中国瀋陽に招かれて 1日目

■はじまり

 ロンドンで出会った中国人のおばちゃん(50代くらい)が瀋陽に一時帰国するので遊びにきて!と熱心に誘ってくれた。
航空券を調べると上海経由で38000円くらい、税込みで40000円くらいと、そんなに高くないので急だったけれど行くことにした。

 おばちゃんの家は広くて1週間泊めてくれるそうだ。
他の時間はおばちゃんにくっついて出かけたらよいと言われたので、結構中国の世界にディープに浸かる旅になるかなと思った。

地元空港から上海空港まで。

上海行きの機内の中で、日本語表示の携帯を使ってるので日本在住と思われる中国人のおばさんがいた。

飛行機離陸しても、WECHATで通信をしている。音声入力してるから声がうるさくて私を含め横の席の人に睨まれてWECHATは閉じた。

その次はLINEのアプリを開いた。

LINE使ってるあたりやはり日本で生活してるんだろうな。

LINEでは通信せずに、それもアプリを閉じた。
しかしフライトモードにするとか、電源切るとかの対応が必要だという認識がなさそうなのが驚きだ。


着陸すると、アナウンスで携帯での通話はしないでくださいと言われるのに、電話をする人たち複数。


上海浦東空港に到着。

指紋を機械で読み取りレシートをもらってからイミグレに行かなければならない。


私は何故か指紋が読み取れないので、読み取りに失敗したという赤色のプレートを持ってイミグレへ並ぶ。


イミグレではいかにもな無愛想な中国人女性が担当だった。

そこで再度指紋を撮るのだけどここでもうまくいかなくて、ウェットシートを渡された。

クリーン!と言われたので、私は最初の機械で撮影するの時に係りの人がしてくれたように画面をふいたら、ノー!あなたの指をクリーンにして!と言われる。

英語できるなら、もっと柔らかい言い方して欲しかったが、まあその方が通じやすいなどの利点もあるのかもしれかい。

指紋を無事とり今度はトランジットの場所を探す。


前回敦煌に行った時の記憶があるので、トランジットの場所はすぐわかったが目立たない場所にある。

きくと搭乗券があるなら、税関をでて三階に直接行ってと言われる。

税関ではベルトコンベアにスーツケースを通すだけでよかったので、スーツケースを預けてて持っていない私は楽だった。


 
 ↑この、入り口や出口には見えない場所が本当のトランジットの人が行く場所みたいだ。
(搭乗券を持っている人は税関を出て外にでるように言われる)


三階に行く。

国際線出発の入り口しかみあたらなかったので焦るが、遠くの方に国内線チェックインという場所があるようだったのでそこまで歩く。


国内線の安全検査がある。

携帯、パソコン、傘、上着、化粧品などは取り出さなければならない。


混んでなかったからよかったけど長い道のりに思った。


そしてラウンジに向かう。

以前建設中だった東方航空のラウンジはオープンしていたがプライオリティーパスでは入れないと言われた。

搭乗口9にあるラウンジが使えるとのことなので行ってみる。


搭乗口9のラウンジに行くには、搭乗口9の方へ階段かエスカレーターを降りないといけないがそこは搭乗口の入り口にもなっていた。

つまり人がいて、通ろうとするとどこに行くのですか?と問われる。ささいなことだけどコミュニケーションが必要になる。

       
↑ここがラウンジの入り口。      ↑プライオリティーパスも使える。 


ラウンジはめちゃしょぼかった。

席に囲いがあって半個室になってるのがすばらしかったが、提供されているものがしょぼい。


食事は、

きのこスープ

茶玉子

お肉料理一種

山芋料理一種

炒飯一種

ホワイトソースのスパゲティ

カップ麺二種

中華系お菓子(麻花、サチマ、ピーナツなど)

バナナ



しかない。


お茶は中国茶の茶葉が数種類、紅茶ティーバック1

コーヒーらしきものは別のところにあった。

ミネラルウォーター、オレンジジュース、コーラ、などのペットボトル飲料。


それだけ。


しかもご飯まずい。

パスタとは呼びたくないのびのび麺に牛乳ぽいソース。

きのこスープがましだったかな。


トイレには日本製ではないみたいだったがウォシュレットもある。


ここはファーストクラスラウンジということだけど、ファーストクラスの人がとても満足できるとは思えなかった。


国内線だからなのか?


しかし、前回西安で国内線乗る時に利用したラウンジの方が麺がありよかったと思ったけどな。


帰りに日本帰国の際に利用するラウンジはもっとよいものを期待しておこう。

   
 ↑割と背の高い囲いがあるので半個室みたいな空間。それはありがたかった。  
   
 ↑搭乗口の前ではカップラーメンと食べる人たちが続出していた。  


■上海から瀋陽まで


離陸するのにリクライニングを下げる人が複数いた。アテンダントさんも注意しない。


まだ座席についていないといけない時に立ち上がり荷物もとりだす乗客がいて、後方からアテンダントさんが、座ってください!と叫ぶ声に私は目が覚めた。


何度も座ってください!という声が聞こえるが、当の乗客はアテンドさんに手を上げて、大丈夫だよ、という意味だろうか、座ろうとはしない。

アテンダントさんが後ろから歩いてきて座らせようとする。やっと座る。


2時離陸で飛行時間は2時間ちょっと。

お昼ご飯が出るのかと思ったらパン1個だけ。


拍子抜けだった。

お昼時ならちゃんとミールが出るんじゃないのかなと思ったが、上海航空だから?関係あるのか?


足りなかったのでお菓子を食べる。


着陸


すぐに立ち上がり、荷物を持って出口に向かう人あり。

まだ、着陸して飛行機がとまってもいないのに。


それにつられて立ち上がり、上の荷物を取ろうとする人が出てくる。


みんなアテンダントに阻止されて着席。


瀋陽空港到着。


結構大きい?


出口にでると、


だれかが私に話しかけていたみたいで、私が応えないのでエイ!と言われた。

何かと思ったら、「どこに行くんだ?タクシー?」と聞かれた。


相手から反応あるまでしつこく話しかけて呼び止めるのやめてほしい。中国に来た感満々。


出口でおばちゃんと再会。


おばちゃんの甥っ子の車の運転で市内へ移動。
実はおばちゃんに、車で迎えにきてくれるような親戚がいるとは思っていなかった。

もちろん親戚はいるだろうけれど、おばちゃんもイギリスに来て長いし、あまり頻繁に中国に帰ってないようだったから、どれくらいの親戚がいるのか全然想像できなかったのだ。

車は楽チン。

■北京料理のお店で夕食

夕食は北京料理のお店につれて行ってくれた。
おばちゃんの実のお姉さんが仕事で2階で食事をしているらしく、降りてきてくれてお話した。


京品kaoというお店

藍苺山芋28元

秋葵32元

東宮四点心38元

北京ダック半羽98元

おいしかった。
久しぶりの本場で食べる中華料理。気分が上がるね。

       
 ↑センスのよい中華な雰囲気のお店。     ↑北京ダック 
       
 ↑ダック一羽の半分。     ↑オクラ、中国語では秋葵というそうだ。
黒酢あえのようになっていておいしかった。 ピーナッツも入っている。
       
 ↑これが山芋にブルーベリージャムがかかってデザートのようだった。      

最初おばちゃんと二人で食べていたのだけれど、おばちゃんも2階のお姉さんのお客さんのところに行くからといって2階に上がっていった。
そして代わりにお姉さんが降りてきてくれて私の相手をしてくれた。

お姉さんはとても気品のある感じで話もしやすかった。
自分で商売をしているので、ビジネス関係の話がいろいろ聞けてよかった。
お姉さんのお勧めは、高齢化社会に向けたビジネスなんだって。
お姉さん自体は不動産の販売のビジネスをしているとのこと。

お姉さんとのお話も有意義だったが時間がかなり長かった。
やはり初対面の人と外国語でずっと話し続けるのは大変だ。
はやくおばちゃん戻ってきてくれないかなと思った。

お姉さんが上に戻るね、と戻っていた。
そして一人になった。
一人は気が楽だけれど、もう食べるものも食べてお腹いっぱいだし、待ちつかれた。
それからかなり待たされてやっとおばちゃんたちが降りてきた。
やっと帰れる。

■お姉さんの家

 家に来るまでにお姉さんの家が北京料理のレストランの近くなので少しよってから、二人でタクシーでおばちゃんの家に行くことになった。
お姉さんの家は街中だけど、おばちゃんの家は少し郊外なのだけれど静かな団地だそう。

 お姉さんの家に寄ったら中に入らないわけにもいかず、入るとお姉さん夫婦のほかにお友達の女性がいた。
その女性は国家税理士だったかな、そして学校でも教えているらしい。話し方が穏やかでとてもよかった。
彼女が、明日から北京に行かなければいけないから相手できないけど、月曜日なら時間があるからお食事しましょうと言ってくれた。
火鍋食べたことある?火鍋をおごってあげるわと言っておばちゃんにも月曜日ね、と約束のようなものをしていた。

明日はお姉さんがお食事をおごってくれるという話だった。
そんなこんなしていたら毎日忙しくなりそうだなと思ったがその心配はいらなかった。

この火鍋もお姉さんとの食事も実現しなかった。
理由はわからない。
おばちゃんが忙しくて断ったのか、ただの軽いお誘いだったのか、建前だけだったのか、私にはわからないけれど彼らにに滞在中に再度あうことはなかった。

おばちゃんの荷物がかなりたくさんそこにあった。なんでだろう?と思った。
おばちゃんは私より2日前に瀋陽に到着して自分の家には行かずにお姉さんの家にまず行ったそうだ。
お姉さんの家の方が中心部にあるということもあるけれど、そこで泊まっていけ泊まっていけと言われて泊まって行ったそうだ。
お姉さんの家もかなり広いし部屋もある、私が泊まることもできるけれど、おばちゃんはいくら実の姉でも生活習慣は違うし自分の家ではない以上不便がある。
自分の家で過ごしたい、と。

なら家に帰れば?と思ったけれどそこが私にはわからない文化やつながりがあるのだろうね。

■おばちゃんの家到着

 おばちゃんの家到着。かなり広くて立派でびっくりした。
7階で建物の最上階なので屋内に階段があり2階建てになっている。
1階の面積が140平方メートルなので280平方メートルくらいある。

2つのリビングルーム、2つのトイレ付バスルーム、1つのトイレ、キッチン1、ダイニングエリア1、バーエリア、服をしまう小部屋、畳の部屋、息子さんがオフィスにつかっていた部屋、息子夫婦の寝室、洋室1だった。

日本ではこういう規模のはなかなか難しいだろうな。

おばちゃんは特別お金持ちだというわけではないけどこの広さ。うらやましい限り。
ベッドはどれもダブルベッド以上の大きさだし、2つのリビングにおいてあるソファーはセットなのでシングルベッド以上の大きさがあり寝ることができる。畳の部屋も寝れるし、かなりたくさんのゲストがきても大丈夫そうだ。

今日は疲れたけど、自分一人で使える部屋が与えられたのでうれしい。遅くなったが寝る。

2日目につづく

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