極東ロシア~浦塩・アムールに思いをはせて~女一人旅 6日目
1日目 地元空港→羽田空港→成田空港→ウラジオストク→市内へ(ウラジオストク泊) 2日目 ウラジオストク観光(中央市場、鷲の巣展望台、ブリヌイ) 夜ハバロフスク飛行機移動(ハバロフスク泊) 3日目 ハバロフスク観光(ウスペンスキー教会、アムール川遊覧船、中央市場、中央デーパート、アムールで食事(ハバロフスク泊) 4日目 ハバロフスク観光(スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂、ルースキーでランチ、ハバロフスク鉄道駅見学、極東美術館) 夜ウラジオストク飛行機移動(ウラジオストク泊) 5日目 ウラジオストク観光(要塞博物館、porto-frankoでランチ、アルセーニエフ記念沿海州総合博物館、グム百貨店、ぺリメニ夕食、ブリヌイ(ウラジオストク泊) 6日目 ウラジオストク駅からウラジオストク空港移動→成田空港→羽田空港→地元空港 |
■起床とチェックアウト
今日は最終日。帰国の日。
起きて荷物をまとめる。1020のバスに乗るため朝食は特に食べずにチェックアウト。ホステルなのでチェックアウトは鍵かえして終わりというちょうスピーディー。
昨日買えなかったボルシチのスープの素を買いたくて、チェックアウトのときにホステルのお姉さんに今の時間開いているスーパーマーケットは近くにあるかときいてみた。
いろいろ考えてくれながら、何がほしいの?と言われたのでボルシチのスープといったのだけれど、スープを持ち帰りしたいのだと勘違いしたみたいで、近くのお店を紹介してくれた。
地図をみながら大きなショッピングセンターの話をしてくれたりしたのだけれど、時間があまりなかったので、適当なところできりあげた。
お互いに英語ができても、英語圏の人ではないので、細かいところのコミュニケーションは勘違いが多々発生してしまう。
駅までの道にあるスーパーはよくわからなかったけれど、駅周辺はきっと何かがあると思ったので、とりあえず駅の方へ歩いていく。
今回は駅まで裏道を使って歩いてみたりして、面白かった。
こんなところ通るんだぁって。
そして駅近くにある、揚げるピロシキのお店でピロシキを朝ごはんに購入する。
ピロシキには2種類あって、揚げるタイプと焼くタイプとあり、最近は焼くタイプばかりになってきてしまったけれど、
駅前のこのお店では揚げるピロシキが食べられるんだということをネットの記事でみたので、ここのピロシキを買うチャンスを狙っていた。
お店に行ってみるとお店の人は男性が一人。
びっくりしたのだけれど、お店の店員にしては初めて流暢に英語をしゃべった。
これはポテト、ミート、キャベツ、たまねぎと卵と種類があることを説明してくれた。
私はポテトを注文した。
できたばかりで温かいよ、と手渡してくれた。
あなたの英語はとてもお上手ですね、といったら、
そんなことないよ、近頃は海外からのお客さんが多いので英語が必要なんだ。
韓国、中国、そして日本、からたくさんの人がこの街に来てくれる。
とのこと。
まじめなお兄さんだった。
とても感じがよい。
最終日だったけれど、素敵な働く人を見られてよかった。
ピロシキもできたてでおいしかった。
もしウラジオストクに行く機会のある人がいたら、まじめに働くお兄さんのお店のピロシキ、お勧めしたい。
↑お店の概観。駅近くの通り沿いなのですぐにわかる。 | ↑おいしそうな揚げたピロシキ。 |
ピロシキ35ルーブル
■最後の買い物@マーケット
スーパーマーケットをわざわざ探していく時間はないけれど買い物できたらしたいとおもっていたので、駅前にある商店に入ってみた。
外観からは全然わからなかったのだけれど、このスーパーかなり売り場が広かった。
中を見て周り、でもやっぱり時間はあまりないので、ピンポイントで食料品関係を探す。
ボルシチのスープの素、やっぱりよくわからず、かわりに乾燥ディルとサーモンを味付けするパッケージ調味料を購入。
あとお菓子はひまわりの種をみつけたので、ロシアでもひまわりの種が食べられているんだ!と思って買ってみた。
それから陳列で目立っていた板チョコが同じシリーズで味が違うのがいくつかあり、パッケージで一つ選んで買う(中身は食べてみてから知る)
そしてパンのコーナーに行ってみる。
パンは、今日最終日なので買って帰り普通に食べられるわけなのだけれど、種類も多くてどのパンがよいのかわからず。
その脇にトルティーヤみたいなのが二種類陳列してあったので、それを買ってみる。
パッケージされているので賞味期限もちょっと長いのかなと思って。
缶詰コーナーも充実しているが、吟味して購入する時間がなさそうだったのであきらめる。
それでも最後に急いでショッピングした割には、自分のほしいもの買えたので満足かな。
レジは結構並んでいた。
立地がよいからかな。
↑ハーブのディル、乾燥したやつ。 中は結構小さなディルがたくさん入っていた |
↑パッケージ裏 | |
↑これ、塩だとは思わなかったんだよね。 | ↑パッケージ裏 | |
↑ロシアもひまわりの種を食べるんだぁと思って買った。 | ↑こんな料理作ろうと思って買った。 | |
↑トルティーヤ。大きくて枚数も入っている。 | ↑パッケージ裏。料理例の写真がある。 | |
↑これが後日自宅でつくったトルティーヤ。サルサソース使ってタコス風 | ||
↑こちらも巻物。あけてみてびっくり。帯のように長かった。 | ↑あけて広げてみたところ。実はすごく長いの。 |
■バスで空港へ
買ったものをスーツケースに詰めてバス停まで、商店は駅前なので近くてとても便利がよい。
昨日場所をチェックしていたので乗り場のところに行く。
日本人のおじさんらしき人が一人いる。
連れの人はいないので一人旅のようだ。
向こうもこちらに気がつき、なんとなく日本人かなぁ程度には思ったのかもしれないけれど話しかけられることはなかった。
もしかしたら、日本人ぽくないので日本人じゃないと思われた可能性もあり!?
バスがやってきて乗車。
念のためエアポート?ときいて乗る。
↑空港行きバスの時刻表。ウラジオストク鉄道駅前。 空港行きは107番。 |
↑空港行きバスの車内。今回も乗客は皆さん静かだった。 | |
↑夏の緑。 | ↑空港にはこんなのも。 |
107番のバス 225ルーブル(荷物込み)
■ウラジオストク空港
チェックインカウンターが長蛇の列。
どうにかしてほしいなぁとおもった。
途中から、カウンターを増やしてくれたけど結構長い間待った。
成田行きなので日本人の乗客が結構いる。
観光の途中はそれほど会わなかったけれど、ビジネストリップのような日本人もみかけた。
かなり長い列で待ってチェックイン終了。
空港のセキュリティーチェックで、機内持ち込み荷物の中の昨日買ったミニウォッカがエックス線で発見されてしまった。
女性の職員だったのだけれど、ゴミ箱を指差して捨てろとのジェスチャー。
私はウォッカこんなに小さいし、持ち込めると思ってもごもごしていると、ウォッカ、ノー!と言われてゴミ箱を指差す。
私がわかったよ、という感じで反応すると、そのまま同僚のところにもどっておしゃべり再開だった。
そしてこちらなんて少しもみていない。
もう彼女は彼女の仕事を終えて、仕事の合間のおしゃべりを続けることに夢中だった。
私がゴミ箱に捨てるのを確認しないので、このまま詰めて行っても全然ばれないだろうと思った。
でもそれでは良心が痛むのでゴミ箱に捨ててその場を去った。
思えばもったいないので、その職員にでも飲んでくれってあげればよかったのかも。
まあ仕方ない。
ロシアは小さなボトルでもアルコールの持込はダメなんだね。残念。
■ラウンジ
ラウンジはkalラウンジと一緒のようだった。
国内線ビジネスラウンジの内容と同じ感じだけど、ジュースの種類がが違う。
そしてこちらには黒白の食パンがあったので、自分でお魚やお肉などを挟んでサンドウィッチ作れた。
デザートは同じく練乳つきブリヌイ。
このラウンジもくつろげた。
日本人の利用者の姿が多かったけれど、ひろびろしているし、料理も満足。
↑黒と白の食パンでチーズ野菜などをはさんで自分でサンド。 | ↑お魚類、ハム、オリーブ、野菜、巻いたおかず。 | |
↑ふくらましたタイプのクッキー。食べやすくおやつにちょうどよかった。 |
■免税店でウォッカ購入
最後の最後でやっぱりウォッカをお土産に買いたくなったので免税品店に行く。
お酒を扱っているお店があったので入ってみるがウォッカは一つもなかった。
このお店にはないのか、と思って端っこにあるお酒のお店に入ってみると確かにウォッカはあるのだけれど、店員さんがロシアのウォッカではないという。
ロシアのウォッカは向こうの免税品店にあるとのこと。
この空港とても小さくてお店も数えるほどしかないのに、ロシアウォッカの取り扱いは少ないのか?!
言われたお店に入ってみる。
店員さんはおしゃべりに夢中だったので、自分で選ぶ。
私はお酒のことわからないので、一番お安いのを選んだ。
でもボトルがかっこよくて、しかも瓶ではなく軽いのでその点もよかった。
免税店なのでちゃんと封をして持たせてくれる。
オーストラリア人の英語の先生の話だけれど、オーストラリアの免税品店で購入したお酒を日本に持ち帰るとき、
同じように免税品店のきちんと封した袋に入っているのに、香港の税関でこれはだめだといって捨てさせられたらしい。
そういうこともあると考えると、免税店での購入にもリスクがあるのか?
いやこれはトランジットリスクというやつかな。
後日談になるけれど、このウォッカ渡した相手はとてもウォッカを楽しんでくれたようだったので、買ってきてよかったなと思った。
ウォッカって確かに日本でも手に入るけれど日本で作っていたり、種類はとても少ない。
ロシアでロシアのウォッカを買って帰る意義は大きいのだなと思った。
↑ボトルがかっこいい。ANTI FRAGILEというのはオーストラリア人の 英語の先生にいうと???だった。550ルーブル。 |
↑読めないけど、かっこいいので後ろもとってみた。 |
ロシアのウォッカ 550ルーブル
■フライト
今回私の席は三人がけの通路側だった。
おとなりがロシア人女性で彼女は小さな女の子を連れていた。
最初なにも思わなかったのだけれど、女の子がぺらぺらな日本語を話していた。
髪色が明るいからロシア人だと思ったのだけれど、女の子はハーフのようだった。
だけど女の子の話す日本語は、日本で生活している人の話す日本語だったので、彼女たちは日本で暮らしているのだろうと思った。
ママは生粋のロシア人のようだ。
そうするとパパは日本人と思われる。
パパは見当たらないのでロシア人女性が娘と二人で夏の帰国をして、日本に戻ってきているところなのだろうと思った。
しかし、ママと女の子の会話をきいていると、パパは前に座っていると言うのだ。
ロシア人のママは娘と日本語で会話している。
ママの日本語は、大人になってから学んだ日本語のような感じで、きっと日本人と結婚して日本で暮らしているから娘とも日本語で会話するようにしているのだろう。
(ロシア語は教えるつもりはないのかもしれない?)
で、パパは前にいるというのだけれど、直前の列にパパはいるように見えない。
その前の列にもこちらを気にしている人は一人もいない。
どうなっているんだパパ?
小さな娘の世話を奥さんだけにまかせて違う席に座るというシチュエーションが余り理解できなかった。
ビジネスクラスに座っているということなのか?
私のすぐ後ろにも小さな子供を連れいているロシア人夫婦がいたけれど、二人で交代しながら面倒みている感じだった。
二人いるならそうするのが常じゃないのかなって思ったけれど、何か理由があるのかな。
↑おなじみのサンドウィッチ。今回はチキンにした。 ピンクに囲まれてかわいい。 |
到着した時も、「パパが前にいるから早くでなくちゃね」と急いでいたようだったけれど、パパは席では待っていないようで、
飛行機を降りたところで合流していた。
みたかんじ45歳くらいの日本人男性と、ロシア人女性は30代かな。
ロシア人女性の年齢はわからないなぁ。
娘さんは幼稚園と言っていたかな。
■成田到着
極東からのフライトはあっという間に成田に着く。
こんな短い国際線というのも、不思議なものだ。
↑空港内移動中、とっても広い空間がみえた。 | ↑よくみると、右にJALの飛行機、左がS7。 S7はサイズはミニだけどで色も派手でかわいいね。 |
日本に到着後は、地元空港へのフライトがあるので成田から羽田まで移動しなければならない。
この電車がちょっと失敗して混みこみのに乗ってしまい、席なくずっと立っている羽目になった。
フライトよりもこっちが疲れたなぁ。
スカイライナーにすればよかったとほとほと後悔。
羽田空港より地元へ。
今回の旅もおしまいおしまい。
いろいろ勉強になったロシア極東への旅だった。
次は、中国敦煌への旅が決まっているけれど、その次はぜひ今まで行ったことのない大陸に進出したいなと強く思う。
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