。

マッサージの人たちよりも、レストランの店員さんの方が英語ができる(笑)
このレストランは料理教室もしているし、レストラン自体も人気があって夜は予約が必要だということ。
多くの外国人客に愛されているのだろう。英語での交流も例のマッサージ店より多いのだろう。

で、わかったお茶の種類。Bael fruit teaというそうだ。

厳密には茶葉を使うお茶ではなくて、柑橘系のみかんのような果実を乾燥させたものを煮出したり、お湯を注いだりして抽出するお茶、ハーブティーだ。
見た目もオレンジスライスみたいでかわいらしい。

レストランの店員さん曰く、お腹の調子が悪い時によいといっていた。
ハーブの効能があるのだろう。

レストランでも売っているようだったので後で買おうと決めた。

Restaurant Tamarind
https://www.tamarindlaos.com/


↑レストランTamarind

■料理教室 市場見学

時間がきた。

まずは、ミニバンに乗って一番大きな市場に移動する。そこで市場を見学しながら、ハーブや野菜の説明をしてくれるという。

市場は町の中心部より郊外にあるようだ。
といってもそれほど遠い感じではない。



市場到着。

なにやら規模の大きな市場のようだった。ルアンプラバンで一番大きいというだけありそうだ。

まずは野菜、ハーブなどの場所を見学する。

シェフがいろいろ説明してくれる。

市場の人たちも、こういう外国人をレストランの人が連れてくることになれているのか好奇の目でみられることもない。
シェフが勝手に市場の人の野菜やハーブを手づかみして外国人に説明し始めることにもとても慣れている。


       
 ↑野菜が束になって大量に並べられている。      ↑割と形が整っていて、整然としている印象を受けた。
       
 ↑唐辛子を売る人たち      
       
 ↑出来合いの食べ物も売っていたりする。     ↑ラオスにも丸茄子と長い茄子とある。 
       
 ↑不思議なものがあったので写真をとってきたけど
何だったのかわからない。
    ↑これはきくらげかな。 
       
 ↑今日の料理教室で使う野菜やハーブを手にとって説明してくれる。     ↑左下の花のついたのはタイバジルのようだ。
       
 ↑かわいい小山になっている。     ↑何かわからなかったもの 
       
 ↑とうがらしとビニール袋、はかりなど。     ↑こちらもよくわからない乾物。 
       
 ↑鳥と右のも鳥?それともこうもりとか?     ↑お供えもののお花も売られている。 
       
 ↑なにやら発酵された調味料のようだ。     ↑バナナの葉。ラオスの料理えは良く使う。 
       
 ↑ジャーキーのようなもの。     ↑こちらは、ねずみ??? 

ゲテモノというのかな、あまり見ないものとしては、ねずみみたいなのと、リスがあった。
リスはシェフに確認したので確かにリスだった。
ドライの状態になっているのでどんなリスだったのかはわからない。

あと、蟻塚もあった。
どうやって調理するのか???聞きそびれた。

■各種のお米をみる

ラオスの人にとってお米は大事。
色々な色のお米があるということを教えてくれた。

白以外の色のお米は高いと言っていた。

       
 ↑お米の種類はたくさん。     ↑白色のお米。 
 
   
 ↑茶色のお米。     ↑黒のお米。 
       
 ↑これは黒と白がミックスになったもの。      

■その他食品

どういうエリアわけになっているのかわからなかったが、市場では色々なものが売られていた。

食品以外にも調理に関するもの調味料から調理器具、雑貨や衣類もあるようだったし、全部見て回ることはできなかったが見学するのに面白そうなところだった。

       
 ↑様々な食品。      ↑袋に入って売られている何か。
       
 ↑豆腐みたいなの。      ↑卵、普通のゆで卵と色の着いた煮卵。 
       
 ↑乾板みたいなのかなぁ。     ↑漢方薬的なものもあるようだった。 
       
 ↑雑貨もたくさんあるようだった。      ↑これは燃やす薪か?
       
 ↑頭上を見るとすごいくもの巣が・・・。     ↑お肉のエリアの隣が雑貨だったりする。 
     
 ↑ゴールドのアクセサリーなどのお店も。    


■精肉エリア

お肉のエリアは中を一通り歩くだけにした。
シェフ曰く、お肉のエリアは匂いもきついし、とても忙しいエリアだから立ち止まって解説はしないということだった。

お肉の販売に携わる人は、男性が動物を殺し、女性が切って販売するといっていた。
どちらも大変そうな仕事だ。

がしかし、このマーケットではそんな重たい雰囲気は漂ってはいなかった。

写真はそのまんまを写しているので、苦手な方はすっ飛ばしてください。

       
 ↑チキン     ↑豚足 
       
 ↑せっせと働く女性たち。      ↑結構広い。
       
 ↑何かのお肉だと教わったのだけどうろ覚え。
バッファロー(アジア水牛)だったか。
     ↑内臓系。
       
 ↑内臓系。      ↑作業中の女性。


■乾燥菓子のお店で買い物

シェフが2度も私たちグループを連れてきたお店が乾燥菓子のお店で色々試食させてくれておいしかったので買って帰ることにした。

買ったのはたけのこのチップスと、黒いマッシュルームのチップス。

例のお茶Bael fruite teaもみつけたので大袋で買った(他の日本人の奥様があの人あんなに買って荷物どうするのだろう?と思っていたらしい)

       
 ↑ハーブティーBael fruite tea      
       
 ↑たけのこチップス、こぶみかんの葉も入っている。     ↑きのこのチップス。 


市場で買ったもの
Bamboo shoots chips たぶん15,000キープ(184円)
Bael fruit tea 40,000キープ(490円)
Mushroom chips たぶん15,000キープ(184円)


■ジャングルの中の料理教室へ移動

市場見学を終えて次は料理を作る会場に移動。

車はすごい場所に入っていった。
道が舗装されていなくてぼこぼこで車がすごく揺れた。
こんなところ通るの?って感じだったがここが料理教室を行う会場に続く道だった。

会場到着。とても綺麗な場所だった!
森のリゾートのような雰囲気。

       
       
       
 ↑綺麗に整備されている。      ↑ジャングルみたいなロケーション。
       
 ↑料理を作る場所のすぐ裏にある小さなため池。      ↑これは「リンガ」なのかと思ったけれど確認できなかった。
     
 ↑調理の前後に手を洗う場所。    

■料理教室 調理開始

荷物を置いて料理教室の準備をする。
エプロンとタオルが配られる。

タオルは普通の長さのタオルなのだけれど、シェフのアドバイスはタオルの先を10数センチ水にぬらして絞る。
ぬらしていない方の先をエプロンのポケットに入れて、ぬれた方をポケットから出しておく。

調理をして手が濡れることが多々あるのでその時に手をぬぐったり、また調理器具をぬぐったりするのにとても便利だという。
皆さんそのようにして準備完了。
後でわかったけれどこの方法はとても便利だった。
手をちょっとぬぐいたい時がたくさんでてきたからだ。

調理のテーブルは2人で一組になっているようだった。
手を洗ってテーブルに行くともうすでに皆配置されていて、私ともう一人の日本人の女性が一緒のテーブルになった。
シェフも最初に国籍を一人ずつ確認していたし、同じ言語グループが一緒になるようにさりげなく配慮しているように思った。
大体は2名とかグループとかで参加しているので、一人参加は少なめ。私とその日本人女性は二人とも一人参加だった。

     
 ↑これから使う食材。    
     
 ↑奥から中国にんにく、エシャロット、ラオスのにんにく。    ↑さまざまな材料がシェフのデモのテーブルに並ぶ。
     
 ↑ハーブ類(青葱、パクチー、ディル、バジルなど)   ↑野菜とハーブ。もやしは日本のよりかなり短い。 
     
 ↑カフィアライム、日本語ではこぶみかんらしい。
これがあると味がラオスやタイの味になる。
   ↑レタスはラープのつけ合わせにつかった。
     
 ↑これもたくさんつかった。    ↑この細長い葉っぱなんて名前だったかなぁ、思い出せない。


■もち米を準備する

ラオス料理にはもち米がつきもの。
市場でももち米をみてきたけれど、今回は色のついたお米をデザート用に、そして白いもち米を食事用に準備した。

日本のお米とぎは、お米を研いでから30分なり1時間なりおくけれど、ラオスのもち米は先に水に4から10時間浸してから米を研ぐとシェフは説明した(タイ製のパッケージされたもち米は2-3時間浸すだけでよい、そしてもらった料理本には先に米を研いでから浸すと書かれている、あれれ?)

そして火にかけて蒸す。蓋はしない。中火で20分程度。
もち米用の籠があるとお米をあとでひっくり返す時に便利だそう。
それがなくてももちろんできるが、その場合はモスリンやチーズクロスみたいなのひくし、そのクロスでは籠のようにもち米をひっくり返すことはできないそうだ。

       
 ↑これthe Laosって感じがする。      ↑白いもち米が炊けたところ。
       
 ↑蓋をするのとしないのとあるらしい。      

■ソースをつくる

次につくるのがJeowというソース。
2種類のソースを作る。一つは茄子のソース、もう一つはトマトのソース。
このソースはどんな料理に使ってもよいそうだ。ただのもち米をまるめてソースにつけて食べたりもするよう。

二人一組になっているので、一人が茄子、もう一人がトマトになる。
私はトマトの担当になった。あとでそれぞれのを味見することもできるという。

ここからが個人個人での作業が始まる。
まずは、シェフのまわりに集まってJeowに使う材料の説明を受ける。
そして一人分の分量を確認して、それぞれがその分量を自分のテーブルに持ち帰り、テーブルで調理するというスタイル。

テーブルにはあらかじめ必要な調理器具が用意されているのでとてもスムーズにことが運ぶ。

このソースは臼で作成するのだけれど、その前に材料を火であぶる。
トマトや茄子、そしてとうがらし、にんにく、エシャロットも火であぶるのでその感覚が不思議だった。

Jeow材料
ミニトマト4個か茄子1本
ラオス生姜 1
エシャロット 1
緑のとうがらし 1
赤のとうがらし 1

唐辛子の量は適宜調整する。
辛いのが苦手なら入れなくても良い。

ラオスとタイの唐辛子に関する考え方が違うという話が面白かった。

タイでは緑のとうがらしが赤よりも辛いと思っているらしいが、ラオスではその反対だという。


臼は石材で、日本のすり鉢のようにぎざぎざになっていないのでかなり力がいった。
タイ料理の料理教室でもそんなかんじだったことを思い出した。
タイではたくさんのスパイスを臼でミックスさせていた。
この臼が上手に使えることが良いお嫁さんだと見なされるって言ってたな。
ラオスでもスパイスをたくさん使うので同じかんじではないかと思った。

ソース出来上がり。
もち米もできたみたいなので、それを手でまるめて小さなボールにしてそのソースにつけて食べた。

からい!
言われた分量のとうがらしを入れただけなのにかなり辛くてびっくりした。
茄子のソースも味見させてもらった。同じく辛かった(笑)


       
 ↑Jeowの材料。      ↑この火でまず材料をあぶる。
       
 ↑左から串に挿したトマト、ラオスガーリックとエシャロット、
そして緑と赤のとうがらし。
    ↑とうがらしが一番先にできるので先にとりだした。
ラオスガーリックとエシャロット、トマトの串もほとんど火が通ったところ。 
       
 ↑食材を切ったりの調理はこの木のまな板と包丁でする。
奥に見えるビンはタイのフィッシュソース(ナンプラー)。
ラオスのフィッシュソースは別にあった。
     ↑右の臼でがんばってすりつぶして何とかソース完成!
臼の作業は力がいるということがわかった。この後も臼を多用する。

■ティラピア初挑戦

次の料理は魚料理。
なんとティラピアだった。
名前を聞くだけでなんか怖いし、おいしいのか不安だった。

思えばラオスには海がなく、メコン川が流れているのだから河の魚を食べるのが普通だよなぁと思う。
がしかし、きけばこのティラピアはメコン川から捕ったのではなくて養殖だった。

これから作る料理は、一言でいうとお魚をスパイスでマリネしてそれをバナナの葉で包んで蒸した料理だ。

まずティラピアを4切くらいに切って、各種スパイスと一緒に混ぜ合わせてマリネする。
その間にバナナの葉を準備する。

バナナの葉は日本では扱うことはほとんどないだろう。
とても大きな葉でそれに包むことによって香り?がついておいしくなるとか?
しかしバナナの葉の香りというのがまずどんなのかわからないけど・・・。

バナナの葉はそのままでは固くて包むことができないので、火で軽くあぶる。
するととてもやわらかくなるのだ。

マリネした魚と片栗のようなものを一緒にいれてバナナを包む。
片栗みたいなのはもち米粉だという。

シェフがデモンストレーションしてくれたように各自やってみる。
そして紐でくくっておしまい。

そして皆一緒に蒸すのだけれど、各自どの包みが自分のかわかるように、ある人はレモングラスの根っこ、ある人は葱、といった人と違う目印をつけて蒸した。それでも最終的には自分のがどれなのか忘れてしまう人がでてきたが(笑)

       
 ↑タイバジル。紫色の花がついてる。      ↑ティラピア。1人前。
       
 ↑ティラピアにスパイスなどをまぶしてマリネしたところ。     ↑皆でバナナの葉を火にあぶってやわらかくしているところ。
こういうやったことがなくて加減のわからない作業はアシスタントの人が
一人ひとりOKとかまだとか教えてくれる。 
       
 ↑やわらかくした葉にマリネされた具材をのせる。     ↑言われたとおりに折りたたんでくくったところ。
かわいいミニリュックのようになった。 

■レモングラスの鶏肉詰め揚げ

これもラオスのレストランでよく出てくる料理だそう。
私はまだラオスのレストランに行けていないのでラオスレストランを体験する前にラオス料理教室に来てしまったという変わり者になる。

このレモングラスを割く作業が一番難しいとシェフは言っていた。
レモングラスは雨季にはとても大きくなるが、今は乾期なのでそれほど大きくない。小さいとさらに難しそうに思える。

専用のナイフでレモングラスに筋を入れて、それを麺棒で叩いてバスケットのような形になるようにする。
この作業が難しい。
失敗してしまいレモングラスを無駄にする(といっても別の料理に使えると思うが)人も何人も出てくる。
なかなか難しいが私は無駄にすることなく完了した。でもここにひき肉入るのか?と思うくらい心もとない。

そして作った鶏ひき肉のミンチを詰めてとりあえず出来上がり。
その後、溶き卵をくぐらせて油で揚げる。

       
 ↑レモングラスの鶏肉詰めの材料。     ↑まな板にこの細いレモングラスをのせて専用ナイフでカットする。 
       
 ↑これがカットされた後のレモングラス。     ↑開くとバスケットのようになる。 
       
 ↑レモングラスが2つに割れているのとかもうまい具合にカットして
バスケットを作るのだ。慣れていないと想像しがたい。
    ↑私がつくったやつ。なんとか鶏肉も収まった。 
       
 ↑衣をつけてあげているところ。      

■初!バッファロー肉!

次に作るのがラオス料理の代表ともいえるラープだったのだけれど、使うお肉はなんとバッファロー!
ラープは通常、魚・鶏肉・豚肉でのどれかで作ることが多いみたいだけど、この料理教室ではバッファロー肉だった。

しかもお肉だけではないのだ、胆汁と腸もお好みでくわえることができるという。なんとまぁ、レアな体験。

書くのを忘れたけれどすべてのメニューはベジタリアン対応が可能で、料理によって豆腐、じゃがいも、きのこ類を使って調理する。
私たちのグループにはスイスからきた女性が一人ベジタリアンの料理にしていたが、もしかしてハラル対応なども可能なのかなぁと思う。

料理教室の中では宗教についての説明も少しだけあった。
ラオスの人は仏教徒だけれどアニミズムでもあり、スピリットの存在を信じ、スピリットにお供えをすることを大切にしている。
家の横?表?にはスピリットテンプルがあり、そこにお供えをするそうだ。

バッファローのミンチ肉は赤々としていた。ビーフのようにも見える。
他の材料も入れて小鍋で熱する。

できたら味見をして適宜味を調整する。
私はライムが好きなのでライムの絞り汁を追加で加えた。

バッファローの腸や胆汁をラープに投入する勇気はなかったけれど、小さく切った腸をちょっと味見してみたり、胆汁の匂いだけ嗅がしてもらったりした。なんともいえない香り!

       
 ↑バッファローのミンチ肉。とても赤々としている。     ↑鍋で軽く炒める。 
       
 ↑お好みでバッファローの胆汁を入れてもよい。      


■料理できあがり

2種類のおかず、1種類のソース、そしてもち米が完成した。
あとでデザートを作るそうだけれど、お料理としてはこれで完了!
時間をみるともう1時すぎてるしー。
思えば腰も痛い、昨日洞窟の階段を上ったのと、移動の疲れ、そして料理教室ではずっと立ちっぱなしだったので腰にきたようだ。

しかし疲れているのは私だけのようでもあった、あれ?

テーブルに移動。
席は自然と英語のグループと、日本語のグループ、そしてスイスから来た人たちが英語の方に入っていたのか、別々だったのか注意していなかったのでわからなかったけど、私は日本人3人と一緒に会話をしながら食べた。

日本からきている60代中盤くらいの婦人二人組みはなかなか食に興味がある方のようだった。
ルアンプラバンで蟻料理のレストランにいって蟻料理を食べたと言っていた。
蟻とは、蟻の卵を調理したものみたいで、蟻そのものを食べるような料理ではないそうだ。

だけどまあ、そんなものをみつけてトライするというのが好奇心も旺盛で行動力も人たちだと感心した。。

この料理教室にしても英語で説明されるわけだから、全く英語がわからない状態では参加しようという気にはならないだろう。
ご婦人方はそれなりに英語を理解し、質問があればシェフに聞きにいくくらいの勢いのある人たちだった。
英語はどこかで勉強したのか?きいてみたかったのだけれど、観光や食べ物の話をしていたら聞きそびれてしまった。

もう一人の日本人女性はなんと南ア、ヨハネスブルグ在住。あっちで仕事しているそうだ。
今は有給休暇で日本に帰ってきているのでその間を利用して旅行しているということ。
こちらも面白いお話が聞けそうだったけれど、なかなか深い話をする機会を持てなかった。残念。

お料理の味はもう満点だった。

ティラピアの味は実は心配していた。
川魚が苦手なので匂いがあったらどうしよう、と思っていたのだ。

しかもティラピアの皮が苦手で剥がした人がいるのだけれど、それがおいしいんだといってシェフが私にくれた。
別にティラピアの皮好きじゃないけどおいしいからとくれたので私のバナバリーフに一緒に包んだわけさ。
それがまずかったらどうしよう。無駄にしちゃう?と心配していたのだけれど、実は全然くさくなくてその皮も食べれた!

やっぱりスパイスが絶妙なのだと思う。
スパイスが臭みなどを消し去り、芳しい香りを料理に与えるのだろう。
スパイスの使い方をマスターしたいと思った。

一番おいしかったのはバッファローのラープだった。
自分の好みに合わせてライムをたくさん入れたし、お肉の臭みは同じようにスパイスで消えているし、程よく辛くてよかった。

もち米は出来立てじゃないからなのかな、表面がどうしても乾燥してしまい、出来立てのような感覚ではなくなるのよね。
他の人は余り気にしないのかもしれないけれど、やはり日本人としては出来たてて、少しも乾燥していないお米が一番!って思ってしまう。

レモングラスの鶏肉揚げもよい出来だった。
レモングラスは詰めたお肉に近い内側のはやわらかいので一緒に食べると良いということだった。

レモングラスは日本では調理する機会があまりないのでわからないけれど、
固い部分が多いので料理に使えなくて、切り捨ててしまう部分がわりと多いということを今回感じた。
また雨季と乾期でレモングラスの大きさが大幅に違うというのもとても面白い。

日本でもスーパーなどの規格のある野菜以外はそうなのかなぁ。
いや、日本にはそもそも雨季乾期というものがないから、それを境に食べ物が大きくなるっていうよりは、春夏秋冬、季節ごとの食材があるという程度に収まっている感じがする。
厳密にはあるのかもしれないね、何月ごろのこの野菜は小さい、何月ごろは大きいみたいなのが・・・。

       
 ↑じゃーん、これが丸半日かけて作ったラオス料理。
左上から時計回りにトマトJeow(ソース)バッファローのラープ、
もち米、レモングラスの鶏肉詰め、ティラピアのバナナの葉つつみ。
     ↑池をバックにしたテーブルに座ってできあがった料理をいただく。
       
 ↑揚げあがった鶏肉。いいかんじ。それほど大きくないのも良い。      ↑蒸しあがった包み。中身はどうかな?
     
↑スパイスのいい作用で魚の臭み系は一切しない。
スパイスってすばらしい。使い方をもっと知りたい! 
   

■デザートで超満腹

料理だけで大満足。
お料理を残してしまうのはいやだったので一生懸命食べたけれどやっぱり完食はできなかった。

ソースはちょっと辛かったし、ラープも量が多かった。もち米も全部食べれず、ごめんなさい。
残った食材が家畜などに再利用されることを望むが、そもそもスパイス一杯で辛い料理は動物たちは食べられるのだろうか?


お腹一杯の状態で、また調理する気が全然でてこなかったのだけれど、最後のデザートの調理にとりかかった。
紫色のもち米のデザート。

ココナッツミルクを作る。なんとココナッツミルクは手作り?というか手絞りだった。
ココナッツの搾りかす?にみえたものに、お湯を加えてそれを絞ってミルクを抽出するというもの。
日本ではこのやり方はほぼ無理なので、缶製かパウダーのものを使うことになるだろう。
それに砂糖と塩を加える。

そして火にかける。
紫色のもち米を投入する。

最後に器に移して、フレッシュなフルーツ、白ゴマ、タマリンドソースをかけて出来上がり!


       
 ↑ココナッツミルクを火にかけて、     ↑黒色のもち米を投入 
       
 ↑トッピングのカットフルーツと白ゴマ、右はタマリンドソース。     ↑できあがり!美味! 




これもクセになるおいしさ。
何度も新しいフルーツを投入して食べたよ。

日本人的にはおぜんざいがちょっとすっぱいような感じかな。

■レストランへもどる

本当にお腹一杯で、時間も15時近かった。
予定は9時から15時まで、そろそろ町中のレストランにもどる時間だ。

ミニバンに乗ってレストランにもどる。
レストランでの商品購入に使える10%オフ券(当日のみ有効)があるので、商品を物色する。
マーケットでみたパパイヤを薄く長く切る(パパイヤサラダの要領で)道具が買いたかったので購入した。
ここでは7000キープだった。ちなみにマーケットでは5000キープだったのでマーケットで買えばよかったのだけれど買いそびれた。

ラオス北部で生産されている緑茶も売っていてすごく気になった。
形はプアールの固形茶の一種のような形だ。

ラオス北部は中国雲南省と隣接しているし、雲南省はプアール茶の一大生産地。
プアール茶は緑茶を使っているので、それらの関連からみてもとても興味深かったのだけれど、前日に飲んだ緑茶が相当まずかったので買う勇気ができなかった。

勉強のためにはなるだろうけれど、飲めないものを買って帰るのは嫌だった。
なので写真に撮るだけにした。
またラオスに来る機会ができたら、お茶のこと詳しく調べて検討しよう。
ちなみに、カフェはたくさんあるが、茶館のようなものは見なかったように思う。

Peeler 13,000(10%割引 約160円)

       
 ↑パパイヤサラダみたいな細いのを作る時に使うピーらー。     ↑先はこんな感じ。 


■ホテルで休憩

レストランで今日一緒だった人たちと別れて一人ホテルにもどる。
この距離も近くて楽チン。

3時半くらいだった。
お腹一杯だったけれど、夜に夕食の約束があったのでとりあえず遅めに設定してもらってしばし休む。

休憩なしではとても無理~。

■夕食

夕食は旅の掲示板で募集して連絡のついた日本人と、たまたま入ったレストランで先に一人で食事をしていた日本人と3人でした。
こんな流れの夕食っていうのもあまりないけれど、場所が旅先なので自然と楽しめた。

観光情報、それぞれの旅の話、身の上話なども含めて色々話しながらラオス料理をいただいた。


私は今日の料理教室でシェフが連呼していたルアンプラバンシチューというのが食べたかった。
シェフ曰くこれを食べなければルアンプラバンに来たことにならないという。

ラオスの言葉ではORLARM オ・ラームという名前らしい。
オ・ラームはあるか?とレストランに入る前に確認しながら入るのだけれど、意外と意図することが通じない。

英語は通じているはずなのだけれど、なぜだろうねぇ。
あるといわれたけどなかったり。
なので確実にオ・ラームのあるお店に行ったのだった。

実は私は初めてのレストランでの食事だったかもしれない。
ルアンプラバンのレストランはラオス料理に関していえばセットメニューというのが多いそうだ。

観光客がメニューを選びやすいようにということなのか、お店側の都合なのかわからないのだけれど。

物価が高くないのでセットメニューを選んでもすごく安く思える。
安くておまけにチップもいらないので私の中のこの国の株がどんどん上がる。

Tamnak Lao Retaurant
Sticky rice 10,000
Set menu no.3 120,000
Or Larm 50,000
Fresh coconut 250,000
Beer Lao big bottle 20,000     
Total 225,000(二人分 3160円)


Tamnak Lao Restaurant
http://www.tamnaklao.net/


       
 ↑ビアラオ。皆さんこれを飲む。     ↑これがルアンプラバンの名物の一つ、ルアンプラバンシチュー。
オ・ラーム。確かにクセの味ではあるが強烈というほどでもない。 
       
 ↑セットメニュー。魚のラープとトムヤムスープ。ラオスソーセージ。      



■一杯飲む

食事が終わり、バーにも行ってみようということですぐ近くの楽しい洋楽がかかっているお店に入る。
明るい雰囲気のお店、SENAというお店だった。
隣のお店の人が飼っているという大型犬がうろうろ店内を循環している。 

バーと行ってもルアンプラバンはレストランもバーも遅くまでは営業していないみたいだ。
決まりがあるのかな?

しばらくすると閉店する旨告げられる。


↑飲みに行ったお店。レストランと書かれているのでレストランなんだね。

■ナイトマーケット

その後ナイトマーケットに行ったのだけれどこちらも店じまいだった。
なるほど、ある時間になったらルアンプラバンではすべてが閉店するようになっているのだ。

ここはバンコクのような眠らない街ではないし、健全な「外国に開かれた田舎町」なのだろう。
確かにナイトマーケットをみても、若いお母さんが小さな子供や時に赤ちゃんに近いような子をつれて商売している。

子供たちの健康と健やかなる発育を考えると深夜まで外で働くのに付き合わせるのはよくないし、
一家で早く家に帰って次の日に備えるのが正しいと思う。

ある意味でルアンプラバンは健全な人間の姿を見せてくれていると思った。

ラオスはアジアの中で最貧国の一つだといわれる。
もしかしてルアンプラバンのような観光の無い場所はもっと違う状況なのかもしれないが、
ルアンプラバンに限っていえば、人々が貧しいという印象はなかった。

物乞いが極端に少ない。ほぼ見なかった。
パクオウ洞窟のところで、魚やザリガニを買って欲しくて声をかける人が数名、
洞窟の入り口で寄付をするように声をかけるおばあさんがいることくらいで、いわゆる物乞いというのはいなかった。

それって東南アジアの観光地ではとても珍しいことだと思う。
そういう意味では、私にはカンボジアの方が随分貧しく映った。

最貧国というのは国としての貧しさなのかな。
人々の貧しさは、ルアンプラバンではあまり感じなかった。

みんなのんびりとしている。
外国人からお金を少しでも高く取らなければならないという雰囲気は全く感じない。
なので騙される事例も少ないのだと思う(ゼロではないと思うが)

そしてとても治安がよい。
マーケットも閉まり、ホテルにもどる道もお店が全部閉まるとかなり暗いわけだけれど、危険な雰囲気が一切なかった。

静まり返っているだけで、変な人はいなかったし、怖い思いもしなかった。
みんな本当に夜が更けたら家にもどっているのだろう。
なんと健全な町だと思った。

そして私の心も少し洗われた気がする。

■就寝

今日も充実の一日だった。
明日でもう最後だなんて本当に早いね。

明日は町中の観光に行くことにする。
おやすみ。

5日目につづく


旅行記TOPへもどる

TOP 旅行記 プロフィール 掲示板 チャット 日記 笑話 お菓子 映画 リスト フォトレポート
コラム 100の質問 天津街ガイド 過去Top 
暮らし方
 ブログ