中国瀋陽に招かれて 3日目
■朝食
朝7時くらいからおばちゃんは掃除やらご飯の調理やらしているようだった。
8時すぎて起きないのも悪いと思って部屋から出て行く。
今朝はご飯とジャガイモ、ニンニクの芽の炒め物を作ってくれた。今日はちょっと濃いめだったので全部たべれなかった。
それからおばちゃんとしばらく話をして出発。
■眼科へ
タクシーにて、昨日カバンをなくして眼科にいくことになったことを一通り説明するおばちゃん。
タクシーの運ちゃんは女性だったが、後ろの席に置き忘れた荷物は運転席からは見えないからみつけられない、次に乗ったお客が持っていく可能性がある。WECHATで支払ったとしても運転手を見つけられるとは限らないよと言われておばちゃん納得。
何氏眼科医院という、プライベート医院に行く。
綺麗な病院でシステムも進んでいる。待ち時間はあるけれど電光掲示板で表示されるし、診察カードが電子式になってるので、それで省けることはたくさんあるようだ。
最初に診察カードを作りに、受付で受付と支払い。
次に診察する。
これが待ち時間が長いが、おばちゃんは英国籍になっててイギリスで無料で通院できるのでここでは治療するつもりはない。老眼鏡をつくるだけなのでそれを伝えて検査に進む。
視力検査などをして、度数を見てもらう。
その新しい度数のメガネをかけて10分すごす。
↑「何氏眼科医院」かなり大きな建物だ。 | ↑日本語サービスもあるらしい。 | |
↑待合 | ↑視力検診などをするエリア。 手前にICカード入り診察券をタッチさせる部分がある |
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↑電光掲示板と放送とで自分の番を知らせてくれる。 | ↑診察室などはきちんと個室になっている。がしかし自分の番じゃない人が開けて入る場面はあった。 |
この間に暇なので、私はおばちゃんの携帯にあうコードを買いに行く。
電気屋はなさそうだったけどきいたらスーパーに置いてるそうなので小さなスーパーであっけなく手に入る。
おばちゃんはイギリス暮らしだからそこらへん簡単に手に入ることがわからなかったのだろう。もちろん私も。
かといっていちいちそれを電話して友達にきいていたら話が長くなり余計時間がかかりそう。
おばちゃんの年代は仕方ないかなと思ったけど、おばちゃんの生年月日から年齢計算したらまだ50代半ばだった。思ったより老けて見えて60代半ばだと思ってた。
しかも本名がまったく違う名前だし。
イギリスにきたときに違う名前にしたのかも?
謎が深い。
おばちゃん曰くこの病院で扱う製品(メガネ)は全部高いらしい。
1番安いのにしたらしい。
出来上がりは2時間後なので一旦病院を出る。
↑スーパーで売っているコード。20元 | ↑このあたりは車関係の店舗が多かった。 | ||
↑干されていた掃除道具 | ↑老人ホームかな? | ||
↑さっきの養老院の建物 | ↑子供向け塾の多さにびっくりした。 | ||
↑お腹が空いた時にちょうどよさそうなお店が病院の前にとまっていた | ↑涼皮が私の好物なので帰るまでに食べたいなと思った。 | ||
↑「香瓜」、皮を洗ってそのまま種までたべる。 |
■ショッピングへ?
今日は郊外の洞窟に行く予定だったけど無理なのでメガネの件が終わったらショッピングに行くことにした。
その前におばちゃんが携帯のカードの件で「移動電話」に行くというので、バス停で行き方をきいていくことに。
すると、瓜が道端で売られていたのでおばちゃんが買って食べていこう!と。
小さい瓜、香瓜というらしい。皮まで食べられるので、二つ買って病院で洗って道中食べる。
美味しいが手がベタベタになって洗えないので気持ち悪かった。
歩いてバス停を探す。
おばちゃんは何度も道を尋ねる。
バス停でも目的地までの行き方、バスの料金、いろいろ尋ねる。
バス中でバスが運行中に何度も運転手に尋ねるのはちょっと危ないのでは?と思った。
バスはかなり遠かった。
バスで何駅かということがめちゃ遠かった。
バスは2元だった。
駅で降りて移動電話を探す。
見つけるがその店舗では扱ってないらしい。
↑このお店は携帯本体や付属品の販売のみだったようだ。 | ↑良く見ると、伝説中の・・・といった名前の商品名になっている | ||
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↑豚の貯金箱? | ↑金魚。 | ||
↑中国っぽい柄の鉢の観葉植物のお店に。 |
一体何をしたいのかと思ったら、今使ってるカードだと高いから変えたいという。
わかるんだけど、おばちゃんは投資の収入で手取りで月に1000万円もあるのに、そんなことに貴重な時間を費やすべきなの?とふと思った。
おばちゃんはロンドンで二人の孫の世話にすごく忙しくて今回の帰国も10日間もないのに、時間の方が貴重な気がするけどな。
私は別に観光しなくてよいし、中国の様子をみてみたいだけなので、おばちゃんにくっついってその世界を垣間見るのは意義があるけど、行く場所もわからず彷徨ったりするのは時間の無駄に思えた。
かなり歩いて移動大庁に着く。
そこで用事は完了したらしい。
タクシーで病院に戻る、
老眼鏡受け取り完了。300元だそうだけど見た感じ悪くなかった。
なぜかあなたのカバンに入れてと言われて、なくしたら嫌だからっといったけどきいてくれなかった。
さっきの瓜も、おやつも私のかばんに入れてカバンが重たい。
日本なら家族でもなければそんなことしないかなと。
タクシーはつかまらないので、バスに乗る。
おばちゃんは方向を間違えるので、時間がかかった。
病院で少し充電したのだけど足りないからチャージャー貸してくれと言われる。
今朝からチャージャー持ったか?と繰り返しきかれた。
結局チャージャーも取られてしまった。
無くされなければよいが。
お腹すいた、お昼は食べていない。
メガネを作るのと携帯カードの件だけなら一緒についてくる必要はなかったけど今から後悔してもしかたない。
おばちゃんは彼女なりにいろいろしてくれているし、勉強するよい機会になってる。
■遅い昼食
喜家徳 虾仁水餃という餃子のお店へ。チェーン店のようだ。
西芹鮮肉水餃 21元
虾三鮮水餃 25元
無料の餃子を茹でたスープがついてくる。
↑これが餃子をゆでたスープ。おかわりできる。 | ↑一皿分。大きめな餃子なので量はかなり多い。 |
おばちゃんのお友達から電話かかってきて、あとで按摩と食事に行くか?と聞かれる。
マッサージにはずっと行きたいといっていたのでオッケーする。
そして、ショッピングの件、明日卸売市場にいってみたいかときかれたので行きたいと言ったら、明日朝5時にいかないといけないと言われた。
何故?朝市じゃないだろう、と思ったけど夕方高速鉄道で瀋陽に来る親戚を迎えに行くのが午後からだからショッピングは朝早くなのかなと思った。
行きたいと言うんじゃなかった、あとで断ろうと思った。
■中国らしい場所へ
食べ終わったらショッピングモールに行くのかと思ったら、タクシーに乗る。
中山広場で毛沢東の像を見る。でかくて迫力がある。
↑中山広場の毛主席像。 | ↑真に迫る。 | |
↑横から。 | ↑とてもリアル。 | |
↑農民や軍人などかな。 | ↑一つ一つの像の意味をみていくととても意義深いのだと思うが、 そんな時間はなかったのでちらっとみて終わった。 |
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↑社会主義の文字がみえる。 | ↑こちらには書物。 | |
↑こちらも書物。 | ||
↑右は毛沢東の関係の書物。 | ||
↑後ろの近代的ビルとの対比が面白い。 | ↑この広場の周りには昔からの建物が立っているらしい。 こちらは遼寧賓館 |
おばちゃんがまた電話し始めた。
電話が終わったら、ショッピングモールはいかずに直接按摩に行こうと言った。
明日私一人で買い物に行くよ、と言ったら朝一緒に卸売市場に行けるよという。
朝早起きするのが得意じゃないからと言ったら、7時でもよいと言われた。
ショッピングモールは高いんだと言う。
それでも、一人で買いたいもの買いに行く方がよい。
おばちゃんとしては、今日一日わたしは無駄に過ごしたし、案内したいって思ってくれてるんだと思う。
有り難いけど、ころころ予定変わるし、イギリスに行って久しいおばちゃんは方角もこちらのやり方もよくわからなくて、全部人との交流によって解決する昔からのやり方でなかなかあっち行ったりこっち行ったり無駄が多い。
スマホ2台あっても、それを使って情報収集まではできていないんだろうな。
よく忘れてしまうの、というけど、
本当にものを置き忘れたり、同じことを何度もいう。
それに投資で急にお金持ちになったおばちゃんも、中国は物価が安いと言いつつ、あれは高いこれも高いということもあるし、金持ち体質にはまだなっていないんだなと思った。
地下鉄駅を探す。
地下鉄でいけば20分、タクシーで行くと何時間もかかるとのこと。
地下鉄駅をさがして、50m歩いて人に聞いて、また50m歩いて人に聞いてを繰り返し地下鉄駅にたどり着く。
地下鉄は荷物の検査して中に入る。
一人4元。
ちょうど18時なので混んでる。
そして臭い。
おばちゃんは、お風呂はいってない匂いだね、ロンドンでは遭遇しない匂いだって言った。
地下鉄でも携帯つながるみたい。
話してる人がいっぱい。
移動の4Gがつながるという表示があった。
中国語のリスニングを鍛えたい人にはよい環境かもしれないな。
私には東北訛りがなじみがないので少々わかりづらいかな。
「開発大道」という駅で降りる。
地下鉄に乗ってる間に、おばちゃんは誰かと連絡していた。
終わったらご立腹だった。
中国人の世界は忙しそうだった。
着いて、
水沐清泉という銭湯へ。
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↑大きな施設。カラオケなども中にある。 | ↑リストバンド式の鍵。 これで更衣室の鍵をあけたり、支払いをつけたりできる。 |
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↑お風呂上りに休憩したりお茶を飲んだりできるエリア。 ここも畳なので寝転がれる。 |
お風呂の準備をしてきていなかったので私はお風呂は無しにしてマッサージのみ、
もともとマッサージがしたくてお風呂は興味ないと言っておいたのだけど、おばちゃんもお友だちも良かれと思ってか何度もお風呂はいってみたら?と誘うのでそのたびに断るのが手間だった。
おばちゃんの友達がマッサージの階まで付き添ってくれてメニューの説明とかきいて一緒に考えてくれた。
186元、80分コースがあるのだけど、顔のパックやら耳かきなど含まれてるのに足つぼは含まれない。
足つぼは含めることはできないらしいけど、マッサージ師と相談すると結果的にはオッケーだった。
部屋は大部屋で映画がみれるところと、半分が畳になってる個室とある。
映画を勧められたけど静かに過ごしたかったので個室が良いといった。
↑個室にはたたみがしいてあった。 |
マッサージ師は可愛い女性。20代ではなさそう。
マッサージ歴は2年。
感じの良い子だったけど、マッサージは普通だった。
ここのマッサージ研修で教わったことをそのまま行ってるみたいだった。
海外でマッサージ師として働くとお金が稼げると思ってて日本での仕事にも興味があるみたいだったけど、資格がいるからダメなのよ。それにビザとるのも難しいと。
中国でマッサージ師になるのに資格は必要ないから、自分で資格とることはハードルが高いみたいだ。
瀋陽市内ではないが、周辺地域の出身でいまはこの会社提供の大部屋で暮らしてるそうだ。食事は食堂で食べて一日10元が引かれるそう。田舎出身で家がない人にはちょうどよいかと思う。
しかし制服は露出が多い。ミニスカで太ももも胸も露出してる。
家族連れで訪れる場所でもあるみたいだけど、マッサージ師は露出してるのが良いのかな。
この施設、お風呂、マッサージ、カラオケ、レストラン、などが一緒になった複合施設。なかなか人気があるようだ。
マッサージが終わり、おばちゃんのお友達が迎えに来てくれたので炭のサウナ、岩盤浴に行ってお話ししながら汗をかく。
サウナも休憩するところも広々していて心地よい。
みんな揃ったらレストランへ移動して食事。
東北の特色のある料理を頼んでくれたのでよかった。
農家一鍋出
疙瘩湯
蚕蛹
萝卜なんとか
↑農家一鍋出という料理。味噌味で濃い目の味付け。 とうもろこし、じゃがいも、豆、お肉などがはいっている。 |
↑蚕のさなぎの料理。 | |
↑これが蚕のさなぎ。高たんぱくらしい。 | ||
↑細ぎり大根をいためたもの、すっぱい味付けでおいしい。 | ↑疙瘩湯 |
明日はおばちゃんのお友達が朝服の卸売市場につれいってくれるとのこと。
おばちゃんは、義理の母に会いに行って、お姉さんとも時間を過ごしたいという。
一年に何度も帰れないからほんとそうした方がよいと思うけど、義理の母がいることも、身内に不幸があったから帰ってきたことも聞いてなかったからわたしも遠慮のしようがなかった。
常に電話かWeChatしてて、かと思ったら大声で話しかけてくるし、本当に忙しい人。
で、あなたが来たから未亡人になったお姉さんと時間を過ごすことができないじゃない?とか言われて、まったく嫌な言い方じゃなかったけど、なぜそしたら私に電話かけてきて瀋陽に遊びに来て!もし今回来なかったら8月でもよいけど、今回こられるなら来て!なんて言うのだろうって思ってしまう。
文化の違いなんだと思うけど、計画の立て方がめちゃくちゃだ。
話し方、注意の向け方も散漫で日本人相手には失礼になると思う。そしてものをすぐ無くすのもそのせいだと思われる。
かばんなくしたなら新しいのを買って自分の荷物自分で持てばよいのに、あなたのカバンに入れてと平気で要求する。
わたしのカバンがリュックだからってあてにされるのは嫌だ。
私は人とそんな付き合い方しないので慣れないね。
私がもっと主張したらコミュニケーションがもっとうまくいくかな?
23時ごろ部屋に戻る。
めちゃ疲れたー。
明日も待ち合わせが早い。遅くしてくれるように言ったんだけど暑くなるからって却下された。
中国の人の方がエネルギーに溢れてると思う。
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