憧れの南仏コートダジュール 女一人旅 1日目
■上海経由でパリへ
昔から憧れのあった南仏へ今回行けることとなった。きっかけはふと航空券の検索をしていたらGWに安価でいけるパリ行きチケットを見つけたから。それまで南仏はずっと行きたい場所だったけれど、なかなか思い切ることができずにいて、ひょんなことで実現した。
チケットは上海経由の中国東方航空(MU)。上海での乗り継ぎのための待ち時間がそれほど長くないのでちょうどよかった。お値段はいろいろあわせて8万円といくらか。GW期間ということを考えるとお得なチケットだと思った。
地元空港から移動なので勝手はよくわかっていて便利。朝家を出発して地元空港へ直行。上海へ順調に到着。飛行機では隣にタイ大好きを全身で表しているアラフォー男性だった。ジムトンプソンのシューズに象さんの柄の布バック、Tシャツにもなんたらタイと書かれていた。半そで着用だったんので上海で乗り継いでタイに行くのだろうなと思った。
上海浦東空港のトランジットカウンターが混んでいたので、またまた一緒になったさっきのタイ大好きお兄さんとお話した。タイにはここ3年で10回くらい通っているとか。タイ大好きだそうだ。いま水かけ祭りが終わったばかりで一年で一番暑い時期ですよね~、って雑談した。彼は同年代?か少し私より上にみえたけれど、もう長時間フライトがだんだん乗れなくなってきて、と言っていた。ですよね~私も久々のヨーロッパですよ、って話をした。確かに前回のクロアチアから数えると6年ぶり。長時間フライトのつらさ、窮屈さ、6年経って記憶が薄れて忘れていただけなんだなって後で気づく。
↑上海では晴天なのに飛行機降りてから乗るバスが水溜りの前に停車 していて私たちは水溜りの中を歩いて乗車しなければならなかった。 |
↑乗客に日本人も多くて文句も言わず水溜りの中乗っ ていたけれど、中国人客から文句がでて後でバスを移動 していた。確かにここしか水溜りがないのに、ピンポイントに そこに停めるのもすごい。 |
■プライオリティーパスでラウンジ
浦東空港の第1ターミナルでは、37番の休憩室がプライオリティーパスで使うことができる。第2ターミナルにはシャワーもあるみたい。
食事は前回中国茶の旅で利用した虹橋空港ラウンジで提供されていたものと本当にそっくりで同じ業者からケータリングしているのかなと思うくらいだ。上海風焼そばにチャーハン、おかずは酢豚と野菜炒め。お菓子類も同じ。あとは前回なかった小さなケーキみたいなのがあった。
小腹も満たして満足なり。このラウンジは広々しているし、探しやすい場所にあるので使い勝手がよいね。おトイレの清潔感もまあまあ。
↑浦東空港のラウンジ。大きな部屋が二部屋あるので広い。 | ↑手前のケーキが真新しかった。味は不可ではないけど・・・。 |
■快適とは言えなかった空の旅
上海ーパリ便はフライとアテンダントさんもナイスルッキングなフランス人が乗っており、乗客も半分くらいが西洋人に見えた。私の目の前の席が中年のフランス人ムッシューで隣は30代くらいの中国人男性。
このフライト強烈だった。まず、何日間も洗髪していない頭から発する匂いがただよっている。そして隣の中国人の口から時々匂いがきつい息が吐き出されてこちらまでやってくる。となりの中国人、悪気はなさそうだけれど、タブレットで動画みているのをイヤホンを使ってくれなくて音がうるさい。そして伸ばした爪をカチカチッと定期的にならして私の神経はそのたびに刺激された。しかもずっとタブレット見ててなかなか寝ない。
どうしてよいかわからずただ時間が過ぎるのを願ったがとても長かった。映画を3本みた。まずはすごく面白かったのだけれど、香港映画の「Lost in HongKong」涙が出るほど笑った。これおすすめ。次に「007 スペクター」これは英語音声と中国語繁体字字幕でみた。やっぱり言葉が追いつかなかった。英語がすべて聞き取れるはずもなく、画面の小さな中国語繁体字が即座に理解できることもあったりなかったりで、全体的なストーリーの意味がわからないままに終わった。ただボンドかっこいい。どうしたらボンドみたいな男性に好かれるか、みたいなことを妄想して楽しんだ(笑)
日本の映画は2作品入っていた。周りを見渡すと西洋人はだいたい洋画みているのだけれど、2本目3本目に日本の映画をチョイスしている人がチラホラ見受けられた。東方航空なので中国の映画はかなりの量入っている。チャイナがひとつのカテゴリーで、日本映画はインディアン映画と一緒にアジアンに入っている。といっても数が少ない。きっと西洋人はチャイナは選ばないでアジアンカテゴリーでインディアン映画ではないアジアン映画として日本映画をチョイスしたのだろうな。中国映画はたくさんありすぎて選ぶのも難しい。
中国の映画をもう1つ観たのだけれど、これもコメディーぽくて面白かった。外国で成功した華僑のおじいさんが、故郷の村に戻ってきて故郷を見て回るのだけれど、建設会社を経営しているコメディーチックな男がこのおじいちゃんがお金と地位があるので、彼によくして道路建設を自分のところで頼んでもらおうとまとわりつく。その姿がとっても中国チックで、途中いろんな登場人物によるアクシデントも起きて、そのたびにおじいちゃんはとっても落ち着いた芯の通った言動をする。ああ、お金のあるなしに関係なしに、きれいに生きる、自分に恥じないで生きるってこういうことなんだなって最終的にわからせてくれる映画だと思った。セクシーお姉ちゃんもでてくるし面白い作品だった。
映画を3本みても時間はまだまだあり、何度も今はどこら辺だろう?と飛行マップをみたり周りを観察してみたりした。しかし長い長い時間だった。ヨーロッパ便ってこんなに長かったっけ?今回一人だからだろうか?残念なことにあまり眠れなかった。たぶんそれだから余計長く感じるのかな。
■パリ到着
やっとの思いでパリシャルルドゴール空港に到着した。初めてのフランス!気分あがると思ったけれど機内で眠れなかったのに日本時間では真夜中だからとても体がふらふら。早く入国して空港駅隣接のホテルで寝たいと思ったけれど入国審査は長蛇の列。とほほ。空港の無料wifiが入るようだったのでメールチェックしていつもやっているアンケートの回答などして時間をつぶした。
入国審査かなり時間がかかった。 入国して荷物受け取り。そしてホテルのある駅まで行くシャトルとレインを探す。
■CDGVAL
ホテルは空港から近いところをすでに予約していた。
そこにたどり着くまでには、空港のシャトルトレイン(CDGVAL)で移動する。
それに乗れば、二駅くらいでRoissypoleに到着し、そこから2分ほどだという。そのロケーションが気に入って予約したのだった。
空港の到着ロビーですぐにCDGVALの文字を発見した。その案内にしたがって歩く。次の案内では右に曲がるとのこと。曲がっていくと、シャトルバスの表示はあるのだけれど、シャトルトレインCDGVALが見当たらない。おかしいなぁ。でも突き当たりになっているからそれから右にいくとターミナル2に行くし、左も違いそう。
まずはシャトルバス乗り場に行ってみることにした。するとそこは外だった。少し寒い。南仏滞在を予定していたのでパリの寒さに体が驚いた。シャトルバスの行き先は確かに、Roissypoleもある。これに乗ればよいのかな。ほかにも待っている人がたくさんいるし。と待ってみることにした。なかなかバスは来ない。ふと、シャトルトレインは無料だったけれど、シャトルバスは無料なのだろうか?私はお金を少しも持っていなかったのだ。到着ロビーからここまでで換金ができる場所がなかった。ここシャルルドゴールでは到着ロビーについたらすぐ両替商がずらっと並ぶような空港ではないようだった。巨大すぎるからなのかな。
小銭もないし、やはりシャトルトレインがやっぱりシャトルバスでしたってことはないと思うしもう一度空港に戻って探してみよう、と戻ることにした。そして同じ場所の別の階を探してみる。ここは4階構造くらいになっているのかな。それぞれに役割が違うのだけれどついたばっかりの私にはちんぷんかんぷん。そしてフランス語も少しも読めない。いろいろ探したけれどGDGVALの文字はやはり最初の標識ひとつだけ。おかしいなぁ、どうしてだろう。
その場にいた警備風のスタッフにきいてみることにした。あまり英語ができないようだったけれど親切に別の階だと教えてくれた。やはり私が探している階にあるみたい。もう一度戻る。原点にもどって最初の標識からもう一度進んでみる。どこにある?見落としがあるのか?
そうすると、下に下りる階段とその横にCDGVALと書かれているのを発見。あった~!と喜び反面、なぜいままで気がつかなかったのだろうか。これまでにかなりの時間をついやしてうろうろして悩んだ。すごく時間ロスした。早く寝たいのに(涙)
↑最初にバスをまってみた外のシャトルバス乗り場。 風が吹きパリの寒さを感じた。 |
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↑この表示を見落としていたためにずっとうろうろぐるぐるさまよった。 悲しい出来事。 |
↑見下ろすと電車のホームもみえたりしていろんな交通手段の終着する場所なのだなぁと思う。が、それにしても迷いすぎた。 |
■CDGVALに乗りホテルへ
無事にCDGVALに乗れて一安心。他の乗客を観察する余裕がやっとでてくる。空港で働いている人たちなのかな、なんか黒人女性さんがいたけれどきりっとしたファッションと髪型でとってもかっこよかった。アジア人は一人もいなかった。
CDGVALは駐車場駅で停車して、私の降りるRoissypoleに到着した。
駅からはホテルはすぐにみつかった。確かに2分くらい。明日の出発時刻が早いので、今日みたいにもたもたして飛行機乗り遅れたらいやなので、駅のところの案内の人に明日の空港行きシャトルトレインについて確認しておいた。乗り場は降りた場所と同じ場所のようだ。
■ibisホテルチェックイン
ホテルチェックイン。イビス使うの初めてだった。ロビーはとてもカジュアルでモダンなインテリア。カフェのあたりなどにぎわっているみたいだったけれど私はもう日本時間で深夜をすぎてるので食べ物とかどうでもよかった。早くお風呂はいって寝たい。チェックインは少しだけ待った。フロントの人は問題なくわかりやすい英語で対応してくれた。宿代以外にパリの税金がかかるといわれたのでそれだけ支払う。現金を少しも持っていないのであせったけれど、クレジットカード払いで問題なかった。
部屋は清潔感あり、広くはないけど一人なので特に問題なし、バスタブなくてシャワーだけだけれど寝るだけなのでそちらもOK。ただ、スリッパと歯ブラシないのが予想外だった。これってフランスのカジュアルなホテルのスタンダードなのだろうか。他のアメニティーは充実していないだろうと思って用意してきたけれど歯ブラシは忘れていた。それにスリッパも持ってなかった。不便だけど今日は我慢しようか。
Wifiは使えるので無事にパリに到着した旨日本にメッセージを送る。日本時間ではいったい今何時なのだろう、考えるのが恐ろしい。明日は7:15発の飛行機なので朝早くおきなければならない。モーニングコールをセットしようと電話機を操作した。案内によるとフロントに電話しなくても電話機で設定できるようだったので。だけど、聞こえてくる自動音声がフランス語のみで設定できなかった。意味ないわ。フロントに電話して設定してもらった。
はー、やっとたどり着いた空港隣接ホテル。近いようで遠かった。おやすみ。
↑ibisホテル入り口。明るい雰囲気が外から見える。 空港付近には同じ系列の似たような名前のホテルがあるので要注意 |
↑部屋も明るく清潔感あり。 | |
↑シャワー。 | ↑シャワーの向かいに洗面台。鏡にシャワーが映っている。 | |
↑部屋の作りつけ棚。この辺は必要なものはそろってそうだけど・・・。 | ↑丸い小部屋がシャワートイレ洗面。 |
アイビス パリ CDG
エアポート
Ibis
Paris CDG Airport
Tax 1.65ユーロ
ホテル1泊朝食なし 10,072円
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