極東ロシア~浦塩・アムールに思いをはせて~女一人旅 4日目

1日目 地元空港→羽田空港→成田空港→ウラジオストク→市内へ(ウラジオストク泊)
 2日目 ウラジオストク観光(中央市場、鷲の巣展望台、ブリヌイ) 夜ハバロフスク飛行機移動(ハバロフスク泊)
 3日目 ハバロフスク観光(ウスペンスキー教会、アムール川遊覧船、中央市場、中央デーパート、アムールで食事(ハバロフスク泊)
 4日目 ハバロフスク観光(スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂、ルースキーでランチ、ハバロフスク鉄道駅見学、極東美術館) 夜ウラジオストク飛行機移動(ウラジオストク泊)
 5日目 ウラジオストク観光(要塞博物館、porto-frankoでランチ、アルセーニエフ記念沿海州総合博物館、グム百貨店、ぺリメニ夕食、ブリヌイ(ウラジオストク泊)
 6日目 ウラジオストク駅からウラジオストク空港移動→成田空港→羽田空港→地元空港  

■朝食

今日も足腰が痛い。うーん、坂道歩きすぎだからだろうか。

今朝は、ホテルの朝食はパスして、お昼にハバロフスクで訪れたいレストラン2つの1つ、ルースキーに行くことにした。

ホテルのビュッフェがついているので勿体無いという気持ちもあったのだけれど、朝ビュッフェを食べてしまうとお昼にちゃんとしたレストランで食事をするのが難しくなる。

昨晩も満腹になるまで食べてしまったので朝くらいは食事抜きにしてお休みしよう。

といっても、マーケットで買ったブルーベリーは食べる。
フレッシュでおいしい。
全部は食べられないので残りは冷蔵庫にしまう。

     
 ↑昨日マーケットで買ったブルーベリー。
大きさがわかるようにスマホの充電おいてみた。
  ↑フレッシュでおいしい。特別安くはないけど。 

■朝のアムール河

それから午前中のアムール川とスパソ・ブレオブラジェンスキー大聖堂を見に出かける。
目安としては12時チェックアウトなのでそれまでに戻ってきて荷物を預けてランチにでかけるイメージ。

アムール川までは歩いてすぐ。
この間は坂道がないのでとても楽。

アムール川はやはりそこに茶色く横たわっていて、ひっそりとした存在感があった。

夜の方が人でにぎわっている感じはあったが、釣りをする人や人と語らう人、それぞれにアムール川のある日常を送っているようだった。

     
 ↑教会広場の像。   ↑アムール河をみるために教会から川の方へ。 
     
 ↑振り返るとスタイルのよい女性。   ↑やはりビーチには程遠いのだけれど。 
     
 ↑犬とボール遊び。   ↑朝の水泳かな。 
     
 ↑ボート。   ↑川岸を歩くのは気持ちよい。 
     
 ↑爽やかな洋服の女性たち    ↑ガゼボのようなアイスクリーム屋
     
 ↑色がアムール河と合わない気が。   ↑こんなのもありました。文字が読めないのでわからない。 
     
 ↑語らう人たち   ↑釣り人たち 
     
 ↑カヤックというんだっけ?気持ちよさそう!    ↑奥にはこれからいく大聖堂が見えている。
     
 ↑冬にはこの道まで雪が積もって一面真っ白になるそうだ。
 夏の今には想像できない。
   ↑景色が穏やかでなごむ。
     
     
     
     

■スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂


それから、スパソ・ブレオブラジェンスキー大聖堂へ。

近くまでいくと、なにやら声が聞こえる。

なんだろう。

中を覗くと大変たくさんの人が集まってきている。
神父さんがお話をしていて、人々がたくさん集まっている。

なにやら炊き出しではないが、サービスのようなものも用意してある台もあった。

そうだ、今日は日曜日、ミサが行われているんだ!


教会の周りには、中国人観光客と少人数の韓国人観光客がいて、彼らも様子を伺い、中に入ったりしているので、中に入ることは問題なかった。

がしかし、女性で頭にスカーフを巻いていない人はわれら観光客しかいなかった。

観光スポットとして大聖堂にきているというのが明らかで、ミサの最中なので中には入ったものの、端っこのほうから見るくらいしかできなかった。
中はミサの人たちで割りと混んでいる。

そんななか人を掻き分け前に出て行って、見たら満足で帰っていくなんてこと、やっぱりできないよね。
ミサに参列した経験はないので、ここロシアで少しだけでも体験できるだけでありがたい。

失礼なことにならないように気をつけて、ろうそくを一本だけ購入して灯りをともした。

それを点してしまうと、手にろうそくも頭にスカーフもない私はやっぱり邪魔にならないように早くお暇しようと思った。



教会の入り口には、やはりお恵みを、といった感じの人たちがいた。
体の不自由な人もいるようだが、普通に通行人とお話している。
暗い雰囲気はなかった。

そう、このスパソ・ブレオブラジェンスキー大聖堂、極東で一番大きな教会だということだけれど、中は確かに大きかった。

そして新しい教会なので綺麗で明るい。

ミサではない時ならゆっくり見れたかもしれないけれど、ミサを見れたことのほうが貴重だったかな!


     
     ↑スパソ・プレオブラジェンスキー大聖堂
   
 ↑高い建物がなくて、大河の広がる感じをもろに感じられる。    
     
     ↑ミサの様子を外からみたところ。
   
↑こちらは緑がいっぱい。   ↑大聖堂の裏からみた風景。街の方。 
     
 ↑こちらの川岸はわりと自然体だった。   ↑これはホテルなのかな?アムール河を背景にいいロケーションだ。
     
 ↑聖職者の人たちが帰るところに遭遇。    

キャンドル35ルーブル

歩いてホテルの方へ戻る。

チェックアウトして、駅行きバスの番号を聞いておいた。

お昼の場所までは歩いていくのですぐに乗らないのだけれど、英語ができる人たちが街中には皆無に近いので、いまこのホテルで聞きたいことを聞いておく方がよい。

彼らは親切に教えてくれた。マップもくれた。



■ルースキーで昼食


歩いてルースキーまで。向かいが公園のような緑のある空間があり、そこでは蚤の市みたいなのをしていた。
日本語の本とかおいてあって面白かった。

ここはロシアでヨーロッパなのだけれどアジアに近くて、私たちとの関係性も近いんだなと。
日本人が旅行に来てプレゼントしたり、置いていったりしたものもあるのかな。

     
 ↑なぜ撮ったのかちょっとあいまいだけど、
確か緑の多くてちょっと森みたいになっていたところだと思う。
   ↑エステのようなお店もあった。
     
 ↑と思えばすごく近代的な高層マンション。    ↑旅行スーツケースが空き地に捨てられていた。
     
 ↑こういう家も普通にあるんだよね。    ↑子供たちのプール。子供が遊ぶところは結構あるようだった。





さて、ルースキーは地下にある。
極東ロシアのレストラン、わりと地下にお店があることも多い。

入ると、廊下になっていたりしてすぐにお店につながっていないところも面白い。
冬寒いからなの?

レストランに入ると、ガラガラだった。
誰もいない。

フォークロアな衣装のウェイトレスさんがでてきてくれた。
誰もいないので適当に座る。

ウェイトレスさんは英語は多少できるようだが、本当に必要なことだけって感じだった。
相談しながら決められるほどの英語力をウェイトレスさんはもっていないようだったので、一人で真剣に選んで決まったら注文した。

今回は、ビーフストロガノフをメインにして、サラダがオリビエサラダ(これもロシアの伝統料理)、ウハー(魚のスープ)、飲み物はフレッシュオレンジジュースにした。


すると、コンプリメントといって小さなグラスに赤いお酒を入れてもってきてくれた。
なんのお酒だろう。私はお酒にめっぽう弱いけれど、飲みやすいお酒だったので少しずつ飲んだ。味はおいしい。

フレッシュオレンジジュースがでてきて、次にサラダのオリビエサラダが出てきた。

これは何か良くわかっていなかったのだけれど、ロシアの特徴のあるサラダだということで頼んだら、これがまたすごくおいしくてびっくりした。

じゃがいもやピクルス、お肉はロシアソーセージとか鶏肉とかを5mmくらいの大きさに切ってマヨネーズなどであえるというもの。

でてきたサラダは見た目も美しいし、味もとてもよくて一口で虜になってしまった!


次に出てきたのが、ウハー、魚のスープ。

日本料理でも使うような一人用鉄鍋みたいなのに入ってでてきた。
鮭やらタラやらのお魚がたくさん入っている。

とってもヘルシーで自分好みの材料だった。
が、お魚が一杯入っている割には味が薄くて物足りなかった。

テーブルにお塩が置いていないかとみてみたけれどなかった。
このお店の特徴なのかなぁ、私には薄かったな。

ウハーについている小さなピロシキみたいなもの、これはおいしかった。
それからウハーはこのお店では一杯のウォッカがセットになっている。

私はお酒が強くなくてウォッカをお昼から飲む勇気もなかったので、他のに変えてくれる?と注文のときに告げていた。
がしかし、ウェイトレスが持ってきたのはウォッカだった。
OKといいながら、理解していなかったよう。

もう一度、ウォッカは飲めないの、他の飲み物に変えてほしい、というと、なにやらきょとんとしている。
難しい注文だったか。

仕方がないので、もう一度いって、私は飲みかけの赤い色のお酒のグラスをさした。
これに変えて、と。

それは通じたみたいで、OK!といって持ってきてくれた。

英語通じる、にもいろんなレベルがあるのでコミュニケーション能力向上のよいレッスンになる。


がらがらの店内だったのだけれど、一人お客さんが入ってきた。
みると、日本人男性一人旅のようだ。

目が合ったが、挨拶とかも特になかった(ま、知らない人だし、当たり前だけど)
そして避けるように?私の席から死角になって見えないけれど、声だけは聞こえるという場所に座った。


しんとした店内。
そのテーブルの距離。
注文の内容とか全部聞こえちゃう。

ランチはないの?ときいていらっしゃるよう。
確かにお昼にはランチがどうとかってガイドブックに書いてあったような、しかし今日は日曜日だったな。

日曜日だからとかそういう理由もなく、ウェイトレスさんの回答はNOだけだった。

そして彼も一人でメニューと真剣に対面して自分で注文を選んでいた。
かなり時間がかかったようだった。
しかし何をしているのかは、こちらから見えない。

アプリで何か調べているのかもしれないし、仕事か何かを持ってきているのかもしれないし。

内心、日本人同士なのでちょっと挨拶でもできたらよかったかなとも思ったけれど、しない以上はお互いが気にならない程度の距離にいたかったかな。

見えないのに声だけ聞こえるとちょっと気まずい。
見えないから、目が合って挨拶するということもない。

まあ、一人旅とはこういうことの連続ではあるが。




続いてビーフストロガノフ。
注文のときにサイドディッシュは何にする?と聞かれて、ジャガイモ好きな私はマッシュポテトをお願いしていた。

でてきたビーフストロガノフは色合いが料理にしては地味で、面白い様相だったけれど、それは確かにビーフストロガノフとマッシュポテトであった。


マッシュポテトを頼んだ後ちょっと思った。
こちらのマッシュポテトってたぶん生クリームを使っているんだろうな。
とすると日本人のお腹にはちょっと重たいかなぁと。

実際食べてみて最初のうちはいいけれど、やっぱりもっとあっさりとしたサイドディッシュにするか、あるいはお肉はやめておくべきだったかもと思った。


うーん、お昼にしてはかなりヘビーな料理だったかも。

お肉とお魚料理を食べたということというよりも、ビーフストロガノフとマッシュポテトに入っていただろう生クリーム。
あれが一番重たかったのではないかと思う。

そういえばパンはでてこなかった。
このお店ではパンは注文しないとでてこないのかもしれない。


デザート?って店員さんに聞かれたけれど、お腹いっぱいなのでお断りした。

するとOKといってお勘定を計算してもってきてくれた。


そうだなぁ、昨日の夜に訪れたアムールと比べると、個人的にはアムールの方が好きだな。
お店の雰囲気が断然オシャレだし、こちらはお昼だからかガラガラで観光客メインなのかなって思った。

同じ料理を食べ比べしたわけではないのでわからないけれど、ルースキーのオリビエサラダはおいしかった。
アムールのニシンの前菜は最高に感激した。ボルシチもかなりよかった。パンもついてきた。

料理も、アムールの方が私好みだったかな。

     
 ↑レストランルースキー到着。これでルースキーと読むというのだから
キリル文字って不思議。
   ↑中国語でロシアレストランと書いてある。
     
 ↑英語はRusskiyなんだね。日本語は、レストランはロシア、なんだね。
なぜ、ロシアレストランとかロシアンレストランではないのかな
  ↑中のインテリア。地下なので窓なし。 
     
 ↑頼んだオレンジジュースと、サービスの赤いお酒。   ↑絶品だったオリビエサラダ。
     
 ↑崩してみたところ。とっても小さいさいの目にカットされている。   ↑魚のスープ(ウハー)お魚とたまねぎたっぷり。 
     
 ↑スープについてきたミニピロシキみたいなの。   ↑中はこんなかんじ。 
     
 ↑お魚の切り身がかなりたくさん入っている。   ↑白身の魚も。 
     
 ↑メインのビーフストロガノフ。サイドディッシュのマッシュポテトをはさむ
ような形での盛り付け。崩れたソフト団子みたいな立ち位置(笑)
グリーンの盛り付けも一つだけ外れている。
   

ルースキー
フレッシュオレンジジュース
ビーフストロガノフ
オリビエ
ウハー
2020ルーブル



■バス

昼食の後は市内観光の続き。ハバロフスク駅に行ってみる。
ホテルできいたバスの番号のうちの一つ34番がちょうどバス停に入ってくるのが見えたので飛び乗った。

乗ると料金徴収の人が近づいてくるのでその人にお金を渡す。バスによって微妙に値段が違うようだが、大体22ルーブルだとか24ルーブルくらい。

バスの前方に値段が書かれた紙が張ってあったりする。
わからなければ50ルーブル札を出せばお釣りをもらえるのでそれでいくらだったかわかるだろう。

ハバロフスクも坂の多い町なのでやっぱりバスに乗れるときは乗ることをお勧めしたい。

慣れていないと全部歩いているだけで疲れてしまうだろう。
1泊2日とかの旅程ならそれでも大丈夫だろうけれど、3泊以上するなら毎日歩きはきついと思うな。
登山大好きな人なら問題ないかもしれない。

バスから車窓を楽しむのもよい。

 
 ↑ハバロフスクの駅前。

34番バス25ルーブル

■ハバロフスク駅観光。

駅到着。

ハバロフスク駅は、駅前にエロフェイ・ハバロフ像があり広場にもなっている。

中国人ツアー客がたくさんいた。
中国人のガイドさんがハバロフスクについて説明して、みんなはあちこちで写真を取りまくっている。
彼らは、どこでもこんな感じかな。

熱心に駅の観光をしているので彼らはシベリア鉄道には乗らないのかな。
思えば、大陸在住の中国人はシベリア鉄道にロマンを抱かないと思う。

私が、なぜシベリア鉄道乗らないの?って反応を日本人から受けることがあったけれど、
私にとっては長距離鉄道って中国留学時代に何回か乗って、すでにもう飽きてしまった。

長距離の鉄道は結構することがなくてつまらないし、
学生時代にはいいものの、社会人となって年を重ねるとなかなかスタイルが合わなくなってしまう。

中国大陸の鉄道にロマンを感じないかといわれると、多少はあるけれど、やっぱりおトイレの清潔感だったり、
食べ物があまりよくなかったり、今は大いに改善しているのかもしれないけれど、そういうこと考えるとロマンは遠ざかる。

中国大陸で長距離鉄道に乗っている人は、きっとシベリアにきてシベリア鉄道に乗ってみたいと思わないと思うんだよな。
だから、駅舎などの建物の観光だけなのじゃないかなって。


プラットフォームまで行ってみる。

ロシアの駅のつくりはいまいちよくわからない。

メインの駅舎に入ったのだけれど、プラットフォームまでいけないのだよね。
二階まできて待合もあるのに。

外にでると、駅舎の裏側まで続く高架通路を発見。
それで線路を越えてプラットフォームまでいけるようになっているみたいだ。


階段を昇ると、路上じゃないけれど路上アーティストさんが。

ロシア語なのでわからないけれど歌うまいなぁと思ったが結構、若者ではなかったのでびっくり。
40代後半~50代くらいじゃないだろうか。

真剣に歌っててすごいと思う。


プラットフォームには列車が停まっていた。
人の行き来がある。しかしみんなのんびりしているので、停泊の時間は長いのだろうか。

しかし情報もなく、聞く人もいないのでよくわからず、通り行く人をみたり、写真を撮ったりしてすごした。


日本のプラットフォームの感覚とは全然違うよね。

まあ、大陸の長距離列車はやっぱり独特の雰囲気を持っているように思う。
機会があったら、また乗ってみてもいいかなぁ。

     
 ↑ハバロフスク駅舎とエロフェイ・ハバロフ像    ↑りりしくみえた鳩
     
 ↑ハバロフスク駅。色合いといいデザインといい、素敵!
ネオ・ロシア様式というらしいね。
   ↑鳩に囲まれてエロフェイ・ハバロフ像
     
 ↑やっぱりかわいい。    
     
 ↑この通路を通ってプラットフォームまでいく。   ↑貨物列車の中身も上から見えたりする。 
     
 ↑長いもんね、ロシアの鉄道。   ↑ 
     
 ↑プラットフォームを工事中なのかな。   ↑列車。 ウラジオストク行きのようだ。
     
 ↑プラットフォーム。    ↑市民と乗務員。
     
 ↑構内の売店。人がみえないけど商品はよく見えるね!    ↑階段で二階へ行ってみる。
     
 ↑二階の待合から駅前の広場をみる。
エロフェイ・ハバロフ像の存在感大!
   ↑工事中のところ。

■次の観光地

次はどこに行こうかと考えていたのだけれど、めぼしい観光は終わったので、平和慰霊公苑に行くことにした。
平和慰霊公苑にはシベリアでなくなった約6万人もの日本人抑留者の慰霊のために1995年に日本政府が建立したモニュメントと慰霊公苑があるらしい。

駅前のバス停から6番のバスで20分くらいのところで下車それから徒歩約8分とガイドブックに書かれていた。

ちょっと遠い感じはしたけれど、ちょうど駅にいることだし、バス停もすぐ傍にあるし、そしてそういう日本人抑留者の慰霊の場所の訪れてみたいと少し思っていた。

というのも、私の祖父がシベリア抑留から無事戻ってきた人だったからだ。

祖父は私が高校生のときに病気でなくなったので、戦争のこと、抑留されていたときのことなどの話を直接聞く機会がなかったのだが、
母からこんな話をきいた。

祖父は電気の仕事をしていたので、シベリアで機械が壊れてロシア人が直すことができなくて困っていたところ祖父がそれを直した。
そのことがあって、ロシア人も祖父にじゃがいもを持ってきてくれたりして、生き延びることができたとのこと。
多くの仲間がなくなっていく姿をみたとのこと。


大人になり、多少の歴史小説などを読むようになり、そのころのことについて、関心を持ち始めた。
悲しい過去ではあるけれど、そのころのこと本人から聞く機会があったなら、ききたかったと、今はすごく思う。


祖父が抑留されていた場所についてはよく知らない。
ハバロフスクからとても遠い場所なのかもしれない。

だけど、そうであっても多くの日本人が当時この地にいたということは事実なのだ。


現在のハバロフスクは、とても平和だ。
ウラジオストクも。

ロシアの人のこころの優しさは、言葉が通じなくても伝わってくる。

それは、私が自分でロシアに足を踏み入れることによって知った、大きなことだと思う。



さて、そういうことでバス停にて6番バス待つ。


バス停にはいくつかのバスが停車する。
ずっと前から停車していているバスもある。
発車時刻まで待っているのだろうか?それとも乗客が増えるのを待っているのだろうか?

私の待つ6番はなかなか来ない。

大体のバスは、来てそして乗客が乗ったら出発していくタイプだった。


結構待った。



6番のバスが来た!


バスは手前に他のバスが停まっているからだろうか、中途半端な斜め前みたいな位置に停車した。

私は急いでそこまで走っていった。


前方のドアと後方のドア、どちらも開いていたので近い後方のドアから乗ろうとした。


そのとき、



!!!


ドアが

目の前で閉まる。




ぶーんん!!!


そして行ってしまった!







私は呆然とする。

乗ろうとしたその瞬間にドアを閉められてそのまま置いていかれるなんて、そんな経験したことがない(と思う)



ショック。


だいぶ長い時間待った気分だったから。



なんか、なんともいえない気持ちになったので、近くにあったアイスクリーム屋でアイスクリームを食べることにした。

若い女の子、英語が少しは通じるかと思ったけれど、一言も英語はしゃべらない。

コーンはある?ってきいたら、これか?ってコーンを出していたから少しはわかるのか、それともロシア語でも似たような発音なのかな。


アイスの種類は迷って、3つくらいのトリプルを考えていたのだけれど、一つ指差したらそれの大きいのをどーんといれてくれて、
それで軽量して217ルーブルって言われた。

217ルーブル、思ったより高かったのでそれでOKした。

トリプルとかにしたら、もっと高くなりそうだった。
たぶん、味や数によって値段は変わらず、重さだけで決める感じがした。




味は、爽やかーで甘い感じ。
悪くないけれど、自分好みのバニラとかにしておけばよかったかなとちょっと思った。


アイスを食べて考える。


ドアの件、つぎの6番が来るまで待つのもなんか長くかかりそうだし、着いても徒歩で歩かなければならないし、
違うところに行くことにしようかと思った。

そういえば、極東美術館も候補として行ってみてもよいと思っていたんだった。

たしか博物館もあったし、スーパーでの買い物もしていなかったのでとりあえず市内の方へもどることにした。



日本人慰霊の地を訪れるのもとても価値のある行動だとは思った。

だけど、慰霊の気持ちを持ったり、過去のことに関心を持ち何かを行動することはさまざまな形があってよいとと思う。

日本に帰って、また歴史小説を読んだりして学んでみたいと思った。

 
 ↑バスに乗れなくて腹いせに買ったアイスクリーム。


アイス217ルーブル




■極東美術館

バスでメインストリートまでもどり、極東美術館を目指した。

マップアプリがあるので迷うことは無いけれど、ロシアの建物は文字が読めないと何がなんだかさっぱりわからない。
大きくデパートらしい看板がでていたり、美術館らしい表示があったりすることもないので住所の番地や難解なキリル文字で照合しなければならない。

チケット購入して中に入る。
中では履物にビニールカバーをつけなければならない。

そして大きな荷物は預けることができる。
スマホのカメラでの撮影はOKらしい。
一眼レフのカメラはだめのようで預けた。
このエリアの女性は英語ができた。

中に入る入り口のところ、各エリアの入り口、中にも係りの人がいるけれど、彼らは英語はできないようだった。
身振り手振りで、こっちです、って教えてくれる。

     
 ↑一目ではわからないが極東美術館。   ↑小さな入り口に、小さくかかれた極東美術館というロシア語。 
     
 ↑すごく気になって写真を撮った。男性の賢者かなと思ったけれど、   ↑こちらは違和感ない。 
     
 ↑イコンがたくさん。    ↑緑の壁がとても素敵だった。廊下や階段にも絵画が飾ってある。
     
 ↑階段のひかれたじゅうたん、シャンデリア。雰囲気たっぷり。    
     
 ↑階段のところの絵画。   ↑きれいなステンドグラスの窓。 
     
 ↑ここから民族的な展示。
トナカイだとかアザラシだとか極寒の地らしくてかわいらしかった。
   ↑すごくかわいいの。こちらも犬ぞりやトナカイが描かれている。
     
 ↑上は怪物?みたいなが、罠をしかけて人間がそれに引っかかっているような。
下は人々がテントのような住居に暮らしている様子。
   ↑人間と、そりの犬たち。小さいのにはボートに乗る人たち。
     
 ↑これも小さくてかわいかった。ボートに乗る人間、住居と番犬(?)   ↑もろ中国があった。 
     
 ↑窓からの眺め。アムール河と観覧車がみえる。   ↑淡いピンクの建物がかわいい。 
     
 ↑何種類からの動物のリアルファー(フェザーも)でできているのだけれど、
孔雀、鳩?狸?狼?とかだろうか
   ↑こちらもリアルファー。
     
 ↑これは何かの皮のようだ。   ↑説明書きには英語がなくて想像するしかない。
年代を見るとそれほど古いものではないような感じ。 
     
 ↑これもリアルファーなのだけれど、すごく立体的に白熊?アップリケ?
がつけられててよくできている。
   


■山内若菜展

なんと日本人の名前をここでみた。

福島の原発事故で被曝した牧場をテーマに創作している女性だそう。
お写真をみるとかなり若い女性にみえたけれど、40歳とのこと。

この絵画は、他に展示してある西洋絵画とは全然違うということもあるし、すごく力を感じた。

本当にすごいなぁと。同時に絵として色彩の美しさ、完成度みたいなのもすごく感じるた。

でもリアルな感じ、メッセージというのを強く感じた。

     
 ↑手前のは山内若菜さんではなく地元の子供たち?が描いたみたいな
感じだった。日本語もあった。
  ↑大きさも大きいのだけれど存在感がある。 
     
 ↑近くでみても、優しい感じと力強さがある。   ↑色合いが独特で、立体的 
     
 ↑コラージュ?というのかな、専門的なこと全然わからないけれど。    
     
 ↑こちらも壁一面の大きな作品。訴えかけるものがある。   ↑小さな作品にも命を感じる。 


極東美術館はとても楽しめた。

ロシアなので西洋絵画ばかりが並んでいるのかなと思ったけれどそんなことなくて、
昔の民族の衣装だったり、当時の生活が垣間見れる展示品も多くて、言葉がわからない私にも想像力をかきたたされ、楽しむことができた。

それぞれの展示物が多すぎないのもよい。
見学者もそれほどいないし、館員さんも自由に見させてくれる。

スマホでの撮影もしてもよいので、気になったものを写真に撮りながら、進んでいった。


極東美術館250ルーブル

     
 ↑極東美術館の向かいくらの建物。これは博物館かな?   ↑みつ編みがはやっているみたいで、お馬さんの尻尾のみつ編みだった 





■スーパーで買い物

極東美術館を見終わって、さて、何をすればよいのかわからなくなった。

特にあと見たいものもないし、観光地として適当なものも思いつかなかった。

坂道が非常に多い町を歩いているので足腰パンパンで、あまりぶらぶらしたい気もしなかった。


そういえば、ハバロフスクお勧めのカフェというのをネットでみたけれど、場所を確かめてみると少しあるかなければならなかった。

一日目なら大丈夫な距離だとは思ったけれど、今日はこれから空港いってウラジオストクまで飛んでそれからウラジオストクの宿までの移動がある。

歩くわけではないけれど、それを考えるとあまり遠くに歩いていく気にはならなかった。


荷物は増やしたくなかったけれど、明日買い物の時間とれなかったら困るのでちょっとだけスーパーで買い物することにした。


買い物するのは、主に自分用のお土産と、少量の周りの人に配るようにお土産。



ネットでみつけたロシアのお薦めの自分用お土産というのに、ボルシチのスープの素があった。
それを使うと、簡単にボルシチが作れるらしい。

日本でビーツを手にいれるのも大変だし、自分用に買って帰りたいと思ったのだけれど、みつからなかった。

このお店、綺麗に陳列してあるし、中は以外に商品の数が多くてボルシチの素もありそうだったのだけれど、みつからなかったなぁ。

お客さんも多くて繁盛しているのでお店の人も忙しそうでボルシチはあきらめてその他のものだけ買って帰ることにした。


今日飲むお水と、ワッフル、お土産のチョコレートなど。

エコバックを日本から持ってきていたのでちょうどよかった。袋は有料みたいだ。

     
 ↑周りの人に配るチョコレート。この顔のお菓子はいろいろ種類があり
微妙に中身も違っているようだった。
   
     
 ↑これのネットの情報でおいしいということだったので買ってみる。   ↑二段になっている。 


スーパー買い物。合計270ルーブル
水 25.5ルーブル
お土産用チョコ菓子 136ルーブル
お土産用ワッフル 108.5ルーブル


■ホテルに戻り空港へ移動

ホテルに荷物取りに行く。
1番トロリーバスの乗り場を教えてもらう。

1番のトロリーバス。

今回の料金徴収係の人は中年のひょろっとした男性だった。
電卓などは持たずにバス代を計算している。

途中5,6人の家族が乗ってきて全員まとめて支払うときは、係員も乗客も一瞬計算に戸惑っている様子だった。
私は数字が苦手だから、この仕事難しいだろうなぁと思った。

トロリーバスは市民の足のようで、いろいろな人が乗って降りて、それを見ているのも楽しかった。

どこかで長い荷物を持った夫婦が乗ってきたりした。
部屋の改修か修理に使うのだろう、とっても長くて置き場所に困っていた。

蘭の花を購入して持って帰っているおばさんも。
ロシアは冬は寒いから、寒いところに弱い蘭はもしかして枯れてしまうのかな、と思ったりしたが、
よく思えば冬場は暖房があるので部屋の中なら大丈夫なのかも。

さすがに外の花壇に植えられているたくさんの夏の花は、秋には枯れてしまうのだろうが。

     
 ↑これに行きも帰りもお世話になりました。1番のトロリーバス。
空港からハバロフスクまではこれがよい。
  ↑ハバロフスク空港。 

トロリーバス 24ルーブル


■ハバロフスク空港到着


空港に到着。

ウラジオストクに比べると、空港から市内への移動はハバロフスクの方が断然楽だ。

今日のウラジオストク空港着は夜なのでタクシーしかないだろうなぁと思うと、お昼の便がとれるように早く予約すればよかったと本当に後悔した。


ハバロフスク空港

ウラジオストク空港で私のパスポートの名前が修正してあるからとか、顔写真と本人が違うように見えるとかでとめられた行きさつがあるので、今回も早めに空港の中まで入る。

荷物検査の前にパスポートチェックがあって、そこで何か言われるかな?とどきどきしていたが何も言われなかった。

あっけなく荷物検査も終わる。


■ハバロフスク空港 ビジネスクラスラウンジ

ハバロフスク空港は小さいけれど、ビジネスラウンジはちゃんとあるようだ。

まあ、ビジネスクラスのお客さんがいるわけだからビジネスラウンジがない設定の空港というのは、あまりないのだろうね。


ハバロフスク空港でプライオリティーパスが使えるのかどうか、事前の下調べではよくわからなかったのだけれど、
ビジネスラウンジに行ってきいてみるとOKだった。

ラウンジの中は広いし、異空間のような現代的なインテリアでちょっとバー的な雰囲気もある。

映画を放映していたりもするし、かなりラウンジのレベル高いのでは?って思った。


食べ物の種類はそれほど多くはないけれど、一品一品のクオリティーは悪くなさそう。
ただ並べているだけではない。

味のほうもおいしかった。


ピロシキみたいなパンが甘いのしかなかったのがちょっと残念だけれど、
おかずはスープとミートボールがおいしかったのでそれはとてもよかった。
ミートボールはとなりにパスタがあって、パスタのソースとして食べるようなかんじだった。
その組み合わせも悪くなかった。

クッキーも甘いし、ロシアのラウンジでは甘いものの需要が高いのかなぁと思ってしまったり。

まあ、ゆっくりできたのでよかった。
お水も小さなボトルがあって携帯にもよい。

思うけど日本でも小さいボトルで安くておいしいミネラルウォーターが出回ればいいのに、って思う。



ラウンジは私が搭乗する階の上の階にあったのがちょっと大変だった。
というのも階段での上り下りだったから。

あと、wifiがちょっと問題だった。
wifiにアクセスするのに、自分の携帯から電話をかけないといけないのだ。

ロシア在住の人なら問題ないかもしれないけれど、私は海外で電話をかけることを想定していない。
料金いくらかかるのかわからないし、ずっと機内モードにしているつもりなのでwifiはあきらめた。

レンタルしてきたwifiがあるので問題はないのだけれど、ラウンジって無料wifiがあるものだと思っていたので、
そのアクセスの仕方がちょっとネックだね。


wifiのこと、電話をかける以外に何か方法がないのかと、カウンターの人にきいてみた。
ないとのこと。

そしてあなたのフライトの搭乗時間がきたので乗ってくださいといわれた。

ビジネスラウンジを利用する=ビジネスクラスという認識のようなので、通常のアナウンスよりも早い時期で案内してくれるみたいだ。

この辺のサービスの細やかさは今まで利用したラウンジは全部自己責任だったので、いいかんじはした。

まだまだ利用客が少なめだからできることなのかもしれないけれど。


ラウンジにあった飲み物食べ物
サラダ
ミートボールパスタ
黒っぽいミニパン
具沢山のスープ
シリアル二種
各種カットフルーツ
ジャム入りミニパン3種類
クッキー2種
紅茶、緑茶
その他


搭乗口までエレベーターで行こうと1階までおりると違う場所だった。

間違えた、と思って荷物をかかえて階段をあがる。するとそこが搭乗口だった。

よくわからないつくりになっている。


とりあえず搭乗。

かえりはS7航空のフライトだった。

特に変わったことはなかったかな。
やはり機内食にサンドウィッチがでた。

そしてそのパッケージには日本語が書かれていた。それはびっくりだったけれど。


あと時間が遅いのでサンドウィッチは食べるに持って帰る人も多いように見えた。私もそうした。

     
 ↑ビジネスクラスラウンジなんだけどすごくオシャレ。   ↑近未来的なスタイリッシュなのが人気なのかな。 
     
↑紅茶と、クッキー二種、パスタとミートボール、そしてパン。
ミートボールがおいしくておかわりした。
   ↑写真の関係で色黒になってしまっているけれど実物は焦げたような色ではなかった。読めないけど三種類あるようだ。全部甘い。
     
 ↑クッキー二種類。   ↑具沢山でおいしかったスープ。これもおかわりした。 

     
 ↑時間が来るまで檻に閉じ込められる感じ(笑)    ↑ウラル航空だって。ロシアのエカテリンブルクに本社を置く航空会社
だそうだけど、エカテリングルクってどこだろう。

■ウラジオストク空港

ウラジオストク空港到着した。


今回は国内線になるので、到着ロビーに入る前に小さなタクシーカウンターがあった。

そこで韓国人女性グループがなにやら交渉していた。


タクシーしかないのか、というようなことだと思う。
きっと彼女らもウラジオストク市内に行くだろうから、一緒に同乗できたら、って思ったけれど、すでに4人組だったので難しいかなとあきらめる。

到着ロビーにでて、タクシーカウンターにゆっくり向かった。

途中に同じくタクシーに乗る人がいれば声をかけたいかなと思っていた。


がしかし、どんなにのろのろ歩いても、タクシーカウンターに向かって歩いている人の姿はみかけなかった。

タクシーカウンターには一人の女性がカウンターの女性とおしゃべりをしていた。
お友達か同じく空港で働くスタッフかなと思った。

一応今の時間はタクシーしかないですか?ときいてみた。
ないと。

ウラジオストクの市内まで行きたい、というと1500ルーブルといわれた。
料金は表になっていて、これが正規料金のようだった。

ウラジオストクのどこか?ときかれたので、ホステルの住所をみせた。
OKと。

この間も誰もタクシーカウンターに現れない。
さきほどまでいた乗客はみんな各自自家用車で帰ったり、お迎えに来てもらったりしたのだろうか?

夏なのでこの時間でも夜遅いって感覚はないけれど、公共のバスはもうない。
ハバロフスクのトロリーバスは市民の足でもあるので夜かなり遅くまで走っているらしい。

ここウラジオストクの空港バスは、空港とウラジオストクを結ぶので終わりの時間が早いのか。
やはり、夜のフライトはいろいろと面倒だなぁ。

仕方がないので1500ルーブル支払う。ここはクレジットカード払いOK。

運転手は?と思うと、そのおしゃべりしていた女性が運転手だった。

女性の運転手というのは、女性の乗客にとっては安心度が高いのだけれど、反面率先して荷物を持ってくれたりしないので自分ががんばらないといけない。

まあ、お互い女性だからね。ドライバーだから荷物持って当然というのもおかしいし、仕方ないのだけどね。

     
 ↑ウラジオストク国際空港到着。今回何度も利用しているなぁ。    

タクシー1500ルーブル

■タクシーでホステルまで移動

彼女は無言で運転だった。

夜で交通量も少なく、すいすいと走っていったが、やはり距離は離れているので時間はかかる。

静かな人でよかったけどね。


市内に入った。
ホステルの場所のこと、聞いてくるかなと思ったけれど、彼女はもくもくと運転する。

そういえば、最初にナビを設定していたみたい。
カウンターで住所見せたときに覚えたなんててきぱきしているなと思ったけど、プロだもんね。

すると、着いたとのこと。


え?ホステルどこ?って感じだった。

降りてもホステルの看板見当たらない。ここで合っているの?ときくと、確かに住所はここだという。
そしてホステルが通りに面した場所ではなくて中にあるのじゃないかと。

でも、看板がなかったら中に入らないでしょう、普通。
確かに、地図では大きな道路に面しているのではなくて、ちょっと中に位置していた。
そして住所が微妙に二つあった。

二つの道路に面しているのでそういう住所になるのかなぁと思っていたけれど、どちらかが違っていたのか?

人がいたので、運転手さんがその人に中にホステルがあるかきいてくれた。

すると、あるという。

じゃあ、それだよ。と運転手さん。


私は、まだ確信持てないけれど、中に確かに建物はあるのでそれのどれかがホステルなのかもしれない。
行ってみないとわからないし、ということで運転手さんに、OK&さよならした。

運転手さんも、私が何か問題を抱えているなら助けてくれるだろうけれど、問題があるのかないのかまだふわふわした状況。
私が、奥まったところを歩いていって曲がり角を曲がったら、運転手さんも帰ってしまった。

さて、そこには、ホステルがあった。
名前はなんとも書いていないが確かにホステルのようだ。

しかし鍵がかかっている。

どうしようか?と思っていると、日本人みたいな人が開けてくれた。
彼は、ホステルの関係の人?よくわからないけれど、すぐにどこかに行ってしまった。

そして地下に受付があるようだったので荷物をもって階段降りる。

すると若い金髪でめがねの女性。ロシア人よりむしろドイツ人やスカンジナビア半島の国にみえる(あくまで私の感覚)

ここはホステル?ときくと、そうだと。そして、手続きをするからちょっとまってといった雰囲気だった。


そして、でもホステルの名前が書いていないのでやっぱりどうなのかなと思って、私の泊まるホステルの名前をいうと、違うと。

どうして、ここに来ちゃったの?と。


タクシードライバーがここに連れてきた。と私。

じゃあどこに行けばそのホテルにいけるの?



ちょっと待って教えてあげると。

そして階段をまた荷物をかかえて上がり、外にでて、ホステルへの道順を教えてくれた。
そしてホステルは二階にあると。表示があるから。とのこと。


ふう、やっぱり違うじゃないの~。


そして歩きにくい道を歩く。

そして確かに建物発見。二階というので螺旋階段を上る。

二階のピンポンを押す。


若いボブヘアーの女性が出る。ここはホステルですか?ときいたら、違う、と残念そうな顔。私も残念。ホステルはもう一階上だということ。

あの感じじゃ、ああいう間違いが多発して困っているのかもしれない。
確かに階段のところに何か矢印がしてあった。
なんとかはこちら、みたいな。

しかし、キリル文字は読めないので、どうしようもないでしょう。

上の階に到着。
ここにもキリル文字。

本当に最後までわかりづらい。

鍵がかかっているのでピンポン押して開けてもらう。

ここはホステル?YES

今度は私の泊まるホステルだった。


ああ、長旅~疲れた!


■ウラジオストクのホステル

部屋はさらに小さな内螺旋階段を上がって上の階にあった。

その時間帯はおじさんがいたので荷物を運んでくれたけれど、他の時間帯は大体女性一人が小さな机に座っていた。


チェックインはすぐにできたのだけれど、支払いはクレジットカードはだめ現金のみと言われた。
現金を今もっていないと言ったら、じゃあ明日でいいので現金で支払ってとのこと。

今回の旅で最初のホステルはカードOKだったので、ここだけカード不可だった。
もしかして予約サイトに書いていたのかもしれないけれど、見落としていたのか、よく見ていなかったか。
ここにはクレジットカード決済をする機械がないって。

     
 ↑夜だったので次の日撮影したけれど、これが建物に外壁に描かれて
いてかわいい。
   ↑下の階は普通の住宅。ホステルはこの上の階と張ってあるのだけれど
キリル文字読めない私は間違ってしまった。
     
 ↑これがホステルの入り口。英語がなくてわかりづらかったよ。    
     
 ↑部屋、広さはかなりあるが。カーテン一部とれてたりする。   ↑右が入り口のドア、左はワードローブ。 
     
 ↑大きなベッドに、脇にはソファもあり座るところは十分。   ↑ちょいごわごわのタオルとアメニティー。ベッドカバーと同化しそうな柄 
     
 ↑窓から眺め。うーん。   ↑ このエリアへの出入り口は一つではないみたいだったけれど
よくわからなかった。

部屋に入る。

お部屋の広さは一人には十分すぎるくらい広い。

大きなベッドの他にソファもあるので座るところはたくさんある。
カーテンがおかしくなっているところあり、
クローゼットをあけると、ハンガーが変な風にかけてあり、なぞのブルーの不織布が置いてあった。

タオルはあかすりにつかえそうなソフトではないタオルで柄物。
ベッドカバーも柄物で、ここのインテリアは柄嗜好なのかな?

個人的にはベッドリネンの柔軟剤の匂いが少し強すぎるように思った。

香りが強いということと、リネンの枚数を見るとどうみてみ頻繁に洗っている感じではなったのでちょっと気になった。
なら、ホステルじゃなくてホテルに宿泊したほうがよいのでは?といわれそうなのだが、
ロシアのホステルは評判が悪くなくて一度体験したいなぁと思っていたので今回の旅ではホステルを利用したのだった。

初日のホステルも似ていると言えば似ているけれど、あちらのほうが清潔感はあったかなと思う。
柔軟剤の匂いはあちらのホステルは気にならなかった。

このホステルは二泊して、初日のホステルは一泊だったので比べられないのだけれど、
このホステルはベッドメイキングはなかった。
チェックアウトするまでベッドメイキングしないシステムなのかな?

あと気になるのが鍵がちゃがちゃの音。

鍵を右廻したら開くのかそれとも施錠になるのか、何度やってもわからず毎回がちゃがちゃがちゃがちゃ。
隣の部屋の人も同じような状況でよくがちゃがちゃが聞こえる。

隣の部屋は中年の韓国人夫婦みたいでしゃべり声がよくきこえた。

ホステル経験が少ないのでよくわからないけれど、若い人というよりは中高年がとまっているのをよくみた。

シャワーがあかないなと待っていたら、ロシア人らしきおじいさんがでてきたし、
子供連れの利用者もいた。
たぶんほとんどロシア人が使うのだろうね。

外国人はとなりの韓国人と、あとはわからないなぁ。
このホステルは日本のガイドブックには載っていないので日本人は少ないだろうと思う。

とにかく交流のないホステルだった。
廊下のところにキッチンみたいなのがあるのだけれど、使っている人みなかった。
お水や飲み物サービスなどがなかったし、使う機会少ないよね。

お風呂、トイレのクオリティーはどちらのホステルも同じくらいかな。


さて、部屋にて疲れた体を休める。

今日は疲れたーってかんじ。 

おやすみ。明日はついに観光最終日になる。

大分足腰疲れている。あと少しがんばれるかな。


ホステル5000ルーブル2泊、クレジットカード不可

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