6日目 スプリットからプリトヴィツェへ移動&プリトヴィツェ散策

■夜中

 このお部屋とっても気に入ったけれど寒かった。エアコンがついていたので暖房を入れればよかったのだけど寝ていて面倒だったのでそのままにして実際寒くてあまりよく眠れなかった。しかも夜に雨が降っているような音がした。このアパートメントでは洗濯ができるので(洗濯機もお風呂場についている)洗濯をして外の物干しざおに干していたのだった。それが気になるしかといって起きるのは面倒くさいし、寒いしであまりよく眠れなかった。

■両替と朝食調達

 このお部屋はアパートメントなので朝食のサービスは着いていない。数日滞在するなら部屋に完備されているお皿や調理器具で料理を楽しんでもよいものだがスプリットでの滞在が非常に短い私たちは駆け足で観光することで精いっぱいだった。
 朝ごはんの調達とプリトヴィツェ国立公園に行く前に両替しておきたいので両替に外出した。

 スプリットの街は非常に生活感のある街に思えた。滞在時間が短いので私が滞在した一部分の面しかみれていないのかもしれないが、バスでスプリット近郊からスプリットに入ってきた感じ、とても大都市で大きなマンションが多く並んでいた。街にはバスにのって通勤通学する人たちがいて、ゴミ置き場にゴミ出しに行く人、ゴミを回収するゴミ回収車、広告ポスターに落書きがされている。ドブロブニクはヨーロッパの有名な観光地なので生活感が乏しいのは仕方ないかもしれないが、クロアチアの首都ザグレブはすました感じがした。スプリットが港町だからだろうか。それともこのダルマチアという地方がそうなのか?通りを歩いていると中国人らしき人とすれ違う。彼はお店のシャッターを開けていたから彼はこちらに住みこちらで働いている人のようだった。フェリー乗り場と長距離バスステーション、そして鉄道駅が隣り合わせになっているのもよい所に思う。道がわかりやすいし、そのエリアにいくとたくさんの観光客がいて自分たちも安心できる。ザグレブは発展著しいクロアチアの首都なのだろうけれど観光的要素が少ないために観光客も少なくて観光客は居場所がないかんじもした(私たちだけかもしれないが…)スプリットはこの近郊に世界遺産のある都市や島がありその拠点となっていることもあり観光客が多いのでそういう感じは少なさそうだ。

↑線路。今回列車に乗っていないけれど列車の旅もしてみたいな
↑マクドナルドの広告。ザグレブでこのガラスのコップをもらった。
↑宮殿内にいなくても鐘楼がよく見える
↑落書き&ポスタースペース
↑これがとっても大きなピザ。チーズたっぷりでおいしかった〜。
 日本にもこんな安くておいしいピザ屋さんがあればいいのにな

朝食ピザ2種類 値段を忘れた(汗)

■バス乗車

 約束通りアパートの鍵を郵便受けの中に投函していざ出発。10Mほど歩いたところでアパートの人が書き込みを一杯入れてくれてた地図を借りたままになっていたのをおもいだしてそれもポストに投函した。あの地図はアパートの人は何も言わなかったけれどそのぼろぼろさ加減からみて宿泊客に貸してあげて宿泊客がチェックアウトの時に置いていくというサイクルを繰り返してるのだと思う。でないと細かい地図への書き込みを宿泊客が変わるごとに入れているのでは骨が折れるだろう。中には間違えてそのまま持ち帰ってしまう人、紛失させてしまう人等いるだろうし、アパートの人も恩着せがましく貸してあげるけど返してねともいわなかったのだろう。アパートメントレオの人のサービス精神から成り立っている行動なのだと思う。本当にいいアパートだ

 バスターミナルまでは離れていない。だけれど近いと思っていたからこそ出発する時間が遅くなってしまった。雨にぬれた洗濯ものを一生懸命ドライヤーで乾かそうとしていたから余計時間がかかってしまったわけだけれど我ながら時間がぎりぎりで本当に焦った。スーツケースを引きずりながら走れるところは走ってやっと到着した。その時にはバス出発時刻8時半になっていた。クロアチアのバスは結構時間に正確な感じがしたので時間をすぎたらきっと乗り遅れていただろう。運転手さんにきいてチケットを購入、荷物を預けてバスに乗った。息切れがした。走って汗もかいた。馬鹿だったなと思った。

↑プリトヴィツェに行くバスの車内 このバスに乗れて本当によかった

バスチケット(スプリット→プリトヴィツェ2人分)
155Kn+7Kn(荷物)×2=324Kn

■バス発車

 スプリットを出発して市街地を抜けるとすぐに田舎の風景となる。何個目かの停留所で降りる若い女性がいた。スプリットから乗っていたのだと思うけれど朝早くに山の中にしか思えない場所に移動するのは何のためだろうか?山中からスプリットへの移動なら仕事にいくのかなと思うけれど反対の場合は親戚の家訪問とかだろうか?色々気になった。

↑すごく気になったこのポスター。

■休憩

 眠たくて寝てたのだけれどバスがとまり休憩だと教えられた。私は寝ぼけててよく意味がわからず「プリトヴィツェの入り口2で降りる」といったら「まだ着いていないよ」といわれた。そしてやっと「休憩だ」と理解した。降りてみる。昨日のバス休憩で置いて行かれそうになる事件が思い出されるので長居をしないようにすることにしてちょっとだけ降りて様子をみてみた。

 中にはレストランと小さな売店があり、くまやウサギ等のはく製がたくさん飾られているようなところだった。外の看板をみるとSOBEとも書かれているので宿泊施設もあるようだ。クロアチア国内を遠出する人達がここで寝泊まりしたりするのだろうか?時間的にはもうすぐ到着予定時刻だったのでプリトヴィツェの近くだと思う。プリトヴィツェが目的地の私たちは中途半端な時間だったけれどプリトヴィツェにどれだけのお店があるのかわからなかったし珍しかったのでお菓子と飲み物を購入する。レストランは魅力的だったけれどまた何か頼んで時間がかかるのも嫌だ。プリトヴィツェについてからゆっくり昼食をとろう。

↑ここで休憩。かなりプリトヴィツェに近づいている
 左の救急車が気になるね
↑アップルジュース 想像したそのまんまの味だった ↑プリッツに似たお菓子

売店にて
コカコーラゼロ   14Kn
アップルジュース 14Kn
お菓子        4Kn
            32Kn

■プリトヴィツェ到着

 13:00頃プリトヴィツェに到着した。運転手さんに入り口2で降りると告げていたので入り口2に着いたときに教えてくれた。入り口2のバス停は今までのバスターミナルとは規模が違って「小屋」みたいだった。プリトヴィツェ公園なので森の中にマッチするように作られているのだろうか?

↑これが小屋のようなバス停。本当に小屋のようでしょ?
↑バス停付近

 スプリットのようなしつこい宿勧誘の人はいなかったけれど一人おじちゃんがきていた。しかし勧誘するわりには英語があまり上手ではない。もう宿をとっているといったらそれ以上何もいってこなかったのだけれどその肝心の宿がどちらの方向に進めばいいのかわからないのでおじさんに尋ねることにした。そしたらおじさんの勧誘しているその宿が私たちの行こうとしている宿だということが判明!しかし私たちはもう予約しているので彼に連れて行ってもらうことはできないのよね。ジェスチャーで方向だけを正しく確認して歩いていくことに。そうこの場所にはバスできたなら歩いて移動するしか手段はない。タクシーなんてないしね。

 私のスーツケースは北京に初めて語学研修に行く時に購入したサムソナイトの1か月用の大きなものなのだけれどもう10年経っているからなのか滑りが悪いように思う。道路は舗装されているのだけれどそこには小石がたくさんあって歩行者があるくところは必ずしも平らではない。距離はそれほどないのかもしれないけれどその環境と大きなスーツケースとでホテルまではとても遠いように思えた。
 予約したホテルはホテルイェゼロというホテル。プリトヴィツェにはホテルが3つあって、このイェゼロのほかに、ホテルプリトヴィツェとホテルベルビューというホテルがある。この中では三つ星のホテルイェゼロが一番高級なホテルということでここを予約していた。最高級といっても三つ星なので値段も高くない。しかしバス停を降りた時にみた看板ではホテルプリトヴィツェとホテルベルビューの看板が一番最初にありホテルイェゼロは少し歩かないと看板がでてこない。しかも三つ星の割には看板が頼りないような看板で不安になる。バス停からの道がこんなに歩きにくいと知っていればホテルプリトヴィツェの方がよかったかなと少し思った。

■ホテルイェゼロ到着

 苦戦しながらやっとホテルイェゼロに到着した。写真でみるよりも規模が大きくて綺麗な感じがした。
 フロントにてチェックイン手続きをして部屋へ入る。

↑部屋なこんなかんじ。テレビが大きいのが目立つ。特別な設備はないけれど
 必要なものは一応すべてあるかんじ
↑大きなワードローブ ↑ドアを入ったところにも洋服掛け&荷物入れ
↑バスルーム ↑洗面所 ドライヤーもついている
↑重い窓をあけるとバルコニー
↑バルコニーが対面しているのは森の中の木々
↑自然にかこまれて環境がよい
↑バルコニーから部屋をみる

■昼食@ホテル

 お昼も過ぎていてお腹がすいているのでホテルのレストランで昼食をとることにする。規模の大きなホテルなのでレストランも大広間というかんじ。夕食のためにテーブルセットをしている従業員さんがいる中恐る恐る中に入る。昼の時間を少し過ぎていてお客さんがいないけれど問題なさそうだ。

 英語のメニューをみて注文。ここプリトヴィツェはマスの料理が有名だけれど今はお昼なので軽くスパゲッティをたべることにした。スープとマッシュポテトとスパゲッティー(ナポリタンとカルボナーラ)を注文する。

 パンがでていた。ここではクロアチアでは初めてのことだけれどマーガリンがでてきた。今までパンを何度も食べたけれど一度もマーガリンもバターもでてこなかったので驚いた。しかもスプーンですくったような形でとてもかわいい。

↑団体客が来るのだろうレストランはかなり広い
↑トマトクリームスープ
↑パン
↑これがパンについていたマッシュルームのような形をしたマーガリン
↑ナポリタン。たくさんの角切りのベーコンが入っている
 カルボナーラにも同じようにベーコンがたくさん入っていた。
 つまりはソースをかえただけのようにも思えた
↑ボリュームたっぷりでおいしかったのがこのマッシュポテト

昼食(ホテルイェゼロのレストラン)
トマトクリームスープ   15Kn
ビーフヌードル入りスープ15Kn
カルボナーラ       40Kn
ナポリタン         40Kn
マッシュポテト       15Kn
COUVERT         20kn
              145Kn
チップ            5Kn

■プリトヴィツェ散策

 お腹もふくれ15時頃からプリトヴィツェ散策に出発した。プリトヴィツェまでは近いはずだけれど道がよくわからなかったのでさっき通った大きな道を歩いていくことにした。しかしさっきも今もこの道路は車ばかりで歩行者は一人もみかけない。きっとほかに歩行者の歩く道があるのだろう。

 公園の入り口2に到着。ここでチケットを購入する。公園の詳細な地図もここで購入できるらしいがガイドブックを持ってきていたので買わないことにする。

プリトヴィツェ公園チケット2人分

 公園内は電動バスが走っている区間と湖の上は船で移動できる区間がある。まずは入ってすぐの場所が電動バス駅ST2なのでそれに乗ることにする。自分の感覚ではST2からのってST1に行こうと思っていた。がしかし行った先は反対方向だった。しかもST3に着くのかと思いきや日本のガイドブックには載っていないST4に到着した。ありゃりゃいきなり間違えてしまったと思ったけれど引き返すのも嫌だったのでそこから観光することにする。

 公園は上湖群と下湖群とに分かれるがここST4は上湖群になる。この上下湖群という呼び名、英語ではUPPER LAKEとLOWER LAKEらしいが日本語にすると聞きなれない言葉になるなと思った。アッパーレイクの方が私にはわかりやすいと思うけどね。

↑最初にみえてきた湖は緑色をしていた。緑は紅葉がはじまっている
↑湖は大きい
↑こういう木々に囲まれた青い湖は九塞溝を思い出させる
↑緑の木々に囲まれて森林浴もできる
↑トレイルが完備されているので水の上も森の中も歩くことができる
↑最初にでてきた滝らしい滝。湖の向こう側にあるので遠くから写す
↑細い滝
↑水が透明なので底までよくみえる
↑鴨がやってきた
↑通り過ぎていく
↑紅葉がアクセントになり綺麗
↑森の中を歩くようで気持ちがよい。
↑湧水のようなミニ滝?
↑藻だろうか?
↑小さな魚が泳いでいた
↑ところどころ黄色や赤の紅葉がみられる
↑落ち葉のじゅうたんの上をトレイルがはしっている
↑大きな木が倒れていた。ダイナミック
↑こういう浅い水辺もある。公園内は広く色んな「水」の姿がある
↑こちらにも滝
↑滝のアップ
↑大きな木の倒木でトレイルがふさがれたのだろう。
 トレイルの修繕も大変な作業だと思う
↑水面ぎりぎりまで木が生い茂っている
↑もっこりとした山が水にうつっている
↑水面に綺麗に映る木々
↑水面の落ち葉
↑紅葉の少しさみしげなかんじがよい
↑底には枯れた木、小枝、そしてその上を魚が泳いでいる
↑立ち枯れた木のがいまだ湖を眺めているよう
↑木々には石灰華が付着しているようだ
↑なんでもないところが美しく見えるのは相手が自然だから?
↑ここの水は限りなく透明に近かった
↑しぶきをあげる滝を撮影しようと試みてみた
↑ここはすっごく緑。不思議だな〜
 
↑結構大きな滝「プルスタヴツィの滝」
↑少し暗くして
↑滝にはこういう自然調の看板がついている「プルスタヴツィの滝」
↑またまた九塞溝っぽいところ発見
↑「ガロヴァツ」
↑マイナスイオンたっぷりでてそうな遊歩道
↑青い水が
↑大きな切り株があった
↑水に細い木がうつる
↑静かな風景

■ボートにのり入り口2へ戻る

 公園のあいている時間はガイドブックによると19時までとなっていた。しかしこのバスもボートも通っている広い公園内は移動の時間を多めに考えておいた方がよさそうだと思った。なぜならばぎりぎりに設定して迷って入り口までたどり着けなかった場合どうなるのか想像するのもこわかったからだ。誰かが公園内に残っているということを公園の人は把握して助けにきてくれるのだろうか?広すぎてそんなシステムもなさそうに思えた。昼でもけして暖かくないのに日が暮れたらどれだけ気温が冷たくなるのだろう。そして街灯のなさそうなこの自然の森は恐ろしく怖いものだと容易に想像できた。遭遇率は低いけれどこの公園でであえる動物に「オオカミ」と書かれていた。夜には遭遇したくないよね。

 ということで帰りは少し早目に入り口へと戻ってきた。定期船を降りたところにはたくさんの鴨とマスがいた。鴨もマスも一緒にいるということは鴨はマスに危害を加えることはないということなのだろう。鴨も色々な羽の色がいておもしろい。こんなにたくさんの動かないマスを観るのも初めてだった。ここはマスにとっては天国なのだろうな。公園内では釣りは禁止されているので人間に食べられることもない。このあたりで有名なマスの料理はきっとこの湖にそそぐ川でとれたものなのだろう。

↑対岸にみえるのがボート発着場、帰りはあちらへ向かってボートに乗る
↑湖の中にある小島
↑これがボート 壁はないので雨のときは寒かった
↑ボートを降りたところにある詰所?横にはマスと鴨がいっぱい
↑みたこともないほど大量のマス
↑マスの上を鴨が優雅に泳いでいく
↑水が透明なので鴨の水かきまでも鮮明にみえる
↑口があいている鴨さん
↑こっちを向いた鴨さん
↑横向き鴨さん
↑穏やかな水辺、明日の散策も楽しみだな

■夕食

 プリトヴィチェにはレストランもあるのだけれどそれは私たちがとまるホテルの方ではなくて、入り口1のほうにある。そのレストランはリカ地方の郷土料理をあじわえるプリトヴィチェ唯一の高級レストランということなので機会があればぜひ行ってみたいと思っていたのだけれど入り口2に戻ってきてしまっていたので夕食をそこで食べるのはあきらめることにした。そして行きがけにみかけた入り口2付近にあるレストランにいってみようかと思ったのだけれど帰りはホテルイェゼロまでの近道をみつけてしまいそのままホテルについてしまった。そのためレストランはみつからずまたホテルのレストランにいくことにした。

 夜はたくさんのお客さんでにぎわっていた。団体ツアー客のテーブルがたくさんあり日本からのツアー客、そして北京語で会話をしていた中国か台湾かからの団体客の人数も多かった。中国系の人達もみなさんマナー良く食事をしているようだった、そしていつものように会話はとぎれることなく楽しそうにお話をしていた。西洋人は団体ツアーもあり個人客もいた。日本人個人客はこのときはみかけなかった。

 私たちは今日はプリトヴィチェでの最初で最後のディナーなので「肉料理」をメインにいただくことにした。マス料理も考えてはいたのだけれど昼間に公園内でたくさんのマスをみてきたところでお肉の方がよさそうに思えた。いままで旅してきたドブロブニクやスプリットは沿岸部でありシーフードが有名だった。そしてここのような内陸部では牧畜もさかんで肉料理がおいしいらしい。なので今までは肉料理を我慢してきただけあって今日のお肉はとても楽しみだった。お肉料理のメニューも色々あり私にはよくわからなかったのだけれど二人ともお肉をたべるので2人前とかかれていたお肉料理を注文することにする。お肉には野菜がついてるようだったので他にはスープ、そしてデザートにクレープを注文した。

↑まずはスープ
↑次にサラダ 飾り気のないサラダだけれど結構大きい

 スープとサラダをいただく。そして次は待ちに待ったメインディッシュ。しかし運ばれてきて驚きだった。なんだこれ!?
まずお皿の大きさがパーティーのオードブルをのせるかのような大きなプレート。二人用のテーブルがうまってしまいきつきつになった。そしてお肉が肉厚で大きい。しかしプレートも大きくその周りのお野菜も広範囲のためにお肉は大きく見えないけれどかなり大きい。運ばれてきたとき隣の席で食事していた西洋人のおじさんおばさんも驚いていた。全然面識もない人で食事中もかかわりがなかったけれどこの大きなプレートを子供のようにみえるアジア人が食べるのか?、注文の仕方間違ってしまったのか?とでも思ったのか「とても大きい」と私が英語でいうと向こうも「食べ終わるまでここを離れることができないよ」と冗談半分かえしてくれた。シャイな日本人と見ず知らずな西洋人とが会話できてしまうほどのビッグなディッシュだったのだ。写真でみても少しも大きくみえないのが残念だけれど奥にある普通の白いお皿と比べてほしい。この白いお皿がいわゆる普通のサイズのお皿である。そのお皿が一体何枚このビッグなプレートにのるだろうと考えるとこの大きさわかってもらえるかな・・・?奥に置いたサラダがとても小さくみえるけれどこれもミニサラダではないんだよね。

 
↑肉厚ステーキに山盛りのお野菜。そして串刺しのフルーツまでついている
 向こう側にある普通の大きさのお皿と比べてほしい
↑ピンボケしてるのだけれど肉厚ステーキのアップ
↑これがステーキやお野菜にかけるソース。いい味だった。

 しかしね、このお肉料理大きいばかりではなくてとっても美味しかったんだよ!お肉も肉厚で美味しいし、まわりのグリーンピースやニンジンそれに葉物のお野菜がとても柔らかくておいしいの。ソースも飽きない味だからいくらでも食べられるってかんじだった。さすがに量が多いのですぐに満腹になって食べるのが大変だったけれど味は美味しいし注文したのは間違いではなかった。ができれば3人で食べたかったかなぁ(笑)それか他のスープとかサラダとかデザートとかすべてない状態で挑みたかったわ(笑)

 そう大満足の満腹のあとにデザートがあったのだ。いつもはデザートは食後に食べたいと思ったときに注文するようにしていたのだけれど今回はプリトヴィツェ最後の夜、つまりは明日はもうザグレブに帰りその後は帰国のみという悲しい現実を受け入れるために豪華な食事にしたくてあらかじめデザートのクレープを注文してしまっていたのだ。

 ここでクロアチアのレストランの話になるけれどレストランではウェイターウェイトレスさんは自分のもちテーブルがありそのテーブルのお客さんに給仕してくれる。だからテーブルに座ったらそこが担当のウェイターかウェイトレスさんがいてその人に注文してその人が持ってきてくれてその人のお勘定もお願いする。このプリトヴィツェのレストランもそうだった。そして私たちにこの夕食時についてくれていたウェイター君がとても若くて新入りといった感じのするウェイター君だった。

 これまでのお料理に特別なものはなかったのだけれどこのクレープというデザートは厨房で調理してもってきてくれるのではなくてウェイターorウェイトレスさんがテーブルの横で作ってくれる料理だったのだ!

 ガスコンロとクレープの材料がのったワゴンが私たちのテーブルにやってきた。材料はクレープの皮、バター、粉砂糖、ナッツ、レモンのくし切りがみえる。

 記憶している限りなので順番に前後があるかもしれないが手順はこんな感じ。
 ガスコンロにお鍋を載せてまずバターを溶かしてフォークをレモンのくし切りに刺してひとつずつそれを鍋のなかで混ぜて少ししたらレモンをとりだす。そして大量の粉砂糖を入れる。そしてお皿の上でクレープの皮にナッツをたくさんのせてナイフとフォークで四つ折りにしてお鍋の中にいれる。そして味が染みたころにお酒をお鍋にたらしてファイヤーがでる。アイスクリームを厨房からもってきてアイスとできあがったクレープをお皿に盛ってできあがり!

 というのが手順である。がこのウェイター君新入り風なので手さばきがとてももどかしい。レモンや粉砂糖までは普通だったれれどクレープの皮にナッツをいれて四つ折りにするところなどナッツがこぼれいている感じがちょっとあった。そして最後のお酒を垂らしてファイヤーは大失敗でファイヤーはでないけれど自分の手は熱かったらしい。アチッ!って感じのジェスチャーで終わってしまった。ファイヤーがでなかったことで味に変化があるのか私はよくわからないけれど相方はお酒の味がきついのはファイヤーが出ていなかったからだと思ったらしい。私もクレープ作成中に写真なんてとっちゃったもんだからウェイター君はさらに緊張したのかもしれないなぁ。まわりを見渡せば他のウェイターさんもクレープを作っていて手際はとてもよくてファイヤーもちゃんとでていた。私は味に大差がないのであればこの頑張っているウェイター君はなごみ系だし彼でよかったと思った。でもベテランウェイターの方が絶品というのなら食べ比べてみたいかな(笑)はは。実際のところ食べ比べていないからわからないけれど私にはこのクレープはとてもおいしかった。ちょっと脂っこいと言えばそうなのだけれどレモンの味がとてもよくついているし、しっとりとしたクレープもとてもおいしい。緊張とガスコンロとの熱で汗びっしょりになっていたウェイター君に「クレープとてもおいしかった」といったら「サンキュー!」といってくれた。気持ちが大切だね。もちろんお勘定は「チップはとっておいて」といってわたしたよ。

↑私たちのテーブルの横にワゴンが運ばれてきた。
 左の紫いろのチョッキをきているのがウェイター君。
↑粉砂糖を入れるとだまになるが最後にはバターがとけて液状になるようだ
↑クレープの皮にナッツをたくさんのせる。そして四つ折りにして鍋へ入れる
↑四つ折りにしたクレープの皮をお鍋に入れた後。
↑最高に美味しそうではありませんか!アイスもいい具合に溶けている

夕食
Couvert         20Kn
トマトスープ       15Kn
ビーフステーキ    300Kn
ミネラルウォーター   18Kn
クレープ         80Kn
紅茶           12Kn
             445Kn

チップ           5Kn

■ホテル付近を散策

 プリトヴィツェは都市の中にあるわけではないのでこの公園とホテル以外には周りになにもなようだった。しかしまだ時間も早いしもしかしたら売店くらいはあるのかな?と思って外にでてみる。そう私たちはミネラルウォーターを買いたかったのだ。レストランではミネラルウォーターを飲むことはできるが部屋でのむお水がもうなくなってしまっていた。都市部ではすぐそばにコンビニみたいなお店やパンやさんがあり飲み物がすぐに手に入るがここプリトヴィツェにはあまりないようだ。ホテルのフロントの人にきいてみるとお水を売っている場所はホテルのバー以外にこの時間にはどこにもないと言われてしまった。そんな・・・と半信半疑な気持ちもあり外へ散策へでかけた。

 まずホテルのフロントからでると定期的になる大きな音が耳に入った。なんだろう?工場がこんなところにあるのか?それにしては音がとても近すぎる。その音はホテルの部屋のある建物の斜めくらいにある建物から聞こえてくるのだ。怖いけれど気になるのでそこに近づいていってみる。するとそこはボーリング場だと判明した!このホテルにはボーリング場まであるのだ。私たちは今日一日の散策でかなり体が疲れていたのでボーリングをする気にはなれなかったけれど元気の余っている人は日が暮れた後にここでボーリングを楽しむのもよいだろう。定期的に聞こえてくるボールがピンを倒す音がボーリングを楽しむ姿を想像させた。

 ボーリング場の建物をみて、やっぱり部屋に戻ることにした。歩き疲れているので遠くまで出かける気がなくなってきた。しかもやはりそばには何もなさそうなのだ。早めに部屋にもどって休むことにした。明日も早く起きて散策があるしね。

イェゼロ(ホテル)
一泊 126ユーロ

前の日へ          次の日へ

 

 旅行記TOPへ

TOP 旅行記 プロフィール 掲示板 チャット 日記 笑話 お菓子 映画 リスト フォトレポート
コラム 100の質問 天津街ガイド 過去Top 
暮らし方
 ブログ




100MB無料ホームページ可愛いサーバロリポップClick Here!